シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~

登録日:2019/03/05 Tue 14:30:00
更新日:2019/11/23 Sat 07:44:09
所要時間:約 46 分で読めます





ああそうだとも、いまこの瞬間!

今が楽しければ先のことなんざどうでもいい!


●目次

概要

小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿されているweb小説。
作者は硬梨菜。
2019年3月現在メディア化されていない作品の一つ。

クソゲーをこよなく愛する主人公が経験とプレイヤースキルを活かし、神ゲーと称されるVRMMO「シャングリラ・フロンティア」を攻略する様を描く。

所謂「なろうテンプレ」の一つ、人気作品『ソードアート・オンライン』風のフルダイブ型VRゲームを題材としている。
似たり寄ったりな作品が多い同ジャンルの中、他作品との最大の違いは膨大な劇中作の「架空のゲーム」の存在。
各ゲーム一つ一つに細かい設定があり、中でも主人公が好むクソゲーについての描写は常軌を逸したものばかりで、非常に強烈なインパクトを持つ。
これらクソゲーをやり込んできた経験が主人公の武器の一つであり、その強さに説得力を与えるギミックとして機能している。
また、一部のゲームは本編や短編で主題として取り扱われる。

作者が設定魔なこともあり、本編中の些細な小ネタに膨大な設定が付けられていることが多いのも特徴。
感想欄で作中の設定を長文短文問わずしれっと暴露しまくることも。(通称:「ゲロ」「お漏らし」)
本編の舞台裏や各種設定、読者との質疑応答を纏めた番外編的小説「設定鍵インベントリア:シャンフロの諸々」も不定期で連載されている。

大前提として、本作の世界観ではフルダイブ型VRシステムが広く普及しているため、ディスプレイ型のゲームはレトロゲーに分類される。
また、プロゲーマーが憧れの職業としてプロスポーツ選手同様の扱いを受けており、無職でもアマチュアゲーマーを名乗っていれば取り敢えずは白目視されないニートに優しい世界。


あらすじ

クソゲーをこよなく愛するクソゲーハンター陽務 楽郎は、レジェンドオブクソゲー「フェアクソ」こと「フェアリア・クロニクル・オンライン~妖精姫の祈り~」をクリアして燃え尽き症候群に陥っていた。
そんな時、行きつけのゲームショップで巷で神ゲーと話題の「シャングリラ・フロンティア」のパッケージを手に取る。
楽郎は普段ならば買わないであろうこのゲームを通常の精神状態ではなかったために購入し、PC「サンラク」としてその世界にのめり込んでいく。


用語

  • シャングリラ・フロンティア
本作でメインとして扱われるVRMMO。通称:シャンフロ
既存ゲームの5世代は先を行くと言われる程のオーパーツ。
世界観を要約すると「超高度文明が滅んだ後に発展したファンタジー世界」
このため一般的な剣と魔法のファンタジー要素に加え、超高度文明由来のSF要素も隠し要素として盛り込まれている。
キャラメイクが自在な一方、声は変化しないという特徴があり、ネカマ・ネナベは(一部例外を除いて)バレバレ。
NPCと一部モンスターには非常に高度なAIが搭載されており、リアルの人間と同様のコミュニケーションを取ることが可能。
そして、NPC達はリアルの人間と同様、死亡すると二度とリスポーンしない。

  • ユニークモンスター
シャンフロの世界において最強種と定められている7体のモンスター。
初見ではクソゲーとしか言いようが無い理不尽を強いてくる。
遭遇するだけで経験値が入るため、あるモンスターはレベリングに利用されていた。
彼らを真に倒すには各種条件を満たして各「ユニークシナリオEX」を発生させる必要がある。
討伐すると「ワールドストーリー」が進行する。

  • ユニークシナリオ
特定条件を満たすと発生する特殊イベントシナリオ。
オンリーワンなものから不特定多数が参加・再受注できるものまで様々。

  • 旧大陸/新大陸
サービス開始当初から存在するエリアと、大型アップデートで実装されたエリアの通称。
始まりの街「ファスティア」から港町「フィフティシア」までを旧大陸、そこから海を渡って行くのが新大陸となる。
新大陸は現在プレイヤーの手により開拓中であり、森人族(エルフ)や獣人族、蟲人族といった異種族が暮らす。
旧大陸は人間の王国が治めている。
旧大陸と新大陸の行き来には定期船が使われるが、移動にはリアル時間で数日掛かるため、転移魔法を使えるプレイヤーが重宝される。

  • 蠍型モンスター
隠しエリアに生息するサンラクのマブダチ。サッカーしようぜ!俺がボールな!
レベル100オーバーなので経験値が豊富なことに加え、素材の価値と性能がすこぶる良く、頻繁にレベリングと金策に利用されている。
作者の筆がノリにノって非常に細かな設定が作られた。
ちなみに、蠍が特段好きという訳ではないとのこと。

  • 賞金狩人(バウンティハンター)
大型アップデートで実装されたNPC。
街中でPK行為を行ったプレイヤーの前に突如出現し、その圧倒的な力でプレイヤーを葬る。
その強さは実装当時の最大のPKクラン「阿修羅会」の上位プレイヤーすら為す術なくやられた程であり、これにより街中でPKを行う者は殆どいなくなった。*1
なお、賞金狩人は「倒したプレイヤーの防具を戦利品として装備する」という共通の特徴があり、ランダムで出現するレア賞金狩人の幼女「ティーアス」に好みの服を着せる為に、談合の上でPKし合うクラン「ティーアスちゃんを着せ替え隊」が生まれた。
賞金狩人を相手に一定以上の戦果を挙げると隠し職業「仇討人(あだうちにん)」に転職することができ、賞金狩人達との交流イベントが発生する。
メタ的には「街中でPKできるってどうなん?」という読者の疑問に答える形で生まれた設定。

本作最大の特徴と言える常軌を逸した架空のゲーム群。

劇中に登場する架空の合法エナジードリンクシリーズ。


登場人物

VRMMOのプレイヤーはプレイヤーネーム/リアルネームで表記。

シャングリラ・フロンティア

クラン「旅狼(ヴォルフガング)

ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」の討伐後、パーティメンバー3人で設立したクラン。
主人公・サンラクが所属する本作の主役組織…なのだが、サンラクが先行して他メンバーを誘えないままユニークを進行することが多く、影が薄くなることも。
  • サンラク/陽務(ヒヅトメ) 楽郎(ラクロウ)
本作の主人公。高校生にしてクソゲーハンター。外道3人衆の一角。
趣味人の一家に生まれ、己の趣味をクソゲーと定めた変人。
多種多様なクソゲーを制覇し、その過程で培った理不尽に対する耐性・反応速度・仕様やシステムの穴を突く機転・検証スキルを活かしてシャンフロ内をかき回しながら攻略していく。
カッツォ曰く、最大の強みは「あらゆるゲームのUIに完璧に適応できる」こと。
一般には無名の存在であるが、プレイした殆どのゲームでランカー入りをはじめ大なり小なり影響を残しており、一部界隈では知る人ぞ知る存在となっている。
一日のスケジュールは基本的に帰って課題済ませて、夕飯食べて、必要なら勉強してエナドリ飲んで徹夜でゲーム。体調が悪い時は深夜二時くらいに寝る。
クソゲー仲間の武田氏曰く、「二十歳前半までしか許されない若さの暴挙」
ゲーム廃人ながら成績は良好と学力は高め。英語の語彙力は罵倒だけ充実している。
テレビゲームだけかと思いきや、ペンシルゴンに巻き込まれる形でTRPGプレイ済みで吟遊ロールも得意。TRPGではクソどうでもいいところでファンブル出してダメージ受けるけどボス戦とかはやたら強いタイプ。

