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バカ殿(志村けん)

登録日:2021/01/20 Wed 15:55:25
更新日:2026/08/05 Wed 22:46:34
所要時間じいよぉ、約 4 分で読めねぇかな?





構想

3日!



製作費

大赤字!



製作日数

数えてない!




あの志村けんが放つ



子猫物語


じゃなくて…


バカ殿様

30秒後、
当チャンネルにて
堂々公開!!




殿の、おな~り~!

苦しゅうない、面を上げい

バカ殿とは志村けんが演じたコントのキャラクターで、彼の代名詞的キャラの一つ。

『志村けんのバカ殿様』がフジテレビ系列の特番として1986年~2020年まで放映されたことで知られるが、元々は1977年頃にTBSの『8時だョ!全員集合』内で原型となるキャラクターが登場、程無くしてフジの『ドリフ大爆笑』にも志村の持ちネタとして持ち込まれ、後に単独のコーナー→志村単独の番組企画へと発展していったという経緯を持つ。
因みに、コーナー時代の初代家老役はドリフのリーダーであるいかりや長介で、人気者とはいえメンバー最年少の志村がいかりやに無茶振りをしまくる下克上コントであった。
単独番組以降はコントに加え、ゲストとのトークや動体視力測定、激マズドリンク、人間すごろく、人間神経衰弱、チークダンスあみだくじ*1等で対決する企画もあった。

多くの日本人が「殿」「殿様」と聞いて真っ先に頭に思い浮かべるキャラだろう。

本項目では、最も馴染み深い特番時代(クワマン家老時代)の情報を中心に纏めていく。


【人物】

名前は志村けんのすけと設定されているが、この事は番組内ではあまり言及されておらず、周りからはもっぱら「殿」と呼ばれているために知っている視聴者は少ない。ちなみに幼名は竹千代。
白塗りの顔に太い眉と真っ赤な口紅というとにかく目を引くメイクに*2、殿様らしい立派なチョンマゲと派手な着物姿で知られる。
コントによってはゲストがこの役回りを担うこともあった。

城下に降りる際は髷や衣服は町人風にして人目を忍ぼうとするが、メイクはそのまま。
優香姫が登場するエピソードでは幼少期という設定で、メイク&ちょんまげはそのままだが青の着物を着ていて「若様」と呼ばれている。

性格は「とにかくバカ、そしてとにかくスケベ」に尽きる。
家老が真面目な話をしている最中もおもちゃを持ち出すなどしてふざけ、家老や家臣らにきつく言われた腹いせや単なる暇つぶしでいたずらを仕掛けるかなりとんでもないバカであり、その結果自身の居城の障子や壁などを破壊することもとても多い。
「バカのオリンピックに出れば金メダル」とも言われるほど。

さらにスケベ心もかなり強く、ほとんどの場合腰元と行動を共にし、セクハラをはたらくことも日常茶飯事。
テレビ番組の規制が緩かった初期には腰元をおっぱい丸出しにして肉布団に用いようとしたり、行水や風呂を覗こうとしたり、おっぱい丸出しの美女で神経衰弱を行ったりとかなりフリーダムであった。
そんなスケベであるせいか、女運が皆無で独身(実際の志村も生涯独身)。度々他国の姫との縁談が持ち上がるが、ナオコ姫などの癖のある女性にばかり好かれる。ある回では年上の未亡人(中村玉緒)を紹介されげんなりした事も…。
それでも彼なりに常識は弁えているようで、姫が子役(間下このみ→安達祐実→小出由華)である場合は「条例引っかかんだろ」と家臣に注意する(なお、3人とも後に大人になって結婚するが、安達は2度も離婚し、間下は2024年に離婚している)。

総じてやんちゃ坊主のまま成長したようなオツムをしており、家臣らや果ては腰元らからも「どうしようもないバカ」と呆れられているが、面と向かって「バカ」と言われたり、「ケチ」「アンポンタン」などの侮辱の言葉を言われると尺八の音と共にブチギレて刀を持ち出してくる。その際に袖をまくり「このBCGの跡が黙ってねえぞ」と凄むことも。めんどくせえなこいつ。
逆に美女に褒められるなどすると笑顔で「うれしいなぁ」と珍妙なBGMとダンスで喜びを表現する。

自覚のある音痴であり、その歌声で宴会場を半壊させたことも。

城下への興味も強く、度々城を抜け出して城下町を散策し、見かけた芸人以外の美人女性芸能人が演じる町娘に一目惚れしては騒動を起こしている。だが、結局最後は町娘に婚約者がいるもしくは既に結婚している・娘から「あんたなんか嫌いよ」などと言われて平手打ちなどを食らうなどで振られて終わるオチになる(実際の志村が生涯独身に対し、既婚済・のちに結婚・離婚歴があるが再婚する芸人以外の美人女性芸能人が一部いる)。

