和倉優希

登録日:2022/01/23 Sun 21:34:10
更新日:2022/05/09 Mon 01:19:44
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あと一歩なのに諦める?

そんな馬鹿が(あるじ)とは情けないぜ!



和倉 優希(わくら ゆうき)とは、漫画『魔都精兵のスレイブ』の主人公。

●目次

【プロフィール】

所属:公立(かみ)野毛(のげ)高校3年→魔都防衛隊七番組寮管理人
年齢: 17歳(初期)*1→18歳?*2
身長: 173cm
誕生日:3月12日
血液型:A型
人気投票:7位(第1回)→12位*3(第2回)
CV:広瀬裕也

【概要】

桃の出現で男は肩身が狭くなり高卒就職が当たり前になった社会で、高校生で就職も決まっていたが将来への希望が見いだせなかった少年。
そんな時、魔都に迷い込んでしまい、醜鬼に襲われたところを魔防隊七番組組長羽前京香に助けられ、優希を守るために京香の能力「無窮の鎖(スレイブ)」で優希を奴隷(スレイブ)に。
文字通り一蓮托生のスレイブの能力条件もあって京香の専属となり、形式上は七番組寮管理人として行動を共にすることとなる。


【人物】

幼少時は姉に何度も泣かされては姉の後ろをついて行くようなお姉ちゃんっ子だったが、姉の和倉青羽(わくらあおば)は6年前に魔都災害で行方不明になっている。
女性社会で男性の生きるすべを学ばせるべく姉により幼少期から尻に敷かれて家事を鍛えられてきたため、料理洗濯掃除と言った家事全般が得意。そのため忙しいながらも七番組寮管理人業務にやりがいを感じている。

京香に対しては、彼女の美しさと強さ、上司として立派な人物であることから尊敬と憧れの気持ちを抱いている。

東日万凛には「男」ということで当初は軽んじられ嫌われていたが、彼女の好物のラーメン作りとスレイブによる修行・練習試合での勝利を通して打ち解けた。
その後もスレイブの鍛錬のために日万凛とは定期的に訓練している。
日万凛の祖母である東海桐花に日万凛の彼氏と勘違いされ「子作り」を言われた際にはお互い面食らっていたので、一応恋愛感情はないが、隊員として信頼関係はある。
日万凛の母の東風舞希には優希の真面目さが気に入られたようで、風舞希自身『貸出』の「ご褒美」にノリノリだったり、東家に招かれて彼女のマッサージで疲労を取ったりすることもある。

六番組の交流試合で、バディを組んだ日万凛のために献身的に動き最後は身を挺する姿を見た六番組組長出雲天花に一目惚れ&初恋をされて度々アプローチを受けることに。

高校時代は「モテたい」という願望が強かったが、いざ女性だらけの七番組に入った後は忙しさや亡くなったはずの姉が関わる問題が起きたこともあり、恋愛への興味は薄まっている模様。

【戦闘能力】

普段は、せいぜいプロレス技が出来る程度で一般人。
他の男性の例に漏れず、醜鬼と戦う力は持たない。

だが羽前京香の能力「無窮の鎖(スレイブ)」により、死ぬまで彼女の奴隷(スレイブ)となることに。
これにより主人である京香の手などに口づけすることで、人型の異形の怪物「スレイブ」へと変身できるようになった。
男性の立場が低いこともあり、東八千穂 「犬使いに犬を使うなと言うのは酷かろ」「男一人増えたとて何も変わらん」と言われたり、山城恋から「京香の装備品のようなもの」と周囲へ説明されたりしたこともある。
優希も戦うため、魔防隊寮管理人として配属された後は日頃から京香や日万凛と組み手などの鍛練を重ねている。

スレイブになると首輪から鎖が生えているが、主人が背中に乗りこの鎖をつかみ命令を出すことで更なる力を引き出すことができ、「無窮の鎖(スレイブ)」の真骨頂は乗り手とスレイブの人馬一体にある。
その戦闘力は醜鬼の軍団をたやすく蹂躙でき、優希の研鑽も相まって強力な醜鬼『一本角』を圧倒できるようになったほどで八雷神の紫黒も驚かされていた。
主な技は右拳に力を集中して放つ『隷架拳(れいかけん)』。京香との合体技として、同時攻撃で敵を十字に切り裂く『豪刃(ごうじん)十字架(じゅうじか)』など。