プレイスタイルはこれまでプレイしてきた数多のゲームの戦法をキメラの如く組み合わせた悪食
テンションとプレイヤースキルが直結しているタイプで、テンションが上がれば上がる程凄まじいパフォーマンスを発揮する。
土壇場でのアドリブや、他者や他のゲームのキャラの動きと戦法を模倣する「見様見真似(なんちゃって)戦法」と「役割模倣(ロールプレイ)戦法」も得意。
ストレス耐性の高さもあり、この手の作品では珍しくPKなどの嫌われがちなプレイにも肯定的。
「うんうんそれもまたゲーム活動(ゲーカツ)だね。だが殺す、それも踏まえてのゲーム活動」と位置付けている。
メンタルも外道気味なので喧嘩を売られれば平気で買うし、平然と相手を煽って逆鱗を削り取れる。
苦手なものは偏る乱数。乱数の女神と相性が悪く、あるゲームではキーアイテムである桃をドロップできずに3週間桃農家になったり、シャンフロでも対戦相手に連続食いしばりを発動されたことも。

頻繁にユニークシナリオを発生させているため、情報を得ようとする他プレイヤーから血眼で身柄を狙われているが毎回上手いこと撒いている。扱いはツチノコ
ユニークシナリオEX致命兎叙事詩(エピック・オブ・ヴォーパルバニー)を発生させた初めてのプレイヤー。
基本的にどのゲームでもプレイヤーネームは「サンラク」で固定。由来は本名のもじり。((サン)(ラク)郎)

シャンフロにおけるビルドはLUCK重点の高機動アタッカー。職業は傭兵→仇討人。
基本の見た目は頭に鳥(ハシビロコウ)の覆面を被った半裸の入れ墨男。初対面で変態扱いされるのはお約束。
メインウェポンは双剣、もしくは片手剣の二刀流だが、状況に応じて様々な武器種を使い分ける。
レベル20の時にユニークモンスター「夜襲のリュカオーン」と遭遇、圧倒的な実力差がありながら驚異的な粘りを見せた。
この際リュカオーンに気に入られて呪いを刻まれてしまい、胴・足装備を着用できなくなったため本格的に防御を捨てたビルドを構築する。
後にスピードを突き詰めていった結果、プレイヤー最速の称号最大速度(スピードホルダー)を得る。

  • サイガ-0/斎賀(サイガ) (レイ)
本作のヒロイン。楽郎の同級生。
旧家の生まれで文武両道・容姿端麗・性格良し…etc.と天から二物も三物も与えられたが、代わりに恋愛力を没収されたヒロインとしては残念な子。*2
バストのサイズはGカップ。これでも十分でかいのだが…
中学時代に見た楽郎の笑顔に惹かれて好意を持つようになり、お近づきになろうと共通の話題を求めてストーキングとゲームを始めるもクソゲーに付いて行けず挫折。
「まずはゲームに慣れることから始めよう」とシャンフロを購入した所、実の姉と合流してやり込んで行くうちにゲーム内トップクラスの廃人プレイヤーになっていた。

プレイスタイルは装備を十全に使いこなす優等生タイプ。元々リアルで護身術を習っていたため、それを活用した動きで同レベル帯のプレイヤーの中でも抜きん出た実力を持つ。
紆余曲折を経てサンラクとゲーム内ではクランメンバーとして行動を共にするようになり、リアルでも直接会話できるまでに(初期と比べて)躍進している。
「致命兎叙事詩」を発生させた3人目のプレイヤー。

シャンフロでは男性アバターの重量級騎士。職業はメイン:聖騎士、サブ:暗黒騎士。
ユニーク装備で全身を固め、レアアイテムを湯水の如く使うガチ勢。
プレイヤー最強攻撃力の称号最大火力(アタックホルダー)を持つ。

  • オイカッツォ/魚臣(ウオミ) (ケイ)
サンラクのゲームフレンド。
日本最強にして世界屈指のプロ格闘ゲーマー「K」。外道3人衆の一角。*3
バグ技が前提と化したクソ格ゲー「ベルセルク・オンライン・パッション(通称:便秘)」でサンラクと知り合い、クソゲーの沼に堕ちる。
対人戦でのサンラク相手の勝率は7割。なお、公式戦では勝率8割を切ったことがない。
歌舞伎の女形を彷彿させる線の細いイケメン*4で、リアルでは5人くらいとフラグが立っている。
代わりにシャンフロでは一度も自力でユニークシナリオを発生させたことが無く、サンラクからことあるごとに「ユニーク自発できないマン」と煽られている。
ペンシルゴンに巻き込まれる形でTRPGプレイ済み。TRPGではアホ二人がアホやってる間にコツコツヒントとかを集めて最終的にバッドエンドを回避させるタイプ。

その実力と甘いルックスから非常にファンの多い人気プロゲーマーだが、ファンからどの組み合わせでも満場一致で「総受け」の認識を持たれているという哀しみを背負っており、そのことを話題にされると目が死ぬ。

プレイスタイルは徹底的な理詰め型。あらゆる検証と反復練習を経て万全な状態で対戦相手を迎え撃つ。
サンラクと違ってゲーム毎にプレイヤーネームを変更しているが、必ず「カッツォ」が名前に入る。(例:便秘「モドルカッツォ」、世紀末円卓「カッツォタタキ」)
由来は本名の漢字を一部変えて一文字にまとめると「鰹」になることから。
なお、「カッツォ(Cazzo)」とはイタリア語で 「男性器」 を意味する。
更に言えば 非常に汚い意味のスラング でもあるので、とても往来で言葉に出して良い類の言葉ではない。よくもオンゲの名前に登録できたものである。

シャンフロでは女性アバターの格闘アタッカー。職業は修行僧(モンク)破壊者(デストロイヤー)
性転換アイテムを使用すると、見た目や声は全く変わらないのに「生えてくる」

  • アーサー・ペンシルゴン/天音(アマネ) 永遠(トワ)
サンラクのゲームフレンドその2。
「旅狼」クランリーダーであり外道3人衆の紅一点。実は3人の中では最年長。
表の顔は10代女子から絶大な支持を集めるカリスマモデルだが、本性は人が派手に爆散する光景に「たまや〜」と言えるタイプの畜生にして、平穏と安定よりもスリルと享楽を好む生粋の刹那主義者。
ドロップ率を絞り過ぎて世紀末と化したクソゲー「ユナイト・ラウンズ(通称:世紀末円卓)」でサンラクやカッツォと知り合った。
TRPGにも一時期ハマった事があったりとゲームの守備範囲は案外広い。その際はサンラクやカッツォも思いっきり巻き込んだ。
TRPGでは積極的に神性とのフラグを立てて盛大にSAN値を減らし、ノリノリで発狂ロールするタイプ。
バストサイズはDカップ。

プレイスタイルは最終的な大爆発のためにコツコツと整地するのを好む魔王型。花火職人タイプとも称される。
プレイヤースキル自体はそこまで高い訳ではないが、話術を駆使して臨機応変に状況を自在に操作して殺しに来る策士。
世紀末円卓では「NPCの国王と姫を懐柔して両者同意の上で罠として使い潰す」という前代未聞の所業を敢行し、王国を掌握して「鉛筆王朝時代」を作り上げた。
なお、最終的に爆発するのは悪役である自身も含んでおり、サンラクとカッツォによって鉛筆王朝が陥落した際には、拠点に仕込んだ爆弾で自らの部下もろとも盛大に自爆した。

