南井十

登録日:2020/02/13 Thu 14:50:00
更新日:2024/05/01 Wed 19:32:27
所要時間:約 10 分で読めます





「久しぶりだな、右京」


南井(みない)(つなし)とはテレビ朝日系列放送の相棒(ドラマ)シリーズの登場人物。
演者は伊武雅刀。
登場回の脚本は一貫して徳永富彦が担当している。


概要

元スコットランドヤード所属の警部。
杉下右京のスコットランドヤード時代の相棒で、名前をそのまま呼び捨てにする作中でも珍しい人物。
普段は非常に頭の切れる、物腰の柔らかい老紳士。
黒いスーツと厚手の革手袋、傘を愛用している。
変人である右京の相棒としてある程度の期間付き合い続けられる耐性の持ち主。
行動を共にしたのは右京の若い頃の研修期間と甲斐享冠城亘の間である無期限停職中に渡英し捜査協力していた時期にあたる。

持ち前の観察眼と頭脳から犯人のプロファイリングと取り調べが非常に得意。
世間から見て変わった人や孤独な人間、特に犯罪者の内面を手に取るように理解して心を開かせることができ、元相棒の右京に「南井の前では犯罪者ですら簡単に自供を始めてしまう」「相手に理解者は自分(南井)しかいないと思わせる」と言わしめるほどの卓越した能力を持つ。
警察官でありながら犯罪者の心の闇すら完全に熟知し自然に影響下に置いてしまう、使いようによっては悪のカリスマのような危険性も持っている。

優秀な警察官であった反面、更生できない犯罪者を憎む気持ちが強く、

「犯罪者の中には贖罪の心を持つことができない者もいる。そんな犯罪者は自らの死で償わせるのが相応しい」

という歪んだ正義感を併せ持っており、右京にもその面を警戒されていた。

最大の特徴は更生の意思の無い犯罪者を自分の手を汚さず、持ち前の人心掌握術を使って手先にした人間に代わりに私的制裁をさせている教唆の疑惑。
南井の影響下にいる(と思われる)人物は共通して闇SNSサイト「ダークウェブ」を扱い、青酸カリのカプセルを持たされ、逃げ場が無くなったり捕まった場合飲むように指示されている模様。


相手の心に寄り添って取り入り、自分が最大の理解者だと思わせて代わりに犯罪者の私刑をさせ、警察に捕まると使い捨てる凶悪な人物と視聴者に感じさせる演出をされながら、捕まることもなくseasonを跨いで関与してくるシリーズでも珍しい立ち位置のキャラ。


だが犯罪者だと確信しているのは付き合いのある右京の勘でしかなく、確固たる証拠も挙げられていない。
そのありようは、時として「和製シャーロック・ホームズ」と称される右京に対する、名探偵ホームズの宿敵である「犯罪界のナポレオン」ジェームズ・モリアーティを想起させる――。








以下関わった事件の犯人、ネタバレが載っているのでご注意を。









劇中での動向

【season16 倫敦からの客人】

初登場。
ロンドンからやってきた右京の友人として登場し、自分も気になっていた2人が追っている事件のプロファイリングを手伝う。
右京と冠城はダークウェブを駆使した知能犯が事件の背後にいることを突き止め、犯人・西田真人からは裏にいる「孤独だった自分を肯定してくれた」人物の存在が語られた。
西田は捕まった後、護送中に隠していた青酸カプセルで自ら命を絶っている。
右京は裏にいる人物から何らかの方法で共に自殺しようというメッセージを受け取ったことが原因だと推測している。

スコットランドヤード時代にも犯人が自ら命を絶ちデータも徹底的に消すという手口に心当たりがあり、南井の歪んだ正義感を知っていた右京に関わりを疑われたが、その人物であるという証拠は無くロンドンへの帰国は止められなかった。