こんな調子だが時代設定が江戸時代でしかも親藩*3であるためか、城下は多少の貧富の差とかお忍びの殿の前で美女に手を出して成敗される悪代官こそあれど平和に保たれており、他の城との外交問題もなく他国からの客人を多く招いていることから、内政の腕は高いのかもしれない。家老によると先代が名君であったためにうまいこと引き継げたのかもしれない。もしくは家老らの手腕か。
また、城内のあちこちにいたずら目的のからくりを多く仕掛ける手腕から、世が世なら敵兵を次々返り討ちにするような難攻不落の城の城主になってたかもしれない。その分壁とか脆いけど。
加えて、城下で町娘が暴漢に襲われた際に出店の簪で次々と撃破する、剣術の師匠を前に非現実的な刀捌きを披露して逆に弟子入りを志願される、水上を歩行するなど(いわゆるギャグ補正であろうが)本人の戦闘力も尋常じゃなく高いので、戦乱の世であれば最強の武将として名を馳せた可能性も十分ありうるだろう。様々な意味で生まれる時代を間違えている。

【関連人物】

  • 筆頭家老(東八郎→桑野信義)
先代から仕える殿の腹心にして最大の被害者。通称「じい」。
当初はベテラン喜劇役者の東八郎(次男は後の「Take2」東貴博)が演じていたが1988年夏に急逝、翌1989年(昭和64年)正月放送の第7回から桑野信義(本職:トランペット奏者)が演じた*4
生真面目な石頭で常に殿に小言をこぼしているせいか、しょっちゅう殿のいたずらの標的にされている。ひよこの頃から可愛がっていたペットの鶏「あゆ」が産んだ卵を割られた挙句あゆちゃんそのものを家臣ら一同にチキンパーティとして振る舞われるというかなり酷い仕打ちを受けたことも……*5
殿がこっそり城下に行こうとするのを阻止しようと城中を巻き込んだ追いかけっこになるのも定番。ヘビが苦手*6
他方、自身も外国人美女を好むなど負けず劣らずスケベさを見せる。
一方演じる桑野自体は少々いい加減なところがあり、台詞や段取りを忘れたり飛ばした際には逆に殿にツッコまれる。
なお、ダチョウ倶楽部がレギュラーになる前は一人だけ殿からお年玉をもらえないというかなりひどい仕打ちを受けていた。

田代はピンクの小袖を着用し、殿に言わせれば「ツーと言えばカーの仲」。
ことあるごとにダジャレを挟んできたり、殿と一緒に城下に遊びに出たりとお茶目な面が目立つが、ここぞと言う時には的確なツッコミを入れる。
殿のツッコミ役であったが1999年頃に発覚した田代の一連の不祥事の後に降板、一時期は渡辺徹を新たに迎えたこともあったが、最終的にそれまで盗賊役などで出演していたダチョウ倶楽部が3人まとめてこの立ち位置に収まった。
ダチョウは3人とも緑色の小袖を着用し、トリオであることを活かしたギャグ(城から出ようとする殿を手分けしてはさみ打ちするなど)を多用。特に上島は桑野に次ぐ被害者枠になっており、レギュラー出演後は腰元達にもいじられている(ちなみに実際の上島も他のバラエティ番組やイベントなどにおいて、他の芸人や芸人以外の芸能人などの周囲からいじられている事がしばしばであった)。レギュラーになってからは、じいに代わって上島一人だけがお年玉をもらえないという仕打ちを受けている。

  • 家来(乾き亭げそ太郎)
志村城で最も影が薄い家来。水色の小袖を着用。
なおげそ太郎は志村の弟子でもある。

  • 腰元たち
殿の侍女兼セクハラ対象たち。
その時々の旬なグラビアアイドルなどの芸人以外の女性芸能人、晩年はAV出身者までを数年おきに交代しながら起用している。歴代総勢360名とも。
MEGUMIや若槻千夏、磯山さやかなどバラエティに強いメンツはここでも個性を発揮し、それがそのまま現在の芸能界の位置に繋がってると言ってもよいだろう。

  • 腰元(由紀さおり)
ドリフ大爆笑』時代の腰元の最古参。
毎回殿に年齢を聞かれては盛大にサバを読み、殿が乱心して刀を持ち出す流れがお約束だった。
「19のおなごが命の母を飲むかえ?」「オカマの次は養老院か!?」
由紀不在時は小柳ルミ子がほぼ同じポジションを担当した。