シャンフロでは当初PKクラン「阿修羅会」のナンバー2を張っていたが、方針に失望してクランを壊滅に追いやった挙句、サンラク達を巻き込んで秘匿・独占していたウェザエモンを討伐。
その後は旅狼を設立して状況を引っ掻き回している。
まごうことなき外道なのだが、世界観に惚れてシャンフロにハマったタイプなのでゲーム攻略自体は真摯で熱意もある。ただし、他人のプレイスタイルは土足で踏み躙る。

シャンフロではリアルそっくりの女性アバターを使用。職業はメイン:魔槍使い、サブ:勇者。
槍の勇者武器「聖槍カレドヴルッフ」の所有者。
アバターと実際の畜生ロールプレイからティーンの過激派ファンの逆鱗に触れ凸られることも多いが、ニッコリ笑顔で「天音 永遠の顏をパクった不届きもの」のロールプレイをする分厚い面の皮の持ち主。先に説明したアバターの顔も、「不届きもののロールプレイが捗るから」という理由で自分の顔を完全再現するために一から作成(フルスクラッチ)するほど。
PK時代は大物プレイヤーばかりを狙っていたため廃人狩り(ジャイアントキリング)の異名を持つ。

  • 秋津茜(アキツアカネ)隠岐(オキ) 紅音(アカネ)
女子中学生。体育会系後輩ポジション。
元気溌剌で良い意味で裏表のない性格のリアル光属性
便秘でサンラクからレクチャーを受けたことがあり、シャンフロ内で同じ名前を見つけて3エリアくらいを一気に駆け抜けて会いに来た。
リアルラックがカンストしており、物欲センサーを克服している他、サンラクに次いでユニークを自発しているラッキーガール。
「致命兎叙事詩」を発生させた2人目のプレイヤー。
バストサイズはDカップ。重ねて言うが彼女はまだ中学生で、作者曰く「成長性A」とのこと。

プレイスタイルはひたすらトライ&エラーを繰り返して行動を最適化していくRTA型。地味にプレイヤースキルが高い。
リアルでは陸上女子の期待の星と目されているランナーで、全国ベスト8の実力を持つ。
幼少時は虚弱体質で色々なことを諦めた時期があり、反動で「挑戦そのものが不可能になるまで絶対に諦めない」という危うい一面がある。
お小遣いが無かったためにワゴンで安売りされているゲームばかり買っていた結果、相当数のクソゲーをクリアすることになった剛の者。

シャンフロではリアルそっくり*5の女性アバターを使用。職業は忍者。
ユニークモンスター「天覇のジークヴルム」と遭遇し、逆鱗にクリティカルを当てたために気に入られて頭に呪いを刻まれた。
リアルそのままの顔と呪いを隠すためにアクセサリの狐面を着用している。

実はプロット段階だと瑠美の同級生になる設定だったが、採用した場合には玲の勝ち目が万に一つの可能性も無くなる*6等の危険性からお蔵入りとなった。

  • (キョウ)(アルティメット)龍宮院(リュウグウイン) 京極(キョウゴク)
斎賀姉妹の従姉妹。外道その4。
名門・龍宮院家の息女で、稀代の剣豪・龍宮院 富嶽を祖父に持つ。
祖父譲りの剣才を持ち、「京より西から東まで敵なし」と自負する剣道少女。バストサイズはBカップのスレンダークール美人。
シャンフロでは阿修羅会に所属していた対人ガチ勢。
方針に失望してクランを抜けた後、アップデートで実装された新大陸へ渡航、しばらくしてトップクランの黒狼と戦えると聞いて旅狼に参加した。
登場当初からイキリ気味な強気な言動を見せていたが、肝心の黒狼戦での活躍はパッとせず外道3人衆から煽られることに。
祖父を彷彿させる動きを見せたサンラクを問い詰め、既にクリア済だったVRゲームで祖父のトレースAIと戦えることを知る。
そして祖父を超えるため、サンラクに勧められた「辻斬・狂想曲:オンライン(通称:幕末)」で修行を始め、その異常な空気に染まった。
最近は幕末に潜り過ぎるせいで夕飯の時間に間に合わず、「夕餉抜き」にされることが増えたので自炊するようになった模様。

シャンフロでは長い黒髪を一纏めにした女性アバターを使用。職業はメイン:剣豪、サブ:九尾の六刃。
新大陸出戻り組なので登場当初からレベルキャップ開放済、かつ改宗システムを利用して種族を獣人(狐)に変更している。
獣人関連のユニークシナリオを秘匿している。
シャンフロや幕末でボコボコにされ現在良い所がない彼女だが、そもそも選択しているジャンルが原因。
一番向いてるジャンルは格ゲー。

  • ルスト/佐備(サビ) 夏蓮(カレン)
女子高生。良作ロボゲーNephilim Hollow(通称:ネフホロ)の最強プレイヤー。
かつて自分を追い詰めたプレイヤーだったサンラクが(気分転換で)復帰したことを知り、再戦したことを切欠に交流を持つ。
バストサイズはAカップ、そして「しりがでかい」とのこと。
感情の発露が薄い口数少なめのクール系少女であるが、ネフホロには狂的な愛着を持ち、「自分が死ぬ直前に思い出すのは間違いなくこのゲームのこと」と断言する程。
ネフホロの続編が発表された際はクール系キャラをかなぐり捨てて狂喜乱舞していた。
加えてネフホロ2の発売により脳にエラーが発生し感情を獲得した。
……が、バグっているのでオンオフはできるがハイロウができないため、極端に笑い極端に泣き始めるちょっと危ない娘になった模様。

プレイスタイルは「相手のスペックから出来ること」「相手が実際にやってること」を同時に判断し、「自分のスペックから出来ること」「自分が実際に出来ること」を並列思考で割り出して対処する。初見殺しに弱いが、やり込む程に強くなるタイプ。
シャンフロもプレイしていたものの、存在すると噂されていたロボ系装備が一向に見つからず引退していた。
サンラクがロボ系装備を入手したことをうっかり喋った際、「今後もネフホロをプレイすること」「シャンフロでロボ装備を使わせること」を条件にユニークモンスター「深淵のクターニッド」に繋がるユニークシナリオの情報を提供。約束に従い、クターニッド戦後にクラン入りする。

シャンフロでは褐色肌・銀髪ショートボブの女性アバターを使用。
髪や目の色を変えて身長をさらに下げただけのほぼリアルフェイスというビジュアルに恵まれた少女。
職業はメイン:魔弓使い、サブ:騎士。
レーザーと同じ感覚で使用できるという理由で魔法弓をメインウェポンとしている。

  • モルド/鹿尾野(カオノ) (ヨウ)
男子高校生。ルストの幼馴染で親公認の仲。
ルストとはエロな関係をツーステップくらい飛ばして老後を共にする夫婦レベルの関係。「あれ取って」「はい」が通用する。
性格は温厚で善良なのだが笑いのツボがユルユルで、「笑い袋」と揶揄される程しょうもないギャグで一分近く爆笑する悪癖がある筋金入りのゲラ。(通称:「モルドする」)
因みに嫌いなタイプは「話を聞いた上で軽んじる人」とモロに外道3人衆に突き刺さるのだが、幸か不幸か3人衆とは険悪なムードにはなっていない。

ネフホロでは主にルストのオペレータを担当しており、圧倒的な彼女の強さを更に補強している。
モルド本人も相当な強豪プレイヤーだが、プレイスタイルが「コマンダーあるいはオペレータタイプ」なためほぼ専任オペレータ状態。
シャンフロでもルストに付き添って旅狼に参加する。

