隆幸(ハッカドール THE あにめ~しょん)

登録日:2020/05/17 (日) 11:57:56
更新日:2023/09/08 Fri 18:26:40
所要時間:約 5 分で読めます






じゃあ、俺とここでずっと暮らせよ…。





隆幸とは、『ハッカドール THE あにめ~しょん』の第6話のエピソード「思い出のナーニー」に登場するキャラクター。


概要

第6話においてバグを起こして身体の3号が派遣された先の家の子供。男の子で強気な表情が特徴的。
かなりの金持ちの家の子供のようで、恵まれた生活をしている。

最初は呼び出された3号に困惑するも話を聞いて一緒に遊ぶことを要求する。
自分の要求で女性らしく着替えた3号の外見に見惚れ、以降も遊びの中で愛らしい表情を見せる3号に惚れ込んでいく。

強気で素直ではない一面はあるが、何だかんだで自分の環境は隠さないタイプであり、年相応の子供らしい面も多く見せる。
両親は家にいつもいないようだが(お母様と呼んでいるので関係自体は悪くはない様子)、学校に友人もいない。
一人でいることは寂しいのかと問われた際にはそれは「別に普通」否定しているが、多少強がりが入っていると見られる。

劇中の活躍

ハッカドールの身体に異常が起きるバグが発生する中でハッカドールの覇権を要求。
女の子となってしまったが、外見上のぱっと見は異常がなかった3号が自身の元に送り込まれる。
3号の自己紹介を聞いた隆幸は自分と遊ぶことを要求して命令も承諾されたため、隆幸は3号の格好をちゃんとした服装に変えることを指示し、メイド達の手によって3号は服を着替えさえた。

3号が着替えた軽めの真っ白なドレスの可憐な姿に隆幸は顔を赤く染めながら3号の愛らしさを認める。
その様子を見ていた2号はフラグが立ったと茶化していたが、隆幸の性格を考えるに実質的に一目惚れしていたと思われる。
2号の茶化しに嘆く3号だったが、直後に今日中には姿が戻れるとの事で女の子らしく振舞うようにと指示されたため、渋々と行動をすることにした。

「楽しいことを何でもする」と隆幸が掲げると、お絵描き・ジェンガ・お菓子食い・ゲーム…と何だかんだでノリノリで楽しむ2人。
その中で楽しむ3号の姿に何かを隆幸は感じ始め、やがて彼らは遊び疲れたのが互いに床で寝るに至った。

しょうがない奥さんだなぁ…。
そうなの。しょうがない奥さんなの…。

今度はおままごとで遊んでいた3号達。だらけた奥さんを演じる(?)3号の髪に付けられたリボンが落ちかけていた。
夫役を演じる隆幸は、やたらと色っぽさを見せる表情を作っていた3号のリボンを満足そう結び直していた。

しかし、システムの復旧を受けて帰ろうとする3号に対して隆幸は、両親は仕事が忙しく学校でも友人がいない自分が一人になることを訴える。
3号にずっと一緒に暮らすように頼む隆幸は、欲しいものは何でも買ってやるとして3号に自分の妻になる事を提案し、駆け落ちすると言い出して強引に3号を引き連れて外へと飛び出した。

夕日が空に浮かぶ最中、手を引かれながら困惑気味の3号の身体は光を放ち始めていた。
一緒にいられない本当の理由を隆幸に告白しようとするが、困惑する彼に対して理由を言い出せない中で元の姿(性別)に戻った。
服装こそ戻ったが頭に結ばれていたリボンは残っている事に気が付いた3号は、謝罪と共にリボンを隆幸に手渡す。

戻されたリボンを見て苦渋の表情を浮かべる隆幸だったが、「次に会う時まで貸しておく」としてリボンの受け取りを拒否する。
いつの間にか迎えに来ていたじいやの元に戻ろうとする隆幸は、リボンをなくさないようにと3号に告げた。
その約束に応じて乙女のような表情を浮かべる3号と涙を流しながら帰る隆幸。

3号の元に駆け付けていた1号と2号がその様子を見守る中、リボンは3号の両手に握りしめられながら揺らめくのだった…。

パロディ・コラボ

元々ハッカドールのアニメ版はパロディネタが多いが、隆幸に関する描写もよく見ると以下のようにパロディが多い。

  • 隆幸のお絵描き
隆幸が落書きで描いていたゆるキャラ風のイラストは 船橋市の非公認ご当地ゆるキャラ・ふなっしーに酷使している。
頭の飾り物や体色がふなっしーとは異なっており、赤色と青色の個体がそれぞれ描かれていた。
ただし、赤色に関しては『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』とのコラボで登場した、シャア専用風のふなっしーが実際に存在する。

  • 3号と隆幸が遊んでいた積み木のバランスゲーム
これは分かりやすく『ジェンガ』のパロディ。ただし、こちらは『ZENGA』である。

  • 3号と隆幸が食べていたお菓子
彼らが食べていた大量の菓子類の中に、カントリーマアムを連想させる名前のお菓子などが確認できる。

  • 3号と隆幸が遊んでいたゲーム
作中で遊ばれていたゲームは、任天堂の人気ゲームシリーズ『Splatoon』をイメージしたゲームだと考えられる。
こちらはイカではなくタコになっているほか、Splatoonのキャラクターのジャッジくんのパロディだと見られる犬のキャラが描かれている。
遊んでいた据置型ゲーム機のコントローラーは完全にWii UのWii U GamePadである。
ちなみに、多く積まれた玩具類の中にはWiiのようなゲーム機が混ざっている事も確認できる。

  • 3号へ渡したリボン
作中終盤で3号が自分に渡されたリボンを坊ちゃまに返そうとする場面があるが、これは『魔法少女まどか☆マギカ』の最終話のパロディ。
鹿目まどか暁美ほむらに約束の証として自身の赤いリボンを託しているのだが、受け取ったパロディ元とは対照的にこちらは受け取られていない。

  • 隆幸が視聴していたアニメ
ハッカドールとのコラボとして『うーさーその日暮らし』が作中に登場している。
これはうーさーその日暮らしの公式Twitterでも告知された。

余談

  • 最終的には3号が男である事実を知らずに終わっているため、仮に知ったらどうなるのかという点は気になるところである。

  • 隆幸が登場した6話だが、ギャグ的空気で軽いノリのアニメ版ハッカドールだが、本作に関しては所謂「良い話系」のシナリオになっているのが特徴的だった。
    そのことから、3号の担当声優である山下七海も本作の感想について「なんだか初めて綺麗な終わり方をしたような。。。?」と公式ブログで述べている。





追記・修正は本当は男の子なのに女の子になってしまった相手に惚れたことのある人にお願いします。

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最終更新:2023年09月08日 18:26