秘密戦隊ゴレンジャー

登録日:2009/12/13 (日) 21:50:02
更新日:2020/01/07 Tue 00:12:28
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アカレンジャー!
アオレンジャー!
キレンジャー!
モモレンジャー!
ミドレンジャー!

五人揃って!


ャー!!」



本作は1975年4月5日から1977年3月26日まで全84話が放送された「スーパー戦隊シリーズ」の記念すべき第一作。

当初は後番組『ジャッカー電撃隊』と共にスーパー戦隊の枠に入らず『バトルフィーバーJ』が第一作だったが、
オーレンジャー辺りから扱いが変わり、タイムレンジャーの時に正式にスーパー戦隊シリーズにカウントされ、
現在では本作が第1作、ジャッカーが第2作、バトルフィーバーが第3作になっている。


【主題歌】

OP「進め!ゴレンジャー」

ED1「秘密戦隊ゴレンジャー」
(第1~63話)

ED2「見よ!!ゴレンジャー」
(第64~84話)

特にED1は、「♪バンバラバンバンバン、バンバラバンバンバン」というフレーズがあまりにも強烈であるうえ、戦闘BGMとして本編で流れる機会も多かったためか、本作を象徴するテーマソングとしてOPよりも浸透している感がある。
本作に限らず、初期の頃の戦隊シリーズでは、EDを戦闘BGMとして使っている作品が幾つかあった。

【あらすじ】

世界征服を企み、国際的に暗躍する「黒十字軍」。
彼らの侵攻を食い止めるべく、国連は“イーグル”という国際的平和組織の秘密防衛機構を設立、世界を各10ブロックに分けて対抗していた。
ある日、黒十字軍は日本ブロックに焦点を絞って黄金仮面、武者仮面、青銅仮面、ヒスイ仮面、毒ガス仮面の五名による総攻撃を仕掛け、
全国の各支部(北海道・東北・関東・関西・九州)は壊滅してしまう。

しかし、各支部に1人ずつ奇跡的に生き残った者がいた。
関東支部の海城分隊長の弟で秘密工作のスペシャリスト・海城剛、
東北支部の分隊長・新命明、九州支部の精密技術班員・大岩大太、北海道支部の化学分析班員・ペギー松山、
そして関西支部の新米隊員・明日香健二の五人である。

イーグル日本ブロックの最高指揮官である江戸川権八は、彼らを新宿の秘密基地に呼び寄せた。
イーグル日本ブロックが黒十字軍に逆襲するために創設した特別部隊「ゴレンジャー」の戦いが始まった。




【登場人物】

○秘密戦隊ゴレンジャー

  • アカレンジャー/海城 剛(かいじょう つよし)(演:誠直也)
秘密工作のスペシャリストで優れた決断力と統率力を持ったリーダー。
総合能力ではアオレンジャーが上だが、仲間の危機を何度も救い出しており、黒十字にとっては要注意人物とされている。
スーパー戦隊の赤い戦士の原点
外の人の誠直也はファイヤーマンや特捜最前線の吉野刑事である。
ヤリビュートやドリルビュートに変形する、レッドビュートが武器。
「ぶっちゃけ声も顔も怖い(それどころか髪型や私服のセンスすら怖い)」としばしばネタにされる。
独特のドスの利いた声による「ア゛カ゛レ゛ンジャッ!!」という決めゼリフが印象に残っている人も多いことだろう。


  • アオレンジャー/新命 明(しんめい あきら)(演:宮内洋)
武者仮面の指揮する黒十字軍の襲撃で壊滅したイーグル東北支部の唯一人の生き残り。
サブリーダーだが実は5人の中で最年長。
過去にレーサーを目指していたこともあるほどメカの操作、各種乗り物の操縦に長けている。
その為、バリブルーン及びバリドリーンメインパイロットは彼が務める。
一見クールな二枚目だが実は熱血漢であり、意外と子供には優しい一面も持っている。
外の人は風見志郎/仮面ライダーV3快傑ズバット/早川健と同じ宮内洋である。
そのため、本作に起用されることになった際、「自分は主役経験者なのにセンターじゃないのか?」と一触即発の事態に陥りそうになったという逸話は有名。
スカイライダーの33.34話に客演した風見志郎は何故か殆どこの新命明のようなキャラへと豹変しており、格好も決め台詞も新命明のものだった。
弓矢のブルーチェリーが武器。後にニューブルーチェリーにパワーアップされる。 
ゴーカイジャーではジョーの担当。ジョーも明もクール系男子だったので違和感なく馴染んでいた。


  • キレンジャー/大岩 大太(おおいわ だいた)(演:畠山麦)
九州男児でムードメーカー。カレーライスが大好物。
本作を象徴する最強クラスのネタキャラで、その濃すぎるキャラは後年の戦隊シリーズにも多大な影響を与え、今でも「戦隊モノのイエローといえば太っちょでカレーライスを食べている」と思っている人が大勢いるほどである。
※詳しくは当該項目を参照。


