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ドリルミサイル(宇宙戦艦ヤマト)

登録日:2019/09/15 Sun 15:10:00
更新日:2026/06/09 Tue 17:32:42
所要時間:約 5 分で読めます





あ、あれはミサイルなんてものじゃない!! 巨大なドリルだっ!!


ドリルミサイル!!


ドリルミサイルとは『宇宙戦艦ヤマト』に登場するガミラス軍の兵器である。
様々な作品に同名の兵器が登場するが、ここでは宇宙戦艦ヤマトのものに絞って解説する。


【概要】

ドメル将軍が対ヤマトへの切り札として兵器開発局に作らせた専用兵器。
巨大なミサイルの先端がドリルになっている。
これをヤマトの波動砲発射口に打ち込み、波動砲を封じると共にヤマトを内部から爆破してしまおうというコンセプトで作られた。
非常に巨大であるために普通の爆撃機では搭載できず、運用には専用の重爆撃機を必要とする。
その重爆撃機も戦闘空母の艦内に収容できず甲板上に露店係留されている事からも、大きさがわかるだろう。

だがむろん、こんなでかいものをそのまま放ったところでかわされるか撃ち落とされるかが関の山であるし、ヤマトには防空用のブラックタイガー隊もいる。
それをかわした上でヤマトにドリルミサイルを撃ち込んでとどめを刺すための作戦こそがドメル戦法である。

なお、ドリルの先端に人が入り込める穴が不自然に開いておりこれが敗因となったが(『空想科学読本9』でもドメル将軍マイラブな柳田氏から突っ込まれている)、
この穴は「ガミラス兵がヤマト艦内に侵入する」という没プロットの名残である。


【劇中での活躍】

七色星団の決戦にて、消耗したヤマトが補給のためにブラックタイガー隊を帰投させたタイミングに満を持して
重爆撃機がハイデルン隊長の操縦で発進。そのまま瞬間物質移送機によってヤマトの真正面にワープアウトし、
見事にヤマトの波動砲口にドリルミサイルを命中させた。
ヤマト側は最初不発かといぶかしんだが、ドリルミサイルは回転しながらどんどんヤマトの中へとめり込んでゆき、
ついにシャッターを破ってエンジンルームにまで頭をのぞかせてしまう。

「中で爆発したらヤマトは粉々だ」

すぐさま真田技師長アナライザーを連れてドリルミサイル内部に突入し、内部構造を調べて逆転させようと工作を始める。
だがその間にもドメル艦隊が黙っている訳がなく、接近してきたドメル艦隊の戦闘空母からの砲撃でヤマトは大破。
ついに全砲塔が使用不能になったヤマトはなすすべなく沈黙してしまう。

「ドリルミサイルの爆発まで、あと三十秒です」

「ヤマトよくやった。ほめてやるぞ!」

ゲールとドメルも勝利を確信し、ヤマトの最期の時が迫る。
だがその時、ついにドリルミサイルの構造を解析した真田が回路を逆転させることに成功。
あべこべに回路をつながれたドリルミサイルは逆回転しながら波動砲口から飛び出していき、その先には密集体形をとっていたドメル艦隊が無防備な姿でいた。

回避する間もなくドリルミサイルは戦闘空母に直撃して大爆発。
その爆風をもろに受けた三隻の三段空母も次々と衝突と誘爆を繰り返し、一瞬にしてドメル艦隊は全滅してしまったのだった。
んなアホなと思うかもしれないが、宇宙空間では爆風の威力は地上の数万倍に及ぶため破片の一つ一つが爆撃級の威力を持つのである。
さすればこうもなろう。
まぁ要するに宇宙規模で見れば密集しすぎだったということである。

しかし、それでもあきらめていなかったドメルは旗艦のみでヤマトに立ち向かって凄絶に散っていったのは諸君のよく知るところであろう。
この時ヤマト側のレーダーにドメル旗艦が引っかかるシーンにて「ソナー感知!」という台詞は冷静に考えるとおかしいのは内緒。空気ないのに。

ドリルミサイルはヤマトをあと一歩まで追い込みはしたものの、逆にドメル艦隊全滅の原因となってしまったのは皮肉である。
これについてはヤマトの真正面に艦隊を密集させたドメルの作戦ミスであるが、まさかミサイルをそのまま返してくるとは想定していなかったであろう。
強いて言えば、ヤマトにあの技師長がいることを知らなかったのがドメルの不幸であったかもしれない。


【他メディアでの活躍】

  • コミック版(ひおあきら版)
上記のカットされた話が盛り込まれて使われている。



こちらの版でもドリルミサイルはアニメとはまったく違った形ながらも、ヤマトを絶体絶命の危機に二度も追い込んでいる。
特にイローゼの暗躍はアナライザーがいなければ古代も殺害されていたのは間違いなく、
その後に控えたロメル艦隊の総攻撃の前にヤマトはあっけなく撃沈されていただろう。
ヤマトの中に単身突入するという生還困難な任務にもかかわらずイローゼが終始余裕であったのは、ガミラス軍の死をも恐れぬ精神力と練度の高さを思わせる。
そして、これを計画したロメルの謀略の手管もまた、ヤマトにとって恐るべき敵であったと言えるだろう。


ちなみに松本零士版コミックの方では七色星団辺りの話が丸ごとカットされており、ドリルミサイルも登場しない。


兵器ではなく地質調査用のドリルミサイルが登場している。


「特殊削岩弾」の名前で登場。
「削岩」の名の通り、本作では『元から兵器としてではなく、小惑星掘削作業用の重機を改造・転用したもの』という設定になっている。
都合良く先端に穴が開いていたのも、新見情報長によるハッキングをあっさりと許したのも、元が民生品の作業機械である名残という形である程度の整合性が図られた。

基本的な運用法やストーリーの流れは原作とほぼ同様であるが、このミサイルによって撃沈されたガミラス艦は2隻のみとなっている。(他はヤマト艦載機に撃沈されたり、沈まずに生還するなどしている)



追記・修正はドリルミサイルに乗ってみてお願いします。

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最終更新:2026年06月09日 17:32