カニタマ(ピクミン3)

登録日:2019/08/11 Sun 10:23:16
更新日:2025/02/11 Tue 08:32:07
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ピクミンシリーズに登場する原生生物。初出は『ピクミン3』。


・カニタマ


和名:ネギボウズガニ
ネギガニ科

重さ…8/16
誕生数…15


ストーリーでは『再会の花園』の、ルーイ救出後に行ける南西エリアと、『始まりの森』の北の水辺に生息。
前者は「ワニノフグリ」を、後者は「カボストニタリヨタリ」を持っている。
ミッションモードでは『草花の園』に生息している。

「カニタマ」の名前は恐らく「カニ」と「玉ねぎ」を合わせたものが由来だと思われる。
「カニカマ」でも、中華料理の「かに玉」でもない …はず。

見た目は胴体が玉ねぎのような形のカニであり、大きく目立つのが水晶で出来た大きなハサミ。
このハサミは右腕のみであり、左側にはちっちゃなハサミがブラブラしている。

普段は特に誰かを威嚇しているわけでもなくハサミをカチカチと鳴らしており、アルフ達が近づくとカニ特有の横歩きで接近し、ハサミで突き刺そうとしてくる。
更にピクミンを見つければ、ハサミで摘まんで口の中に放り込んでしまう。


一般的な原生生物の感覚から、ピクミンを投げてカニタマに張り付かせようとしても、正面から飛んできたピクミンをなんとハサミでガードしてくる。
後ろから投げつけたり、犠牲覚悟で足元からまとわりつかせようにも、ピクミンをわざわざ正面に振りほどき、そして倒れて起き上がろうとするピクミンをハサミで捕まえてくる。
更に、攻撃が激しくなると泡を撒き散らしてかく乱…とかなりの強敵。


しかし、そんなカニタマには大きな弱点がある。
岩ピクミンでハサミを破壊できるのだ。

ハサミもわざわざ狙って投げる必要はない。なんせカニタマ自身がハサミを岩ピクミンにぶつけてくれるのだから。


一応それなりの回数をぶつける必要があるが、ひとたびハサミを破壊してしまえばハサミが再生することは無く、ピクミンを殺す手段を失ってしまう。
実は岩ピクミンを使わずとも、イモガエルのプレス攻撃をぶつければ一撃で破壊できる。無論この方法は近くにイモガエルのいる場所でしか使えない。

後はもう泡を撒きながら逃げ回るだけのデカブツと化すが、完全な人畜無害という訳ではなく、例えば泡に包まれたピクミンがそのまま水の上に運ばれて…ということもあるので注意が必要。
あと単純に邪魔なのでさっさと倒してしまおう。

オニヨンに運べばそこそこの数のピクミンが生まれるので、余程の事が無い限りは減ってしまった分以上のピクミンを得られるだろう。


もう一つの倒し方として、バクダン岩を食べさせる方法がある。
バクダン岩を持ったピクミンを1匹、目の前に置いておけば、器用にもバクダン岩だけ掴み取ってそのまま口の中に放り込んでくれる。

バクダン岩を食べたカニタマはしめやかに爆発四散…はしないが一撃で倒せる。
この方法なら非常に安全に倒せるので、バクダン岩があるなら積極的に使っていこう。

オリマーメモによると、大きな水晶のハサミは獲物の捕獲や防御だけでなく、ハサミを鳴らしてメスに求愛するのにも使われるなど多彩でありカニタマにとって生命線。ハサミが無くなると逃げ回るようになる辺り相当重要な部位なようだ。

脚は殻をむいてしゃぶしゃぶに。
華が咲いたら、濃厚な味噌をつけて。

・カニンコ


和名:ネギボウズガニ 稚ガニ
ネギガニ科

重さ…3/6
誕生数…4

ピクミン4で登場したカニタマの稚ガニ。
稚ガニだけあってサイズも小さく、カニタマ自慢の水晶のハサミのサイズもまだ小ぶり。左側のちっちゃなハサミはもっと小ぶり。
ハサミによるガードはせず、撒き散らす泡の量も少ない。体力も多くないため成体のカニタマほど脅威ではなく、大勢のピクミンをまとわりつかせればあっさり倒せる。
ただし、まだ小さいが故に獲物を待ち伏せするため、地中に隠れている個体もいる。目や独特の突起物がちょっと出ているのでよく見ればすぐ何かいるとわかるが、急いでいると見落としがちなため、不意を突かれてうっかり犠牲を出してしまわないよう注意が必要。
バクダン岩による攻撃も成体同様通用するが、直接食べてくれない上に多数のピクミンでも撃破には十分なためバクダン岩を使用するのはちょっと勿体無い。

オリマーメモによると、本来のカニの生態*1とは大きく異なり、成長の際はまずタマネギに似た状態で生まれて、地中から栄養を吸収、成長して脚を生やすとのこと。
その特徴から、ピクミンびっくり菊のような歩根類に近い生き物なのではと推測されている。

山ほど鍋に放り込んで、味噌汁に。

・大乱闘スマッシュブラザーズ


大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U」(WiiU版のみ)、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のステージ『再会の花園』でカニタマがステージギミックとして登場。
画面奥から登場して、植木鉢等の障害物やファイター達をなぎ倒しながら移動し(シールド無効)、そのまま足場から落ちる。何がしたかったんだアイツ…。
ただしカニタマのふっとばし力は非常に強く下手にダメージを負っている時にぶつかると撃墜は免れない。しかも移動速度が割と早く、不意に現れるので乱戦中は対応が遅れやすい。
泡が出現するとカニタマが横切る合図なので泡を見たら急いで回避しよう。

「スマブラSP」ではスピリットでも登場。
スピリッツバトルではジャイアント化したリドリーに乗り移っており、『再会の花園』で体力制ルールで戦う。
相手は横必殺ワザを多用するがジャイアント化でリーチが長く、本物のカニタマも出現するのでなるべく距離を取って戦いたい。
スピリットとしての性能は階級HOPE防御型のアタッカーでスロット2だが、水生生物からか電撃系の技に弱くなるデメリットスキルが付いている。



追記・修正は岩ピクミンにハサミを破壊された方にお願いします。

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最終更新:2025年02月11日 08:32

*1 一般的にカニの成長はゾエアやメガロパといった顕微鏡クラスの微小な幼生を経てから脱皮により稚ガニになる。