【season17 倫敦からの刺客】

南井本人はロンドンにいながら何者かに行動を頼み、右京と冠城はダークウェブを扱う手先と思われる人物が行っている事件に遭遇する。
今回の犯人・立入章*1の裏にもやはり理解者がいたことをほのめかしていた。
そして立入も捕まった後、西田と同様に青酸カプセルを使用している。

「彼はもう… 善悪の彼岸にいる」

事件の被害者の一人・窪田宗(旧名「鏡見宗」)は施設「鏡見産院」の出身で、
  • 南井も元は同じ施設の出身で、かつての名前は鏡見悟
  • 院長が自ら命を絶ったのがきっかけで院長が行っていた引き取った貰い子を犠牲にしていた事件が明るみとなった
    • 事件の影響で施設が無くなった後、南井家の養子となり今の名前になった
以上の事実が判明。
同時に右京と冠城が自分の過去に辿り着く前に事件の真相を知っている鏡見産院の生き残りを消している疑惑が浮上する。


【season18 善悪の彼岸〜ピエタ】


「約束通り、日本に来たぞ。勝負をつけておきたくてな」

今までの他人を安全地帯から操っていた(と思われる)回とは違い、冷静さを欠いてるとも取れる行動が多くなり、自分自身で動く些か大胆(悪く言えば大雑把)な行動が多くなる。
それでも元警察官としての経験から徹底して証拠隠滅を行なっているので、本人が関わっている証拠は残していない。
亡き相棒の娘マリアと来日し、特命係で右京とチェスの続きをしていたが、今までの事件に関わっていることや鏡見産院時代の旧友の私刑を指示していたことを指摘される。
更に鏡見産院の院長についても当時としても怪しい部分が多かったようで、右京は青酸化合物を使う手口から子供時代の南井が犯人ではないかと疑っていた。
旧友と院長への疑惑を向けられた南井は激昂してその場を去る。

そして原宿と時を置いて日暮里で女性が亡くなる事件が発生。
2人とも南井がターゲットにしそうな執行猶予中の更生の意思の無い犯罪者だった。
両方の事件とも布状の物で首を絞められた跡があり、冠城は南井が寄ったホテルにいたマリアがスカーフを身に付け、南井のネクタイを持っていたことで実行犯だと疑い複数回接触するが、後に全くの無関係だったことが判明。
その中でマリアはネクタイに血が付いていた事、父の形見のスカーフを犯罪に使われた疑惑、共通して青酸カプセルを犯人が持たされている事が重なり南井への不信感が爆発して詰め寄るもはぐらかされる。
冠城から南井の行いを伝えられたことで本性を知ってしまい、更に南井の鞄から青酸カプセルを発見したことで疑惑は決定的なものになり、恩人が殺人犯だった事実に耐えきれず、青酸カリを隠して混入させた紅茶を出し共に命を絶とうとしたが、南井は咄嗟に見抜いて飲まずに免れ、マリアを看取った後に逃亡。
右京は事件の起きた位置が、南井とロンドンで担当した地図上の駅(≒事件現場)の位置で逆さの五芒星を模した「逆五芒星事件」と全く同じであることに気付き、東京で再現している仮説を立てる。

ラストシーンでは道を聞いた警察官を気絶させて拳銃を奪い発砲、そして謎の外国人を見かける。


【season18 善悪の彼岸〜深淵】


「さあ、どうする?右京……!」

第3の被害者は品川で警察官、第4の被害者は池袋で赤い傘を持った女と襲撃は続き、予告のように冠城の車の足元には過去の事件同様逆五芒星のマークを付けられる。
右京は狙われた冠城を特命係外への出禁を命じて捜査に出るも、南井から忠告の電話を受けた冠城は第5の事件現場予定の有楽町に行ってしまう。

南井を発見した冠城は応援を呼び追跡し、何故か今回の事件を捜査している手帳を見せられる。
自分で事件を起こし捜査していることに困惑した冠城は噛み合わない会話に激怒した南井に殴られ重傷を負いながらも、捜査内容が書いてある手帳を手に入れる。
手帳から全てを理解した右京は南井の居場所、ロンドンでの犯人の家の位置にあたるビルに向かう。
右京は南井を発見するが、南井は突然背後にいるという刃物を持った人物へと発砲。
だが後ろを向いても誰もおらず、南井本人も消えたことに困惑している。

