アンドルフ(スターフォックス)

登録日:2018/12/22(土) 02:19:50
更新日:2025/03/08 Sat 17:13:18
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待っていたぞスターフォックス

この宇宙を支配するのは偉大な頭脳を持つ私


アンドルフとは、ゲーム『スターフォックスシリーズ』に登場するキャラクター。
ゲーム内では主にラスボスとして登場する。

CV:郷里大輔(64日本語版)、最上嗣生(3DS日本語版)、リック・メイ(64英語版)、ジャズ・アダムス(3DS英語版)、ダンカン・ボットウッド(アドベンチャー)


概要

SFC版・『64』版以降の作品では設定が若干異なるが、共通してスターフォックスの最大の敵として描かれている。
因みによく名称を「アンドフ」と間違われることが多い。しかし、日本国外では"Andross"(アンドロス)という表記に変更されている。
甥であるアンドリュー・オイッコニーからは「アンドルフおじさん」とも呼ばれている。
他にも、「Dr.アンドルフ」「アンドルフ皇帝」など様々な呼び名を持つ。


SFC版での設定

惑星ベノムを拠点にしている悪の天才科学者で、自身の開発した兵器群による圧倒的な軍事力によってライラット系の支配を目論む。
このSFC版では、主人公フォックス・マクラウドの父であるフォックス・シニアを死に追いやった原因を作った、謂わばフォックスにとって父の仇という設定。

最終的にアンドルフの顔の形をしたポリゴン状の巨大コンピューター「メインコントロールブレイン」がラスボスとして登場。
目や口からポリゴン板を吐く攻撃が主だが、スターフォックスを真の脅威と認めた時だけ更なる姿に変形する。
アンドルフ本人はこのブレインに自軍の指揮を任せており、自身は決して表に出ることはない。

後のスマブラシリーズではこのポリゴン姿がアシストフィギュアとして参戦し、呼び出されると画面奥からポリゴン板を吐いてファイターを妨害する。

SFC版の直接の続編として作られ、一度はお蔵入りとなるも20年以上の時を経て陽の目を見た『スターフォックス2』でも、引き続きライラット系に侵略の手を伸ばす。
こちらではゲーム開始時に宣戦布告したり、刻々と変化する戦況への反応があったりと全編に渡って存在感が増している。

ラスボスとしてはまず敵要塞の中枢部にてコアの姿で現れ*1、そこでの攻防の後に引っ込んだ先の空間で赤青2色の仮面の形をした装甲を纏い、そこで本格的に戦闘開始となる。
こちらでも本気を出したときにのみ見せる最終形態がある*2


『64』版以降の設定

フォックス率いる雇われ遊撃隊・スターフォックスの最大の敵。

猿の姿をした天才科学者で、恒星ライラット系の惑星コーネリアの出身。
元々はコーネリア防衛軍科学研究所に勤めていた経歴を持ち、幼い頃から天才的な頭脳を持つ逸材として異彩を放ち、将来を嘱望されていた。
特に物理学や生物学などの幅広い分野に精通し、その優れた頭脳によって様々な装置や兵器などを開発していた程である。
アーウィンやウルフェンなどに搭載されている反重力発生装置「G-ディフューザーシステム」は、アンドルフが発明・開発したもの。

しかし過激すぎる発明や危険な実験を繰り返していたことも事実で、天才科学者という立場も相まってか疎まれることも少なくなかった。
平和を求める惑星コーネリアの人々は、やがてアンドルフの研究や開発を問題視するようになり、彼の発明を受け入れなくなってしまう。

アンドルフ本人は純粋にコーネリアの発展の為に尽くしてきたつもりだったが、誰も自身の考えを理解してくれない現状から周囲を恨み憎しむようになり、徐々に性格が歪んでいってしまう。

やがて、アンドルフは自ら開発した兵器を使ってクーデターを引き起こし、コーネリアに対する復讐を目論んだ。
しかしクーデターは失敗に終わり、アンドルフは危険人物としての烙印を押され、惑星ベノムに追放されてしまう。

アンドルフが追放された惑星ベノムは、高濃度の硝酸の海や極度に薄い酸素濃度など、とても生物が生きられない厳しい環境の惑星だったが、
自身の考えを理解せず、あまつさえ追放したコーネリアの人々を憎むアンドルフは、その恨みや怒りを糧に数年かけてベノムを軍事基地に改造、再びコーネリアに牙をむくことになる。

