登録日:2021/07/09 Fri 14:51:08
更新日:2025/05/02 Fri 09:50:05
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あぁ、タンホイザーゲートごと恒星が爆発して宇宙戦艦が征く……
概要
自前の宇宙船の艦長となり、道中で
宇宙人とコミュニケーションを試みたり、未開の惑星をテラフォーミングして資源を得たりしながら、大宇宙を漂流…冒険するクソシミュレーションゲーム。
基本的にゴールのない
ゲームだが、地球から出発して地球に無事に戻って来られれば、それまでの旅路をマップとして反映させることができる。
ただ、世界線を忠実に再現しすぎた結果、
- 「広すぎる宇宙で定期的にマップデータが消し飛ぶせいで同じ場所には二度と戻れない」という強制一期一会仕様
- 大体40%の確率で隕石が激突しにくるのでタイミングを合わせて対処しないと宇宙の藻屑になる
- およそ60%の確率で敵対的種族に遭遇するのでキャラクターは平和を謳うくせに宇宙船は戦艦と化す
- 時間の大半は宇宙を彷徨いながらNPCのクルーの好感度調整。ひっきりなしに発狂するNPCのメンタルケアをしないとクーデターを起こされて強制ゲームオーバー
- アホな動きで被害を増やすNPCにイライラし、戦術を教えても覚えが悪いNPCにイライラし、異星人に初手侮辱をかまして大戦争の引き金を引きまくるNPCにイライラし、挙句不満が爆発してクーデターを起こすNPCにイライラさせられるストレスフル仕様
- 初回特典のゲームと連動して星の位置が変わるプラネタリウム装置(十一万八千円)をつけた新品が十二万円
- 課金タイミングがスタート地点のみ。さらにゲームオーバーになると課金要素も含めて問答無用で白紙に戻る「デスペナルティ」
などネタに事欠かない。当然ながらプラネタリウム無し版も販売。
人の上に立つ苦悩だけを抽出して宇宙味にしたようなゲームと例えられ、
サンラクは過去に四ヶ月ほどゴールのない宇宙に挑んでいた。
何かイベントに参加しようにも結構な時間を削るゴールのない虚無ゲーであることを除けば、ゲーム性そのものは割と面白いらしい。
サンラク曰く
- 「ゴールのないマラソンを死ぬまで続けるような、日本の国土より広い砂漠で蟻のコンタクトレンズを見つける為に彷徨うような」
- 「好きな人はとことん好きなタイプのゲームなので厳密にはクソゲーと言えるかどうか微妙なライン」
と表現しており、「今時珍しい有料の拡張コンテンツでユーザーから金を搾り取りたい、長生きしないゲーム」と見切りをつけていた。
追記・修正は虚無的な時間の経過に思いを馳せながらお願いします。
……というのが、本編開始前までの話。
実はこのゲーム、何故かある層にウケてサービス終了の危機を脱したどころか黒字経営になった。
きっかけはサンラクのクソゲーフレンドにして、表の顔は世界規模営業マンである武田インゲン氏。
何処かの社長がどハマりしたのを話の種として武田氏が色んな人に話した結果、
- グアムもサイパンも太平洋のど真ん中で見る朝日も見飽きた方
- 人を顎で使う事に慣れきった財閥の会長(武田氏の知り合い)
- 歴史の資料に先祖の名前が載ってるような一族のご隠居達(武田氏の知り合い)
といった、何故かゲームとは無縁そうな人生勝ち組の方々がどハマりの連鎖をしていった。
まだ宇宙に旅立てる技術力がないので「まぁその気になれば現実で出来る」レースゲーとかと違って新鮮だったのと、とりあえずやってみてデブリに激突したり宇宙海賊種族に襲われたりでゲームオーバーになってみんな頭ポカポカになったとのこと。
こうして、十数万円分の課金アイテムが宇宙の藻屑になることも気にせず駄菓子感覚で10万、100万と大金を叩き込んで巨大戦艦を建造できるような超重課金ユーザー達による札束での殴り合いとなったこのゲーム、サンラクが知らない間に超大型アップデートを行い、 「デスペナルティ」以外は良ゲーになった。
