水瀬名雪

登録日:2009/06/22(月) 22:04:09
更新日:2025/01/05 Sun 17:39:25
所要時間:約 5 分で読めます





わたしの名前、まだ覚えてる?


水瀬(みなせ) 名雪(なゆき)

Kanonに登場するヒロイン(メインとされる場合もある)。声優は國府田マリ子

12月23日生まれ。血液型はB型。身長は164cm、体重は47kg。スリーサイズは83・57・82。
口癖、および名セリフは「うにゅ~」「ふぁいと、だよ」等。
よく「だお~」が口癖とか言われるが、それは寝ぼけた時のみの上、数回しか使われていない。

主人公の従姉妹であり、Kanonの舞台となる街に母親の秋子と二人暮らし。
主人公は7年前まで長期休みになる度に水瀬家に遊びに来ていたので主人公とは幼なじみである。

性格はほんわかで優しくちょっと(?)天然ボケが入っている。

また、朝が非常に弱く、寝たまま歩いて外に出る事など朝飯前である。(本当の意味で)
原作でも思わずバスト8~とまで言いかけるシーンがあるほど。

部屋には大小様々な目覚まし時計があるが、それでも起きる事が出来ずにもっぱら主人公に実力行使で起こされる。
(名雪ルートだと逆に祐一を起こすようになる、何を警戒しているんだ?)

好物はイチゴで、特に近所の喫茶店『百花屋』のイチゴサンデー(880円税別)と母親手作りのイチゴジャムが大好き。
どのくらい好きかというと、

イチゴジャムがあればご飯三杯は食べれる

とのこと。

朝食はほぼ毎日トーストにたっぷりのイチゴジャムを乗せて至福の時間。
だが、朝寝坊が祟り、毎朝15分フルダッシュで登校する。

しかし、陸上部の部長であり、長距離の選手であるので結構余裕の模様である。(学校着いたときに普通に話したりする)

また、彼女のもう一つ好きな物がある。

』だ。

彼女は猫を見ると忘我状態になるほどの猫好きであり、普段来ているパジャマは猫がたくさん描いてあるものでその1匹1匹全てに名前を付けるほどの猫好きである。


しかし、彼女は残念なことにアレルギーでもあり、猫に触れるとくしゃみ、涙が止まらずに酷いことになってしまうので、
いつも周りの誰かに止められ触ることが出来ない。実に可哀想である。
ちなみに声優の國府田女史も猫アレルギーだったりする。


また、猫以外でもカエルも好きな模様(ただこちらはふさふさじゃないとダメらしい)。
ちなみに持っているでかいカエルの人形は「けろぴー」。
彼女の特技には上で挙げた長距離走の他に料理がある。

主人公に手作りのお弁当を持ってきたときにあまりのおいしさに主人公が惚けてしまうほど。
小説版では味噌バター鍋ときんぴらごぼうを披露。エプロンの後ろ姿に祐一が誘惑されていたのも無理はない。

恐らく作中の上手さは秋子さん>佐祐理さん≧名雪であると思われる。




初めてがバック。
祐一鬼ち……マニア過ぎないか……?


だーまえシナリオ(舞と真琴)の二人は外だったんだから問題ない(?)

彼女は全ての美少女ゲームにおいてもトップクラスの人気があり、彼女が主人公、ヒロインのSSは少なくとも5000作以上(ほぼ確実にこれ以上)存在した。

これはおそらくあらゆるゲーム、マンガ、アニメのヒロインにおいて最多の数であり、
非常に多くのファンから愛されていたことがわかる。(もちろんKanonの頃が一番二次創作が盛んだったというのも大きな要因であるのは間違いない)
純愛、レズ(大抵あゆ)、凌辱、ギャグ系など非常に応用できるキャラクターであったことも要因。
寝ぼすけを利用して~なので、多くは早朝に描写される。


原作では夜だったが気にするな!