東日万凛との「東の晩餐」に向けた修行を経て、『天進(てんしん)』を修得。
変身時間が短い代わりに、その間スピードやパワーを大きく上げることが可能。
更に自分の体をエネルギーに変換して鎖を通して京香の刃に宿し、京香が刀を振るうと共に飛ぶ斬撃のエネルギーとして発射して敵を貫いた後に元に戻る大技『隷刃(れいじん)太刀(たち)』を放てる。

戦闘を終えれば光と煙を出しながら優希が変身を解除する。
変身解除後、醜鬼を倒した数などの功績に応じて、主人である京香の体が勝手に動き“ご褒美”としてキスなど恋人とのスキンシップか性的な行為が優希に行われる。当然、京香はかなり恥ずかしがっている。
また、 この鎖は他の女性がつかむと別の姿と能力に変化する「貸出(かしだし)」を行える(“ご褒美”も乗り手となった女性が行う)。他の組長らに貸し出すことに京香本人は乗り気ではなかったが、貸出を重ねれば基本形態のスレイブに少しずつながら能力が反映・向上される可能性が浮上し…。

◆スレイブ派生形態一覧

  • 無窮の鎖(スレイブ)(つむじ)(かぜ)
東日万凛が自身の能力青雲の志(ラーニング)で「無窮の鎖(スレイブ)」をコピーし、優希に使用した形態。
京香の基本形態より細身でスピードが格段に上がった形態だが、その反面パワーは落ちている。特訓で編み出した必殺技は、敵に最速で突進し掌底を放つ『烙印(らくいん)()』。
“ご褒美”は、京香と同じく性的なものだが、日万凛の体の各部にキスを優希にさせるものが多い。
    • 無窮の鎖(スレイブ)(つむじ)(かぜ)(てん)
『旋風』を特訓により進化させた形態。この形態になることを『天進(てんしん)』と呼ぶ。「東の晩餐」にて人前では初披露。
活動時間が短い代わりに、パワーとスピードが超強化されている。ただしあまりにパワーがありすぎるため、優希も当初は使いこなせず持て余してしまっているほど。

  • 無窮の鎖(スレイブ)(いくさ)(ぐも)
京香が「無窮の鎖(スレイブ)」の主人が二人になればより強力な形態になると直感し、京香と日万凛の二人で優希に「無窮の鎖(スレイブ)」を浸かった二人乗り形態。
必殺技は、口から巨大な破壊光線を放つ『咆哮撃(ほうこうげき)』。
パワー・スピードどちらも優れているが、変身解除後の優希への疲労も大きいので気軽には使えない形態。
“ご褒美”も京香と日万凛の二人がかりになる。

  • 無窮の鎖(スレイブ)煌星(きらぼし)
京香から大川村寧に「貸出」を行ったときの形態。
丸っこくなり、力も速度も基本形態より落ちるが、感覚が強化されている。視覚は透視が行えるほどであり、聴覚は他人の心臓の鼓動音が聞こえるようになるため、索敵などに用いられる。
敵との戦いには用いないため、寧による“ご褒美”は「優希のほおにキスをする」「優希の頭を撫でる」など簡単なもの。

  • 無窮の鎖(スレイブ)(いわ)(とおし)
京香から駿河朱々に「貸出」を行ったときの形態。
がっしりとした体つきに鳴り、岩をたやすく砕くパワーをもつが反面スピードがかなり落ちている。
そのため、京香には「シンプルな特性なら貸し出す必要もないか」と判断され、優希との“ご褒美”に期待していた朱々が焦って「自分が巨大化すれば優希も一緒に巨大化するのでは?」と実行してみたが、優希が朱々の下敷きにされる結果に終わってしまった。
“ご褒美”も劇中描写で省かれた。