最近では悪癖がバレ、ルストモルドコンビ打倒を狙うネフホロのランカー達に「通信回線でダジャレや親父ギャグを聞かせまくってオペレートを封じる」というふざけた攻略法が真面目に考案され始めている。
反面、つまらないギャグや滑っている芸などでは全く笑わないので、「モルドしない」という状況は相当やばい。
ネフホロでは「戦闘中に落語を話し始める敵」「わざと奇怪なモーションで突っ込んでくる敵」「いきなり寸劇を始めて死亡フラグをこれでもかと乱立させる敵」などなど新たな脅威が数多く登場しており、苦難の未来が予想される。

シャンフロでは歴戦の勇士の顔をしたヒョロごつい男性アバターを使用。職業は魔法使い。
リアルでは170を超える身長と、ムキムキではないものの、格闘系の部活から度々スカウトを受けるくらいの恵体の持ち主。しかし中身が草食動物なので荒事をあまり好まず、幼馴染のルストが帰宅部なので、自身も当然のように帰宅部を選んでいる。

クラン「黒狼(ヴォルフシュバルツ)」「黒剣」

リュカオーンの討伐を最終目標としているトップクラン。サイガ-0も元々はここの所属。
規模が大きくなった結果、当初の目的を第一とする「サイガ-100派」、トップクランの維持を目的とする「リベリオス派」に内部分裂している。
後に旅狼とのいざこざを発端として完全に分裂、サイガ-100派が主要メンバーを引き抜いて「黒剣」を結成した。
  • サイガ-100/斎賀(サイガ) (モモ)
クランリーダー。玲の実姉。
若くして出版系の会社でそこそこの役職に就いているキャリアウーマン。ゲーム廃人と仕事の両立に成功している。
永遠とは学生時代からの友人。仕事でもシャンフロ内でも関わりがある*7腐れ縁関係。
大学時代は永遠と相部屋で、傍からは白百合が咲いたかのように見えたが、実際は肉食獣がタッグを組んだ状態だった。永遠との腐れ縁もあってストレス耐性高め。
妹と同様の完璧超人だが、斎賀家の女性陣の宿命から恋愛運を全没収。仕事が恋人状態の三姉妹の中で一番結婚と縁遠い人。
なお、原因は何でも隙なく仕事をこなしすぎて周囲からリアル高嶺の花と思われていることに起因する。
後汚部屋ではないがゴミ箱にカップ麺の容器が詰め込まれてるタイプのシャンフロ廃人だったりと私生活が女子力のカケラも感じられないのも原因の1つとされる。
登場人物の中で完熟メロンと称されるほど最も胸が大きく、ブラを破壊したことがある。そのサイズは圧巻のJカップ。最低でもm級、一般店頭で売られるブラがないレベルである。

プレイスタイルは妹と同様の優等生タイプで、スキル・魔法・立ち回りの効果を加算ではなく乗算できる。
初心者の頃にリュカオーンに蹂躙された経験から、その打倒を目標として研鑽に励んでトッププレイヤーとなった。
総合力においてプレイヤー最強の一角であり、長編ボスとして破格の扱いを受けた。*8

シャンフロでは赤毛の女性アバターを使用。リアルと違って胸は削っている。職業はメイン:剣聖、サブ:勇者。
剣の勇者武器「聖剣エクスカリバー」の所有者であり、これを含めて35本の剣を使いこなす。
剣聖専用魔法「従剣劇」により一度に最大7本まで剣を浮遊させて操ることができる。*9
戦闘スタイルが派手なので人気を集めており、剣聖と対になる魔法剣士の最上位職「神秘の剣(レーツェル)」が風評被害で悲しみを背負うことになった。

  • マッシブダイナマイト
クラン「ライブラリ」のリーダー・キョージュのリアルでの奥様。通称:マッダイさん、マダム。
男性アバターを使用しており、夫婦揃って見た目と声のギャップが著しい。
STRに全てを注ぎ込んだボディビルダーのような重戦士で、バフが掛かるとサイガ-0に匹敵する火力を叩き出す。

  • 草餅
黒狼の初期メンバー。弓使い。
弓の勇者武器「聖弓フェイルノート」の所有者。

  • リベリオス
黒狼のサブリーダーで、分裂後は黒狼のリーダーを引き継いだ。
クランの当初からの目的を軽視し、エリート意識をこじらせてトップクランであり続けることに固執している。
一応若年層を纏め上げるカリスマ性はあったものの、サイガ-100とペンシルゴンに嵌められて主要メンバー全員を引き抜かれた上で放逐される憂き目に会う。
この手のキャラクターのテンプレに倣って「おが屑メンタル」と揶揄される煽り耐性0の噛ませ犬。

クラン「ライブラリ」

考察クラン。
様々なクラン・情報屋とパイプを持ち、ゲーム内屈指の情報を蓄積している。
劇中における「シャングリラ・フロンティアまとめwiki」の運営も兼任しているようだが、あまりにも重いのでライブラリ上位陣は業務用こと椅子型VRマシンの購入が義務のようになっている。
  • キョージュ/燐堂 報ノ介
クランリーダー。大学教授でマッシブダイナマイトのリアルでの夫。
シャンフロではピンク髪ツインテールの魔法少女風アバターを使用。老成された渋く知性を感じさせる男性ボイスで喋るのでギャップが凄まじい。
アバター自体は本人の趣味ではなく、マッシブダイナマイトの制作。見た目に頓着しないのか気にしている素振りは一切ない。
実年齢相応の老獪さと交渉術を持ち、サンラクやペンシルゴン相手に情報戦で有利に立ち回る。

  • セート
サブリーダー。女子大学生で燐堂に師事している。
キョージュが忙しい場合の窓口としての役目を担う。
キョージュを尊敬し心酔しており、キョージュがシャンフロを始めたと聞いたその日に何十万もするVRシステムを買い揃えたガチ勢。
キョージュにライブラリ設立を勧めた人でもある。

  • ミレィ
ライブラリの一員で、現地で情報収集を行う攻略検証班に属している。サンラクと単独で会ったときは「彷徨う大疫青」の観察をしていた。
サンラクが「冥響のオルケストラ」攻略時、ライブラリ内で唯一「冥響のオルケストラ」戦の条件を満たしていた。
IQ130と優秀な頭脳の持ち主だが、持論を述べきって結論をラストに言いたい悪癖があり、キョージュからも指摘されている。
普段糸目だけどマジになると開眼するとのこと。

クラン「SF-Zoo」

Shangri-la Frontier Zoo
動物型モンスターの観察・スクショ撮影に情熱を注ぐケモナー達のクラン。
全クランの中でも最上級のデバッファーとタンク達が所属しており、一時的とは言えリュカオーンすら封じ込める侮れない奴ら。
タンクが攻撃を引き受けている間、デバッファーがありったけデバフを掛けて封殺した隙に撮影したりモフモフしたりしている。
ただし、アングルの関係で攻撃中に撮影を敢行する場合もあり、他クランから高評価されながらもレイド向きではないと思われている。
兎の国「ラビッツ」に訪問するツアーにクラン揃って行ったは良いが、そこでこなすべきクエストを行わずひたすら兎と戯れていた為、時間切れで追い出されたという前科持ち。
基本的に「動物好き」なプレイヤーで構築されているが、その内訳は「ファンタジーな動物を『見るのが』好き」「ファンタジーな動物を『愛でるのが』好き」「ファンタジーな動物を『調べるのが』好き」と細かい部分で統一されていない。
  • Animalia/厳島 真里亜
クランリーダー。通称:園長。
職業はデバフ系が得意な陰陽大師。
リアルでは無類の動物好きながら重度の動物アレルギーを患っており、代わりとしてシャンフロに希望を見出した。
リュカオーン相手にモフろうとした所食い殺されてしまい、動物には「力」が備わっていることを改めて認識する。
そこで「動物とわかりあうために一対一による極めて原始的なエネルギーのぶつかり合いを経た力関係の明確化」という謎方向へとシフトチェンジ。
一から鍛え直してデバフしてから殴るバイオレンスなバトルスタイルを確立した。