度々現れた外国人の正体は既に死亡している逆五芒星事件の被疑者の幻。
もはや南井は現実と過去の区別もついておらず、犯人が亡くなっている事も忘れ、その幻を追いかけ捜査をしているつもりだった。

「右京、今私は何を話していた?」


南井の手帳には犯人を追っている時と犯罪を行なっている時の両方が書き込まれていた。
老いによる病により記憶障害や見当識障害を患い、ターゲットを決め自分で実行に移した事を忘れ、幻の犯人を追いながら自分で捜査し、目ぼしい人間を見つけては思い出し犯行に及んでいたのだ。
その症状は記憶が矛盾していることにも気付かず、今話していた内容さえ忘れる程に進行していた。
マリアが日本について来たのもそういった症状が出ている南井が心配だったから。

そして過去には相棒だったカワエの仇、逆五芒星事件の被疑者セバスチャン・ロイロットを青酸化合物で手に掛け、その罪悪感から逃れるため犯罪者の私的制裁を始めていた。


右京「あなたにとって、一番大切な記憶はカワエさんだったのでしょうか?」

「カワエ? 誰だ」「最近…物忘れが酷くてな、色んな事が思い出せない」
「だが、忘れようと思っても忘れられないこともあるぞ」
「お前だよ、右京。あの時のお前の観察眼、推理力、勇気、正義。まるで、子供の頃憧れたシャーロック・ホームズのようだった」
「眩しいほどだった。その光を浴びれば浴びるほど、自分の中の影を意識したよ」

さっきまで大切に話していた相棒の名前さえも忘れてしまった南井。
だが、子供時代に憧れたホームズのように眩しい右京の存在だけは忘れることはなかった。

「右京、また捜査をやろう、一緒に。お前となら、どんな悪も光の下に引きずり出せる。なっ?」

一連の事件は杉下と共に捜査をする、たったそれだけの為だけに起こされていた。
事件の元凶でありながら全てを忘れ、少年のように目を輝かせて純粋に右京と捜査を続け、悪を捕まえたかった。
まるで子供が親友と遊ぶような、信頼に満ち溢れた表情をしているのが本当に痛々しい。
右京は多数の犠牲者が出た事件の罪は許されることはないと言いつつも、元相棒のあまりにも現実離れした願いと哀れな姿に思わず抱き締める。

右京「僕もあなたのことは忘れないでしょう」

糸が切れたように崩れ落ち警察に確保されるが、その後は燃え尽きたようにどこを見ているかもわからず、とても証言が出来る状態では無かった。


真相

右京の見立てでは南井は老化により突発的に起こる情動失禁、記憶障害、見当識障害を患っていた。このため、事件を起こしては忘れて思い出してを繰り返し、忘れている間は自分で起こした(手引きした)事件を自分で捜査するという異常な状態だった。
元々捜査の際に犯人の気持ちをトレースする手法だったので、手帳の犯行内容を見ても本人は捜査中の記憶を忘れただけだと思っていた可能性が高い。
兆候こそあったものの平常時は至って普通なので、来日後少し会って話をする程度では右京も長い間気付かなかった。
逆五芒星事件の再現も途中までは犯罪者を狙っていたが、警官を襲ってからは元は犯罪者の制裁をしていた事すら忘れ、特徴が同じ人間を狙っていた。
言動や行動の不自然さも全ては記憶を度々忘れ、犯行中のことを全く覚えていないから。