ただし国内の有名企業の経営者達が全力でPVPをして遊んでいるため、その事実に気づいてしまうと色んな意味でプレッシャーが発生する。
「ただのゲームと割り切るにはちょっと見え隠れする金と権力がデカすぎる」とはサンラクの談。
主なアップデート内容
厳密に言うとプレイヤーが艦長固定ではなくなり、プレイヤー自身が戦闘に参加、または交渉人として矢面に立つことが可能になった。
また、プレイヤー個人にステータスや技能が追加され、ステータス数値の割り振りにより個性あふれるプレイが可能となった。
アップデート前は敵戦艦に対しての最強攻撃が自爆と衝角突撃という文明が退化したかの如き攻撃しかなかったのだが、アップデート後は無課金でも敵戦艦に対して強気に出られるくらいには武装がテコ入れされた。
さらに異星産の艤装パーツが解禁され、敵キャラ特有のチート兵器も使えるようになった。
人間NPCと比べて運用コストは高いが、ストレス要素の一つであった不満やストライキを一切起こさないアンドロイド…
ロボット船員が追加された。
人間のクルーとアンドロイドのクルーとの交換を提案してくるドロイドクルー・エージェンシーに所属するNPC、
「SL:エーヴェ」に話を通すことで交換が可能。
ちなみに、天上領域のプレイヤー達はそこら辺気にしない。だって
艦隊運営の人手は肉だろうと鉄だろうと多い方がいいから。
登場する宇宙船について
プレイヤーが宇宙を旅するために乗る船は、いくつかの級で大きさ・性能が分かれている。具体的には以下の通り。
基本的な無課金プレイヤーの船。
3万円くらいで作れる船。
10万円くらいで作れる船。基本的に戦闘用ではなく、一種のコロニーとして運用される。
制約は多数あるが瞬間的な破壊力は他の追随を許さない兵装を運用する兵装型、コアの船を中心に、複数のギガトン級を連結させて建造する連結型など、様々な種類がある。
用語
別銀河からホームである地球までの往復を可能とする者達を指す言葉。
恒星間すら超えた銀河間を自在に移動できるだけの船を持つ歴戦の重課金プレイヤーを指す言葉。
船内の模様替えを利用した小技。侵入者を目的地に近づけさせない疑似迷宮が発生する。
ただし思っているよりも便利なものではなく、システムの関係で模様替えのためには転送前、転送後のエリアにプレイヤー及びNPCが存在している場合は模様替えできない。
なので行う場合リアルタイムでプレイヤーがいる区画の次の次を調べてちまちま区画を人力で弄る必要があるのでやる方もやられる方も双方とんでもなくストレスが溜まる。
弱点はシャッフルしてる相手の反応速度を超えるスピードで突撃すると対応できない事。
登場するプレイヤー
ここでは作中で登場した二大陣営ごとにプレイヤーを紹介する。
本編に登場した「愛板」や「Gカップムネ肉」は対人勢だが、中には只管宇宙の果てを目指す求道者タイプのプレイヤーもいるらしい。
またプレイヤーが資本主義社会で勝ち上がった名だたる大企業の経営者ばかりなせいで、会話の主軸が察しだけで進行するなど
マナーゲーム最上位層達の非常に高度な交渉術も繰り広げられる。
あまりに高度過ぎて彼らのいる領域を
「鉛筆が薄味に見える伏魔殿」とサンラクは例えている。
なおそのせいでたまに一般人は聞いてはいけない気もするリアルの経営に関する愚痴も飛び出すのはご愛嬌で、サンラクですら「聞かなかった事にしておきましょう。俺に資本主義の暗黒空間で戦う力はないです」とまで内心語っていた。
至高のA大船団
『聞いて驚け、向こうを構成するモチベーションの七割は私への怨みだ』
廃課金で手に入れた高性能艦隊
「至高のA大船団」を保有する対人勢プレイヤー。
テラトン級の船は完全戦闘仕様になっており、積極的に
宇宙海賊やゲルマノイド第三帝国にも喧嘩を売って略奪行為をする超武闘派プレイヤー。
食料などの運用に必要な物資は艦内で生産せず、必要であれば他のプレイヤーも襲って補給しているため、他のプレイヤーから恨みを買っている。
ゲーム内での一つの煽りのためにウン十万かける事も厭わないなど、サンラクがドン引きするレベルでなかなかに大人げない一面を持つ。
