ペガサスフォーム(仮面ライダークウガ)

登録日:2012/09/10(月) 06:04:08
更新日:2023/09/25 Mon 11:56:12
所要時間:約 4 分で読めます





邪悪なる者あらば


その姿を彼方より知りて


疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり












ペガサスフォームとは仮面ライダークウガのフォームの一つ。
基本カラーはであり、複眼とアマダムの色はに変化している。
司る属性は。通称緑の戦士
作中ではペガサスフォームの名称は一切登場せず、クウガの変身者である五代雄介からは「緑のクウガ」と呼ばれている。


【スペック】
身長:200cm
体重:99kg
パンチ力:約1t
キック力:約3t
走力:100mを約5.2秒
ジャンプ力:ひと跳び15m
常人の数千倍の感覚能力



来たれ! 空高く駆ける天馬の弓よ!


【能力】
能力のバランスが良いマイティフォーム
パワーが低下した代わりにスピードとジャンプ力、低いパワーを補うリーチと範囲の武器の対高機動に特化したドラゴンフォームに対し、このフォームの身体能力のスペックは全体的に低い。

その代わり、視覚や聴覚といった感覚器官が異常なまでに鋭敏化しており、本来人間ならば見る事の出来ない紫外線や赤外線の視認、聴く事の出来ない超音波も聴く事が出来る様になる。数値は実に常人の数千倍。また、それらの情報を処理するための洞察力や判断力、さらに精神力も強化されている。

ただし、その代わりにエネルギーの消費も凄まじく、変身可能時間である50秒を越えると強制的にグローイングフォームになってしまい、その後2時間も変身不可能になるというデメリットが存在する。
また、スペックの低下から近接戦が不得手になっている為、『射る物』(劇中では主に拳銃)を変換した専用武器『ペガサスボウガン』での狙撃戦を得意としている。
因みによくネタ的な考察がされているが、本編を見れば解るように必要な情報(視覚なら視覚、聴覚なら聴覚)を絞って処理出来るので、能力の把握さえ出来ていれば不必要な情報でパニックに陥ったり余計なダメージを受けるなどという事は無い。

また基礎能力が低いので胸部アーマーもタイタンに次ぐ強度になってる。


【必殺技】
ブラストペガサス
後のコッキングレバーを引いて内部シリンダーに空気を吸入、引き金を引いて視認不可能な圧縮空気弾と共に刻印を打ち込む、文字通り一撃必殺の狙撃技。


【処刑用BGM(劇中未使用)】
Edge of Green


【作中での活躍】
初登場となったのはEPISODE 7の「傷心」。
未確認生命体:第14号ことメ・バヂス・バ戦で、五代のより遠くの敵を見たい、という思いに反応し変身。
しかし、青のクウガに初変身した時と同様、急な変身への戸惑いと緑のクウガの超感覚によって
突然叩き込まれた膨大な情報を処理しきれず、メ・バヂス・バの策略によって戦えなくなり苦しんだまま倒れた状態でグローイングフォーム(白いクウガ)になってしまいすぐに変身が解除された。

その後、解き明かされた古代碑文によって、緑のクウガの武器が『射る物』であると伝えられた相棒の一条薫から、緑に変身してぶっつけで銃を渡され(五代は携帯を持ってないので桜子さんから緑のことを聞いていない)ペガサスボウガン変形させる。
今度は最初からクウガに狙いを定めていたバヂスを発見、狙撃を緑のクウガの超感覚によって察知、回避。
そのままカウンターのブラストペガサスを叩き込む事で勝利を収めるのであった。

その後も以前は緑のクウガを未習得であった為に倒す事が出来なかったメ・ガルメ・レをゴウラムとの連携で撃破。
また、TV未登場のメ・イバエ・バもこのフォームで撃破している。






