大川村寧

登録日:2021/02/05 Fri 01:07:20
更新日:2024/02/29 Thu 13:36:33
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寧は上司ですから当然です!

大川村(おおかわむら) (ねい)は、漫画『魔都精兵のスレイブ』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

役職:魔防隊七番組隊員・索敵係
身長:145cm
誕生日:5月5日
年齢:11歳(1話)→12歳?*1
血液型:AB型
バスト:??
人気投票:第5位(第1回)→第8位(第2回)
キャラクターソング:「セカイのネガイゴト」
CV:立花日菜


【概要】

魔防隊七番組の隊員。小学生の少女。
和倉優希より年下だが上司。

レア能力である広範囲索敵能力「千里眼」を持ち、七番組の担当地区全域での醜鬼の動向や魔都に遭難した人を感知している。
七番組が担当する地区は「裏鬼門」という醜鬼が大量に出る地域なので、寧のような専属の索敵係が組に属することになっている。
これは鬼門を担当する二番組も同様で、鬼門と裏鬼門同士ということで二番組と七番組はライバル関係にある。

現在は毎日ではないが、七番組寮内のクナドから繋がっている高知県から一番近い小学校に通っている。
寧が通学で不在のときは十番組の索敵班が代理で監視を担当している。
総組長が山城恋(やましろれん)になってから魔都の監視能力がとても上がり醜鬼による魔都災害の被害者は大きく減少したが、これは山城恋が新たに組んだ優秀なシステムに加えて、寧のような優秀な能力者の加入による所も大きい。

非戦闘員なので出撃には参加せず、結界がある七番組寮で留守を預かっている。


【人物】

一人っ子だったが両親がある日突然行方不明になり、魔都災害と認定された。
その後、魔都研究者である大川村博士に引き取ってもらい、「桃」を食してレアな千里眼の能力を発現させたため魔防隊に入隊した。
普通日本人の女性がかなり若い頃から桃を食したのは、魔都研究科の大川村博士が保護者であることが大きいらしい。
魔都災害で家族を失った者達には、「いなくなった家族から電話がかかってきたり姿を目撃したりする」ということが結構あるため、寧はまだ両親が生きている望みは捨てずに日々を送っている。
小学生の身ながら魔防隊に参加していることには、両親が見つかるかもしれないという希望や自分のような魔都災害遺族を防ぐという意味もあってやりがいを感じている。

和倉優希と七番組の女性の関係が悉く奴隷と主人という中で、唯一の上司と部下。*2
魔防隊や七番組の仕組みをよく知らなかった優希にも親身に接してくれた。
保護者である大川村博士は多忙で家事に手が回っていないため、寧が寮から家に帰ったときには家事を助けてあげたいと思っている。
そのため家事プロフェッショナルで七番組寮の暮らしをよくしてくれた優希を「優希さん」と呼んで尊敬しており、二人とも休みの日に料理や掃除などの家事を教えてもらっている。
感激して優希に人前で思わず抱きついたり意気消沈している優希を励ましたりしており、優希には寧の優しさから「まるで仏」と思われている。


礼儀正しく心優しく明るい性格で七番組の癒やし的存在。
同じく魔都災害で家族を失った羽前京香とはオフの日には姉妹のような仲の良さを見せている。
小説『魔防隊日誌』では、京香が寧を軽々と持ちあげるなどして彼女なりのスキンシップをとって時々遊んでいる。
優希としては京香を尊敬している寧が将来京香のように武闘派になってしまうのだろうかともちょっと思っている。

他にも6話扉絵によれば東日万凛などから学校の勉強を教えて貰っている様子。
小学校のクラスでも級友と仲良くやっている。

イラストも得意だが、少女漫画チック。

【能力】

◆桃の能力きっと見つける(プロミス)


寧が魔都に実る「桃」を食して宿した能力。
遠方まで見渡せる力。つまり千里眼。
見られる距離は不明だが、七番組の担当区域は網羅している様子。
異変が生じると自動感知し、集中することでその場所を見ることができる。
「見ている」状態の寧を触ることで、第三者も寧の視覚を共有することができる。
ただし、魔都の洞窟内部など見ることが出来ない場所もある様子。

広範囲を監視できるかなりのレア能力。小学生の身ながら魔防隊にスカウトされた理由でもあり、ここ数年の魔都遭難被害者減少に大きく貢献している。

寧は自身の能力を両親を探したい気持ちからこのような能力が発現したのではないかと推測しており、能力名もそこから取っている。

能力名の初出はジャンプ出張番外編(4巻収録)での作品解説コーナー。

闘いこそできないが、七番組のトレーニングにも一部参加しており、月夜野ベル以上の体力を見せている。


◆貸出無窮の鎖(スレイブ)煌星(きらぼし)

京香の能力で奴隷化した優希に騎乗すると、優希は煌星(きらぼし)という形態になる。
二本角が無くなり全体的に丸っこく、肩や膝に星マークがついてる。
この形態では、力も速さも落ちるかわりに視覚や聴覚が研ぎ澄まされており、集中すれば物体の透視もできる。
そのお陰でみんなのあられもない姿がバッチリ見えた。ヤッタネ!

なお、奴隷化の代償としてのご褒美は寧ちゃんにやってもらえる。
あたりに不審なものが隠されていないか透視・探聴で確認する程度で醜鬼を倒すようなことはしておらず、
過去の名作特撮で似た用途に使われた特化形態と違って優希の消耗が激しいという事もないため、
ご褒美の内容は「頬にキス」「寧になでて貰う」程度。
和倉優希許すまじ。

【活躍】

優希の七番組への「組長の奴隷(スレイブ)」としての加入後、優希に対して東日万凛が邪険にしたり駿河朱々がからかったりする中、子供ながらも「上司」として親身に接してくれた。
人型醜鬼が出現した際には、人型醜鬼が姉の「和倉青羽」に似ていたことで物思いにふけっていた優希を励まして元気づけた。

六番組と七番組の交流戦の最中、千里眼で周囲一帯を監視していた所、八雷神()(こく)壌竜(じょうりゅう)を発見。
八雷神の雷煉(らいれん)と醜鬼の軍団を京香と出雲天花達が撃退した後、イラストでその姿を描いて報告した。

人型醜鬼にさらわれた優希の救出任務後、日万凛や朱々達が八雷神の壌竜との交戦で重傷を負って入院になってしまったことに救出された優希が落ち込んでいたときには「心労は貯めず休める時にしっかりと休んで下さい」と言って励ました。


【余談】

  • 表紙
寧が表紙の4巻だけ背景が鎖ではなくキラキラになっている。寧ちゃんマジ天使。

  • 作画担当のお気に入り
14巻巻末コメントにて原作者は113話の寧の台詞「なな♪なな♪」「なななんなな♪」・「なかま~」などは作画担当の発案と明かした。
アニメ化の際も9巻巻末にて作画担当は「動く寧ちゃんに会えるぜ」とコメントしている。




追記・修正は家事を学んでからお願いします。



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最終更新:2024年02月29日 13:36

*1 1話時点で作画担当のTwitterによれば高校生の和倉優希17歳が、後に高校卒業して七番組寮管理人として就職。

*2 ジャンプ出張番外編(4巻収録)ではわかりやすさを優先して主人という扱いになった。