ディアホーン曰く
「クソ人間」、サンラク曰く
「つるぺた蛮族」「陰湿という言葉すら生温い」「知り合いを煽るためにン十万ぶち込む超弩級煽りカス」。
とは言えただの煽り屋の蛮族なはずもなく、感情と実利を利用して他者を操る
ペンシルゴンとディープスローターのハイブリッドともいうべき非常に優れた人心掌握術を有している。
中の人は国内最大手家電メーカー「サウダージ」のトップ「左右田」氏。家電王と呼ばれている。
ギャラトラ最高火力を持った究極兵器の一つ、膨張再現黎明砲を搭載している。
ちなみにこの兵器、一発撃つためにリアルマネーで5万円もかかる。
後述のアンロック戦争最終日に同盟側の物質的ミサイルにより轟沈。
物理防御貫通効果を持つ究極兵器の一つ、収縮再現終焉砲を搭載している。ちなみにこの兵器も一発撃つためにリアルマネーで5万円かかる。
「見ろよ、五万円だ」
「一ヶ月の食費とイコールだよあの光……」
とはそれをブッパされた光景を見てしまった一般ユーザーの感想。
最終決戦前に轟沈。
最終決戦前に轟沈。
最終決戦前に轟沈。
また、随伴としてギガトン級戦艦が四隻ある。
愛板が雇った傭兵全員に無償で配ったアイテムで、動物の頭部を模した課金装備。
秘匿回線で総旗艦艦長と通信できる機能のほか、プレイヤーネームが動物名に置き換わるなど高性能。ちなみに一個のお値段、リアルマネーで三千円。
…何故か異様に後頭部が重い。裏切ったら爆発し、うなじごと脊椎を抉るタイプの非人道兵器であることが示唆されている。
至高のA大船団の傭兵
敵艦隊に報酬目当てで突っ込んでいった鉄砲玉達。多くは無課金・微課金プレイヤーで構成されている。
愛板氏から支給された変装メットにより頭部・プレイヤー名は隠されている。
なお、敵艦内部に侵入できたのはこれから説明する5人組だけである。
札束で殴り合う憎悪の応酬だ、なんとノンフィクションのライブ映像。フォックス、ポップコーンとコーラとか持ってないか?
ガゼルの変装メットを被ったサンラク。アップデート前はモブプレイヤーだった。
当初は普段の外道節は控えめであったが、イベントが進むにつれ化けの皮が剥がれていったためフォックスには若干ドン引きされた。
アップデート後のステータスは近接戦闘と戦闘機操作につぎ込んでいる。
なお、所持する宇宙船名は第三楽皇丸。
宙域戦闘用小型宇宙艇の一種。
速度と耐久はそれなりにあるが小回りが利かず、基本的には動く的にしかならない。
ガゼルが愛板から頂戴したこの輸送船には前面防御シールドがあり、耐久はゴミだがパルス系なら確定で一発耐える。
このシールドとガゼルのクソゲー仕込みによる操作テクニックにより、自爆しながらも敵戦艦へ傭兵を送り届ける役割を全うした。
- 小型宇宙船用艦載ガトリング、強襲用パワードアーマー
ガゼルがほぼ全財産をはたいて用意した兵装。
戦艦侵入時に血路を開くために使用、ガトリングの玉切れと同時に自爆特攻、オシャカになった。
ガゼルが愛板から譲り受けたナイフ。かなり高価。
戦艦の装甲を加工する為の特殊なカッターと同じ素材でできており、異星獣制圧用大型バトロイドの装甲を無視できる程の斬れ味を持つ。
猛牛を模った、閉鎖空間強襲用武装搭載大型二輪の名を冠する大型バイク。
壁や天を重力制御の応用で全て地面として走り続けるモンスターマシン。
サンラクの操作ステータスが若干足りないが、そこはプレイヤースキルで補っている。
リアルゲームイベントのJGEで行われた、キリ番ゲッターのニアワン賞で入手したハンドガン。
ヒロインちゃんによると、名の由来はブラインドドラゴン → 盲目竜 → 画竜点睛から来ているのでは、との事。
その正体は
峰打ちスマートピストル。
銃に内蔵されたセンサーと特殊な可変ライフリングによって確実に対象の頭に相当する部位に弾丸を飛ばすことができるが、弾丸側も専用の加工が必要なため威力が極端に弱いというデメリットがあり、ゲーム的には
「確定でヘッドショットになるがどれだけ命中させてもHPを1以下にできない」ものになっている。