誰よりも犯罪者の深淵を理解し、自分の中の影に怯えながらもその技術を正義のために使い続けた南井十。
相棒を失った傷を右京と再会したことで救われた一方、カワエの復讐をしてしまったばっかりに恐れていた深淵に引きずり込まれる。
右京に関しては「光を浴びるほど自分の中の影を意識した」という台詞から憧れていたと同時に、犯罪者の内面に近しい捜査方法の自分とは正反対な存在からコンプレックスも感じていた模様。
復讐で犯罪者を消した罪悪感から逃れる為に私的制裁を始めた男は、奇しくも亡くなった相棒と経緯こそ違うが同じ病気になって精神に異常をきたし、様々な記憶が消えながらも最後に残ったホームズのように眩しい相棒の右京と一緒に捜査する為だけに一連の事件を起こしていた。あまりにも虚しい話だった。



冠城「これで…遂に裁けますね、南井を
右京「何を裁くのでしょうか。年老いて、何が現実かも分からなくなって、ただ記憶を追いかけていた」
冠城「今は無いその記憶を求めて南井は自ら事件を起こしていった。右京さんと一緒に捜査するために
右京「それは…善や悪と呼べるものでしょうか」
冠城「そういう意味だったんですね

右京「善悪の…彼岸」


最期は病院から抜け出して崖から転落し、付近に愛用していた革手袋と傘、そして大量の血痕を残して行方不明になる。
奇しくも近くには滝があり、まるでホームズとモリアーティが最後に対決したライヘンバッハの滝のようだった……。



冠城「南井は死んだ。そうですよね…?右京さん」
右京「ええ……。帰りましょうか、特命係へ」


まさかの復活?

2024年1月17日に放送されたseason22 第12話「惡の種」で、南井が生存していることを匂わす描写があった。
同話では、東京都内の至るところで連鎖的に発生した殺人事件*2を、特命係が追った。加害者が次は被害者となって殺害される事件*3で、特命係が捜査するうち「ワイアット」「非凡人」「食物連鎖」といった謎の言葉も浮上した。
右京は「偶然ではありません」と事件の関連性を疑い、「市井の、どこにでもいる人たちが持つ小さな悪意を見出し、犯罪を犯すまでに育て上げる。一連の事件の裏に、もしもそんな人物がいたとしたら?」と推理。そして事件発生現場を示した地図をながめていると“あること”に気付き「そんな馬鹿な!」と声を上げた。
右京の脳裏にフラッシュバックしたのは南井だった。南井が日本で起こした連続殺人事件の発生現場と、今回の事件の発生現場に類似点があったことから、南井が生きているのでは?と推理した右京。
だが「あまりに非現実的です。僕の思い過ごしであってほしい……」と動揺を隠せなかった。

同話のラストでは、謎の男の影がビルの屋上から電話するシーンで終了した。謎の男は老人のことを「父さん」と呼び「種に望み通りの水をやれば、芽が出て、花を咲かせる。素直で、従順で、人はまるで植物です」と報告。その老人の後ろ姿は、南井そっくりだった……。

ネットでは、「仮に南井が生きているとしても、認知症のような、もしくは植物状態のような意識がない状況で、犯罪などはできないのではないか」という意見や、「南井を崇拝している男が、南井が死んだことを受け入れられず南井が生きているように振る舞い、尚且つ南井を真似て犯罪者を生み出している」という意見もあった。

関係者達

南井が記憶を蝕まれながら最後まで忘れなかった存在である眩しすぎる光。
警察官としての姿勢や能力から「日本から来たホームズ」と呼び、大変気に入っていた。
研修期間以降は疎遠になっていたが、season13後の無期限停職中で渡英し捜査協力していた時期に当時の相棒を失って荒れていた南井と再会。
声を掛けられても南井は知らないフリをするが「僕も相棒を失ったばかり」と言って手を差し出し、逆五芒星事件を共に調べていた。
本性に勘付いた後は逮捕できるように時間を掛け調べ上げるが、南井に手を差し出すシーンを一人物思いに耽りながら思わず同様に手を差し出すなど闇に堕ちた元相棒への複雑な心中を覗かせた。

