登録日:2019/10/04 (金) 21:21:20
更新日:2021/03/25 Thu 07:35:07
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『JLA: Justice for All』は1998年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。
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作品情報 |
『JLA』#24~#33
発売 1998年12月から
脚本 グラント・モリソン(#24~#26、#28~#31)、マーク・ミラー(#27)、マーク・ウェイド(#32~#33)、デビン・グレイソン(#32)
作画 ハワード・ポーター(#24~#25、#28~31)、マーク・パジャリロ(#26~#27、#32~#33)
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日本では2017年にパイ インターナショナルから発売された『ジャスティス・リーグ アンソロジー』に#27が収録されている。
異才グラント・モリソンによる『ジャスティス・リーグ』・サーガ第4巻。
『JLA』とは異なる正義を持つ者たちとの戦いや共闘そして『JLA』内におけるそれぞれの正義について描いている。
#24~#26では軍が主導のチーム『ウルトラマリーン・コァ』が登場し、自警団と軍という分かりやすい対比が描かれた他、
過去の名作に目を向けるモリソンらしく『JLA』が倒せなかった強敵シャギーマンが意外な役割で再登場する。
#27はモリソンのアシスタントを務めたマーク・ミラーが担当し、『JLA』という力の暴走をアマゾとの戦いを通じて描いている。
力の暴走というテーマはマーク・ミラーが得意とするテーマで、後に『
スーパーマン:レッド・サン』でも描いている。
#28~#31では先輩チーム『JSA』との共闘が描かれ、『JSA』の復活と新たなタイトルの序章となっている。
また五次元世界の妖精や『JLA』の幻の創設者トライアンフといった過去のキャラクターが思わぬ強敵として登場する。
#32は『ノーマンズ・ランド』のタイインで、崩壊したゴッサムで戦うハントレスと世界規模で戦う『JLA』の対比を通じて、
『JLA』の影響力やハントレスの存在意義を描いている。またライターが同じ『JLA: Year One』にも触れている。
#33は『JLA』最初の戦いのその後が描かれ、普段生真面目なニューゴッズ勢のコミカルな姿が楽しめる。
バットマンの秘密主義も掘り下げており、その危険性は後にマーク・ウェイドが描いた『JLA:バベルの塔』で発揮された。
またマーク・ウェイドが担当していた『The Flash Vol.2』の影響を受け、
フラッシュの変化が反映されている。
『JLA』#24~#26
【物語】
昨今の世界情勢を受けて米政府はメタヒューマンを中心とした部隊『ウルトラマリーン・コァ』を発表した。
その裏に陰謀を感じた『JLA』は調査を進めるが、『ウルトラマリーン・コァ』の罠にハマり追い詰められていく。
【登場人物】
≪ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ/JLA≫
世界を守るヒーローチーム。『ウルトラマリーン・コァ』や何者かに回収された無敵の強敵シャギーマンを調査する。
その最中に
宇宙人の侵略を知り
フェニックスに向かうが実際は『ウルトラマリーン・コァ』の罠で、
『JLA』を殺すための戦略と軍人らしい確実な連携によって徐々に追い詰められていく。
メトロポリスを守る鋼鉄の男。クラークとして政府の会見に出席し、将軍の態度から陰謀を感じ取り『JLA』の調査が始まった。
『ウルトラマリーン・コァ』との戦いではウォーメーカー・ワンの電磁スペクトルで力が弱まり苦戦を強いられる。
戦いの中で『ウルトラマリーン・コァ』のメタヒューマンが死にかけていることを知ると、彼らを救うためにある策に出る。
- バットマン(ブルース・ウェイン)、ハントレス(ヘレナ・ベルティネリ)、プラスチックマン(イール・オブライエン)
『ウルトラマリーン・コァ』との戦いに参加せず調査を続けていたメンバー。
ネバダ州の基地に侵入し、『ウルトラマリーン・コァ』の正体やウェイド・エイリング将軍の目的を知るも、
シャギーマンの肉体を得てパワーアップし暴走する将軍の攻撃で追い詰められていく。
