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忍風戦隊ハリケンジャー

登録日:2011/07/30 Sat 19:18:47
更新日:2026/08/07 Fri 16:14:13
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人も知らず!

世も知らず!

影となりて悪を討つ!


忍風戦隊!


ハリケンジャー



あ、参上~!



忍風戦隊(にんぷうせんたい)ハリケンジャー』とは、2002年2月17日から2003年2月9日にかけてテレビ朝日系にて放送された、スーパー戦隊シリーズ26作目の番組である。
話数カウントは「巻之〇〇」。全51話。




【概要】

忍者戦隊カクレンジャー」と同じく、忍者をモチーフとした和風戦隊第二弾。
21世紀戦隊第2号となる本作はそれまでのシリーズとは異なり、


忍風戦隊ハリケンジャー(3人)

電光石火ゴウライジャー(2人)

天空忍者シュリケンジャー

という、メインの戦隊とは別の戦隊が存在するという変則的な組み合わせとなっている。
そのため、形式としてはいわゆる「追加戦士」は存在せず、「ハリケンジャーは最初の3人のまま、協力する戦隊が追加される」という方式。
因みに初期メンバーが3人編成の戦隊は『超獣戦隊ライブマン』以来14年ぶりで、平成初及び21世紀初である。

シリーズで初めて「レンジャー」ではなく「ジャー」のみが採用され、以降の戦隊の名称の自由度が大幅に上がるきっかけとなった。

主なスタッフ陣として、チーフプロデューサーを日笠淳、メインライターはメタルヒーローシリーズ後半期を手掛けた宮下隼一、メイン監督を渡辺勝也が担当。
本作中盤よりアバンパートが追加されたほか、最終回はアバンパート後にオープニングを省略する流れが本作以降定着している。*1

シュリケンジャー以外の戦士のスーツのマスク部分は正面が開閉式になっており、変身バンクでも最後にこの部分が閉じている。ハリケンジャーの3人は非戦闘時に開いていることもあるが、ゴウライジャーは変身バンクでのみの披露となった。

47戦隊×47都道府県」では京都府を担当。
和の雰囲気を今も色濃く残すという点や、嵐山がある事、『20th anniversary』が京都撮影所で撮影された事などが理由と思われる。

長らく番組スポンサーだった雪印食品が一連の食品偽装事件から会社解散したため、本作からスポンサーがプリマハムに交代。これ以降名物のスーパー戦隊ソーセージは「王様戦隊キングオージャー」で降りるまでは同社から発売された。




【ストーリー】

古き時代より勢力を二分してきた二つの流派、疾風流と迅雷流……。
その御前試合の日、疾風の里は『アレ』を求めて地球にやって来た宇宙忍群ジャカンジャによって滅ぼされてしまう。
残されたのはハムスターに変身して難を逃れた館長とその娘・おぼろ、そして三人の落ちこぼれ忍者だった……。


【登場人物】

忍風戦隊ハリケンジャー

戦国時代から続く伝統ある忍者の流派であり、風が起こす揺らぎのエネルギーを利用した忍法を駆使する疾風流に伝わる伝説の戦士。
鷹介たち3人は疾風流忍者を養成する「忍風館」の第507期生であり、同校はジャカンジャの襲撃を受け全滅してしまう。
しかし、その時偶然にも朝礼をサボっていて無事生き延びたことから200年以上現れなかった「伝説の後継者」としてジャカンジャと戦うことを命じられる。
しかもこの3人、名前の頭文字を取ると「しのび」になるという遊び心があったりする。


演:塩谷瞬

風が哭き、空が怒る! 空忍、ハリケンレッド!

運動神経抜群な楽天家のリーダー。
最初は軽い気持ちでハリケンジャーに変身していたが、ゴウライジャーとの戦いを経て立派に成長を果たす。
ハリケンガジェットはドライガン。
普段は便利屋をしており(その女社長である九十九かなえはかなり気性の荒い性格で、社長からいびられている鷹介は頭が上がらない)、後に「椎名鷹介なんでも屋本舗」を設立し、世界中の紛争地域のボランティア活動を行い世界中を旅していた。

演:長澤奈央

水が舞い、波が踊る! 水忍、ハリケンブルー!

