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カンキリ仮面

登録日:2020/08/23 Sun 18:39:11
更新日:2026/07/20 Mon 23:03:58
所要時間:約 ? 分で読めます






「カビカX」。それは全ての金属を瞬時に溶かしてしまう、恐ろしい細菌である。

そして黒十字軍は、その細菌を日本全国にばら撒くという。

それを阻止せんと、公然と悪に立ち向かうキレンジャーの勇姿!

生か死か!?


秘密戦隊ゴレンジャー』の第67話「真っ赤な特攻!キレンジャー夕日に死す」に登場した仮面怪人。


【概要】

ご覧ください、総統閣下!カビカXの威力は相当なものです!

出典:秘密戦隊ゴレンジャー/東映/第67話「真っ赤な特攻!キレンジャー夕日に死す」/1976年11月6日放送

身長:190㎝
体重:100kg
出身地:川崎
声:増岡弘

イーグルが開発した生物兵器「カビカX」の強奪が任務の仮面怪人。
カビカX奪取後はカビカXを街に散布して都市破壊を行い、さらにカビカXを爆弾にして日本全国を攻撃しようとした。
右手がドリルに付け替える事が出来て発射も可能、手持ちの武器として3枚の刃物が付いたを持つ。
非常に強力なパワーを持っており、頭の巨大な刃物を飛ばす「カンキリカッター」はニューゴレンジャースーツを貫くほどの力があり、ドラム缶に変身して体当たりする「ドラム缶アタック」が得意技。
名前は「カンキリ仮面」だが、体はドラム缶で頭はトリケラトプスに似ており、仮面怪人には珍しく一目で何の怪人なのか分かりにくい。

演じる増岡氏は後に『百獣戦隊ガオレンジャー』にてナレーター及びガオゴッドの声を担当することになる。

【活躍】

オイルの中で繁殖し、あらゆる金属を腐らせてしまう新兵器「カビカX」の研究開発が行われているイーグルの秘密研究所を襲撃し、警備をしていた熊野大五郎を退けて強奪。
空中からカビカXを散布して新幹線や自動車事故を引き起こし、街に混乱を巻き起こす。
さらに街を破壊するべく、カビカXを爆弾にして黒十字城に運ぼうとするが、そこに自分のミスでカビカXを奪われた事、それによってケガをしてしまった太郎のために立ち上がったキレンジャーが登場。

これを食らえ!カンキリカッター!

キレンジャーにカビカXを次々に爆破されてしまうが、なんと逆に「カンキリカッター」でキレンジャーの脇腹を貫いて倒してしまう。
とどめを刺そうとせまるが、重傷を負いながらも立ち上がり、カビカXを投げつけようとするキレンジャーの鬼気迫る姿を見て撤退。

そこにアカレンジャー達が駆け付けるが、そこにあったのは最後のカビカX爆弾を持って立ち尽くすキレンジャーの姿だった。
アカレンジャーたちが到着し、安心したのかキレンジャーは倒れ込む。

た、太郎くんは……?

意識は回復した!もう大丈夫だ!

そうですか、よかった……!カビカXを、黒十字城にぶちこんでください……!

大ちゃん、よくやった!

出典:同上

今度から…油断しねえよ……

大ちゃん、大ちゃん!

大五郎!

大ちゃん!

大ちゃん……!必ず仇は討つ!

2代目キレンジャー・熊野大五郎はここに散った。
残された4人は熊野の仇討ちを誓い、アオレンジャーはバリドリーンを呼ぶと黒十字城にカビカX弾をぶち込み、アカレンジャー達はカンキリ仮面を追い、アオレンジャーも合流するとカンキリ仮面と対峙。

キレンジャーを欠いたゴレンジャーに猛攻をかけるカンキリ仮面だったが、そこにバリタンクが到着。
その中から現れたのは、何と初代キレンジャー・大岩大太であった。

カンキリ仮面のカンキリカッターをかわして逆に投げ返し、大ちゃんはキレンジャーに変身する。

アカレンジャー!

アオレンジャー!

キレンジャー!

モモレンジャー!

ミドレンジャー!


5人揃って…

ンジ!!

熊野大五郎の弔い合戦だ!ゴレンジャー怒りの鉄拳を受けてみろ!

再び5人揃ったゴレンジャーは熊野のために猛攻をかけ、次々にゾルダーと黒十字忍団を蹴散らしていく。
カンキリ仮面もドラム缶アタックで抵抗するが、バリタンクのテンフィンガーに捕まって投げ飛ばされてしまう。

モモ、ゴレンジャーハリケーンだ!

OK!

行くぞ!

ゴレンジャーハリケーン・缶詰め!

行くわよ!ミドーッ!

OK! キ!

まかせんしゃい!アオ!

オーライ!アカ!クラウディングトライだ!

エンドボール!

出典:同上

缶詰め!わしゃ、何故かこれを見ると開けたくなっちゃうの~

キック爆弾が変化したカラフルな缶詰めをキャッチしたカンキリ仮面。
しかし……

バカめ!それは缶詰め爆弾だ!


げえっ!それはないじゃろ!

あああ~っ!

出典:同上

カンキリ仮面は爆散し、ゴレンジャーは熊野の仇を討った。
戦いの後、五人は熊野の墓標の前に並ぶ。

大五郎…お前の命懸けの責任感、俺は一生忘れんぞ!

黒十字城を撃墜するまで、必ず戦い抜く。安らかに見ていてくれ

大五郎どん。お主が悔しさ、この大岩大太がお引け受け申す……!

ゴレンジャーの勇士、熊野大五郎に敬礼!

出典:同上

海城、新明、大岩、ペギー、明日香、007の六人は熊野の勇姿を称え、敬礼を送るのだった。

【余談】

  • スーパー戦隊シリーズ初の殉職エピソード。
    大五郎の死はキャスト達には知らされておらず、演じただるま二郎氏は脚本をもらって初めて知って落ち込んだという。
    後年になって、新命役の宮内洋氏はインタビューにて、上記のようにだるま氏に前もって連絡をせず、一方的に降ろすという行為に及んだ東映制作スタッフと、
    メンバーが戦死するという重い回でコミカルな戦闘を演出したジャパンアクションクラブに対して辛辣なコメントを残しており、『ゴレンジャー』後半での過剰なコミカル路線を批判している。
    • 他方、初代キレンジャーの復帰はサプライズ要素だったらしく、オープニングクレジットには畠山麦氏の名は記載されていなかった。

  • 事切れる寸前にマスクが脱げているため、シリーズ初となる変身姿からのマスクオフの披露となった。

  • サブタイトルが『帰ってきたウルトラマン』第37話「ウルトラマン夕日に死す」と似ており、脚本も同じ上原氏が手掛けているが、偶然の一致なのか、それとも意図的なものなのかは不明。

  • この回で太郎が熊野に出したなぞなぞは「盗んだり刺したり叩いたりして人を喜ばせる物な~んだ?」で、答えは野球。盗むは言わずもがな「盗塁」のこと、刺すは「守備側が打者や走者を直接アウトにする」こと、そして叩くは「ボールを打つこと」を表しているのである。


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最終更新:2026年07月20日 23:03