  • バカ姫/優香姫(優香)
殿の幼なじみ。ピンクの着物にピンクのリボン*7が特徴的。
かるたの読み札の漢字を読み飛ばす、腹が減ったと碁石や盆栽や座布団の綿を食べ始めるなど殿がツッコミ役に回るほどの輪をかけたバカ
正月に登場した際には必ず「あまけしておでめとう」*8と挨拶し、殿に突っ込まれる。
登場エピソードの冒頭は「あの頃は楽しかったな・・・」と昔を懐かしむ、昼寝をしている等で「殿の思い出」という設定になっていおり、理由は不明だが現在の時間軸には登場しない。
ほぼ常連でレギュラーに近い感じだったが、実際はゲスト扱いで出演は毎回スペシャルゲスト名義。

  • ナオコ姫(研ナオコ)
殿に好意を寄せているが、嫌がられてばかりで相手にされない姫。
通常客人(ゲスト)が通される障子から登場することはほとんど無く、「ボヨヨ~ン」という効果音と共に画面の下から登場する。
ドリフ大爆笑』での夫婦コント同様、「あかまむし〜」「なまたまご〜」など精力がつく物を妙なイントネーションで紹介しながら持参してくる。
「爺、布団ひけ」
ドリフ大爆笑時代に研は腰元の一人として出演したことがあり、この時に殿は「爺、打ち首の用意を致せ」「ここはオカマバーではないぞ」と言い、ぞんざいに扱われた。

  • 御先代様(志村けん)
殿の父親で先代の藩主。故人。
かなりの名君で当代の殿が後を引き継いでからも家臣(主にじい)に尊敬されているが、実は当代と同レベルのスケベでもあったようで、死後は現世で殿のバカっぷりを嘆くじいを後目に美女を侍らせながらあの世を満喫している。

殿の友人。
登場シーンでボケをかましたり、ゲテモノや珍品を紹介するなどしてトークで盛り上がる。

  • 家来志願(ダウンタウン→ナインティナイン→ココリコ→くりぃむしちゅー→タカアンドトシ)
番組の目玉その2。殿の家来になりたがっている2人組。
殿に仕えたい一心で写真集(腰元役のアイドルのものが多い)を献上したりお毒味テストをするが、氷座布団に座らされたり滝行で一度にどっと降られたりと散々な目に遭う。
ダウンタウンはゴルフ対決で負けてしまい、ゲテモノカクテルを飲まされ、くりぃむしちゅーの場合は上田がうんちくを披露し、殿を唸らせた。

  • ブタ若様(渡辺徹)
一度だけ登場した殿の幼少期の幼馴染み。
優香姫同様殿以上のバカであり、将棋の駒や金魚のパトリシアを食べるなど、かなりの悪食。

  • エモ奴(柄本明)
ベテラン芸者。
志村演じるもう一人の芸者とは離れ座敷で最近の愚痴をぼやいたり、立て替えた金を催促してうやむやにする。
演じる柄本は『だいじょうぶだぁ』からの流れでほぼ年一回役柄を変えて登場し、他に飯屋で殿と相席になった大工、爆食占い師などを演じる。

  • 天女(いしのようこ→細川ふみえ→優香→壇蜜)
病に倒れた殿の夢に登場。「ここから天国」の標識から現れては色仕掛け*9で殿を誘惑し三途の川の向こう岸にある天蓋付きベッドまで連れ込む。
一方現実では、夢の進行状況に応じて脈が弱まったり、手が冷たくなったりと徐々に病状が悪化する。
最終的には殿が家来の呼び掛けを完全に無視し、息を引き取る…という夢オチ



追記修正は忍者屋敷みたいな城内で家老から逃げてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\嬉しいなぁ/

最終更新:2026年08月05日 22:46

*1 5~8本のロープの先に女性がおり、引いたロープの先にいる女性とチークダンスを踊るゲーム。ただし中には太った女性やおばあちゃんといったハズレ枠も混じっており、無名時代の安藤なつ(メイプル超合金)がここに出ていたこともある。

*2 元々歌舞伎の一条大蔵譚のパロディであった名残。

*3 時の将軍家の直接の親戚筋に当たる藩のこと。証として葵の御紋を掲げる事が許されており城内に確認できる。もっともそこまで考えられておらず単に付けてるだけかもしれないが…

*4 その間に放送された第6回ではじいが不在で、番組後半に東を追悼するコーナーが放送された。

*5 実際は殿の嘘で、あゆちゃんは生きていた。また、あゆちゃんが産んだ卵は無精卵なので、どっちみち孵化しなかった。

*6 放送ではヘビを見ただけで絶叫しているが、実際の桑野はヘビは平気な方であり、だからこそ出来る演技なのかもしれない。

*7 バカ殿の大きなちょんまげ同様に、「バカ」姫たらしめる要素と思われる。

*8 元々は「志村けんのだいじょうぶだぁ」でいしのようこが使っていた。

*9 いしの天女は手招き程度の軽いもの、細川天女は脚だけ覗かせた後羽衣に着替え、優香天女はお触りが多め、壇蜜天女は艶めかしい視線を向けたり「昇天」と言う。