  • 2代目キレンジャー/熊野 大五郎(くまの だいごろう)(演:だるま二郎)
第55話から第67話に登場。
大岩が古巣の九州支部の教官へと栄転したため、イーグル内で選抜されていたゴレンジャー予備隊員の中から急遽キレンジャーとなった。
あんみつなどの甘いものが大好物という設定だが、特に劇中での描写はない。
相撲が得意な肉弾派で猪突猛進気味の性格。
67話でカンキリ仮面にやられて戦死してしまい、先代が急遽駆けつけて復帰する(つまり、ややこしいことに出番が初代→2代目→初代の順番なのだ)という形で退場。スーパー戦隊シリーズで初の殉職者となった。
もちろん、この交代劇は外の人の都合である。
なおキレンジャーはカラーからゴーカイジャーではルカの担当になる。下半身が共通のスーツなのでスカートは付かないものの肥満体型からスリム化し、違和感か激しい。


  • モモレンジャー/ペギー松山
ヒスイ仮面の指揮する黒十字軍の襲撃で壊滅したイーグル北海道支部の唯一の生き残り。
父がスイス人、母が日本人のハーフ。
武器開発と爆発物処理を得意とする紅一点でゴレンジャーハリケーンの担当でもある。
イヤリング型のモモ爆弾が主な武器で、必殺技を繰り出すときの「いいわね、いくわよ!」という決め台詞は特に有名。


  • ミドレンジャー/明日香 健二(あすか けんじ)(演:伊藤幸雄)
毒ガス仮面の指揮する黒十字軍の襲撃で壊滅したイーグル関西支部の生き残り。
メンバー中最年少でかなり血気盛んな面も持っている。
なぞなぞが得意で、時々大岩になぞなぞを出している。
外の人は一年前にウルトラマンレオで主人公の後輩を演じたが、
オイルショックの都合で円盤生物第1号シルバーブルーメに殺害され降板されられた他、後にバトルコサック(初代)になる。
ブーメランのミドメランが武器。後に巨大パチンコのミドパンチャーに変形するように改良された。
当時の子どもたちに、「戦隊モノは必ずひとりくらいは空気化するキャラが出てきてしまうものだ」というイメージを植えつけた不遇な人物。
ゴーカイジャーではドンさんの担当。健二とドンさんはどちらもマスコットキャラのような存在だったため、珍しく乖離が生じていなかった。


  • 江戸川 権八(えどがわ ごんぱち)
イーグル日本ブロック・関東支部総司令官であり、ゴレンジャーの創設者。
普段はスナック「ゴン」(第45話以降、フルーツパーラー「ゴン」に改装)のマスターをしている。
マスターとしても腕は確かで、得意料理はカレー。
料理教室なども開いている。


  • イーグル連絡員007/加藤 陽子(かとう ようこ)
イーグルの女性連絡員。普段は「ゴン」の店員。主にゴレンジャーのサポートを行い、バリドリーンやバリタンクの操縦も可能。
仲間達からは「007」または「陽子ちゃん」と呼ばれる。
レギュラー・セミレギュラーのイーグル連絡員は他にも008/林 友子や009/中村 春子がいる。
またゲストの連絡員も多数存在するが、その大半が殉職している。


  • 加藤 太郎(かとう たろう)
陽子の弟。よく「ゴン」に遊びに来て、大岩になぞなぞを出す。このなぞなぞが事件解決のヒントになる事もあった。
黒十字軍に捕まる事もある。


  • ゴン
「ゴン」で飼われている九官鳥。九州弁を話し、人間と会話ができる。大岩をからかっては面白がっている。



【スーパーメカ】

ゴレンジャーのスーパーメカ。
バリブルーンは新命が"愛機"と呼ぶ飛行要塞。
バリドリーンはその後継機である。


  • バリタンク
地底海底どちらもOKの万能戦車メカ。
搭載武器は機銃や巨大なアーム"ハンドジャイロ"。


  • バリキキューン
5色の「ヘンテコリンな」(by.パイナップル仮面)気球型飛行メカ。レーダーに引っかからないのが特徴。
鎖付きマジックハンドのバリハンドと鎖付きのクチバシハンドを装備。


  • ゴレンジャーマシーン/スターマシーン
ゴレンジャー専用バイク。スターマシーンはゴレンジャーマシーンの後継機。
アカレンジャー専用のレッドマシーン/レッドスター、
アオレンジャーとキレンジャーが乗るサイドカーのブルーマシーン/ブルースター、
ミドレンジャーとモモレンジャーが乗るサイドカーのグリーンマシーン/グリーンスターの3種類がある。