- ワンダーウーマン(ダイアナ)、グリーンランタン(カイル・レイナー)、フラッシュ(ウォリー・ウェスト)、アクアマン(アーサー・カリー/オリン)、スティール(ジョン・ヘンリー・アイアンズ)、ザウリエル、ビッグ・バルダ
『ウルトラマリーン・コァ』との戦いに参加したメンバー。グリーンランタンとアクアマンはシャギーマンの調査も行った。
ワンダーウーマンは4Dに、スティールとビッグ・バルダはパルス8に敗れ、
フラッシュは爆弾で足を負傷し、
グリーンランタンは超音波で動きを封じられ、アクアマンとザウリエルは集中砲火でダメージを負ってしまう。
かつてバットガールとして活躍した半身不随の情報解析の専門家。珍しく罠だと見抜けずに
宇宙人の侵略を報告してしまった。
ニュージェネシスの戦神。以前の戦いでメトロンが語った巨悪に立ち向かうため、ビッグ・バルダと共に『JLA』に所属している。
そしてニュージェネシスでメトロンやミスター・ミラクルと共にその巨悪マゲドンが地球に2ヶ月ほどで現れることを知った。
≪ヴィラン≫
アメリカ海兵隊大将。各国が超人部隊を組織する中で、アメリカを守る存在として『ウルトラマリーン・コァ』を組織した。
大統領からも信任を得ているが、封印されたシャギーマンの回収や模擬戦に見せかけた『JLA』抹殺などおかしな行動を見せる。
実は脳に存在する腫瘍の影響で正気を失っており、『JLA』と『ウルトラマリーン・コァ』を同士討ちさせ、
自身はシャギーマンの肉体に意識を移しアメリカだけでなく世界を統べようとしている。
4人のメタヒューマンを中心とした
アメリカ海兵隊の特殊部隊。メタヒューマンと軍隊の巧みな連携で『JLA』も圧倒する。
メタヒューマンのメンバーは
スーパーマンも対処できるパワードスーツに身を包んだ
透明人間ウォーメーカー・ワン(スコット・ソーヤー)
二次元に変化できる肉体と四次元のエネルギーを引き出す力を持つ4D(リー・コービン)
液体で構成された肉体を自在に操るフロー(ドン・ストーン)
『統一場調和』を利用し様々なエネルギーに応用するパルス8(ジョン・ウェザー)
メタヒューマンは異次元に向かう任務で『プロテウム』という物質を浴びて生まれたとされていたが、
実際はメタヒューマンのDNAを移植することで生まれ、副作用で短期間しか生きることができなくなっている。
その副作用や将軍の野望を知らずに大統領の命令と信じて『JLA』に襲いかかる。
『JLA』#27
【物語】
未来から現れたアワーマンから五次元世界の侵略を知った『JLA』はメンバー増員を検討していた。
そんな中『JLA』の能力をコピーするアンドロイド、アマゾを発見した『JLA』は起動前に処理しようとしていたが、
想定より早く目覚めたアマゾの『JLA』をコピーした攻撃に圧倒されてしまう。
【登場人物】
体を縮小できる科学者ヒーロー。元『JLA』メンバーで一時期若返り『ティーン・タイタンズ』にも所属した。現在は大学教授。
度々『JLA』のピンチを救った経歴から新メンバーに誘われるが、ヒーローの活動より教授としての時間を優先し断った。
その後『JLA』がアマゾに追い詰められていると知って現れ、ある奇策をスーパーマンに提案する。
- スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)、バットマン(ブルース・ウェイン)、マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ/ジョン・ジョンズ)
『JLA』の中心メンバー。仕事で東京にいたブルースの元に集まり、メンバー増員について話し合う。
勉強中の横暴さをスーパーマンが披露する中、アマゾの起動を知り戦いに参加するも思わぬ強敵に苦戦を強いられる。
世界を守るヒーローチーム。エバーグレイズで発見されたアマゾを起動前に対処しようとしたが間に合わず、
現メンバーを総動員するも圧倒され予備メンバーも動員したが、さらにパワーアップさせてしまい全滅の危機に陥る。
『JLA』の能力をコピーしたアンドロイド。開発者プロフェッサー・アイボの脱走のため、エバーグレイズの沼地で待っていた。
軍の報告で『JLA』に発見されるも、核と連動したトラップとアイボの友人T・O・モローの偽情報で時間を稼ぎ起動した。
現『JLA』メンバー14人の能力に加え、遭遇した『JLA』メンバーの能力も追加することが出来る。
『JLA』#28~#31
【物語】
