新白河駅

登録日:2020/08/25 Tue 20:39:03
更新日:2024/11/29 Fri 01:09:25
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新白河駅(しんしらかわえき)は、福島県西白河郡西郷村にあるJR東日本の駅。
新幹線が停車する駅としては唯一、村にある駅として有名。

概要

西郷村(にしごうむら)の代表駅。
東北新幹線東北本線の停車駅の一つで、全国で唯一、村に停まる新幹線の駅となっている。
とはいえ位置的には村の中でも隣の白河市寄りの場所にあり、ホームの一部は白河市にかかっている。
昔は磐城西郷駅(いわきにしごうえき)という名前だったが、東北新幹線が開業した際に白河市の玄関口であることを強調して現在の駅名に変更された。
西口が西郷村の、東口が白河市の玄関口となっている。

ちなみに白河市の中心部である白河駅は、東北本線の下り方面に向かって1駅隣にある。新幹線が白河駅ではなく新白河駅を通るようにしたのは、ルート的に難しかったというのと、白河駅前が入り組んでいて建設が難しかったというのが理由と言われている。
東北新幹線では下り線は東北地方最初の駅に、逆に上り線は東北地方最後の駅となる。

西郷村は村ではあるが、実質的に白河市と生活圏が一体化しているベッドタウンであるため、日本の村の中では人口が多い部類に属する。
人口は2万人もおり、上越新幹線越後湯沢駅がある新潟県湯沢町や、北陸新幹線軽井沢駅がある長野県軽井沢町よりも多い。

競馬場のウインズ新白河が徒歩圏内にある他、総合スーパーのイオンやヨークベニマルも近くにある。
また、駅周辺には白河ラーメンの店も多い。


駅構造

橋上駅舎であり、2階にコンコース・改札口が存在する。在来線は1階の地上ホームに降りる形で、新幹線は3階の高架ホームに登る形となっている。

新幹線の改札口には自動改札機が設置されているが、在来線のほうは有人改札となっている。また、Suicaは使えないのでご注意を!
ちなみに新幹線の駅でも在来線のほうは自動改札機が無く、有人改札または無人駅という駅は意外と多い。

新幹線

東北新幹線のホームは宇都宮駅などと同じ相対式2面2線となっており、上りホーム(1番線)と下りホーム(4番線)の間に通過線(上下各1本)が存在する。
2番線は上りの通過列車の線路で、3番線は下りの通過列車の線路でありホームがないため欠番となっている。

定期列車は基本的に各駅停車(なすの号、一部のやまびこ号)しか停車しない。しかし、やまびこ号は白石蔵王駅(福島駅と仙台駅の間の駅)のみ通過する列車も少なくない。
また、やまびこ号もつばさ号を連結する列車や、盛岡駅発着の列車は当駅を通過する。

速達列車のはやぶさ号とこまち号は全列車が大宮駅仙台駅間ノンストップなので当駅は通過する。

  • 1番線
上り列車(宇都宮大宮、上野、東京方面)のホーム。

  • 4番線
下り列車(郡山、福島仙台方面)のホーム。

在来線

少し特殊な島式ホーム1面3線と、単式ホーム1面1線の計2面4線を持つ。
2017年(平成29年)より東北本線は当駅で運転系統を分けることとなったため、当駅を跨いで直通運転を行う旅客列車は、朝の上り1本(白河駅始発黒磯行き)を除き存在しなくなった。

  • 5番線
単式ホーム。上り(黒磯方面)の一部列車が使用する。
上りの貨物列車や回送列車はここを通過する。


  • 6番線
上り専用ホーム。
元々は今の7番線と同じ線路だったのだが、2017年(平成29年)に車止めを設置して黒磯方面にしか進めないようになっている。

  • 7番線
下り(白河、郡山方面)専用ホーム。
元々は今の6番線と同じ線路だったのだが、車止めが設置されたため、郡山方面にしか(ry。

  • 8番線
下りのホームだが、基本的に旅客列車は当駅を終点とする列車しか停車しないため、実質的に当駅で降りる人の専用ホームとなっている。
7番線と違って一応は直通運転が可能な構造であるため、貨物列車や回送列車はここを通過する。


追記、修正お願いします。


   
最終更新:2024年11月29日 01:09