最終的に惑星ベノムにおいて、自身をバイオウェポンとして生体改造を施した「巨大な顔と両手だけの姿(デスタムーアに近い)」となって登場。やはり、この姿の方が有名だろうか。
ラスボスとしてスターフォックスの前に立ち塞がるが、最後は脳と目玉だけの本体「アンドルフ・ブレイン」(場合によっては「アンドルフ・ダミー」というロボット)を破壊されたことで倒された……










……かに思われたが、『64』の続編となる『スターフォックスアドベンチャー』において、実は生存していたことが判明。
しかし、肉体(はっきりとした実体)を持たない精神(または魂)だけの存在になっており、自身の復活のためにダイナソープラネット(後のサウリア)で暗躍。
ダイナソープラネットの支配を企むスケール将軍を裏でコントロールし、フォックスやクリスタルの行動をも利用していた。
フォックスの前には、ダイナソープラネットの神である「クラゾア神」の幻影となって現れ、自身の復活に必要な「クラゾアスピリット」を集めるように指示していた。

最終的にスケール将軍を用済みとして始末し、フォックスに集めさせたクラゾアスピリットとクリスタルの超能力を使い、クラゾア神の像の頭部を依り代として復活。
宇宙空間において、アーウィンで追ってきたフォックスと戦い彼を苦戦させるが、フォックスのピンチを救うために戻って来たファルコに阻まれ、
最後は『64』同様に弱点の脳髄を破壊され、苦悶の表情を浮かべて爆散した。

余談だが、スターウルフの(元)メンバーの一人であるアンドリュー・オイッコニーは彼のコネで入隊したのだが、
アンドリューが自分から名前をちらつかせて加入したわけではなく、わざわざアンドルフがピグマを介して直接入隊させていたとのこと。
しかも彼の加入に伴ってスターウルフはアンドルフ軍から莫大な技術的・金銭的支援を受けることが出来た。
言い換えるとアンドルフは甥のため様々な方面からサポートを行っていたことがわかる為、物議を醸す『コマンド』の描写を抜きにしても、少なくとも最初期から身内には優しい性格だったことが窺える。

『コマンド』での設定

亡霊として登場し、さらに彼の孫であるアッシュ・ボウマンが登場。
孫に敵を倒すアドバイスをしたり、孫が攻撃されると怒るという祖父らしさを見せる。

ちなみにコーネリア防衛軍の新米兵士として活動している孫だが、エンディングによって彼の運命が変わり、場合によってはアンドルフのように悪の道に堕ち、ベノムが再び銀河の脅威になってしまう。

余談だが、この作品でアンドルフのフルネームは「アンドルフ・ボウマン」なのではないか?という説が浮上したが、スタッフによるとフルネームは存在しない模様

『ゼロ』での設定

概ねの設定は64版とほぼ同じ。こちらでは平和利用目的で開発された転送装置を独占しようとしたことで異空間に追放された。

戦闘時は64版と同じ巨大な顔で登場するが、近くにくると正体を現す。その正体は銀色のロボット
本人が搭乗しているのか、SFC版のような影武者なのか不明。


『スマブラ』での活躍

上述のように『スマブラX』以降はアシストやフィギュアで登場。
スマブラSP』ではSFC版と64版の姿がスピリットで登場。

SFC版の姿は呼び出しのみ入手可能なスピリットでポリゴンと「X(エックス)」の司令官の台座を組み合わせると召還できる。
性能は階級HOPE投げ属性のアタッカーでスロットは2。

64版の姿はスピリッツバトルがあり、顔と名前が似てるガノンドロフに乗り移って惑星ベノムで戦う。
互いにふわふわしたジャンプになるが、アシストでSFC版のアンドルフが妨害してくる。
アンドルフは撃墜できない上、試合が終わるまでずっと妨害してくるので非常に厄介なため自分の得意なファイターや戦法に合ったスキルを選んで挑むべし。
スピリットとしての性能は階級がACE以外はSFC版の姿と同じだが超化できるスピリットのひとつで超化させるとアンドルフ・ブレインの姿に変わり、階級はLEGENDに上がりピンチでいろいろ強化のスキルが加わる。

ちなみに甥のアンドリュー、孫のアッシュもスピリットで登場している。



追記・修正は惑星ベノムに追放されてからお願いします。

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最終更新:2025年03月08日 17:13

*1 前作の最後でも出ていた、全面にアンドルフの顔を映した立方体。

*2 実のところ、64版以降でおなじみとなったあの姿の原型だったりする。