  • 無窮の鎖(スレイブ)鳳翼(ほうよく)
京香から五番組組長の蝦夷夜雲に「貸出」を行ったときの形態。
京香本人は他の組長への貸出に乗り気ではなかったが、「特殊な能力が発現すれば醜鬼全滅に役立つかも」と言われては試すのを断れなかった。
背中に大きな翼が生えて空を飛べるようになった飛行形態。夜雲自身の風を操る能力と合わされば、夜雲以上の飛行速度を出せる。
高速飛行ができて通り過ぎながら醜鬼を撃破できる反面、継続力とパワーは低い。そのため、一撃離脱や奇襲・強襲用に使えるだろうと考えられている。
“ご褒美”は夜雲からの過激なスキンシップ。

  • 無窮の鎖(スレイブ)(ころし)(きば)
京香から魔防隊総組長の山城恋に「貸出」を行ったときの形態。京香本人は乗り気ではなかったが、命令&「未知の特性が現れるかも」と言われては断れなかった。
身体が漆黒に染まってしまい醜鬼達を蹂躙する力を誇り、腕を振るえば衝撃波を飛ばせる。その能力は圧倒的で、醜鬼の場所を探知でき、自在に飛行できるほか、重傷を負っても瞬時に回復も可能。必殺技として、目でにらみつけた敵全員の頭に自身の牙を模したマークを出現させ、スレイブがかむ動作をすることで上半身を消し飛ばす『贖罪(しょくざい)山羊(やぎ)』を使える。
ただし、この形態は優希の意識が無くなってしまう暴走形態。醜鬼を殲滅した後には主である恋にも牙を剥いており、恋は自らの能力で殺牙を圧倒して鎮圧・無力化した。
“ご褒美”は、優希が上半身裸の恋をワンコのようにモフモフナデナデする行為。ご褒美中は体の自由が効かないため、恋は初めての屈辱に怒りを露わにしていた。
圧倒的な強さの暴走形態と言うこともあって第二回人気投票では480票も獲得するなど、スレイブの形態では一番人気。

  • 無窮の鎖(スレイブ)(にく)(はずみ)
東日万凛が使っていた「(つむじ)(かぜ)」の鎖を、日万凛の母である東風舞希がつかんだことで、京香の知らないところで偶然日万凛による「貸出」が行われて変身した形態。
牛のような角とマッシブな肉体が特徴。外見に反して力も速度もやや落ちているが、その代わりに体全体にゴムの特性があり、打撃を無力化したりジャンプ力を高めたり腕を伸ばしての連続パンチが可能。
優希への負担は大きく、優希が甘いものを欲していた。そのためか“ご褒美”は、「旋風」「肉弾」ゆえに日万凛と風舞希の二人がそれぞれ体に塗った蜂蜜を舐めさせてもらうものとなった。
上司から借りてきた男を母親に又貸しした上、一緒に親子丼プレイをかました女。


【活躍】

◆京香との出会い

高校卒業前に魔都へ迷い込んでしまい、醜鬼に襲われたところを京香に助けられる。その際に、優希を守るために京香が「無窮の鎖(スレイブ)」の能力で優希を奴隷(スレイブ)に。
「奴隷が死ぬまで契約解除できない」スレイブの能力条件ゆえ京香に雇われ、形式上は七番組寮管理人として行動を共にすることとなる。

はじめは駿河朱々にからかわれたり、プライドが高く男を認めていない東日万凛から邪険にされたりしたが、七番組寮管理人としてしっかり仕事をしたことや醜鬼との戦い・六番組との交流試合を共に乗り越えたことで打ち解けていった。
また、六番組との交流試合を経て、六番組組長出雲天花に一目惚れされてしまいとまどうことになる。

◆人型醜鬼との戦い

七番組に入った後、京香にとって仇である「一本角」という特殊な醜鬼との戦いで、女の人型醜鬼が姉の青羽に似ていたことに驚愕。
その人型醜鬼もスレイブが優希だと気づき、後に優希を誘拐。
人型醜鬼の正体が姉であり、姉が人型醜鬼になって生存していたこと・人型醜鬼達が陰陽寮でひどい扱いだった事実を知る。
魔防隊を信用せず、陰陽寮と敵対しようとする姉達と京香・天花達が対決するも、天花の献身もあって青羽が天花を認めてくれて戦闘は一時中断。

そして人類を滅ぼすことが目標と語る八雷神と遭遇するも、八雷神は姉の仲間である人型醜鬼を二人さらって撤退。
姉は戦力を失ったこと・京香達が総組長になって魔防隊を変えることを宣言したため、とりあえず陰陽寮や魔防隊への総攻撃を諦め、魔都の奥地で残った人型醜鬼を守っていくことを選択。
優希自身は八雷神との戦いに備えることと、姉を元の人間に戻すという目標を改めて決めた。


俺は今までヒーローになりたいって
気持ちで戦ってた
こっからは違う


姉ちゃんを治す!それが俺の戦う理由だ!

