タンクジョウ

登録日:2019/10/10 Thu 16:27:11
更新日:2024/04/21 Sun 13:45:12
所要時間:約 5 分で読めます





ほざけ!

ならばドルイドン最強、このタンクジョウ様が、纏めてあの世に送ってやる!


タンクジョウとは「騎士竜戦隊リュウソウジャー」に登場する敵キャラクターである。

CV:中田譲治
スーツアクター:矢部敬三

データ

属性/ルーク級幹部
分類/ドルイドン族
身長/199cm(巨大魔強化身長/48.8m)
体重/299kg(巨大魔強化体重/732.6t)
分布/揺れる大地
経験値/609(ルーク)

登場話:第1話~第6話、第21〜22話

概要

本作の敵対勢力「戦闘民族ドルイドン」のルーク級幹部。

砦のような重厚な鎧を着込んだ屈強な見た目の戦士であり、頭部には黄色いモヒカンを生やし、胸部には「タンク(=戦車)」の名の通り砲塔がある。

第1話にて、組織の幹部の中で真っ先に地球に帰還し、クレオンと共に地球の掌握とリュウソウジャーとその同胞・リュウソウ族の抹殺のために動き出す。
同時に、コウにとっては師であるマスターレッドをその手にかけた因縁の相手でもある。

人物像

一人称は「俺」
常に威厳に満ち溢れる佇まいをしており、自分の実力に相当な自身を持つ武闘派で、言動は豪快かつ猪突猛進。
他の幹部に比べると戦線にも頻繁に出向き、ドルン兵を指揮してマイナソーを護衛、援助することも多い。
反面搦手や頭脳労働は苦手なのか、そういった策謀はクレオン丸投げしている。

自分以外の人物が得意気になるのが許せない高いプライドと傲岸不遜な気質の持ち主でもあり、自分と共に高笑いをしようとしたクレオンに対して「お前は笑うな」とそれを止め、本人から密かに「どういう厳しさ?」と困惑されたこともある。

その一方で、そこさえ省けば意外とユーモアの分かるノリのいい一面もあり、謎のポイント制を主張してくるクレオンに対しても、「そのポイントでなにがもらえる?」と軽快に返していた。
また、自分が倒されたと勘違いして陰口を大胆に吐いていたクレオンにも、軽くにらみつけて威圧する程度で済ませる等、同僚に対しては案外寛容な一面もある。

当初はクレオンが面従腹背の姿勢が強く、彼とは表向きだけの関係であったが、そのクレオンがガチレウスの元で過酷なブラック企業ぶりを身をもって知って以降は、事あるごとに名前を叫ばれたり、後述の一時復活から更に退場してしまった際には号泣されていたりと、その死後、大いに慕われるようになった。

但し、敵に対しては精神的な揺さぶりをかけて動揺させるなど、戦闘面では卑怯な手段も辞さない。


戦闘能力

武器は大剣「ルークレイモア」
見た目に違わぬパワーファイターであり、実戦ではルークレイモアを豪快に振り回す力技を得意とし、剣から放つ衝撃波はマスターレッドを一撃で葬り去るほどの威力を誇る。
防御力も相当高く、その鎧は堅い城壁のような強度を誇り、リュウソウケンを簡単に弾き返してしまう。

最大の武器は地震エネルギーを取り込む特性により、吸収したエネルギーを強化・攻撃といった様々な戦法に転用することであり、地震エネルギーを利用して自力で巨大化とパワーアップを行う「巨大魔強化」を切り札とする。