【必殺技】


アメフトのボール型をした爆弾"エンドボール"を敵めがけて蹴り込む。ボールは途中から敵の弱点や特性に応じたアイテムに変形してトドメを刺す。


  • ゴレンジャーストーム
ゴレンジャーハリケーンの原型。ドッジボール型の爆弾を敵にお見舞いする。



黒十字軍

全人類を滅ぼし、地球を我が物とすることを目的とする秘密結社。常に総統の意志が絶対視されている。
失敗した者や命令を聞かない者に対しては容赦しないが、組織内は意外とアバウト且つアットホームな雰囲気でまとまっている。


  • 黒十字総統 演:安藤三男(54話まで)、八名信夫(55話から)
黒十字軍の首領。
原水爆もよせつけない不死身の肉体を持つ。
初期は白い頭巾で素顔を隠していた
青汁を愛飲してはいない。


15話より登場した作戦を指揮する将軍達。
日輪仮面、鉄人仮面テムジン将軍、火の山仮面マグマン将軍、ゴールデン仮面大将軍の4将軍が存在する。
※詳しくは当該項目を参照。


  • 仮面怪人
破壊活動の指揮をとる怪人たち。
当初は主に、世界各国の仮面をモチーフにデザインされた。
シリーズが進むにつれ題材が拡がり、他に生物、家電製品、日用品、スポーツ用品など様々なモチーフが現れた。
存在自体がギャグであり、脚本家の曽田博久も「仮面怪人を見て怖がる子どもはいないでしょう。
怪人を見て怖がりたければ仮面ライダーを見れば良いわけですからね」とコメントしている。

  • ゾルダー
戦闘員。全身を黒タイツに包み、黒いレザーベスト、目の縁取りが付属しているヘッドキャップを装着している。掛け声は「ホイッ!」
や銃が武器。

  • 黒十字忍団
64話から登場した上級戦闘員。黒十字軍が宇宙侵略団と手を結んだ事で結成された。
ゾルターと比べると、ベストや仮面がカラフル。が武器で身軽で壁抜けの術などを使いこなす。



ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー
1978年に『東映まんがまつり』にて上映された劇場オリジナル作品。


海賊戦隊ゴーカイジャーにて】
第1話の冒頭にアカレンジャーが声のみ登場。
全てのスーパー戦隊を率いて力を合わせレジェンド大戦を終結させるが、相変わらず声がドスの利いた悪の親玉である。怖いよ……。

春の劇場版にも再びアカレンジャーが登場。
今度は変身前の姿でゴーカイジャーの前に現れ、大いなる力を与えた。

空飛ぶ幽霊船』にはまさかの野球仮面が登場。ゴーカイジャーと野球対決を行った。

本編最終回『さよなら宇宙海賊』には海城剛本人が登場。
初代レッドとしてゴーカイジャーの旅立ちを見送り、レジェンド戦士のトリを飾った。

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ではアカレンジャーが仮面ライダー達を次々と倒し、
最後は仮面ライダー1号と対決...と思ったらゴーカイレッドがゴーカイチェンジした姿だった。
なお本物のゴレンジャー達は物語開始時点で仮面ライダーディケイドに敗れたことが語られている。
終盤で復活し、他の戦隊、ライダーと共に大ショッカー、大ザンギャックと戦った。


【余談】

当時は5→2→1→3→4の順で人気があった。
メンバーの中にモモレンジャーがいるため女の子も男の子に混じってごっこ遊びに参加できるようになり、
当時の子どもたちの遊びのバリエーションを広げるのに一役買っていた。
ちなみに男の子だけでゴレンジャーごっこをする場合は、太っていてなおかつカレーや甘いもの好きな奴がキレンジャー役、
気弱な奴がモモレンジャー役をするのが定番だった。

ナレーションは14話までが田中信夫氏、15話以降は大平透氏が務めた。

『仮面ライダーアマゾン』の後番組として東映の平山亨は「5人の仮面ライダーが活躍する」という案を毎日放送側に提示したが、仮面ライダーシリーズを初代『仮面ライダー』から担当してきた毎日放送編成局映画部長の庄野至は、「ヒーローは1人であるべき」とし、これに反対し、事前協議の段階で却下され文章としては残っていない。
しかしこの案がきっかけでゴレンジャーが生まれることになり、『仮面戦隊ゴライダー』の元ネタにもなった。

次回予告は18話までが通常の内容紹介*1、19〜41話では内容にはあまり触れず大平氏によるなぞなぞの出題、42話以降は再び内容紹介に戻った*2

「色(日本語読み)+○○ジャー』となっている戦隊は本作以降は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』まで40年間存在しなかった。

5人の名字(二代目キは除く)の頭文字を続けて読むと敵のある重大な秘密が分かり、
最終回タイトルは「真赤な大勝利!! 永久(とわ)に輝け五ツ星」で後の五星戦隊ダイレンジャーが似た名乗りやOPで歌っているが無関係である。

ちなみに当時香港でも放映されていたらしい。




追記と修正と考察と
これが合図だ エイエエイオー

画像出典:秘密戦隊ゴレンジャー
© 石森プロ・東映

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