カイザム・ロボ(クレヨンしんちゃん)

登録日:2019/11/10 Sun 12:53:11
更新日:2025/01/07 Tue 12:15:37
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これが人間か? なんとひ弱な、なんと無力な!



カイザム・ロボとは、「クレヨンしんちゃん」の劇中劇、「超電導カンタム・ロボ」に登場するキャラクター。

CV.石井康嗣

本作の敵勢力、秘密結社ミッドナイトに所属するロボット(ヒューマロボノイド)で、幹部のミッドナイト五人衆の一人にして五人衆のリーダー各。ボスであるギルギロス大統領からは「勇者カイザム」と呼ばれ、「おまえなら必ずやカンタム・ロボを倒すであろう」と言わしめるほどの信用を得ている。

を基調としたカラーリングと額の梵字のような赤い模様が特徴。シンプルにかっこいい造形。
カンタムや他の五人衆同様超化することが可能で、超化するとカラーリングが濃い紫色になる。
全体的なシルエットはカンタムとどことなく似ているが、それもそのはず。カイザムはカンタムの実の兄である。本編では「どうやら俺とおまえの間には、見た目以上に大きな隔たりがあるようだ」と語っているが、どちらも「自分が信じた正義のために、たとえ敵が肉親であったとしても戦い続ける」という姿勢を貫いているので、実際は似た者兄弟と言える。
カンタムは人間を、カイザムはミッドナイトの思想を信じた。それだけなのだ…。

また、断片的にではあるが、ミッドナイト側にも彼らなりの大義があることを初めて明確化したキャラクターであり、おそらく彼の登場を機に「超電導カンタム・ロボ」という作品は本格的なハード路線に移行したと思われる。



◆武装
  • エネルギー(名称不明)
手から放つ。街を攻撃する際に使用した。

  • カイザムミサイル
腕の側面パーツがスライドし、内部から無数のミサイルを発射する。
カイザムに限らず、本作のミサイルは基本的に板野サーカスのノリで飛ぶ。まあ板野一郎本人が参加していたので当然だが。これ、クレヨンしんちゃんだよね?

  • カイザムパンチ
ご存知ロケットパンチミサイルを格納しているのに[[飛び道具]]にしていいんだろうか…。
カンタムのカンタムパンチとの撃ち合い→押し合いによる力比べという熱い展開が行われた。

  • カイザム冷凍ビーム
人間でいう耳の部分にあるトゲから放たれる。
凍った描写は無いが、冷気はコックピットまで届いていたため人間であるジョンは悲鳴をあげていた。

  • カイザムハリセン
超カイザムの時に使用。超カンタムのカンタムハリセンが左肩から射出されるのに対して、こちらは腰の左側から引き抜かれている。


◆活躍

『第20話 燃えよ!!友情の炎』
初登場。カンタム・ロボ活動停止命令の遂行を自らギルギロス大統領に志願。許可を得たので街を攻撃し、カンタムとジョンを誘い出すことに成功する。

カンタム、人類という奴等は、美しい地球を自らの手で滅ぼそうとしているのだぞ!

全部の人類が、そうしようとしているわけではないんだ!

相変わらず甘いなカンタム……人類が生きていること自体が、自然破壊の元凶なのだ!

カンタムパンチをカイザムパンチで真正面から押し返し、ハリセン同士のつばぜり合いでも始終カンタムを押していたが、超々カンタムが発動したことにより形勢逆転。カンタム超電導アンマにより股間から胴体を破壊されバラバラにされてしまう。

しかし、本体である人間サイズのロボットは無事脱出。捨て台詞を残して去っていった。

この次会うときが貴様の最後だカンタム・ロボ……我が弟よ!



最終回(正式タイトル不明)』
最終決戦に向けてミッドナイト五人衆全員で出撃。やってきたカンタムに対してこの人達が好きそうなポーズを取るというコミカルな一面を見せる。

カンタムよ、最後にもう一度だけ聞こう! ロボットとして、男として、俺の弟として、ミッドナイトに戻ってこないか?

…すまないみんな、僕はカンタム・ロボとして生きたいんだ!

残念だなカンタム。お前と我々一人一人のスペックはほぼ互角! 一対五で生き残るつもりとはな……お前には、死あるのみだ!

それならば、カンタム・ロボとして散ろう!!

数的有利を取りつつ、超カンタムに対しても全員超化で対応しようとするが、超々カンタムの圧倒的なスピードにはかなわずまとめて瞬殺されてしまった。




◆余談・考察
  • 敵が全員カンタムの身内なのは「宇宙の騎士 テッカマンブレード」のリスペクトらしい。ということはカンタムの兄である彼の元ネタはテッカマンオメガだろうか。ポジション的にはテッカマンエビルが近いが、勇者と称されるほどの気高い精神、何だかんだで敵対した弟を気にかけていたとも取れる描写など、オメガと通じるものはある。

  • 項目冒頭の台詞はカイザムが街を攻撃した際に発したもの。彼が人間を見下していることがよくわかるが、受け取りようによっては初めて人間と相対したかのようにも聞こえる。もしそうなら未来の世界には人間が存在していないのだろうか?

  • 20話で脱出したカイザムの姿は、通常のカイザムではなく超カイザムのもの。機体の超化と共にパイロットの方も変形したのか、もともとこの姿なのかは不明。

  • スーパーロボット大戦X-Ωに期間限定参戦を果たしたカンタム・ロボだったが、ミッドナイトそのものは未登場だったため当然カイザムも登場しなかった。しかし彼に何らかのifが起きると予想したファンは少なからず存在した模様。

  • 印象に残りやすいキャラクターではあるが、劇中劇かつアニメオリジナルであるため出番は10分あるかないかぐらいである。(他のミッドナイトの面々やカンタムの妻子はもっと少ないが。)



さあアニヲタWiki(仮)は開かれた。追記・修正の始まりだ!

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最終更新:2025年01月07日 12:15