  • タンク一号~五号(仮)
高機動モード(脚、腰装備を外して若干早くなった状態)を持つタンク役5人。名前不明。
男女混合の幼馴染5人組。
五号はリアルで夜の散歩が好きなゴールデンレトリバーを飼っている。

クラン「午後十時軍」

加入条件は「社会人であること」
ガチ勢クランの一つで、クラン名の由来は午後十時以降にメインで活動するメンバーが多いことから。
メンバーの殆どが社畜であり、偶然にもそっち系のプレイヤーネームで統一されていたため名前で大体所属が分かる。
  • カローシスUQ
クランリーダー。過労死する有休
IT関連企業に勤務している。
泥のように眠り泥のように出勤する生粋の社畜ながら、トップクランを切り盛りする強者。
20%ぐらいの確率でクランメンバーにinできない詫びメールが届けられる。
アバターは黄金の鎧を纏う騎士。職業は魔法剣士系列最上位職業「神秘の剣(レーツェル)」。
普段は社会人らしく礼儀正しい模範的なプレイヤーのだが、剣聖ジョブへの僻みが強いのが欠点。
剣聖へのコンプレックスを発症すると途端にドロドロと鬱屈した愚痴が出てくる。
なお、魔法剣士不人気の原因は風評被害以外にも魔法触媒の用意といった地味な手間が多いという要因が関係している。

  • 寂斬(ジャクザン)
サブリーダー。サビ残。職業は黒忌士。
精神的ドロドロが身体から滲み出ているようにも錯覚するが、それは黒忌士のエフェクトによるものである。多分。

  • 武Luck Shine
ブラック社員
新大陸で黒竜「ノワルリンド」にボコボコにされた。

  • ヤシロバード/津羽目(ツバメ) 風矢(カザヤ)
社長。他メンバーと違ってホワイト企業の社長を務めている勝ち組。
社会問題に発展した伝説のVRゲームサバイバル・ガンマン(通称:鯖癌)の元プレイヤー。
当時のプレイヤーネームは「アトバード(跡取り)」、異名は「γのガンマン」
当時「μ-sky」*10の異名で知られたサンラクとは眼球を撃ち抜き、喉を切り開かれた仲。*11
シャンフロではカウボーイハットを被った男性の弓使いアバターを使用。
鯖癌での経験は現在も活きており、半身を焼かれても絶対に矢を命中させる。
重度の銃好きの一面もあり、銃器が解禁されてからはすさまじい勢いでゲーム攻略に集中している。
社畜極まりすぎたクランメンバーから割とガチな人生相談を受けたりしている。

リアルではAR事業において頭角を現しているスワローズネストの二代目社長。
鯖癌のサービス終了後も鯖癌への熱意が燃え続け、遂には商機を嗅ぎつける親譲りの嗅覚との合わせ技で、鯖癌のエッセンスを加えたつつハイクオリティかつ安心設計なARゲーム「スクラップ・ガンマン」を完成させた。

なお現実では「誰かに発砲したい」と衝動的に考える事があるがそれ以上の理性でモラルもルールも遵守し、親孝行も受け継いだ事業の運転もこなし、部下のギャンブル癖に不安感も覚えるので、「己は至極真っ当な人間性をしている」と確信を持っている。
本当に真っ当な人間は自分の正常性を一々確認しないのは言うまでもない。
キレると鼻で笑い、脳内で蜂の巣にするなどリアルなら表面上は平和的だがゲームなら速攻手が出るタイプ。

クラン「聖女ちゃん親衛隊」

アイドル的NPC「聖女イリステラ」に熱を上げる変態クランロールプレイガチ勢
クランごとNPCの組織「聖盾輝士団」に加入した。
ロールプレイのため全メンバーが同一の見た目の装備を使用している。
  • ジョゼット
クランリーダー。最強のタンク職。プレイヤー最高防御力の称号最大防御(ディフェンスホルダー)を持つ。
厳格な女騎士としてロールプレイしているが、中身はひたすらイリステラにはぁはぁしているガチレズ
なお、ガチレズながら性的嗜好は男性的なため、肉体が女性なら中身が男でもイケる剛の者。
頭の中が常時ルイズコピペ状態のやべーやつ。

クラン「ティーアスちゃんを着せ替え隊」

女性賞金狩人、中でも幼女のレアキャラ「ティーアス」を着せ替えることに情熱を捧げる変態クラン
新大陸渡航後、ティーアスが出現しないと分かるや旧大陸に即出戻った剛の者達
その活動上、メンバーは相互PKを繰り返しているPvPの達人である。
弊害として男性賞金狩人がメイド服やOLスーツを着用していることがあるが気にしてはいけない。
クラン内部門に「ルティアさんをどうにかして脱がし隊」が存在する。
  • サバイバアル
クランリーダー。元阿修羅会ナンバー3。
当時「φの野人」の異名で呼ばれた元鯖癌プレイヤーで、サンラクと面識がある。
実力は非常に高く、サンラクに続く2人目の仇討人への転職者。
女性アバターを使用しているが、中身はロリコンの変態おじさん。
シャンフロで積み重ねた全てを投げ打ってティーアスにビキニアーマーを装備させることに成功した。

クラン「N.M.M.」

NAKED MAPPING MARKET
誰よりも先に未踏に踏み込んで開拓調査を行うことに情熱を注ぐクラン。
  • トットリ・ザ・シマーネ
「エルフスキー最後の希望」「我らが勇者」「死を赦されぬ者」の異名を持つ。
新大陸でエルフの娘を誤射するも、装備を全部脱いで土下座で謝罪した結果、何故かエルフ達から英雄に祭り上げられたプレイヤー。
亜人との交流に飢えている新大陸組からの期待を一身に背負い、エルフ達を前線拠点に連れて行くユニークシナリオを進行していた。
途中サンラクと遭遇し、更に合流したディプスロと共に突然現れたレイドボス「貪る大赤依」と戦う。

クラン「黒竜討伐隊」

新大陸を拠点とする生産職メインの大規模クラン。
ノワルリンドに拠点を破壊されたため、報復に執念を燃やしている。
  • 笑みリア
クランリーダー。
元はクレリックだったが、ノワルリンド襲来後に大工に転職、そのまま最上位職「大棟梁」になった。
ノワルリンドへの怒りを糧に「装骨天守スカルアヅチ」を築城する。
拠点強化にトンカチ、戦闘時にはメイスを持つため他プレイヤーからは「撲殺好きなのでは?」という疑問を持たれている。

クラン「天ぷら騎士団」

中堅とガチの中間くらいのシャンフロ最大のクラン。
クラン名の由来はリーダーの好物とテンプル騎士団から。
他のクランと比べてユニーク保有数が少ない。
  • (てん)首領(ドン)
クランリーダー。職業は剣聖。
複数のボスモンスターとプレイヤーが入り乱れる大混戦も嫌いじゃないと述べる強者。
剣聖は転職条件が厳し過ぎて一度修正が入っており、天首領はサイガ-100と共に修正以前に剣聖に到達した「修正前剣聖」である。
サイガ-100より従剣劇で手動操作可能な剣の数は少ないが、PvPにおいては勝るとも劣らない実力の持ち主。

