登録日:2018/12/20 (木曜日) 12:29:47
更新日:2024/04/07 Sun 14:16:08
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トゥインキーとは、主にアメリカ国内で発売されているケーキ系統のお菓子の一種である。
発売元はホステス社。
一箱10本入りで売られている事もあり、箱にはカウボーイ姿のトゥインキーのキャラクターが印刷されているのが特徴。
◆概要
戦争の真っ只中である1930年代に、アメリカのケーキ工場の責任者によって編み出された。
10分間焼き上げた、黄金色に輝く小型のケーキスポンジの中には、クリームフィリングがタップリ詰まっている。
サクッと一口食べれば、アラ不思議。
しょっぱさの入り交じるサクサクとしたケーキスポンジに、ドロッとしたクリームフィリングの甘さが絶妙なデュエットが、お口の中で奏でられていく…。
まさにトゥインキーの旨さは、世界一ィィィィ!
戦時中に誕生したお菓子の爆発力は、伊達ではない。
まさに、「食べられる金の延べ棒」或いは「食べられる黄金のダイナマイト」である。
◆バリエーション
バニラ味のクリームフィリングが入った、一般的なトゥインキー。
戦時中、後述のバナナ味が生産困難に陥った際に編み出され、爆発的なヒットを遂げた。
結果、トゥインキーといえば、このノーマルタイプが主流となった。
バナナ味のクリームフィリングが入ったトゥインキー。
実はこれこそ、元祖トゥインキーである。
そう、トゥインキー発売当初は、このバナナ味が一般的であったが、戦時中は食品輸入に規制が掛かり、バナナが入手困難に陥ってしまった。
なん………だと……(ザワザワ)
「トゥインキーが食べれなくなる……。」
当時のチビッ子達は、そう嘆いていたに違いない…。
そこで誕生したのが、バニラ味のクリームフィリングを使用した、前述のノーマルタイプのトゥインキーである。
「やった!これでトゥインキーがまた食べられる!!」
当時のチビッ子達は、そう歓喜していただろう。
戦後、このバナナ味は『元祖トゥインキー』と銘打って復刻した。
グランパ「わしらが子供の頃は、このバナナ味が一般的じゃったんじゃよ。なぁ、婆さん。」
グランマ「ええ、そうよ。でもあの頃は戦時中だったから、バナナが入手困難に陥ってしまったのよ。
そこで誕生したのが、このバニラ味なのよ。」
孫「へぇ、すごーい。」
アメリカの家庭内では、祖父母と孫の間でこんなやり取りが成されている……ハズ。
ノーマルタイプのトゥインキーに
チョコレートをかけたタイプ。
トゥインキーとチョコレートの絶妙なコラボが織り成すデュエット……。
しかし、トゥインキーは後述の様に「甘すぎる」との意見もある為、「使用するチョコレートはノンシュガーを」との意見もあるとかないとか。
クリームの中に苺を使用したトゥインキー。
あれ?それなら普通にストロベリートゥインキーでよくね?
しかし、同じフルーツ系統のトゥインキーでも、バナナ味とは違って評判がよくなかったらしく、今では生産中止になってしまった……。
◆味とカロリー
アメリカ人のソウルフードともいえるこのトゥインキー。
味の方は……甘い、甘すぎる。
また、油分も半端ないため、まさに「カロリーの爆弾」「砂糖と油の暴力」とまで言われている。
その為、「トゥインキーは一日一本」がモットーとされている。
ちなみにトゥインキー一本のカロリーは、145kcalとされている為、それが10入りで売られているとなると…。
流石はトゥインキー、戦時中に誕生したお菓子の爆発力は(ry
その為、トゥインキーを食べる際は、ブラックコーヒーか、ストレートの紅茶、そして緑茶等、兎に角お茶系の飲み物がベストとされている。
日本でいう所のお茶菓子の様な物である。
◆日本での評判
映画『ゾンビランド』に憧れ、Amazon等の通販サイトで購入したユーザーはそれなりにいるらしい。
「タラハシーの物真似をしながら食ってます!」「上手い、上手すぎる!これがメリケンの味なのか!」「爆発する様な上手さだ!」「タラハシーの気分が味わえて良かったです。」
等々といった好評価がある一方で、
「甘いのかしょっぱいのかよく解らない」「一本でギブアップしました」「
ジンギスカンキャラメルとは良い勝負」「襖の様な味がする」
等々といったやや厳しめな意見もある。
これも、日本人とアメリカ人の味の嗜好などの違い故か。
◆含有成分・原材料・添加物
栄養強化小麦粉、砂糖、コーンシロップ、高果糖コーンシロップ、植物性または動物性ショートニング、デキストロース、鶏卵、コーンスターチ、
カルボキシメチルセルロース、乳精、膨張剤(第一リン酸カルシウム、重曹、リン酸ナトリウム)、塩、トウモロコシ粉、
モノアシルグリセロールとジアシルグリセロール、大豆レシチン、ポリソルベート60、デキストリン、カゼイン酸カルシウム、
乳酸ステアリン酸ナトリウム、小麦グルテン、硫酸カルシウム、天然および合成着香料、カラメル色素、ソルビン酸(保存料)、
合成着色料(黄色5号、赤色20号)
(引用:wikipedia)
「トゥインキーは30年経っても痛まない」という都市伝説がある。
これは、「トゥインキーはほぼ小麦粉と油で出来ているから」等という概念かららしいが、ある実験では、
「ケーキスポンジが脆くなり、中のクリームフィリングがアルコールになった」
という結果が発表されている。
◆トゥインキーが出てくる映画
上記の都市伝説を反映し、最強(凶?)の食べ物として登場する事が多い。
トゥインキーが出てくる映画の中では、恐らく本作が一番知名度高いであろう。