必殺技は地震エネルギーの砲弾を両肩から装填し、胸の砲台から発射する「キャスリングランダー」で、直線上の敵を一撃で殲滅する威力を誇る。*1

作中での活躍

第1話ではクレオンと完全体マイナソーを引き連れてコウ・メルト・アスナの住んでいた村を攻撃し、更には騎士竜を破壊すべく彼らの力の源である神殿に侵入してリュウソウジャーの力を奪い取った。
自身を止めようとするコウやマスターレッドと交戦するも変身できない彼らを圧倒し、その末にコウをかばったマスターレッドを殺害した。
コウもすぐにその手にかけようとするが、マスターの魂がソウルに宿ったことで再度変身可能となったレッドの怒りの猛攻にひるみ、暴れるマイナソーを残してクレオンと共に撤退した。
その後は先述の通り、クレオンと共にマイナソーを生み出しては人間社会を混乱させていき、自身の積極的に戦線に出向いてリュウソウジャーを妨害し、マイナソーの成長に一役買っていたのだが、悉くリュウソウジャーによって無に帰していった。

また、第5話ではレッドをマスターレッドの話でなじって冷静さを奪うことで、
巨大魔強化も手伝って、キシリュウオースリーナイツを圧倒するも、レッドがマスターの言葉を思い出して冷静さを取り戻したことや、キシリュウオーミルニードルに強化合体されたことで彼らに明確な敗北を喫し、彼らに対する憎悪を燃やすようになった。

そして、第6話では、ケルベロスマイナソー(兄)がトワに流した猛毒が功を奏し、空気感染によって毒がリュウソウジャー全員に蔓延したことで一気に優位に立ち、マイナソーと共に巨大化して邪魔者のいない町を蹂躙した。
しかし、実はクレオンが叱責を恐れて伝えなかっただけで、リュウソウジャーは解毒剤を作ってギリギリのところで復活しており、彼らが駆るキシリュウオーファイブナイツにマイナソーは倒され、自身も追いつめられる。

苦し紛れに体内の地震エネルギーを彼らの力で爆発させ、リュウソウジャーや周囲の町もろとも自爆しようとするが、プクプクソウルの力で風船のように膨らまされて大気圏まで飛ばされてしまう。
最期は『キシリュウオーファイナルキャノン』を浴びて宇宙で爆死した。


許さん…、リュウソウジャァァッ!!!


しかし...


一度死んだら、ポイントはゼロになるのか?


なんと第21話ではネクロマンサーマイナソーの力で復活を果たした。
見た目、性格、強さはほとんど変わっていないが、新たな能力として火山をエネルギーを取り込んでおり、可燃性のガスを込めたカプセルをばらまいては開放することで相手が攻撃するたびにその火花で周囲に被害が及ぶという厄介な力を手に入れた。

マイナソーの力で死者をよみがえらせ、世界を混乱に陥れることを考え、一度はかつてと同じプクプクソウルで敗れるが、第22話にてクレオンがドルン兵3体を生贄にしたことで再度復活。

多くの人が集まるライブ会場を標的にするが、リュウソウジャーによって既に避難が完了されていたため、マイナソー退治に向かったレッドを省いた彼ら5人と交戦。
やはりそのパワーで優位に立つが、マスターピンクから渡された剣を使ったピンクによって強烈な一撃を食らい、最後は残り4人の力を込めた斬撃を食らい敗北。

マイナソーもレッドが操るキシリュウオーコスモラプターに敗れて復活できなくなり、今度こそ完全に倒された。

余談

  • 名前の由来は恐らく「戦車(タンク)」+「城」。


  • 現状唯一ワイズルー及びプリシャスとの交流がないドルイドンの幹部である。おかげでプリシャスのパワハラから逃れられたが

  • かなり序盤で倒されてしまった彼だが、経験値は幹部の中ではヤバソード、プリシャスの経験値が判明するまでは最高値だった。*2



ほざけ!ならばドルイドン最強、このタンクジョウ様が、纏めて追記・修正してやる!

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最終更新:2024年04月21日 13:45

*1 直線上ならどこまでも進めるルークの特徴に準えたものか。名前のキャスリングもキングとルークの位置を入れ替える特殊ルールの名前、キングを守ると同時にルークが中央に投入されるため攻守に利用できる。

*2 同じルーク級で後に登場したガチレウス(503)、たった一人でリュウソウジャーメインメンバーを実質全滅させたウデン(248)よりも高い。最もガチレウスは水中戦が本領、ウデンは取り込んだ相手次第ということを考えれば納得は出来る。