仙台駅

登録日:2020/08/10 Mon 14:54:47
更新日:2020/09/07 Mon 09:59:21
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仙台駅(せんだいえき)は、宮城県仙台市青葉区にある鉄道の駅である。
JR東日本新幹線と在来線、仙台市地下鉄(仙台市交通局)が使用する。

概要

宮城県および仙台市の代表駅であり、かつ、東北地方最大のターミナル駅である。
JR東北新幹線北海道新幹線秋田新幹線への直通列車を含む)をはじめ、在来線の東北本線仙山線仙石線常磐線仙石東北ライン、仙台空港アクセス線が乗り入れる。
仙台市地下鉄は東北地方で唯一の地下鉄であり、当駅は南北線と東西線のジャンクションとなっている。

東北新幹線が開業してからは首都圏対仙台都市圏のアクセスは新幹線が圧倒的優位であり、羽田空港と仙台空港を結ぶ飛行機は、新幹線が運休にでもならない限り設定されない。

当駅からは東北地方の他県の県庁所在地すべての駅(新青森駅、秋田駅、盛岡駅、山形駅、福島駅)まで乗り換えなしで行ける。
ただし、青森市のみ代表駅の青森駅ではなく、新幹線の新青森駅まで乗り入れる。また、山形駅のみ新幹線ではなく在来線の仙山線経由となる。ちなみに福島駅へは新幹線と東北本線の両方で乗り換え無しで行くことが可能。

利用者数は南関東1都3県以外のJR東日本の駅としては最も多い(ちなみに2位は宇都宮駅、3位は新潟駅)。また、3大都市圏以外のJRの駅としては博多駅、札幌駅に次いで3番目に利用者数が多い(ちなみに4位は広島駅、5位は岡山駅)。

実は売られている駅弁の種類が最も多い駅らしい。仙台らしく加熱式の牛タン弁当が一番人気。

駅構造

在来線

JRの在来線は地上ホーム4面8線と地下ホーム1面2線の計5面10線である。

ちなみに仙石線のあおば通駅とは地下自由通路で結ばれているため、徒歩で行くことも可能。距離はおよそ500mくらい。

  • 1番線、2番線
下り列車のホーム。
東北本線(岩切、利府、小牛田、一ノ関方面)と仙石東北ライン(塩釜、高城町、石巻、女川方面)が使用する。

  • 3番線
当駅始発の上り列車のホーム。行き止まりとなっているため、下り方面に行くことはできない。
東北本線(岩沼、白石、福島、郡山方面)、仙台空港アクセス線(名取、仙台空港方面)、常磐線(岩沼、亘理、相馬、原ノ町方面)が使用する。
快速仙台シティラビット号もここから発車する。

  • 4番線
上り、下り共用ホーム。

  • 5番線
上り、下り共用ホーム。

  • 6番線
上りホーム。
東北本線(岩沼、白石、福島、郡山方面)と常磐線(岩沼、亘理、相馬、原ノ町方面)が使用する。
また、いわき、水戸、上野、東京品川方面に直通する特急ひたち号もここから発車する。
ちなみに東北新幹線品川駅まで乗り入れていないため、特急ひたち号は当駅から品川まで乗り換え無しで行ける唯一の手段である。

  • 7番線、8番線
仙山線(愛子、作並、山寺、山形方面)専用の島式ホーム。
県庁所在地同士(仙台市と山形市)を結ぶ路線であり、高速バスとの競合区間でもあるため、短距離路線でありながら快速列車が運行されている。
作並温泉に行きたい人はここをご利用ください。

ちなみに実は東京から山形まで向かう場合、新幹線はやぶさ号で仙台まで行ってから仙山線に乗り換えた場合でも、山形新幹線で乗り換え無しで行く場合とそれほど所要時間は大きな差がないらしい。
そのため、山形新幹線つばさ号が満席の場合は、仙山線を迂回ルートとして活用するのも十分アリ。ただし、快適性では圧倒的に山形新幹線つばさ号が上。特に冬場は仙台駅のホームが寒い上に仙山線の車両の暖房があまり良くないため、なおさらそう感じるだろう。

  • 9番線
地下ホーム。仙石線上り列車(あおば通方面)が使用する。

  • 10番線
地下ホーム。仙石線下り列車(多賀城、本塩釜、松島海岸、石巻方面)が使用する。

新幹線

新幹線は島式ホーム2面4線の高架駅である。
当駅は東京駅大宮駅盛岡駅新青森駅と並ぶ全列車停車駅であり、回送列車以外の全ての列車が停車する。

  • 11番線、12番線
東北新幹線の下り列車(一ノ関、盛岡、八戸、新青森方面)が使用する島式ホーム。
北海道新幹線(新函館北斗方面)や秋田新幹線(角館、大曲、秋田方面)に直通する列車もここから発車。
折り返しの当駅始発の上り列車もここから出発する。