クラン「阿修羅会」

シャンフロでも有数であったPKクラン。
設立当初は「PK行為の過程」を楽しむクランであったが、賞金狩人の実装や団長がユニーク武器「殺戮者の魔剣(スローターブリンガー)」を手にしたことによるプレイスタイルと方針の変質により、ナンバー3のサバイバアルの脱退を皮切りに古参のPKが次々とクランを去ってしまう。
結果、「PK行為の結果」を追い求める地雷プレイヤーばかりが集まるクランと化してしまった。
ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」を秘匿しレベル上げに活用していたが、方針に愛想をつかしたペンシルゴンによりアジトの場所をトップクランにチクられ、「黒狼」「午後十時軍」等の連合軍に奇襲を食らって壊滅。
団長もサイガ-0に一撃で屠られ、けじめとしてペンシルゴンも倒された事で阿修羅会は消滅した。
  • オルスロット/天音(アマネ) 久遠(クオン)
クランリーダー。永遠の実弟。通称「団長」「赤点のオルスロット」
姉と比較されることにコンプレックスを持っているが、それ以上に姉が畜生なので「羨ましいが、ああはなるまい」と肝に銘じるような複雑な心境。
永遠のことは姉御呼び。ストレスがオーバーフローすると姉ちゃん呼びになる。

プレイスタイルはレベルを上げてスペック差で圧し潰す俺TUEEEタイプ
ある意味ではゲームにおいて真っ当に正しいプレイスタイルだが、自分が無双することを好んでおり、複数回死ぬことを前提としたゲームが非常に苦手。
更に、脇役に徹することも好きではない等、オンラインゲームには本質的に向いていない。
FPSはトラウマレベルで罵られたので「二度とやりたくない」と唾を吐き捨てるレベルで嫌っている。
そら一人で0キル20デスもしてたら罵倒されますわ。

元々永遠は同じクランに入る気もなかったが、シャンフロをロクに楽しめずに弟が引退してしまうのも見ていて忍びないと協力した結果、阿修羅会が誕生した。
しかし、所属する歴戦のPK達が何を楽しんでいたのかを理解していなかったため、クランは上記の末路を辿ることになる。
壊滅後は、PKやりすぎの返り討ちペナルティで所持品全ロストと兆単位の罰金を背負ったと推察されている。

その他

  • アージェンアウル/シルヴィア・ゴールドバーグ
米国の大手プロゲーミングチーム「スターレイン」に所属する、全米ナンバーワンにして世界最強のプロ格闘ゲーマ―。20歳には見えない幼児体型。
アメコミ格ゲー「ギャラクシア・ヒーローズ(GH)」シリーズを得意とし、50連勝無敗の記録を持つ生きる伝説。
15歳の頃にその才能を見出されアメリカンドリームを掴んだ為、人前でパフォーマンスすることに慣れきったテンションの高い愛想の良い性格。
アメコミヒーロー「ミーティアス」の大ファンであり、ミーティアスというキャラクターへの共感からバトルスタイルもミーティアスそのもの。
その圧倒的な強さもあって付いた渾名が「リアルミーティアス」
内心では宿命のライバルとなれる「リアルカースドプリズン」*12の出現を待ち望んでおり、そのためカースドプリズンを使って自分に挑むプレイヤーに対しては態度が180度反転し冷酷かつ辛辣に変わる。
彼女の前でカースドプリズンを選択することは「本気でかかってこいクソッタレ」を意味するため喧嘩を売るのと同義とされる。

プレイスタイルはサンラクと同様のテンション・ファイターで、更にTAS染みた動き無尽蔵のスタミナを併せ持つサンラクの上位互換
新作ギャラクシア・ヒーローズ:カオス(GH:C)のエキシビションマッチのため来日。
メンバー不足のためカッツォに依頼されて助っ人参戦したサンラクと死闘を繰り広げる。
試合後、長期バカンスのためカッツォの隣の部屋に引っ越してシャンフロを始める。このことから分かるようにカッツォのことが好き。

シャンフロでは豊満な女性アバターを使用。職業はカッツォ同様の破壊者。
世界最強の技術を如何なく発揮し、カッツォを引きずり回しながら破竹の勢いで新大陸に到達した。
なお、「カッツォ」のスラング的な意味を知っているので、恥ずかしさからか「ケッツォ」と呼んでいる。

  • イムロン/隻口(セキグチ) 留華(リュウカ)
趣味が「特撮作品鑑賞」な特撮ヲタクの社畜OL。
職業はメイン:名匠、サブ:勇者。
プレイヤー最高峰の鍛冶師であり、ハンマーの勇者武器「聖槌ムジョルニア」の所有者。
男性アバターを使用しロールプレイを心掛けているが、親しいプレイヤーの前では直ぐに素が出る。
ソロを好む職人気質なのでサンラク程ではないが補足が難しく、午後十時軍からの勧誘を断り続けている。
サンラク、秋津茜、サイガ-0に続いて「致命兎叙事詩」を発生させた。
そして訪れたラビッツでシャンフロ最高峰の鍛冶師であるヴァイスアッシュの存在を知り、今は彼にお近づきになろうとユニークシナリオ攻略に集中している。
リアルでは会社の御局様に酒の席でブチ切れて舟盛りの舟を顔面に叩き込んだことがあり、その事件以降会社の社員から「大怪獣」というあだ名が付いた。


  • ディープスローター/彬茅(アキガヤ) 紗音(シャノン)
大企業「AKIGAYA」「彬茅コーポレーション」の社長令嬢。
登場人物中最高クラスの美貌を持ち、実年齢19歳ながら性癖:全部ド変態
「スペル・クリエイション・オンライン(通称:スペクリ)」で仕様を悪用して魔法の詠唱を下ネタだらけにしてサービス終了に追い込むきっかけを生んだ張本人。
スペクリのサービス終了直前で自分を倒したサンラクに執着しており、シャンフロに辿り着くまで様々なオンラインゲームを転々としながら探し回していたストーカー。
親の財力を利用して未成年の頃からエロゲやAVといった大量のR-18データを溜め込んでいるが、収集した中にイチャラブ系は一切存在しない闇深系女子。
現実との関わりを8割捨ててネトゲに没頭し、好きな食べ物は点滴な辺りも闇が深い。
過去の所業もさる事ながら、言動が巫山戯まくっている上に下ネタまみれなこともあり、肝心のサンラクからは出逢った瞬間即座にPKすることも視野に入れたレベルで蛇蝎の如く忌み嫌われている。

プレイスタイルは万能型。しかし万能性の8割を下ネタに注ぎ込んでいる。
フルダイブVRに脳が完全に適合しており、VRの特性を利用した老若男女問わぬ声帯模写・人外体形への即時適応・並列思考によるスキルと魔法の完全同時発動を素で平然と操り、十日も観察すれば相手の戦闘スタイルと思考の完全模倣すら可能な応用性の化物。
ただし、反応速度は並なのでサンラクやシルヴィアみたいな超人的な動きはできない。
その気になればいくらでも犯罪利用できそうな特技をセクハラに100%使い切っている。
皮肉にもサンラクの愛用する見様見真似(なんちゃって)戦法と役割模倣(ロールプレイ)戦法も彼女から学んだ戦法で、彼女が扱うのはサンラクの完全上位互換。
ペンシルゴンとは違う方向の黒幕プレイも得意としており、共感や依存を利用して有利に立ち回る教祖タイプ
「サンラク」以外のプレイヤーは歯牙にもかけていない節があり、特にNPCについてはただのデータとしか見ておらず冷酷。
元問題児プレイヤーなこともあり、数多くのプレイヤーに多大な迷惑がかかるような策謀も躊躇わず実行できる。

