ガオゴッド

登録日:2020/02/28 Fri 22:04:46
更新日:2024/03/28 Thu 12:32:32
所要時間:約 5 分で読めます





人間に地球を守る資格なんて無いんだ!

風太郎、お前は一体?

その手を離せ、『シロガネ』


うわぁーっ!!


次回!

Quest39

が連れ去る






我が名はガオゴッド。パワーアニマルの神なり。


ガオゴッドとは、スーパー戦隊シリーズ第25作『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する巨大ロボにして、本作の登場キャラクターである。

CV:増岡弘(本作のナレーションも担当。ただし、クレジット表記は無い)

データ

全高:65m
重量:5140t
出力:不明

概要

全てのパワーアニアルを統べる、天空島アニマリウムの神たる精霊王

1000年前、当時のオルグの頭領「百鬼丸」との戦いに敗れ、死亡したかに思われたが、実際は精神体だけの状態になりながらも現代まで生き延びており、Quest21にて初登場し、狼鬼「思い出せ、思い出すのだ!」と呼びかけ、その朧げな記憶をある程度蘇らせた。

その後、Quest23では残りの力で一時的に満月を新月に変えて狼鬼を月麿に戻した。

Quest31では、ウラ究極態を前に全滅寸前のガオレンジャーを回収し、ガオズロック内では、と月麿以外の4人の亡骸を黄泉の国へ送った。

Quest36では、遂に完全復活を果たし実体化。
獣皇剣の音色を掻き消す魔笛オルグの笛を破壊し、百獣召喚を成功させた。

月麿からは「千年の友」、テトムからは「荒神様」と呼ばれている。

外見

全体的な姿はガオキングを彷彿とさせるものだが、その体は黒や金、銅で塗られ、全体的に遺跡や銅像を思わせる荘厳でクラシカルな姿をしている。
口は無機質的なマスクで覆われ、被る兜は古代の兵士が使っていた物を彷彿とさせるメタリックレッドとメタリックブルーで彩られた物で、こめかみから巨大な角が生えている。

ゴッドパワーアニマル

ガオゴッドを構成する5体のパワーアニマルで、先代のガオの戦士の相棒。
他のパワーアニマルと違い、合体形態であるガオゴッドこそが本来の姿であるため、アニマルごとに異なった意思は持っていない。

〇ガオレオン
ライオン型。
ガオゴッドの胴体を構成する。
ガオライオンに酷似しているが、体は黒く、鬣は赤銅色をしている。

〇ガオコンドル
コンドル型。
ガオゴッドの頭部を構成する。
ガオイーグルにあたるが、クチバシや尾羽の形に、トサカ(?)の有無と、他のパワーアニマルと比べ、特に似ていない。

〇ガオソーシャーク
ノコギリザメ型。
ガオゴッドの右腕を構成する。
ガオシャークに酷似しているが、色は紫と金になっており、鼻先から鋸が生えている。

〇ガオバッファロー
バッファロー型。
ガオゴッドの下半身を構成する。
ガオバイソンに酷似しているが、体は茶色で、角はより巨大でドリルの様に波打った表面が特徴。

〇ガオジャガー
ジャガー型。
ガオゴッドの左腕を構成する。
ガオタイガーに酷似しているが、体は金色で、黒いヒョウ柄がある。

必殺技

  • 神獣荒神剣
ガオソーシャークの鋸で相手を斬り裂く。 フィンブレード「」

  • 天誅パワーアロー
頭部の角を外して左腕で握り、「パワーボウ」を形成。
右腕の鋸をパワーボウに重ねて弓矢のように構え、鋸の先から光の矢を放つ。

風太郎



誰が出ていくもんか。ここは俺の家だ。


演:有岡大貴
Quest32より登場した謎の少年。
その正体は、ガオゴッドが人間として生まれ変わった姿。
当初は記憶喪失で、風太郎という名は走に名前を尋ねられた際に偶々目に入った赤い風船から取ったもの。
初登場以降ガオレンジャーの行く先々に現れるようになり、Quest37にて「亀(=ガオズロック)に呼ばれた気がした」と言ってガオズロックに登ろうとしていたことから、ガオズロックに預けられることになる。

外見上の年相応に生意気なやんちゃ坊主で、やや口が悪い。
オルグとの戦いが起こる遠因を作ったり、何気ない一言でガオレンジャーを奮起させるなど、話によってトラブルメーカーにもサポーターにもなり、ある意味非常に自由。
殆どただの人間に等しいが、Qust38では猛獣使いオルグに操られたガオキングとガオマッスルの前に立ち、彼らを正気に戻すという超常現象を引き起こした。

ガオレンジャーと行動を共にしていくうちに記憶が少しずつ戻り始めるが、Quest39では、ニュース番組を見て地球環境の破壊を知ってショックを受けガオズロックを飛び出してしまい、その先でラセツ達と出会う。
そして、ラセツに「人間こそが地球を汚している張本人」という事実を指摘されると、事もあろうにそのままオルグ側についてしまう。