本来ならコレクション以上の価値はないはずだが、本編では意外な形で利用されることになる。
ガゼルの輸送船に同行した傭兵の一人。
じゃんけんに負けて特攻隊のリーダーになってしまった。
ツッコミの腕はかなりのもの。
最後は敵の足止めを行うために殿を務め、死亡したとの事。
「顔に装着(あるいはヘルメットに組み込み)した専用のゴーグルとセット運用する」または、「同盟を結んだテラトン戦艦搭載のセンサーのシステムを間借りする」ことでほぼ確実にプレイヤーが狙った場所に当てられる大型拳銃。
要求パラメータが恐ろしく高いのが難点。
ガゼルの輸送船に同行した傭兵の一人。
クールキャラ気取ってるが冗談にも乗るときは乗るため、緊急局面で不意打ちを食らったサンラクは「クールキャラ気取ってるのにギャグにはしっかりノッてんじゃないよフォックス!ええい手元が、手元が狂う!」とつっこんでいた。
戦艦内の戦闘で貢献していないことを気にしていたが、要所に仕掛けられているセキュリティロック解除のパズル攻略で活躍している。
ガゼルの輸送船に同行した傭兵の一人。
女性アバターで女性『っぽい』声のプレイヤー。
極振りの電子戦でバトロイドを操ったり、愛板との合わせ技でテラトン級戦艦を乗っ取ったりと活躍する。
なんというか言動の節々が妙にテンプレートなオカマっぽい。自称「健全なネカマ」。
最終日はガゼルと共にGカップムネ肉と対峙、最後は戦艦に穴を開けるため自爆した。
実はシャンフロのプレイヤーで、ガゼル=サンラクであることを知った上で近づいていた。
後にtwitterで「魔女の教会」クランリーダーのエリザベスという事が明かされている。
「六角御殿」攻略時にハッキングして乗っ取った戦闘用バトロイド。傭兵たちの相談結果による命名。
「マチョヶ峰君」であって「マチョケ峰君」ではない。
六角御殿占拠直前のボス「XX-H ヤマタヒュドラ」戦で味方の盾となり破壊された。
ディアホーンにより最終日に提供された戦闘用バトロイド。マチョヶ峰君より細い。
Gカップムネ肉との最終決戦時にパイソンと共に自爆を行い破壊された。
いいねェ! だがリアルじゃラガーマンの俺を差し置いてタックルかますのは見過ごせねェなァ!!
ガゼルの輸送船に同行した傭兵の一人。
二メートルはありそうな大男アバターのプレイヤー。かなり直情的で割と脳筋。
近接戦闘に極振りしたパワータイプで、巨大な近接装備を軽々と振るう。
最終日はパワードアーマーで挑み、最後に自身とガゼル二人分の爆弾を抱えて自爆特攻。ガゼルの血路を開いて見せた。
リアルではラガーマン。後にtwitterで、スポーツマンとしてのフィジカルなら作中キャラでトップであることが明かされた。
棚の引き出しのように前後に稼働する打撃面をジェットエンジンによる噴射で叩きつける、生産購入可能な中では最高クラスの打撃武器。
テラトン級戦艦を相手に文字通り大工作業するためのハンマーであり、生身で使用すると反動で独楽のようになる。
双丘の大艦隊
本編でガゼルことサンラクが戦うことになる廃課金プレイヤーの集団。主に愛板への恨みで動いている。
うむ、まさに予想外の結果だ。これからは傭兵に特化した無課金プレイヤーという役割が重要になるやもしれないね、これは
双丘の大艦隊主催。
中の人はSNSを運営する会社のCEO。実はJGEのスーパーノヴァのブースでキリ番を狙っていた。
愛板とは
ゲーム中の利権争いから戦うことになるが、実際には不仲
というわけではない。
最終日に同盟者のディアホーンが裏切ったことで旗艦への傭兵達の侵入を許してしまい、様々な要因が重なって追い詰められてしまう。ならば諸共と相打ちを狙うも、ガゼルの奇策によって失敗、討死した。
所持しているテラトン級戦艦は5隻。
一番艦名は「
偉大なる巨峰」、二番艦~五番艦は名称が登場していない。
端金でもナメられたんなら相応の拳を握るのがロッカクの流儀さ……こいつの利になるのは癪だがどうせ死ぬなら意義のある死を迎える
双丘の大艦隊同盟者。