キーストーンシティでの不可思議な現象からアワーマンに警告された五次元世界の攻撃が始まったと判断した『JLA』は、
五次元の妖精サンダーボルトをよく知る元『JSA』メンバーを連れ、ピンクの稲妻が観測されたセントラルシティに向かった。
しかし街はサンダーボルトとは違う五次元の妖精の力で地獄絵図と化し、市民が次々に犠牲となっていく。
異変を止めるためサンダーボルトを操ることが出来る少年J.J.に接触した『JLA』だったが、
J.J.がサンダーボルトを呼び出したことで、異変の原因Lkzの暴走は加速し地球全体が窮地に立たされる。
世界の命運は五次元世界に向かったキャプテン・マーベルたちと天界に向かったザウリエルたちに託された。
【登場人物】
≪ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ/JLA≫
世界を守るヒーローチーム。アワーマンから予言された五次元世界の攻撃に『JSA』と共に立ち向かう。
キーストーンシティの異変と同時期にセントラルシティでも異変とピンクの稲妻を観測し、
ピンクの稲妻から五次元の妖精サンダーボルトの関与を疑い、元『JSA』メンバーの援軍を求めた。
五次元の妖精の圧倒的な力に追い詰められる中、月面基地ではLkzに協力するトライアンフが陰謀を進めていた。
メトロポリスを守る鋼鉄の男。ミスター・Mxyzptlkと戦ってきた経験から五次元世界に向かうつもりだったが、
世界にはスーパーマンが必要と判断したキャプテン・マーベルの手で気絶させられた。
- バットマン(ブルース・ウェイン)、アクアマン(アーサー・カリー/オリン)
ゴッサムを守る闇の騎士と海底王国アトランティスの王。バットマンはゴッサムが大地震に見舞われ、その対処に当たっていた。
そんな状況でも調査は進めアクアマンが五次元の妖精と遭遇していたことを知り、彼と月面基地で対策を練ろうとしたが、
そこにはLkzの力を得たかつての仲間トライアンフが待っていた。
意思を力に変える『パワーリング』を操るヒーロー。セントラルシティの戦いではその力で人々を守っていたが、
凄惨な犠牲者を前に焦って攻撃を仕掛けた結果、五次元世界に取り込まれ身動きが取れなくなってしまう。
遅れて現れたキャプテン・マーベルに助けられると、彼と共に戦いを終わらせる方法を探し求める。
超スピードを操るヒーロー。
フラッシュ(ジェイ・ギャリック)と共に事件の発端となるキーストーンシティの異変を発見した。
セントラルシティの戦いでもジェイとコンビを組み挑むも、速さの源『スピードフォース』とのつながりを奪われ倒れた。
鋼鉄のアーマーとハンマーを武器とするヒーロー。スーパーマンに呼ばれ月面基地に向かうが、
待っていたトライアンフの攻撃でアーマーを失ってしまう。しかし諦めることは無く反撃の手段を模索する。
かつてバットガールとして活躍した半身不随の情報解析の専門家。各地の異変の報告やバットマンと連絡を取りチームを支援する。
ボウガンを武器とする過激なヴィジランテ。戦いを前にスーパーヒーローばかりの環境で自分を保つ方法をワイルドキャットに尋ねていた。
セントラルシティの戦いでは想像を絶する事態に戸惑いながら、ワイルドキャットとワンダーウーマン(ヒッポリタ)と協力してJ.J.を援護する。
変幻自在の肉体を持ったヒーロー。セントラルシティの戦いでは現実を自在に操るLkzに対抗するも、石像に変えられてしまった。
地球に降り立った天使。戦いを前に友人だった天使からスペクターが天界で囚われの身にあることを教えられ、
今回の事件に関係していると判断しセンチネルと共に救出に向かった。
救出するにはスペクターが囚われた岩に生まれた生命を犠牲にするしかないと知り戸惑うも、
生命が発展し終焉を迎えるまで時を加速させるというセンチネルの提案を受け入れ最後まで見届けた。
第二次大戦前からアメリカを守るために戦ったヒーローチーム。
エクスタントとの戦いで多くのメンバーを失い解散している。
今回の事件に仲間の1人だったジョニー・サンダーの妖精サンダーボルトが関わっていると知り、久しぶりに『JLA』と協力することになった。
かつて魔法のリングとランタンを操るグリーンランタンとして活躍し、現在はその身に宿す魔力で戦うヒーロー。
その魔力と一時的に若返ったため若さを保っている。天界に行けるほどの魔力を持ち、ザウリエルと共にスペクター解放に向かう。
スペクター救出を急ぐが、他の生命を犠牲にすることを躊躇するザウリエルに配慮して、魔法で時を早めてみせた。
