怒りの矢/嘆きの弓

登録日:2020/10/09 Tue 19:46:24
更新日:2024/11/02 Sat 23:10:44
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怒りの矢/嘆きの弓とは、忍風戦隊ハリケンジャーに登場したアイテム。

普段はメダルの形で、カラクリシステムに反応し姿を現す。
二つで一対であり、両者がある程度の距離へ近付けると反応し光出す。怒りの矢のメダルは惑星アストラム*1で石に封印されて、嘆きの弓のメダルは地球に覚羅の肉体に封印されていた。
流星群による第三のメッセージでの「アレ」を生み出す為のキーパーソンであり、物語終盤のキーアイテムとなった。


怒りの矢

十字の刃がつき、刃の中心に一つ、胴体部分に三つの宝玉が埋め込まれている。かなり長大で、剣としても使用できる。
その攻撃力は絶大で、ガインガインが使用した時には天雷旋風神のダブルクロスフォーメーションを簡単に破り、剣先から放つビームでアルティマストームを真正面から打ち破った。旋風神がやむを得ず使用した時には、それまで歯が立たなかった凶扇獣バドーギを圧倒してダウンさせた。
しかし、長期間持っていると怒りの矢が持っているカラクリ巨人にエネルギーを送り込み、操ってしまう。これは強力なカラクリ巨人であるほど耐えられるようで、ガインガインの時はほんの数秒だけ機器に不調をきたした程度だったが、旋風神はエネルギーに耐えられず勝手に動き出し、味方を攻撃してしまった。天雷旋風神ならば辛うじてそれに耐えることができる。
所有者の敵対者が倒れるか逃げるかしていなくなれば、自動でメダルに戻る。

怒りの矢のメダル

薄い水色のメダルに、金色のパーツ星形に埋め込まれたような形状。
石の中に封印された状態で惑星アストラムに存在していたが、サンダールが星ごと滅ぼして強奪した。

封印が解けたメダルをサーガインが解析した結果、地球忍者の持つカラクリシステムに対応していることが判明。
メガタガメマークⅢによるデータ収集を経て、カラクリシステムを搭載したカラクリ巨人・ガインガインによって遂に「怒りの矢」本体の実体化に成功した。

ガインガインの敗北により、メダルは一時ハリケンジャー達の手に渡ったが、バドーギとの戦いでその手強さから鷹介がやむを得ず使用し、旋風神の暴走を引き起こしてしまう。
戦いには勝利したものの怒りの矢のメダルはサンダールに奪還され、確保しきることは叶わなかった。

封印の石

怒りの矢のメダルを封印していた、隕石のような石。
「怒り」のエネルギーを吸収する性質を持ち、吸収するごとに封印の力が弱まっていく。
吸収された側は同時に生体エネルギーを吸収されてしまうので、敵の弱体化にも利用された。
ハリケンジャー達の怒りを吸って封印解除を進め、ツッコ・ミーナの断末魔の怒りで封印が解け、メダルの姿を見せた。


嘆きの弓

幾つもの宝玉が埋め込まれ、中央に怒りの矢を据える為の座があり突き出てる部分は棘みたいになっている形状の弓。
矢と違って単独で使用されることはなく、これ自体で武器としての機能があるかは不明。

嘆きの弓のメダル

金色の六弁の花を模した、幾何学的な模様が刻まれたメダル。
覚羅の肉体(額)に封印されており、そのエネルギーで彼女は五百年以上に渡って生き永らえてきた。

地球ではおよそ千年前に発見され、「闇石」と命名された。
その秘めた力の研究によって様々な特殊技術が生み出されて忍術の元となり、忍者が生まれるきっかけとなった*2

それから五百年、各流派の忍者達は闇石の争奪戦を続けたが、本編から507年前に忍者全流派統一の願いと共に彼女の身体に封印された。
その封印を解く方法とは…。


アレの誕生へ

ストーリー終盤に明らかになったジャカンジャの目的、「アレ」を生み出す方法。
それは嘆きの弓に怒りの矢をつがえ、地球の海に撃ち込むことであった*3

サタラクラがジャキュームガンを用いて集めた怒りと嘆きのエネルギーで究極体となったタウ・ザント巨大化
「怒りと嘆きの弓矢」を手にし、遂に「アレ」を発生させた。

その後、怒りの矢は上空に開いた「アレ」の暗黒空間に吸い込まれる。
「アレ」を消すためにハリケンジャーは、地上に残された嘆きの弓を旋風神ハリアーで掴み、暗黒空間に突入。
黒幕たる「邪悪なる意志」の妨害を受けながらも怒りの矢を取り戻し、「アレ」を消滅させることに成功した。

「アレ」の消滅後、怒りの矢は崩壊する亜空間に姿を消し、嘆きの弓も旋風神の手の中で消滅していった。



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最終更新:2024年11月02日 23:10

*1 劇場版『シュシュっとTHE MOVIE』に登場したアストラム第四惑星の王女ライーナの関係は不明。

*2 ハムスター館長いわく「闇石が忍者を創った」

*3 ゴウライジャーがかつて、「『アレ』の誕生には水が必要」としてチュウズーボの作戦を妨害した一件を回収した形になる