シャンフロでは女性アバターを使用。職業は魔法使い系の最上位職「賢者」。
数少ない「座標移動門(テレポートゲート)*13の使い手で、定期船が運航しない時期の大陸間移動を大金で請け負っている。
戦闘スタイルはスペクリ当時のサンラクを模倣した近接格闘魔術師
杖の中でも破格の性能を持つユニーク武器「実現杖ザ・デザイアー」を所有している。

  • ペッパー・カルダモン/夏目(ナツメ) (メグミ)
電脳大隊(サイバーバタリオン)格ゲー部門「爆薬分隊(ニトロスクワッド)」所属の女性プロゲーマー。慧のチームメイト。サイズは不明だが着痩せする。
ゲーム内でのプレイヤーネームは「Nu2meg(ナツメグ)」。その手のお約束の通り慧のことが好き。
GH:Cのエキシビションマッチの際、同じチームのライバルがお家事情で参加不可になったことで予定を無理押して空け、慧に急接近することに成功した。
アメリカからの刺客シルヴィアをどう迎撃したものかと悩んでいたところ、いきなりガスマスクの変た……変人とカリスマモデルが助っ人としてやってくるという異常事態が発生、リアクションが追いついていなかった。
無類のポテト好きであり、一人で大量のフライドポテトを貪り、揚げた芋を主食と答えたことで外道3人衆から真面目に心配されている。
GH:C篇では悪の女王様ロールプレイで善戦した結果、「不慣れな感じで踏まれたい」「辿々しい言葉遣いで罵られたい」といったドMのファンが発生。今後のプロゲーマー活動に影響が出る可能性が懸念される。
プロゲーマーとしての活動に専念するためにシャンフロは少しかじった程度で積みゲーとしていたが、再登場したJGE編にてサンラクの発言から慧とシルヴィアがシャンフロプレイ中であることを知る。顔隠し(サンラク)の「悪食」による強さの秘密からシャンフロの経験を己の血肉とするため、そして慧とプライベートで遊びたいという下心ありきで、本格的にプレイを始めたことが番外編で明かされた。

シャンフロでは心のモヤモヤをねじ伏せて作った金髪美人アバター。*14
職業はメイン:薬剤師、サブ:剣士。カッツォ達が戦闘職のため、下位互換にならないように支援できる生産職を目指している。

NPC・モンスター

  • エムル
兎の国「ラビッツ」のヴォーパルバニー。白い赤目のロップイヤー。サンラクの相棒
ヴァイスアッシュの娘で兄弟姉妹が25匹いる。アルファベットの「M」。
システムからサンラクの弱点を補うようにビルドされた職業:魔術師。
サンラクの滅茶苦茶ぶりに振り回されながら共に成長していき、レベルキャップを突破した。
序盤はよくヘタレ扱いされていたが、成長と共に慣れと度胸が付いてきた……が、やっぱり根はヘタレ。
人化の専用アイテムを所有しているが、この手のお約束に反して兎形態のまま。人前に出るときは専らマフラーに偽装している。
「~ですわ」が口癖。

  • ビィラック
エムルの姉で兄弟姉妹の長女。鍛冶師。アルファベットの「B」。黒いボサボサ。
職業はメイン:名匠、サブ:考古学者だったが、サンラクの目論見で成長を促され、隠し職業「古匠」に到達。
サンラクが持ってくる異常な質と量の素材に眩暈を覚えながらもピーキーな装備を作成する。
ヴァイスアッシュに心酔しており、彼を前にすると語彙力が崩壊する。

  • ヴァイスアッシュ
ラビッツのボス。
超一流の鍛治職人としての顔を持ち、隻眼でヤクザの親分のような見た目と雰囲気の兎。
気に入ったプレイヤーに過酷な試練と手厚いサポートを授ける。
世界観の根幹に関わる重要NPCであると同時に、ユニークモンスター「不滅のヴァイスアッシュ」でもある。

  • 聖女イリステラ
シャンフロ内の宗教「三神教」の聖女。シャンフロのアイドル。
あらゆる呪いを除去する能力と未来予知の能力を持つ。
美少女として極まった容姿を持ち、リアルアイドルがシャンフロで営業しようとした所あまりの人気に撤退した逸話がある。
実はユニークモンスターになるルートがあったが、聖女ちゃん親衛隊の活躍で消滅している。

  • ティーアス
賞金狩人。ロシア系金髪幼女。名前の元ネタはTAS
PKを抹消するために出現する賞金狩人の中でも屈指のレアキャラにして最強格。全NPC中最速の存在。
賞金狩人共通のAIに目を付けられ、ティーアスちゃんを着せ替え隊に狙われている。
サンラクが出会った当初はビキニアーマーを着用していた。
奪った装備を着用するのは賞金狩人の伝統のようなものなので本人は気にしていない。
仇討人となったサンラクの指導役となり、お姉さん風を吹かせている。

  • 夜襲のリュカオーン
狼型のユニークモンスター。
旧大陸でランダムポップするため遭遇報告が多い。
ある程度の力を見せたプレイヤーに呪いを刻むことがある。
呪いを刻まれた部位は装備できなくなる等デメリットが目白押しな一方、世界観的には「最強種に目を付けられたやべーやつ」となりNPCやモンスターの反応が変化する。

  • 墓守のウェザエモン
鎧兜を着込んだ人型のユニークモンスター。
阿修羅会が発見後レベリング目的で秘匿していたため、サンラク達に討伐されるまで存在を知られていなかった。
戦闘時は強制レベルダウン&理不尽なまでの即死攻撃の嵐でプレイヤーを蹂躙する。

  • 天覇のジークヴルム
黄金のドラゴンの姿をしたユニークモンスター。
ユニークモンスターの中で最も行動範囲が広く、遭遇報告も最も多い。
挑戦ウェルカムな魔王のような立ち位置にあり、英雄の素養を見せるプレイヤーが大好き。
リュカオーン同様、特定条件を満たしたプレイヤーに呪いを刻む。

  • 深淵のクターニッド
蛸型のユニークモンスター。元ネタはクトゥルフ神話のクタニド。
海底都市を根城としており、事象を「反転」させる能力を持つ。

  • 無尽のゴルドゥニーネ
大蛇を従える少女の姿をしたユニークモンスター。
分け身が何体も存在し、それぞれ独立したモンスターになっている。
ユニークシナリオEXでは、複数のプレイヤーが分け身とタッグを組んでバトルロイヤルを行う模様。

  • 冥響のオルケストラ
正体不明のユニークモンスター。
とあるプレイヤーが王城に侵入して入手した情報によると、津波・炎・雷といった天災を操る能力を持つとされる。

シャンフロ外のゲーマー

シャンフロ以外のゲームで活躍している登場人物達。
  • ルーカス・ガルシア
「スターレイン」所属のヒスパニック細マッチョ。
イケメンだがそのうち刺されそうな女性関係の持ち主。
三回ほどニューハーフに引っかかってソッチ系に堕ちそうになったことがある。

  • アレックス・テイラー
「スターレイン」所属の顔が暑苦しい白人マッチョ。
日本に彼女がいて遠距離恋愛中。
片言日本語で喋るが実際はキャラ作りであり、恋人の事になると早口で二時間くらい饒舌に惚気を語り出す。
シルヴィアが現れるまでスターレインの前身であるプロゲーミングチーム「アトラス」の最強プレイヤーだった男。

  • ジョンソン
「スターレイン」所属の黒人マッチョ。片手でリンゴを握り砕ける。
マッチョな外見に反してプレイスタイルはカウンター主体の技巧派。
妻帯者でプロポーズの台詞は「俺と家族になって欲しい」
(性能重視で選んだ)持ちキャラが美少女系だったせいで妻と喧嘩した事があるらしい。