主要人物のひとりであるタラハシーが、トゥインキーの大ファンであり、トゥインキーを求めて旅をしている。
なお、彼が好きなのはあくまでもトゥインキーである為、間違ってもスノーボールを渡してはいけない。
何故ならタラハシーは、ココナッツの食感が全くダメで、このスノーボールも例外ではないからである。
タラハシー「ザッケンナコラー!俺が食いたいのはトゥインキーであって、スノーボールじゃねぇんだよ!」
主人公「ええっ!?こんなに上手いのに?」
タラハシー「俺は、ココナッツのあの食感がダメなんだよ!」
ちなみにスノーボールとは、バニラ味のクリームフィリングを注入した丸型のチョコケーキをマシュマロでコーティングし、その上にカラフルなココナッツをまぶした物である。
上記の都市伝説を反映して、トゥインキーが火酒、コーングリッツと共に長期保存食品の一員として登場している。
火酒「我等は長期保存食品だ。」
トゥインキー「消費期限の心配がないワケ。」
火酒「我等は不滅だ。」
科学者がお化けのエネルギーをトゥインキー一本に例えて説明している。
あらゆる食べ物を腐食させてしまう能力を持つヴィラン、ブラックアウト。
上記の都市伝説を反映し、トゥインキーだけは傷まなかった為、食べる事が出来た。
パウエル巡査部長の大好物として登場。
トゥインキーを幾つも買い込み、勤務中にも食べていた。
◆エピソード
日本人フードファイターの小林尊は、トゥインキーを十本以上も平らげ、世界記録を達成した。
アメリカのとある大学教授は自ら被験者となり、トゥインキーダイエットを実行した。
流石に家族の前では野菜を食べたが。
二週間後、体重は減っていたが、教授にとってはやや複雑であったらしく、絶対にマネをしない様に警告していた。
『今夜はビート・イット』のパロディ『今夜はイート・イット』を歌った事で知られるアル・ヤンコビックは、トゥインキーを使用したオリジナルレシピを堪能している。
トゥインキーに
ソーセージを挟み、その上からイージーチーズをタップリかけるという物。
最近はベジタリアンに転向したらしく、挟む物を豆腐ソーセージに変えたらしい。
1978年11月27日、当時のサンフランシスコ市長ジョージ・モスコー二と市議会議員のひとりハーヴィ・ミルクが殺害されるというショッキングな事件を引き起こしたダン・ホワイトの裁判の抗弁として有名になった言葉。
犯人が「ジャンクフードの過食のし過ぎで正常な判断力を失っていた」という理由で減刑になった。
それ以後、同様の手法による弁護が盛んに用いられるようになったため、
高タンパクかつ高カロリーかつ高糖分……いわばジャンクなお菓子の代表格的なトゥインキーになぞらえてこう呼ぶようになったという。
上記の事件では、裁判にかかわった12人の陪審員たちが自由主義者かつ同性愛者であったハーヴィに対する反感と偏見を持っていたことが
背景にあるとされてるが、そうした事情はさておくとしても、「ジャンクフードの過食が犯罪に結びつくなどありえない」とは決して言いきれない。
実際、精製された白砂糖や小麦は急激に血糖値を上昇させ、急激な血糖値の上昇を抑えるためにインスリンが短時間で大量分泌されるため、
体に多大な負荷がかかり、特に、イライラしたり落ち込んだりなど精神面・情緒面で非常に不安定になりやすくなってしまう。
これが「食生活が乱れるとキレやすくなる」というフレーズの詳細なメカニズムである。
(あなたの周りにキレやすい人がいるのなら、それとなくその人の食生活を観察してみるとよい。
また、自分がキレやすいという自覚がある、もしくはキレやすくなったと周囲に言われるようになったなと感じたなら、食生活を振り返ってみよう)
また、精製された白い食品は特に糖質の純度が高まるため、それに伴って依存度も飛躍的に高まってしまうので悪循環に陥ってしまう。
太るだけでなく、血糖値の急激な変動に伴う精神面の不調の原因になってしまう上に中毒でスパイラルから抜け出せなくなってしまうので、
トゥインキーに限らず、市販の甘いお菓子やジャンクフードの食べ過ぎにはくれぐれも注意。
食べたいのなら存分に食べればよいが、何事もほどほどに。バランスが大事である。
健康よりも快楽に殉じるのが本望ならそれもまたよし。
しかし、たばこや酒と同じように、自分の快楽によって周りの人に迷惑をかけてはいけないのだ。
追記・修正はタラハシーの物真似でトゥインキーを食べながらお願いします。
- 1930年は第二次大戦の9年前で、戦争は始まってないから修正したほうがいいよ。 -- 名無しさん (2018-12-20 12:49:40)
- ゾンビランド2、制作決定してたのか! キャスト続投! 最高だな! -- 名無しさん (2018-12-20 13:00:56)
- 前に立ってなかったっけ?気のせいか -- 名無しさん (2018-12-20 13:30:09)
- 前のはウィキペ盗用判定で削除されてたよ。 -- 名無しさん (2018-12-20 15:22:13)
- 凄い甘くて甘党の俺には至高の品 -- 名無しさん (2018-12-21 15:55:18)
- 食べるのにお茶かコーヒー必要? -- 名無しさん (2020-04-27 22:02:40)
- 元祖はバナナクリームで、戦時中のバナナ不足でバニラクリームに変わったとかいう話はあるね。信憑性は保障できないけど -- 名無しさん (2020-10-23 12:27:53)
- 透明人間の映画インビジブルではセバスチャンの大好物。 -- 名無しさん (2022-01-07 20:50:23)
最終更新:2024年04月07日 14:16