ちなみにこのように知名度が比較的高いこと、(一応)エロゲーなので祐一とルート次第で肉体関係を結んでしまう展開も公式にあることともあり、
アメリカでは彼女で「文化によってタブーの近親相姦の範囲は違う」という知識を得た人がそれなりにいる。*1


そんな彼女もアニメ版では不遇である。(両方とも)

東映版

かなり扱いが悪い。あれだけ露骨に好意をアピールしているのに祐一には全て総スカンを食らう。
具体例を上げると「祐一に無視されたり八つ当たりされる」、「祐一とあゆの初めてのキスを見せつけられる」という見るのが辛い場面がたくさん存在する。
追い打ちをかけるように、祐一が居候である関係上、二人が親密になっていく様を目の前で見る羽目になるという三重苦。
おかげで精神的に追い詰められて嫌な女になりかけたが、後半でしっかり祐一に想いをぶつけて吹っ切る。
その後は彼の後押しをするという成長も描かれ、後日談の「風花」では吹っ切った後のシーンがある。

京アニ版

京アニ版でもシナリオの都合上、双方の好意が結果的にぶつかることとなる。祐一とあゆを見る目線が怖いっす。
東映版に比べると露骨なアピールはやや控えめで、最初のうちはあまり表に出すところもなかった。
しかし後半、祐一に「好きな奴はいないのか?」と聞かれてから徐々に変化し、心が揺らいでいる。
自分のことを祐一が忘れていたことを責める場面はちょっとホラー。
そして秋子さんの事故をキッカケに決壊するが、最後は「私強く『なる』よ」と覚悟を決めて、完全に吹っ切れた。
以降はあゆと祐一を応援するように。彼女ならそんな境遇にも負けず、今日も穏やかに柔らかく笑っていると信じたい。


ちなみに真琴との関係は原作ではややそっけなかったが、アニメ版では真琴のお守りを喜んでしていた。



なお、アニメ版と同時期に漫画版も執筆されているのだが、どちらも名雪の扱いが良く、前半のメインヒロインを務めているという共通点がある。

森嶋プチ版

コミック電撃大王にて連載。東映版の名雪は他のヒロインたちに何らかの形でかかわっていたが、
森嶋版は「何らか」どころではないほどに他のヒロインたちに関わりまくっており、祐一のパートナー兼メインヒロインとして出ずっぱりになっている。
あゆシナリオは放課後が舞台であるため、陸上部員である名雪は流石に出ずっぱりにはならないのだが、そのままフェードアウトはせず要所で姿を見せている。
また、祐一に対する恋愛感情は特に見られず、東映版のような名雪が可愛そうに見えるシーンも全くなく、あくまでも『祐一と仲の良い従姉妹』という立場を最後まで全うした。

祐一が名雪のノートを取りに夜の学校に行くシーンでは、ゲーム版やアニメ版と異なり、
祐一を気遣って名雪も付いてきてくれるのだが、ダウンジャケットを着用しており大変可愛らしい。

霜月絹鯊版

ドラゴンエイジPureにて連載。
こちらはヒロイン側が主人公であるため、名雪の心情が丁寧に描かれている。
森嶋版と違い、祐一に対する恋愛感情はきちんとあり、駆け足気味とは言え名雪のエピソードが描かれ、最後はめでたく祐一と結ばれることになった。
オリジナルシーンとして名雪エンディングの『その後』が多少描かれており、名雪シナリオだけを先に完結させているため、祐一と結ばれた名雪があゆと商店街で邂逅するというレアな光景が存在する。
名雪があゆに対し初見でそっけない態度を取ってしまったため、あゆの態度がややギクシャクしていたのだが、名雪がたい焼きを奢るという形で謝罪し、仲直りしていた。

名雪と結ばれた後で、祐一は他の4人のヒロイン達と消化試合のように交流していくという変則的な構成になっているため、2巻では名雪の出番が殆どなくなっている。
まあ、2巻でも名雪が出てきたら逆に他のヒロインが可愛そうすぎるのでそれは仕方がないだろう。


加筆・修正しなかったら、針千本だよ。

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最終更新:2025年01月05日 17:39

*1 アメリカでは主に中部内陸の州でいとこ婚を近親相姦になるとして認めてない地域があるため。このためか英語版Wikipediaの「List of Kanon characters」などでは、作成当初から名雪の項目に「日本ではいとこ婚が認められている」と断り書きがあったりする。