東北新幹線は当駅を境に下り方面は本数が減るので注意が必要。
目安としては1時間あたり2本くらい(多い時間帯は3本以上)である。

  • 13番線、14番線
東北新幹線の上り列車(福島、郡山、新白河宇都宮大宮、上野、東京方面)が使用する島式ホーム。

当駅から見た東北新幹線上りの本数の目安は1時間あたり3~4本(多い時間帯は5本以上)である。

仙台市地下鉄

JR仙台駅とは地下自由通路で結ばれてはいるが、JRの駅とは少し離れている。JR仙台駅とJRあおば通駅の中間地点に位置する。
当駅は南北線と東西線のジャンクションである。
ちなみに仙台市地下鉄は東北大学や東北学院大学など仙台市内の大学に通う大学生のための通学路線でもある。

  • 南北線
地下3階にホームがある。
1番線は南行き(五橋、長町、富沢方面)。
2番線は北行き(勾当台公園、旭ヶ丘、泉中央方面)。

  • 東西線
地下4階にホームがある。
3番線は東行き(薬師堂、卸町、荒井方面)。
4番線は西行き(青葉通一番町、国際センター、八木山動物公園方面)。


駅周辺施設

平成末期頃から東口の発展が著しいが、有名な観光エリアは主に西口に集中している。

  • 駅前アーケード
仙台駅西口の正面にT字型に広がる大型アーケード街。良い意味で経済成長期~平成初期のアーケードの風情を色濃く残しており、北側は後述する勾当台公園に直通している。仙台七夕まつりでは一帯が七夕飾りに彩られ、出店も並んで大変に賑わうのがこのあたり。
また、枝分かれした多くの横丁は、仙台で働くサラリーマン達の憩いの場。

  • 仙台朝市
仙台駅西口から徒歩5分程度に位置するローカルな商店街。
山形の山の幸、仙台平野の畑の幸、塩釜の海の幸がダイレクトに届く仙台市民の台所となっている他、2000年代に入ってからはカフェや食べ歩きなども充実してきたので、ちょっと寄り道の観光地としても楽しめる。
第二次世界大戦の仙台空襲による大打撃から立ち上がった人々の復興の夢が詰まった由緒ある市場でもある。

  • 勾当台公園
仙台駅西口より北西部、徒歩で20分弱に位置する都市公園。
敷地面積は約2.5ヘクタールとそこまで大きくはないが、売店やカフェ、ステージなどの設備が整えられ、清潔感と自然を感じられる市民の憩いの場となっている。
(とはいえ、仙台市は駅から少し離れればそこらじゅうが都市公園など目ではないレベルの自然に囲まれているので……)

余談

  • シンプルな地下鉄路線図
仙台駅の地下には南北線・東西線が十字を切っているが、2015年に東西線が敷かれる前は仙台の地下鉄は南北線の一本しかなかった。そのため「各地の地下鉄を書いてみた【線画】」などのコピペでは、東京や大阪、名古屋などと並べられた仙台の線画は棒線一本引いてあるだけというなんともシュールなものになっていた。

  • 仙台駅は日本初の地下鉄駅?
一般的に日本初の地下鉄と言えば1927年に開通した東京メトロ銀座線だが、実はそれよりも前、1925年(なんと大正の時代)に仙台駅は既に地下に線路を敷き、駅を設置していた
その線路とは、私鉄の「宮城電気鉄道」(現在の「仙石線」の前身となる線)の線路である。
……というと、仙石線の現在の利用者は「仙石線の地下鉄が敷かれたのは2000年だ」とツッコミを入れるだろう。
確かにそれは正解である。しかし、仙石線と「日本初の地下鉄駅・仙台駅」の歴史は少々複雑なのだ。

1925年に開通した嘗ての宮城電気鉄道の路線は、当時は東北本線仙台駅の西側に設置されていた「宮電仙台駅」を起点とし、東北本線の下を潜り抜ける形で石巻(宮城の東部、太平洋沿い)まで伸びる線路として仙台市の東西を繋いでいた。そして、そこには地下の線路と地下鉄駅が存在していた(当初は宮城県庁まで線路が伸びる予定だったそうだが、宮電仙台駅が起点とされた)。
1944年に宮城電気鉄道は国鉄に引き継がれ、その線の名も現在の「仙石線」と改められることに。「宮電仙台駅」は「仙石線仙台駅」という名称になった。
1952年に地下を通る仙石線の「仙台駅~仙台東口駅」区間が廃止され、当時仙台駅の東側に設置されていた「仙台東口駅」が起点となる「仙台駅」と改められることに*1
つまり、仙台駅の西側まで伸びる線、つまり地下を潜る線路はこの時に廃線となり、仙石線の「仙台駅」の看板は東北本線を挟んで西から東に移動することになり、その時、日本で最初の地下鉄は姿を消した
時は流れて2000年、陸前原ノ町~仙台(※東口にある現在の仙石線仙台駅)の区間が地下化され、さらに線路は地下に延長され、仙台駅の西口側に「あおば通駅」が起点として設置された。つまり、一般的な認識ではこの時が仙石線に地下線路が敷かれた時なのである。
※このあたりは地元でも間違えている人が多いが、「あおば通駅」はかつての「宮電仙台駅」とは近い場所にあるが異なる駅である。


追記、修正は仙台駅で牛タン弁当を買ってからお願いします。

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最終更新:2020年09月07日 09:59