武威(幽☆遊☆白書)

登録日:2019/05/01 (水) 10:11:10
更新日:2025/05/09 Fri 17:11:34
所要時間:約 4 分で読めます





鎧は普通 外からの攻撃を防ぐためにつける

オレは少し違う

自分の力を抑えるために着ている

自分でも止められないおそろしい力をな


武威(ぶい)とは、幽☆遊☆白書の登場人物の一人。

CV:金尾哲夫(一部ゲーム作品では若本規夫)

目次


人物

戸愚呂チームの一員で、を身につけた妖怪。
普段は重厚な鎧に身を包んでおり、巨大なを使って戦闘を行う。
しかしこの鎧は、本来「武装闘気(バトルオーラ)」を抑制するための枷のようなものであり、本気になった時には鎧を脱ぎ捨てて闘気を纏い戦う。
ちなみに素顔は水色の短髪の男性で、長身で筋肉質な体格をしている。
眉間には、☓型の大きな傷がついており、これは過去に戸愚呂兄弟と戦った時についたものである。アニメ版でその時の戦闘の様子が描かれている。

とても寡黙な人物で、鎧を身につけている時は滅多に言葉を発さない。
しかし鎧を取ると普通に喋るようになる。ちなみに結構渋くて良い声らしい。
アニメ版では短気な性格と自称していた。

かつて鴉と共に戸愚呂兄弟に戦いを挑んだ事がある。
その際に敗れてしまうが、鍛えればいつか戸愚呂を越える事ができるはずだと考え、戸愚呂と再戦する事だけを目標に腕を磨き続け、現在の強さを身につけた。
現在は戸愚呂と行動を共にしているが、と同様に普段から彼らの事を狙っている。
ちなみに鴉とは長い付き合いである模様。


能力

自分の身長ほどはある巨大な斧を片手で振り回せるほどの怪力の持ち主。
彼と戦った鬼連邪は「間合いさえ詰めればのほうが早い」と見て勝負を挑んだが、鬼連邪が斬鉄岩剣を振りかぶって目の前まで迫った状態から、武威はそれより早く地面に突き刺さった斧を振るい、鬼連邪を粉砕してしまった。
大抵の相手なら単純な力押しで難なく勝利できるが、それでは不足と判断すると鎧を脱ぎ捨てて本気モードとなる。
この鎧は数百キロの重さがあるが、これは前述のとおり体中からあふれ出す闘気を抑えておくための重石のようなものであり、鎧を脱ぐと凄まじい量の闘気を体中から発するようになる。*1
この闘気こそが、彼の真の鎧である。
彼の凄まじい闘気を見た蔵馬からは「実力者」と評されていた。


技・武器


鎧に身を包んでいる時に使用するメイン武器。
どこに収納しているのか、必要な時に手に出現させることが可能でたとえ破壊されてもすぐに代わりの斧を出現させる。アニメ版によると大きさも自在に変えられるらしい。
大抵の相手はこれを使った攻撃で軽く撃破できる。
単純に斧を振る以外にも、それでリングの石版や岩を剥がし、それを投げつけて攻撃するという芸当も可能。アニメ版では斧そのものを投げつけていた。
ちなみにこの大斧には妖気は通っていない。

  • 武装闘気(バトルオーラ)
鎧を脱ぎ捨てた武威が身に纏う闘気の鎧。
闘気を身に纏うと宙に浮くようになり、飛影が極めた炎殺黒龍波も、正面から受け止め防ぎきっている。
蔵馬曰く「これほどのものは初めて見る」とのことだが、蔵馬が元々A級妖怪だった事を考えるとこれは凄いことではないだろうか。


活躍


・暗黒武術会編

戸愚呂チームの一員として暗黒武術会に参加。
五連邪チーム戦では、圧倒的な戦闘力で鬼連邪を難なく倒す。
その後は鴉と共に蔵馬達の前に現れるも、蔵馬を挑発する鴉とは違い、蔵馬の気を引くために壁を殴った程度で特に何も言わずに去っていった。

決勝戦では次鋒として飛影と対戦。
まずは本気を出さずに斧を使って攻撃するも、彼に斧を振り下ろそうとした瞬間に簡単に斧を溶かされてしまう。
これにより鎧をつけたままで勝てるような相手ではないと判断し、鎧を脱ぎ捨て武装闘気を纏い本気となる。
炎殺黒龍波を防ぎきれば、跳ね返された黒龍は術師に帰り飛影は自滅すると見て、彼が炎殺黒龍波を撃ってくると闘気を解放し防御に徹する。
そして黒龍波を防ぎきり跳ね返した事で勝利を確信するが、飛影は跳ね返った黒龍の莫大なエネルギーを吸収し更なるパワーアップを果たしてしまう。
飛影の予想外のパワーアップに動揺し思わず殴りかかるが全く通用せず*2、逆に飛影のパンチで吹き飛ばされ観客席に突っ込む。
その攻撃により戦闘不能となり、負けを認めて次のように語った。

オレがかつて戸愚呂と戦って敗れた時……
オレはまだ強くなる可能性があった

再戦を糧にオレは自分の限界まで強くなった…


戸愚呂はさらに強くなっていた

逆に力の差は圧倒的にひらいたのだ


そしてお前にも完全に負けた

もはや生きる意味もない

今回飛影に敗れた事により己の力の限界を感じ、「もはや生きる意味もない」と死を望むが、飛影に「死にたきゃ勝手に死ね」と見逃され*3、その間に10カウント負けとなった。

ちなみにこの飛影vs武威戦は、究極の名場面コンテストで2位に入っている。
飛影「ふん」 武威「えーん」

戸愚呂(弟)が敗北した際に姿を確認できるので武術会終了後も生き延びていると思われるが、その後の消息は不明。
本当にあれが限界だったのか、魔界編でも蔵馬の呼び出しに応じた妖怪達の中にいない。


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最終更新:2025年05月09日 17:11

*1 なお、この重い鎧を身につけている状態でも、素早く走ったり天高く跳んだりできる。

*2 アニメ版では暫くの間飛影を攻撃し続けており、その際に見せたアクロバティックな動きが一部で話題になった。

*3 ちなみに暗黒武術会で飛影と戦った中で唯一殺されなかった妖怪である。