ヒコーマン

登録日:2021/06/20 Sun 23:00:35
更新日:2024/09/13 Fri 17:37:41
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小僧、誰にも言うな!言えば貴様の命は無いぞ!

出典:ロボット刑事/東映/第7話「頭上の恐怖!!」/1973年5月17日放送


『ロボット刑事』の第7話「頭上の恐怖!!」に登場したバドーロボット

:大竹宏


【概要】

ゴーグルを着けた明太子のような姿をしたバドーのロボット
南北産業を乗っ取ろうとする常務の林太平と契約し、宮田社長と専務を襲って暗殺
さらに、宮田社長殺害を目撃した桜井シゲルも殺害し、一緒にいた桜井ヒロシ少年の命を狙う。

その名の通りの優れた飛行能力を持ち、コウモリの羽のような翼を広げて空を飛び、空中からターゲットに接近して抹殺する。
地上でも問題なく活動は可能で、相手に磁気を撃ち込む事で常にその位置を把握できるようになる。

武器は胸の部分から出るマジックハンド。
人間を簡単に締め殺してしまう力があり、一度捕まるとKでさえも簡単には脱出する事ができない。
これで相手の首を締めつけたり、捕まえた相手を何度も振り回して叩きつけたりして攻撃する。
ボディにはミサイルか爆雷のようなものが装備されているが、作中では使用されなかった。

ヒコーマンより前に登場したロボットはどれも飛行能力は持っていないが、後から登場したロボットは飛行能力を持っているものもいる。
もしかすると、このヒコーマンとKの戦闘データなどで技術が完成したのかもしれない。


【活躍】

夜、街を歩いていた桜井シゲルと甥のヒロシ少年は、空を高速で移動する謎の物体を目撃する。
それはバドーのロボット「ヒコーマン」であり、車で移動していた南北産業の宮田社長に襲い掛かるとマジックハンドで首を締めて殺害。さらに、それを目撃したシゲルをも殺すとヒロシに「言えば貴様の命はない」と言って脅迫して逃げ去った。

翌日、事件の事を聞きにやって来たKと新條に説得されてヒロシがヒコーマンの事を話すと窓の外にヒコーマンが出現。
すぐさま飛び出したKと戦闘になるが、Kをマジックハンドで締め上げて苦しめ、飛び去ってしまう。
ヒコーマンが向かったのは南北産業常務の林太平の自宅で、林と話をしていた専務に磁気を打ち込んで位置を把握できるようにする。
この林がヒコーマンと契約した黒幕であり、全ては兄弟である社長と専務を殺して会社の実権を握り、さらに財産を一人占めする事が目的だった。

ヒコーマンは再び出撃し、まずは芝の家に匿われていたヒロシを狙う。
待ち構えていたKに見つかって戦闘になるが、またもマジックハンドで痛め付けて撤退。
しかし、Kの狙いはヒコーマンの体に1キロ以内に侵入すると位置が分かるようになる金具を取り付ける事で、それを使ってヒロシを守ろうとしていたのだった。
だが、ヒコーマンはそのまま専務を襲って殺害してしまう。

ターゲットを全て始末したヒコーマンは林と残るヒロシを片付ける相談していたが、そこを新條に踏み込まれ、さらにヒロシとジョーカーで空のドライブをしていたKもレーダーの反応を辿って到着。
林は新條に逮捕され、ヒコーマンはヒロシを人質に逃げようとするが、ジョーカーの体当たりで墜落してヒロシを救出されてしまう。

地上で決戦に突入し、マジックハンドで攻撃するも現れたマザーの激励で奮起したKにマジックハンドを引きちぎられてしまい、猛攻を受けて打つ手を無くしたヒコーマンは空中に逃走を図る。
しかし、そこに発射された破壊銃を受けて空中で爆散した。


【その他】

ヒコーマンのスーツアクターを務めているのは、『宇宙刑事ギャバン』などでお馴染みの大葉健二氏である。


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最終更新:2024年09月13日 17:37