唯一のくノ一。「よゆぽん」が口癖で些細な事ではへこたれない。
普段は売れない演歌歌手「野乃ナナ」として活動し、戦いが終わった後はアイドルデビューを果たした。
Vシネマ『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』では一気にトップアイドルにまで上り詰めるが、おっかけの中に彼女をスカウトしようと轟轟戦隊ボウケンジャーボウケンシルバー/高丘映士が入っており……
朝から素晴らしいパンチラを見せてくれるスーパー戦隊唯一の戦士。
ハリケンガジェットはソニックメガホン。
後に女優の傍ら、結婚して一児の母親になっている。また子供の保育園がいっしょだったことが縁で礼紋茉莉花(旧姓)/デカイエロー小津芳香(旧姓)/マジピンクとママ友になっている。

演:山本康平

大地が震え、花が歌う! 陸忍、ハリケンイエロー!

三人の中で一番慎重派。普段は介護士の仕事をしている。
ものすごく可愛い妹・鳴子とものすごく綺麗な女子高生おばあちゃんがいるリア充。
後に結婚して、二児の父になっている。引き続き訪問介護士を務めてる様子。
ハリケンガジェットはクエイクハンマー。



電光石火ゴウライジャー

  • 霞一甲/カブトライジャー
演:白川裕二郎

真紅の稲妻、角忍・カブトライジャー!

迅雷流のエリート忍者で、一鍬の兄。
当初は「アレ」を手にする為にジャカンジャ側についていたが、「アレ」を入手するには兄弟で殺し合わなければならない事、それをジャカンジャに利用されていた事に気付きハリケンジャーの味方になる。
無口で近寄りがたい雰囲気があるが、一鍬のデートにはこっそり同行していた。
ゴウライガジェットはホーンブレイカー。
10年後にはJUN烈のメンバーとして活動している。

演者はなんと元・力士という異色の経歴の持ち主で、綱ノ富士という四股名だった。

  • 霞一鍬/クワガライジャー
演:姜暢雄

蒼天の霹靂、牙忍・クワガライジャー!

兄一甲同様エリートとしての厳しい訓練を受けている。
基本的に真面目な性格だが、敵の策略のせいで七海とフラグを立てた事がある。しかし恋愛の経験が全くないせいで、牛をプレゼントしてしまった。
最終的には七海の恋人になった模様だが、後々の続編を見る限り、チャラ男のホストに成り果てた影響か破局している。
ゴウライガジェットはスタッグブレイカー。
後にハリケンジャーモチーフの鬼になってしまったことも。


宇宙統一忍者流


I am Ninja of Ninja! 緑の光弾・シュリケンジャー!

疾風流、迅雷流双方の忍術を使える謎の忍者。
普段はキザなエセ外国人風の口調(いわゆるルー語)だが、ファイヤーモードに変身すると江戸っ子の口調になる。得意な忍術はなぜか野球関連のものが多い。
変装の名人で、様々な一般人(演じているのは各種戦隊OB)に姿を変えた他、鷹介や吼太、一甲に化けた事も。
個人武器はシュリケンズバット。

演:三輪ひとみ

シュリケンジャーや無限斎館長から「御前様」と呼ばれていた存在で、当初は顔を隠し、声を変成されていた。
「アレ」を目覚めさせる鍵の一つである嘆きの弓のメダルを体内に秘めた女性。サンダールとの戦いで命を落とす。

後にワームとして覚醒。


忍風館関係者

  • ハムスター館長/日向無限斎
CV・演:西田健

疾風の里で忍者学校「忍風館」を纏めている。
普段はがっちりとした体の中年男性だが、ジャカンジャの襲撃でハムスターに変身して難を逃れたはいいがその際に呪文を忘れてしまい、以降は劇場版と最終回以外はずっとこの姿。
ハムスター姿で携帯電話を操作する姿はシュール。
PS版のゲームではチートキャラと化す。

かつては宇宙犯罪組織にいたり怪獣攻撃部隊にいたようだ。その後は銭湯を経営していたが、借金取りと化したタイムグリーンに潰されそうになった。

  • 日向おぼろ
演:高田聖子
無限斎の娘で、あっけらかんとした陽気な口調で話す関西弁のおばちゃ…お姉さん。
デカレンジャーのスワンさんやボウケンジャーの牧野さんと並ぶ天才キャラで、カラクリボールや旋風神を作り上げた。
一方ですぐに調子に乗りやすい一面もあり、父に窘められたこともある。