中の人は国内シェア一位のハチミツメーカー「ハチミツの六角」の社長、鹿角。高齢の女性。
侵入を許してしまった傭兵達5人に人力シャッフルをかまし、お互いとんでもなくストレスを味わい自分自身が人力シャッフルのストレスで一時的に正気を失うほどの泥沼の激戦の末に敗れる。
盛大な煽りをかました愛板にブチ切れながらも、愛板の誘いに応じて傭兵達の装備を用立て、最終日にフル装備の傭兵をGカップムネ肉の旗艦「偉大なる巨峰」へ送り込んだのちに、同盟のテラトン級戦艦二隻を巻き込み「女王玉座」を自爆させて討死した。
なおやられたらやり返す精神を速攻で理解して共感してみせたサンラクには見どころがあったようで、「あんた商才があればこっちに来れるよ」とも語っている。
ディアホーン旗艦のテラトン級戦艦。
アンロック戦争最終日にディアホーンと共に自爆、連合の戦艦2隻を巻き添えにした。
巨大な六角形を数百組み合わせたような艦。愛板曰く「敵陣営艦載機のネスト」。
構造としてはコアの船を中心に、複数のギガトン級を組み合わせた船で、連結したギガトン級の分様々なことができるようになるが、その分建造コストがかかるほか、
テラトン級に効果がない攻撃でも一つ一つのギガトン級には効くセキュリティ上の弱点があり、初日に侵入した傭兵達に弱点を突かれて2日目に占拠されたが、翌日ディアホーン自身の手により爆破された。
価格はリアルマネーで十数万円な模様。
双丘の大艦隊同盟者。
中の人は作中にも登場した超高級ホテルを有する「グランドスプリーム」の創始者一族。
旗艦及び艦隊に甚大なダメージを受けたことで、最終日は戦闘に参加しなくなった。
所持テラトン級艦隊名は「リクモガミホテル」。
一番艦「ブレイクドーン・ワン」
二番艦「ミッドデイ・ツー」
三番艦「トワイライト・スリー」
双丘の大艦隊同盟者。
中の人は「アコヤフーズ」という会社の社長。
旗艦及び艦隊に甚大なダメージを受けたことで、最終日は戦闘に参加しなくなった。
所持テラトン級艦隊「真珠の円匣」。
収縮再現終焉砲を防ぐことのできるフィールドを展開できる。フィールド使用後はエネルギーを使い切り、行動不能になった。
イベント
宙海歴255年にモスコミュール宙域にて勃発した、大艦隊同士による七日間の戦争。
「愛板」船長が率いる「至高のA大船団」と「Gカップムネ肉」提督及びその麾下による「双丘の大艦隊」が激突した。
なお、紳士協定として日付が変わった時点で休戦状態となり翌日時から再度開戦というルールが設けられている。
休戦中は一切の戦闘行動は禁止でシステム側が行動を感知している。
この戦いで傭兵集団が活躍したことにより、個人あるいは少人数による強襲ゲリラの有用性が示された。
双方甚大な被害を出しながらも戦争は愛板が勝利。戦争終盤に発生したタンホイザーゲートにより、愛板は膨大な利権を獲得した。
現実で近しい事件といえば、実在のMMORPG「
EVE ONLINE」で起こった「
B-R5RBの大虐殺」であろうか。
バドゥガモス伝説
バドゥガモスとは
ギャラトラに出現するイベントエネミー。
基本的に船長の死か船の沈没で
ゲームオーバーとなるこのゲームにおいて数少ない特殊
ゲームオーバーを齎すイベントを起こす宇宙生物。
見た目はメタルなクラゲ。何をトチ狂ったのか割と需要がありそうな
宇宙人やナビゲーター的AIキャラを差し置いて、ギャラトラの公式マスコットキャラクターにまで成り上がった。
基本的に母体と呼称される巨大な個体から子供のように通常個体が這い出してくる事で出現する。
そのため、バドゥガモスに対する最も有効な攻撃はマザーの撃破となるが、このマザーはある程度弱らせると逃走行動に入る。そして一定時間内に倒せなかった場合明らかにテレポートと思しき動きで消える。
バドゥガモスによって沈められたプレイヤーは「バドゥガモス侵食体」となって他のプレイヤーを襲うことが出来る。
ただし、バドゥガモス侵食体が出現した瞬間、周囲の宙域にいるプレイヤー達に警告が来るので、大抵は袋叩きになって終わるが。