超スピードを操る科学者。その力で若さを保っている。
フラッシュ(ウォリー・ウェスト)と活動を良く共にしている。
ウォリーと共に異変を発見し、サンダーボルトの関与を疑い元『JSA』メンバーに招集をかけた。
セントラルシティの戦いではウォリーとコンビを組み彼をサポートしたが、ウォリーと共に倒れた。
猫を模したコスチュームを着たボクサー。とある理由から若さを保っている。バットマンをはじめとするヴィジランテの師匠。
おしゃべりで気のいい性格で戦いの前には友人たちと思い出話に花を咲かせ、後輩たちにも気軽に応じている。
セントラルシティの戦いではその身一つで脅威に立ち向かいハントレスを勇気づけたが……。
アマゾン族の女王でダイアナの母。
タイムスリップで現役の頃の『JSA』と共に戦い、最初のワンダーウーマンとして名を残した。
セントラルシティの戦いでは途中から参戦し、会ったばかりのJ.J.に力との向き合い方を教えた。
≪ヒーロー≫
五次元の妖精サンダーボルトを使役できる運命の日に生まれた少年。今時の若者で言葉遣いが少々悪い。
フラッシュ(ジェイ・ギャリック)からサインを貰った際、サンダーボルトを宿したペンも手に入れた。
偶然「セイ・ユー」と唱えサンダーボルトを操れるようになり、その力でセントラルシティで遊んでいると、
サンダーボルトを
ライバル視するLkzの攻撃が始まり、サンダーボルトが異変の原因と思い込んでしまう。
後悔と疑念からサンダーボルトを呼び出そうとしなかったが、サンダーボルトの説得に耳を傾けLkzと戦うよう命令した。
その後はLkzに命を狙われたため『JLA』と『JSA』に守られながら街を逃げ回る。
五次元世界の妖精の王子の1人。ある特別な日に生まれた人間に「セイ・ユー」と唱えられると呼び出され願いを叶える。
かつては『JSA』の一員ジョニー・サンダーに仕えていたが、現在は偶然が重なりJ.J.の手に渡った。
当初はJ.J.の子供らしい願いを叶えていたが、
ライバルLkzの出現で五次元の妖精同士の激しい戦いを繰り広げる。
「SHAZAM」と唱えることで六柱の神々の力を持つ地上最強の人間に変身する少年。
バドニシアで五次元の妖精にまつわる伝説を知り、魔術師シャザムから情報を集めるなど動いていた。
そして月面基地に現れると強引な方法でスーパーマンに代わって五次元世界に向かった。
途中グリーンランタンを救出すると、彼と共に戦いを終わらせる方法を探し求める。
853世紀出身のアンドロイド。『JSA』で活躍したアワーマン(レックス・テイラー)のDNAを使用している。
五次元世界からの攻撃が迫る現代に警告を送るため未来から現れ、スーパーマンに激しい戦いと戦死者の存在を伝えた。
時空間を操る力を持つが五次元の魔力の影響で異変が生じ、近い未来しか見れなくなっている。
それでも勝利の未来を実現するため、スーパーマンを犠牲にキャプテン・マーベルを五次元世界に送り出した。
その直後トライアンフの襲撃を受けるも何とか回復し、スティールの援護に向かった。
- レイ(レイモンド・テリル)、ジプシー(シンディ・レイノルズ)
かつてトライアンフと共に『ジャスティス・リーグ・タスクフォース』で活躍したヒーロー。
トライアンフに新『JLA』メンバーに選ばれ、洗脳で無理矢理協力させられる。
≪ヴィラン≫
五次元世界の妖精の王子の1人。サンダーボルトことYzを
ライバル視している。青いペンに宿る。
サンダーボルトと戦うためにトライアンフの盗品にまぎれ彼に接触し、彼の願いを叶える代わりに自分を自由にさせた。
そしてサンダーボルトがいるセントラルシティに現れると、街を滅茶苦茶にして住民や『JLA』たちを苦しめていく。
サンダーボルトが現れると激しい戦いを繰り広げ、最終的には地球全体を巻き込む規模になった。
時の流れから忘れ去られていた『JLA』の創設者。復活し『JLA』に参加するも、ネロンとの契約で再び忘れ去られ落ちぶれた。
借金返済に『JLA』から盗んだアイテムをヴィランに売ろうとした際、その中のペンに宿ったLkzの力でパワーを取り戻した。
そして今度こそ『JLA』のリーダーとなり名声を手にするため、Lkzと手を組み『JLA』壊滅に動き出す。
仲間に引き入れたレイとジプシーと共に月面基地に乗り込むと、アワーマンとスティールを倒して基地を制圧、
頃合いを見て『JLA』を倒したLkzを止めようとセントラルシティを目指すも、バットマンとアクアマンが立ちふさがった。