宇宙忍群ジャカンジャ

宇宙を又にかけて星々を滅ぼしながら暴れ回る邪悪な宇宙の忍者集団。
詳細は該当項目を参照。



【変身装備・武器】

  • ハリケンジャイロ
ハリケンジャーの変身ブレス。「忍風、シノビチェンジ!」*2の掛け声と共に、シノビメダルを回転させて変身する。
ジャイロを回転させると「ジャイロ手裏剣」という投擲武器を放てる。
2023年にメモリアル版が発売。
  • ハヤテ丸
ハリケンジャーの共通武器。ガンモードに変形させて光弾を放つ事も。
さらにダウンロード機能で新たな技の習得が可能。
  • ハリケンガジェット
ハリケンジャーの専用武器。レッドは中型の銃「ドライガン」、ブルーはメガホンの「ソニックメガホン」、イエローはハンマーの「クエイクハンマー」。
この3つを合体させれば「三重連トリプルガジェット」となる。先方がどの武器になるかによって技が変わるのも特徴。
  • ゴウライチェンジャー
ゴウライジャーの変身ブレス。「迅雷、シノビチェンジ!」の掛け声と共にスイッチを押すことにより変身。
こちらは攻撃機能は持たない。
  • イカヅチ丸
ゴウライジャーの共通武器。自由自在に形状が変えられるのが特徴的であり、劇中披露したのは手裏剣型の十字の型と盾型の円月の型の2つ。
  • ゴウライガジェット
ゴウライジャーの専用武器。カブトは光線銃の「ホーンブレイカー」、クワガはハサミ型の「スタッグブレイカー」。
この2つを組み合わせると「二重連ダブルガジェット」となる。こちらは先端はホーンブレイカーで固定である。
トリプルガジェットと合体させる事で「五重連ビクトリーガジェット」に、そこからアバレンジャーのスーパーダイノボンバーと合体させると「九重連スーパーダイノビクトリー」となり、ジャカンジャの中忍を撃破する威力がある。
  • シュリケンボール
シュリケンジャーの変身ボール。変身ポーズは変身者によって異なるが、「天空、シノビチェンジ!」の掛け声とスイッチを押しながら変身するのは共通している。
  • シュリケンズバット
シュリケンジャーの専用武器。基本は刀だが、バットモードに変形させる事で「秘打千本ノック」及び強化版の「秘打ミラクル千本ノック」を使う事ができる。また天空神の操縦にも使用する。
  • ニンジャミセン
シュリケンジャーが主に使う三味線型武器。ハリケンジャーとゴウライジャーも使用可能。
リボルバーマンモスの操縦にも使う。
ビクトリーガジェットと合体する事で「六重連ファイナルガジェット」となる。


カラクリ巨人

今作の巨大ロボは、カラクリ巨人と呼称される。該当項目も参照されたし。

  • 旋風神(せんぷうじん)
ハリケンホーク、ハリケンドルフィン、ハリケンレオンの三機のシノビマシンが合体して生まれる、ハリケンジャーのカラクリ巨人。
旋風神ハリアーという高速形態になる事が可能だが、1分という時間制限がある。
前作のガオキング、次作のアバレンオーとは違いすでにスーツがないらしく、199ヒーロー大決戦での全一号ロボ集合シーンではどこかおかしな方を向いていた。

  • 轟雷神(ごうらいじん)
ゴウライビートルとゴウライスタッグが合体して生まれるゴウライジャーのカラクリ巨人。
装甲と機動力に優れる。

  • 風雷丸
CV:宮田浩徳(ナレーターも兼任)
カラクリボールから生まれるカラクリ武者。
自我があり、自身がパーツになり旋風神、轟雷神と合体する事で轟雷旋風神になる事が出来る。
ジャカンジャ討伐後も活動しており、後に海賊に力を貸す。

  • 天空神
シュリケンジャーが乗る空中戦用カラクリ巨人。
旋風神および轟雷神と合体出来る他、トライコンドルのシノビメダルを介して旋風神&轟雷神と合体する事で天雷旋風神となる。