◆「貸出」の日々

人類を滅ぼすという「八雷神」の出現に伴い、組長会議が行われて合同訓練が開催されるなど組の間での連携が強まっていく。
そのような日々の中、八雷神の紫黒が優希に興味を持ってさらおうとするが、朱々と天花が“偶然”優希の部屋にいたことでそれを阻止。
結果、京香の能力を引き上げ・天花に気に入られ・更には八雷神の紫黒に誘拐されかけた優希に興味を持った総組長の山城恋(やましろれん)に、京香のスレイブが「貸出」可能なことを知られてしまう。
そして魔防隊組長間でご褒美の内容は詳細不明なままスレイブの貸出について知れ渡ってしまった。

合同訓練にて、「貸出での形態変化で、醜鬼殲滅に役立つ未知の特性が発現するかも」と言われては主人である京香も断れず、五番組組長の夜雲や総組長の恋に貸出・ご褒美を優希がして、夜雲に気に入られたことに京香の心中は穏やかではなかった。
更に恋への貸出で優希にダメージが長く残ったこともあり、京香は「もう他の組長へ貸出はしない」つもりだった。

そんな中、優希は日万凛との修行を経て『天進(てんしん)』を修得。
だが京香は優希が『天進』のパワーに振り回されていたことに気づいたので更なる鍛錬をしていた所、優希スレイブのスピードが上がっていたため、「貸出を続けるほど、基本形態スレイブにもその能力が還元されてパワーアップする」可能性が浮上。
戦力強化のためには貸出(&ご褒美)をどんどん続けた方が良いかもしれないが自分の心の中の謎のモヤモヤはとれず悩んでいた京香だったが、さびしげな京香の姿を見た優希は「貸出での能力向上なんて微々たるもの」「京香さんとの訓練がいい」と言って京香を喜ばせた。

◆横浜決戦

八雷神の空折が横浜で女性達を連続誘拐していたため、女性の奪還と空折退治のために、上運天美羅と京香に同行して横浜に向かう。
空折が偶々居なかったアジトを発見して女性達の奪還には成功したものの軽傷を負った京香が病院で手当を受けている間、帰ってきた空折が「紫黒姉が興味を持っていた人間である優希」と「人間の交合」に興味を持ってしまい、ホテルで待機していた優希を襲撃。
空折の羽の毒で動けなくされた所を「神の(しずく)」と称して空折の唾液をのまされて声だけは出せるようになったので、美羅の助けを呼ぶ。

美羅と交戦した空折は横浜に大量の醜鬼をばらまいてしまい、美羅の活躍で醜鬼達は倒されたものの力尽きた美羅は空折に取り込まれてしまう。
かけつけた京香と優希は姉の青羽や魔防隊の援軍と共に、美羅の能力を得た空折と戦い、空折が土壇場で体内の美羅に反発されて能力を使えなかったこともあって、『天進』で空折を撃破し、体内から美羅や姉の仲間の人型醜鬼であるココや波音を救出した。

しかし、空折の力の塊である「神の滴」を飲んだことで、肉体を失った空折の魂は、自分の力が残っていた優希の元に移動しており、優希の精神空間に出現。
空折の魂は戦うことは勿論外の世界に影響を及ぼすことも出来なくなったが優希の心に宿り、優希が寝ている間・空折の気が向いた時は空折と会える奇妙な同居が始まった。

【余談】

  • 出身地
4巻収録第1回人気投票によれば、幼少時はよく姉と一緒に多摩川で遊んでいた。
東日万凛の実家も多摩川にあるので実は日万凛とはかなり近い所に住んでいた様子。


追記修正は家事をマスターしてからお願いします。


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最終更新:2022年05月09日 01:19

*1 連載開始時の作画担当のTwitterより。

*2 同級生が4巻収録番外編にて就職している。

*3 スレイブ全形態の票を合わせた数。