右京の現相棒。
善悪の彼岸ではメインが右京と南井の対決だった為マリアを実行犯だと疑ってたとはいえ不用意に南井の正体を伝えたことで結果的に死亡する要因を作ってしまう、狂気に取り憑かれた南井に殴られて重傷を負い、事が終わってから復帰等あまり良い活躍が無い。(重要な証拠である南井の手帳は入手している)
普段は飄々としている冠城だが、その胸には右京と関わり培った警察官としてのあり方が確かに宿っていた。

  • マリア・モースタン
南井の相棒であるアキノリ・カワエの娘。モースタンは母親の姓。
南井とは父親が生きている頃から付き合いがあり、死亡後は面倒を見てもらっていて父親代わりのような立場だった。
立ち直り再び生きる希望を見出せたにもかかわらず、親身になってくれた南井の正体を知ったことで結果的に亡くなってしまうのは不憫としか言いようがない。
以前から南井の患っていた病に心当たりがあったようで、日本について来た理由は心配だったからと明かしている。

  • アキノリ・カワエ
20年来の南井の相棒にして、逆五芒星事件5人目の被害者。
捜査中セバスチャンに襲われて頭部に重傷を負い、後遺症として重度の認知機能障害を患ったことから精神まで病んでしまった。
最期は自分がどこにいるかもわからない中、家族との思い出の場所を探し続けた末クリスマスの日に首を吊って亡くなっている。

  • セバスチャン・ロイロット
南井が追いかけていた長身の外国人。
その正体は南井だけが見えていた逆五芒星事件被疑者の幻。
本物は5年前、カワエの復讐の為誘い出されたところを南井の話術で懐柔され、青酸化合物入りの紅茶を飲んで死亡している。


余談

独自に事件を捜査する元警部としての面、犯罪者を影から操り、最後は自分で手を下し始めた犯罪者としての面、記憶を蝕まれながら少年のような目で右京と話す面と様々な記憶を思い出しては忘れる南井を演じ分ける伊武雅刀の怪演は圧巻。

南井の元の名前である鏡見(かがみ)(さとる)は右京の歴代相棒と同じ共通点であるフルネームが「か」から始まり「る」で終わるようになっている。
相棒を失った2人は捜査に没頭する仲間を見つけたことでお互いに救われて支え合い、その形は違ってもまた相棒だった。

演者の伊武雅刀は2009年に公開されたスピンオフ映画「鑑識・米沢守の事件簿」にも設楽光治郎*4役で出演している。設楽は青少年防犯協会(通称:青防協)*5の理事長で、元警察キャリアであったが、度重なるセクハラ問題が原因で辞職し、天下りした。





「右京、また追記、修正をやろう。一緒に」
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最終更新:2024年05月01日 19:32

*1 ツアーコンシェルジュ。また立入を演じた池内万作はかつて相棒に出演した時もやはり自殺する役を演じている。

*2 冒頭で転落死したフランチャイズ弁当店の店長・吉口秋夫は本社社員からパワハラを受けていた。近所の公園で清掃のボランティアなども行っていた吉口は周囲から人望があったが、彼は過去にホームレスを撲殺していた可能性が高い。吉口に殺害されたホームレス・高木良雄はかつて資産家女性を殺し、逃亡してホームレスになっていた。

*3 吉口にパワハラをし、追い詰めて転落させたのは本社社員の内田隆一だった。彼は上司からパワハラを受けていた内田は何者かにそそのかされ、食物連鎖のように吉口にパワハラを行っていた。内田は捜査一課や右京らから逃げる途中、通り魔・岩上に刺される。収監された岩上も何者かに命をねらわれ、かろうじて助かるも意識は戻らなかった。

*4 ハセベバクシンオーによる原作小説では「設楽源太」という名前である。

*5 この「青防協」は警察の天下り組織で、米沢達が近付いた事で設楽は警察組織に圧力を掛けて来るのだが、天下りポストを死守せんが為に上層部は米沢達に「極秘捜査を直ちに直ちに止める様に。」と厳命した。