  • リボルバーマンモス
マンモスを模したカラクリマシン。ハリケン・ゴウライ・シュリケンジャーの面々は搭乗せず、絡繰大巨神の操縦席からニンジャミセンを奏でることにより召喚・コントロールされる。
マンモスビームで敵を牽制したり、轟雷旋風神及び、天雷旋風神が背中に搭乗させ、カラクリボールを鼻のレールから弾丸のように発射することができる。


【他媒体展開】

忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE

2002年8月に公開された『ハリケンジャー』の劇場版作品。
はるか宇宙の王女・ライーナを守るためにハリケンジャーが立ち向かう。
銀河を超越する技術を用いた最強のカラクリ巨人・天雷旋風神がテレビ本編に先駆けて登場した。

忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー

『ハリケンジャー』のオリジナルビデオ作品。
前作『百獣戦隊ガオレンジャー』の面々がゲスト出演し対決の末共闘する。

爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー

次回作『爆竜戦隊アバレンジャー』のオリジナルビデオ作品。
『ハリケンジャー』の面々がゲスト出演し、アバレンジャーと共闘する。

海賊戦隊ゴーカイジャー

25〜26話に鷹介、七海、吼太の三人が登場。
マーベラス達がサタラクラJrの「ボキ空間」にさらわれた際、残されたハカセ、アイム、鎧の前に現れた。
レンジャーキーでハリケンジャーの力を取り戻し、超忍法を駆使してボキ空間に突入。当初はマーベラス達を信用していなかったが、「ビッ(クリ)」にされた人を救おうとする姿を見て、彼らを「スーパー戦隊」として認めていく。
そしてレジェンド大戦以来3年振り(視聴者的には8〜9年振り)にハリケンジャーに変身。あの長い名乗りも披露し、ゴーカイジャーとの奇跡の共闘を果たす。

鷹介『頼んだぞ、伝説の後継者!

レンジャーキーから、ゴウライジャーはハリケンジャーの一員のような扱いになっている。

『忍風戦隊ハリケンジャー 10YEARS AFTER』

10年の時を経てまさかのVシネマ化。ゴウライジャーも含め、懐かしのメンバーが揃ってシュシュッと参上。
本作を制作するにあたってキャストが熱意を持って企画書を自ら作り、東映に提出している。即ちキャストの熱意からこの記念作品が誕生した。
JAEの秘蔵っ子も見事なアクションを披露してくれる。素顔名乗りもあるよ。しかし巨大戦はない
この作品を皮切りに、戦隊シリーズ、仮面ライダーシリーズ単独の記念作品が次々と制作されるようになった。

但し単独の記念作品制作の基本条件は主に「キャスト全員が芸能人*3であり、全員その記念作品に出演したいと思っている。」「当時のスタッフが退社or異動していない」事が条件に挙げられる事が多く、かつ東映自ら単独の記念作品の企画を作ることは無い*4ので、上記の通りキャストの(企画を東映に持っていける程の)熱意が問われる。

手裏剣戦隊ニンニンジャー

忍びの7にて鷹介が『カクレンジャー』のニンジャレッド/サスケと共に客演。
忍びの43にてシュリケンジャーが客演し、ニンニンジャーからミドニンジャーと勘違いされる一幕も見られた。

『忍風戦隊ハリケンジャーwithドンブラザーズ』

暴太郎戦隊ドンブラザーズ』とのコラボ作品。東映特撮ファンクラブにて配信。

『忍風戦隊ハリケンジャーでござる!シュシュッと20th anniversary』

生誕20周年記念で制作されたVシネクスト作品。
江戸時代を舞台とし、ハリケンジャーとゴウライジャーの先祖の激闘を描く。
ハリケンジャー自身も登場したが、こちらはどちらかと言うとゲスト的な立ち位置。
今回も巨大戦はなかったが、代わりに鷹介の先祖が変身するハリケンレッドの新形態「大江戸ハリケンレッド」が登場。




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最終更新:2026年08月07日 16:14

*1 『魔法戦隊マジレンジャー』や『爆上戦隊ブンブンジャー』では最終回でもオープニングを省略していない。

*2 本作以降、「〇〇チェンジ!」の掛け声で変身するのが主流となっていった。

*3 近年では「アバレンジャー」のいとう氏や「カクレンジャー」の河合氏のように引退済みでも記念作品限定で復帰する事がある。

*4 「キングオージャーVSキョウリュウジャー」のような最新作とのコラボ映画であれば作る事はある。