五次元世界の妖精で今回の事件の元凶。かつては可愛らしい姿でアクアマンに悪戯を仕掛け、何度も彼を困らせていた。
しかし久しぶりにアクアマンの元を訪れるとワイルドな存在に変わっていたため、自分も彼に合わせ凶悪な存在に変化した。
そしてアクアマンを苦しめるために地球を窮地に追いやろうと、2人の妖精の戦いを引き起こした。
五次元世界に現れたキャプテン・マーベルたちに全てを語ると、更なる楽しみを求め地球に向かい、
J.J.と行動を共にするハントレスたちに英雄的な行動として命を捧げるよう求めた。
≪その他≫
神に仕える復讐の天使。圧倒的な力を持つために戦いの邪魔になると判断したLkzの手で天界に封じられてしまう。
- ファントム・ストレンジャー、シャザム、ガンセット、ハイファーザー、ゼウス
『クインテセンス』とも呼ばれる超常の存在達。地球に迫る危機に立ち向かう戦士たちを見守る。
『JLA』#32
【物語】
大地震に見舞われ崩壊し政府から見捨てられたゴッサム。そこで戦いを続けるハントレスは、『JLA』の援護を求めていた。
しかし『JLA』は政府の意思を尊重し手出しをせず、テロ組織『ローカス』との戦いに集中していた。
【登場人物】
ボウガンを武器とする過激なヴィジランテ。崩壊したゴッサムで人助けや暴徒との戦いを続けている。
しかし自分には限界があるとして『JLA』の援護を求めたが、スーパーマンに拒否され苛立ちを募らせる。
メトロポリスを守る鋼鉄の男。『ローカス』の出現を逃さないため、電離圏で耳をすませていた。
その間ハントレスから支援を求められるも、政府の方針や自身の失敗もあって断ったが、そこにはもう1つ理由があった。
世界を守るヒーローチーム。ゴッサム近郊で暗躍する『ローカス』を発見し、各地で戦いを繰り広げる。
バットマンとオラクルはハントレス同様にゴッサムの対処に忙しく参加していない。
初期の『JLA』が戦ったテロ組織。生物を機械化するウイルスでテロを企てており、ゴッサムで実験をしていた。
巨大な怪物や強力なマシンを武器に『JLA』と戦いを繰り広げ、敗北してもウイルスで自爆し『JLA』を苦しめる。
『JLA』#33
【物語】
バットマンに集められた『JLA』は、彼から崩壊したゴッサムに関係する重要な任務を言い渡される。
その任務とはゴッサム崩壊に関わったと目される男、ブルース・ウェインを確保することだった。
南フランスの高級ホテルでブルース・ウェインを発見した『JLA』だったが、彼は意外な正体を現した。
【登場人物】
- グリーンランタン(カイル・レイナー)、スティール(ジョン・ヘンリー・アイアンズ)、プラスチックマン(イール・オブライエン)、オライオン、ビッグ・バルダ
ブルース・ウェイン確保に向かった『JLA』メンバー。一般人の確保とは思えない強力なメンバーが招集された。
高級ホテルということもあり正装することになったが、オライオンは慣れない服に不満を漏らし、
ビッグ・バルダはプラスチックマンが化けたドレスを着たことに気がつき暴れかけた。
カジノでブルースを発見し追い詰め、攻撃が外れたことでその正体がホワイトマーシャンだと気づいた。
ホワイトマーシャンの強力なパワーに苦戦しながらも、各自の能力や弱点の炎を活かして互角の戦いを繰り広げる。
メトロポリスを守る鋼鉄の男と超人的力を持つアマゾン族の平和大使。別の任務のために
フラッシュの行方を探す。
キーストーンシティでウォリーとは別人の
フラッシュを発見し、協力してドクター・アルケミーの事件を解決すると、
新たな
フラッシュを信用して共に超スピードで地球人に扮したホワイトマーシャンの様子を確認しに向かう。
コバルトブルーとの戦いで姿を消したウォリーに代わって現れた謎のフラッシュ。
赤黒いスーツを身に着け、常に残像を生み出すほどのスピードを操る。初対面ながら『JLA』に協力する。
ゴッサムを守る闇の騎士。自らの秘密主義が招いたホワイトマーシャン暴走の後始末を『JLA』に命じた。
白い肌を持つ凶暴な火星人。大罪を犯し異次元に追放され絶滅を生き延び、
地球侵略を目論むも『JLA』に阻止された。
その後マーシャン・マンハンターの温情で記憶を操作され、地球人に扮し社会に適応していた。
しかしその内の一体が記憶を取り戻し、ブルース・ウェインの姿を借り反撃の機会を待っていた。
バットマンはこの一体のテレパシーが他のホワイトマーシャン覚醒を招くと危惧し、スーパーマンたちに確認に行かせた。
追記・修正お願いします。
最終更新:2021年03月25日 07:35