雷の力を加えて邪悪を鎮めよ





金の力
ライジングペガサス


【スペック】
身長:200cm
体重:99.9kg
ペガサスフォームの時よりも更に研ぎ澄まされた感覚能力


雷の力によって身に付けたライジングフォームの一つであり、通称緑の金の戦士

初登場はEPISODE 25の「彷徨」。
メ・バヂス・バ以上の狙撃能力を持つゴ・ブウロ・グを相手に変身。
初戦では変身の隙を突かれて先手を打たれてしまうも、強化された感覚でどうにか反撃。ブウロが力技で致命傷を避けたことで痛み分けに終わる。
2戦目では狙いをつける間を与えずに胴体を撃ち抜いて勝利した。

その後も高い酸性度の体液を持つゴ・ザザル・バに対し、
警察が用意した隔離駐車場までゴウラム合体ビートチェイサー(ビートゴウラム)で運搬し、
最後にこのフォームを使用して遠距離から撃破、自分は離脱するヒット&アウェイ、という連携プレイを披露している。


【能力】
超感覚に特化したペガサスフォームをも越える更なる超感覚に加え、
専用武器の『ペガサスボウガン』ものバレルが追加された『ライジングペガサスボウガン』に強化されている。
感覚能力は通常形態よりも更に研ぎ澄まされたが数値は不明。(一応、説明としては数万倍にまで強化された感覚能力とあるので単純計算すると通常のペガサスフォームの十倍増しの感覚能力という破格のレベルになる。)


【必殺技】
●ライジングブラストペガサス
以前のブラストペガサスでは単発であった空気弾が一回の装填で数発連射可能になっており、一撃で倒しきれなかった相手や単発を避けるほどのスピードを持っていた相手にもある程度対応出来る様になった。
ただし流石に限界もあるようで、ゴウラムに掴って空中からバイク走行中のゴ・バダー・バに向けて放った際には背後からだったにも関わらず全弾回避されてしまっている。



【余談】
平成ライダーシリーズ十周年を記念した作品『仮面ライダーディケイド』でのクロックアップは、ペガサスフォームの超感覚で対応されている(クロックアップしたワームを、ペガサスフォームに変身したディケイドが撃破)。ただし公式によると、『ディケイド』は“リ・イマジネーション”であり「オリジナルシリーズの再現ではありません」とのことで、『仮面ライダーカブト』に登場するクロックアップ相手では実際にどうなるのだろうか…?*1

『空想法律読本2』でも突っ込まれていたが、いくら緊急事態だからとはいえ民間人である五代に拳銃を貸与した一条の行為は銃刀法に抵触してしまう。
初回は仕方なかった(というか貸さなければ詰んでいた)としても、2回目以降はモデルガン等で合法的に対処も出来るはずではあったが……(角材をタイタンソードに変化させたタイタンフォームの例を考えると出来なくはない筈である)

まあ緑のクウガ用に玩具の銃を常備する雄介や警察官というのもどうなんだという話だし、人命が懸かった状況で気にする方がむしろどうかしているのだが。
そもそも変化後のペガサスボウガンが合法なのか?と突っ込んだらキリが無い。劇中では黙認される形で、クウガは一条や桜井から借りたり現場で拾ったりしており、変身前に貸されたのはゴ・バダー・バ戦で杉田から量産型トライチェイサーと拳銃を借りた1回のみ。


極端に短い変身時間は、一撃必殺の狙撃能力が“肉弾戦メインの仮面ライダーでは反則と考えられた”からである。
……まさか、次回作以降“銃ライダー”が定番化するとは『クウガ』のスタッフは思ってもいなかったのだろう。
しかし、一撃必殺の狙撃タイプというペガサスフォームの設定は現在でも珍しいものである。

『ディケイド』で批判されたペガサスボウガンの“連射”だが初期案では形状の違いで射撃モードを切り替えられる設定があったとの噂もある。
それが本当ならば、没設定を拾ったということにして連射時の弾の威力の低さと連射には目を瞑ってもいいのかもしれない。  




邪悪なる荒らしあらば


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冥殿の如く邪悪を射抜くwiki籠りあり


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最終更新:2023年09月25日 11:56

*1 ただし、『カブト』本編のクロックアップも通常の時間空間からの干渉を受けるので、その辺はペガサスフォームに限らず対抗手段を持ったライダーやキャラクターは決して少なくないと思われる。要は、何が現象を生んでいるのかを理解出来ているかどうかの差であろう。