なんにせよ、ギャラトラにおけるバドゥガモスはあくまでもプレイを妨害する敵キャラでしかない、そう考えられていたが…
始まりはバドゥガモス・メテオの中核をなすゴールド・バドゥガモスを「鹵獲」したとあるプレイヤーが発見したバドゥガモスの秘密が第一の事件だった。
そのプレイヤー……大手自動車メーカーの会長は不幸にも現実での心筋梗塞で亡くなってしまったが、死ぬ直前に遺した言葉はどこかマンネリを感じ始めていたギャラトラユーザー達を震撼させるだけの力があった。
「異彩のバドゥガモスは我々をどこかに導いている、探せ」
これがバドゥガモス学会発足の嚆矢となった事件である。そして時は流れ、とあるプレイヤーがリアルで販売されていたシルバーバドゥガモス君人形を偶然プラネタリウムマシンが読み込んだ事で第二の事件が発生した。
そう、ギャラトラ内とリンクしたプラネタリウムマシンが銀のバドゥガモス君人形に内蔵されたマイクロチップを読み込んで表示したのは、未知のマップへと導くロケーターであった。
ここに来てバドゥガモス達が示す「何か」を求めてギャラトラユーザー達は再び熱意の炎を燃え上がらせた。
だが不幸な事故によって型が消失してしまったダイヤモンドバドゥガモス君人形は市場にも流れることがなく、またゲーム内でもダイヤモンド・バドゥガモスの出現条件は不明のまま………だがJGEの地にダイヤモンドの輝きが蘇った時、ギャラクシー・トラベラーの歴史は風雲急を告げる。
「集まれバドゥガモス! 来やがれ超次元! そして、開けタンホイザー!!」
異彩のバドゥガモスが導く何か、それは銀河ごと異空間に消えた超銀河文明。
ダイヤモンド、プラチナ、金、銀のバドゥガモスを全てゲーム内で揃えるか、リアルで該当する人形をプラネタリウムマシンに読み込ませることで、超銀河文明エリアに行くためのアイテム「超文明自律構築金属制御端末」が手に入る。
それを使うことで、超銀河文明に向かうためのタンホイザーゲートが開かれる。
余談
元ネタのなったゲームは『EVE Online』(言わずと知れた宇宙シミュレーション)と『Elite:Dangerous』(こちらは天の川銀河の再現、DLC前までは座席から移動不可などの要素)辺りか。
また、この作品は「発売時点では虚無ゲーとされながらアップデートによって評価をひっくり返した、宇宙を舞台にしたゲーム」だが、現実でも同じようなゲームとして『No Man's Sky』というゲームが存在している。
追記、修正はアップデート内容に驚きつつ宇宙の旅を楽しんでからお願いします。
- 何故作ったぁ!? -- 名無しさん (2021-07-09 18:10:37)
- ↑いやあ、原作でも取り上げられていたし設定豊富なので、いつか建てたいと思ってたんです -- 初期投稿者 (2021-07-09 18:45:29)
- ゲームのチョイスが意外すぐる… -- 名無しさん (2021-07-09 19:06:24)
- アップデート前のバージョンはEVE×絢爛舞踏祭(調整最悪)って感じか -- 名無しさん (2021-07-09 20:51:41)
- No mans skyを超極端にしたようなゲームか。あれはまだ一人旅だから気楽なんだろうなあ -- 名無しさん (2021-07-09 22:25:13)
- 似たような宇宙で経済経営ゲームがリアルである訳だから調整に成功したらウケるのは納得なクソゲーから良ゲー化だな -- 名無しさん (2021-07-09 23:04:24)
- もしここで武田氏の名前ぽろっと呟いてたらサンラクの人生変わってたんだろうな… -- 名無しさん (2021-07-10 06:30:46)
- ↑あ~確かに、ここの重課金者なら武田氏を知ってそうですもんね… -- 名無しさん (2021-07-10 06:37:37)
- 二大陣営のネーミングがひどすぎ&約束された永久戦争すぎて草 -- 名無しさん (2021-07-10 07:23:53)
最終更新:2025年05月02日 09:50