そして、同話にてガオキングとモニターオルグとの戦いの後に遂に記憶を完全に取り戻し、元の姿に戻った。

完全復活後は

そのままモニターオルグの取り付けた虫によってラセツにコントールされるガオキングと激突。
天誅・パワーアローで虫を破壊し、ガオキングを解放するが、何と「これ以上人間にパワーアニマルを傷つけさせない」として、全てのパワーアニマルをアニマリウムの環境ごと何処かへと連れ去ってしまった。

Quest40では、対話を望むテトムすらも無視し、完全にガオレンジャーとの交信を断ってしまう。
その後、嘗ての仲間達の眠る墓参りにやってきた月麿に風太郎の姿で現れ、「お前は千年の友、この時代の人間の為に戦ってはならない」とし、自分と共に来るよう言って手を伸ばすが、月麿は今いる仲間の下へ向かうことを選び、それを断った。
その後、巨大化したブリキオルグと戦うガオハンターの前に現れるが、「成長したなシルバー。千年前も今のお前と共に戦いたかったぞ」と彼を改めて認め、共闘してブリキオルグを倒した。
戦いが終わった後に風太郎の姿でガオレンジャーと相対し、今までの態度は「人間の強さを再確認させるための試練」だったことを明かした(同時に白服姿にもなり、ウラに殺された4人を現代に導いた少年の正体であったことも明かした)。
そして改めてガオレンジャーを認めると、パワーアニマルとアニマリウムを返し、戦いを託して天へと消えていった。

その後Quest47では再び風太郎の姿でガオレンジャーの前に現れ、最後のオルグである蒸気機関オルグの出現を伝えた。

最終決戦にも参戦し、Quest49にてマトリックスを封じてオルグの復活を阻止する。しかし、Quest50ではガオハンターと共に究極オルグ・センキを迎え撃つも、軽くあしらわれて敗北。再び死亡してしまう。

そしてFinal Questでは6人の決して諦めない心に呼応して、世界中に散らばっていた総勢百体のパワーアニマルが集結。これによってゴッドパワーアニマルの姿で復活し、他のパワーアニマルと放った「森羅万象天地轟鳴百獣アニマルハート」でセンキの肉体を破壊した。

エピローグでは再び風太郎の姿に戻っている。

劇場版「火の山、吼える」では、時空を超えて過去の世界からガオナイトに加勢する形で参戦。シルバーが操縦し、オルグ三兄弟の三男・ハデスオルグを天誅・パワーアローで撃破する活躍を見せた。


評価

神とされるガオゴッドだが、実を言うとテレビシリーズで勝利を収めたことはなく、センキにも「百鬼丸にさえ敵わなかったお前に何が出来る」と罵られる始末であった。
また、ガオレンジャーへの試練に関してもいきなり巨大戦力を全部没収するといういくらなんでも強引かつ迷惑すぎる手段を取ったことと、試練の間の言動が本当にラセツに言い包められているように見えなくもないことから視聴者視点だとお世辞にもいい印象は持ちづらく、
「上から目線で無茶振りしてくる割に肝心な時に役に立たない」とネタキャラじみた評価を受けてしまうこともある。
大獣神といいスーパー戦隊の神は曲者が多いようである。もっとも神様なんて概ねそんなものといえばそれまでだが。

一応4人を蘇らせたり、マトリックスを封じるなど、神とされる彼にしか出来ないであろうことはしっかりと行っているため、単にスパルタ気質で敵が強すぎただけ……と思いたい。


玩具の話

DX玩具は当初「パワーアニマルキャンペーン」のガオゴッド賞の賞品として商品化され、後に一般販売された。
しかし一般販売されたものも販売期間が短かったため、手に入れられなかった視聴者も多かったとか。また、ガオソーシャークの顔部分は経年劣化で破損しやすくなっている。
ちなみに抽選品は箱が違う他、「塗装によって塗分けられている」(一般販売品は成型色)という違いがあり、中古市場などでは10倍以上の値段で取引されている。

パワーレンジャーシリーズでは

北米版『パワーレンジャー・ワイルドフォース』においては「アニマス」の名で登場。アイドルマスターのアニメ版ではない
風太郎に相当する姿も持ち、凧に因んで「カイト」と名乗った。
大獣神と同じく「神様」という設定は宗教的に問題があったため、こちらでは「パワーアニマルのご先祖様」に設定変更されている。元々ガオキングそっくりな見た目の持ち主なので妥当なアレンジだろう。

『ワイルドフォース』は基本的に原典そのままのストーリーが展開されたため、アニマスの立ち回りもあまり変わらなかったが、番組後半では巨大戦が新撮され、マンディロック(ラセツ)の分身に乗っ取られかけたワイルドフォースメガゾード(ガオキング)を救い出す活躍が与えられた。
また、ファルコンサモナーにバトライザーもセットでついてきたり、レンジャーが試練を突破した際は褒美として新戦力のバイク「ワイルドフォースライダー」を授けてくれるなど、心なしか原典よりもちょっと気前が良い。「イメージアップ戦略」は禁句

玩具は「アニマスメガゾード」の名前で発売された。



我が名はwiki籠り。追記・修正の神なり。


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最終更新:2024年03月28日 12:32