  • アメリア・サリヴァン
米国トップクラスのプロゲーミングチーム「Dinoscull(ダイナスカル)」所属のプロゲーマー。通称「ダイナスカルの猛禽」
格ゲーをメインに活躍しており、シルヴィアに次いで有名な全米第2位。
鷹の目に相応しい鋭い目つきが非常に印象的な、身長180オーバーのモデル体型美女。
写真集の売り上げはシルヴィアより上で、ペンシルゴンもモデル関連から彼女のことを知っていた。
日本語は礼儀正しいが、本性はヤンキーを彷彿とさせるオラオラ系キャラ。「プライドが服着て歩いてる」と例えられるほど負けず嫌いな上にフットワークも軽い。
見かけに反して枯れ専。日本武道の達人は好みの顔が多かった模様。

テンションを上げて力量を上げるタイプではないが、余程心をかき乱されない限りは常に最高のパフォーマンスを実行可能な安定感のあるバトルスタイルの持ち主。
重量級キャラをメインで扱いながら全米ナンバー2に上り詰めた実力者。
鈍足、重装甲、高耐久という主流の真逆を行くキャラを使ってシルヴィアへと迫ることからシルヴィアと同等の人気を誇る。
シルヴィアを相手に互角以上に渡り合い、自分を差し置いて「リアルカースドプリズン」と言わせたサンラクへの興味から、戦いを求めて来日する。

ユートピア社

シャンフロの制作・リリース元。
継久理と天地の2人は水と油以上に相性が悪く、顔を合わせると獣同士の殺し合いの如き様相を醸し出すが、お互い超貧弱なので仮に事が起こっても情けない光景が広がることになる。
加えて2人とも別に善人という訳ではないので、普通にグレーなことをやらかす。
そしてそれを知った月兎夜枝の胃にダメージが入るまでがオチ。
  • 継久理(ツクリ) 創世(ツクヨ)
「シャングリラ・フロンティア」という「世界」を創造した天才プログラマー。問題児その1。
ハード・プログラム・サーバーまで全て創世の設計。
傍若無人な性格で、自分の作り上げた世界観こそ至上とし、「シャングリラ・フロンティア」という世界に有象無象を踏み込ませること自体を毛嫌いしている。
世界を忠実に再現することに拘りすぎて時にゲームとしての面白さを放棄することもあれば、勝手にボスの難易度を難しい方向に操作したりする典型的なダメ吟遊GM。
なお、創世の創造した世界観・設定そのままではクリア不可能な難易度のクソゲーとなる。
ただし、ゲームクリア自体は望んでおり、「自分の創った世界は劣化させたくないが、プレイヤー達には自分のゲームをクリアしてほしい」と屈折した考えを抱いている。
権力者に楯突いても始末されずに死んだことにして拉致される可能性があるだけの才能の持ち主。

  • 天地(アマチ) (リツ)
「シャングリラ・フロンティア」を「ゲームとして遊べるように」調整した天才。問題児その2。
シャンフロ運営におけるバランス調整のトップであり、下にも調整役のプログラマーがいる。
実はサンラクが過去にプレイした一部のクソゲーに開発で関わっており、サンラクが己の黒歴史の既プレイヤーであると知るや排除しようと考え始めた。
父は鯖癌の制作者で、当時の騒動が相当なトラウマになっている模様。
鯖癌が原因で暗黒の青春時代を過ごし、スペクリで人の善性を過信しすぎてユーザーの悪質さを知り、フェアクロで予算とか納期とか製作サイドの問題にぶち当たった中々波乱万丈なクリエイター人生を送っている。
なおメンタルは強靭だったようで、噴き出た負の感情は創作意欲に変換してシャングリラ・フロンティアに注ぎ込んだ模様。

  • 月兎夜枝(ツクヨギ) (サカイ)
創世と律を仲介するストッパーであり苦労人。一応は営業・広報担当。
胃痛に悩みながら仕事をしている愛妻家。広報担当なのでコラボイベントの企画立案も担当しているが、運営トップの2人が強烈な難色を示すため胃痛に苛まれている。
胃腸薬が手放せず日々大量の胃薬を消費しているが、愛妻弁当にタコさんウィンナーが入っていると精神的に無敵。妻の作ったオムライスなら即死も免れる。
しかし、重度の乙女ゲーマーな奥さんが乙女ゲーを攻略している時は、一番酷い場合で食事がインスタント食品&鯖缶になる哀しみを背負っている。


陽務一家

楽郎の家族達。
父方、母方の祖父母も含めて全員根っからの趣味狂いの血筋であり、自身が見出した趣味に心血を注ぐ癖がある。
両親も子供も全員がバラバラの趣味に没頭しているために、血の繋がった家族としては恐ろしい程に顔を合わせない。
「家庭内環境大丈夫?」とよく心配され、楽郎が中学生の時に教師に三者面談を半強制されたり、近所の優しいおばさんに児童相談所を呼ばれたことすらある。
そのため「毎週日曜日の朝と晩は絶対に一緒に食事をし会話をする」というルールが成立。
このルールを破った者は他の三人からの趣味関連の物品を売り払われる制裁が待っている。
一家は特にシャンフロはしていない。
  • 陽務 仙次
父。釣りキチ
ちょいちょい飛行機とかに乗る商社マンだが、毎年有給を使って魚を釣り上げに行く病的なレベルの釣り好き。
楽郎を立派な釣りキチにせんと英才教育を施そうとしたが見事に失敗に終わった。
斎賀家の祖父と釣りを通じて知人になったりと妙な人脈がある。
釣りバカ日誌は禁句。
妻との馴れ初めは「釣り餌を切らした陽務父がコオロギを探していたら、虫取り少年かってくらい泥だらけで地に這いつくばってスズムシを探す永華と遭遇、目が合った瞬間互いに一目惚れ」。

  • 陽務 永華
母。昆虫狂い
大学などのその道の専門家に名を知られる程の虫マニアで、最近は南米の蝶を育てる為に家の一室を南米の気候にカスタムした。
一時期蜂の巣集めにハマったことがあり、自宅にはボウリングの球よりデカいスズメバチの巣がある。
標本は時として陽務家にチャタテムシの大量発生というバイオハザードを引き起こしたり、酔った勢いに身を任せて庭に養蜂設備の設置を企み家族総出で阻止される前科があったりと、「(被害規模の)瞬間火力が高すぎる」陽務家で一番の危険人物。
瞬間的な浪費はトップに位置する。

  • 陽務 瑠美
妹にして読者モデル。ファッションガチ勢
継続的な金銭消費で言えば一家の中でもトップクラス。
生来のオシャレ好きであり、幾つものバイトを掛け持ちしつつ服やアクセサリー、化粧品を買い集めている。
両親に頼み込んで特別に自分の部屋を二つ持っており、月の小遣いでは足りない勢いで服を買うのでブラック企業もかくやな勢いでアルバイト漬けの毎日を過ごしている。
そのため一家の中では最も多芸。何故かカクテルが作れるし、車の修理もできる。*15
某TRPG的にいえば色んな技能が35くらいある化物。

天音 永遠の熱狂的なフォロワーであり、読者モデルとして活動しているのは趣味ではなく、憧れの人物たる永遠の存在が大きい。
永遠の本性を知る兄からは「邪神を崇拝する邪教徒」扱いされているが、本人はその理由を知らない。
最近兄が永遠と交友関係を持っていたという事実が発覚し、なんだかんだあって憧れのモデルとアドレスを交換するに至った。
その後、とある撮影現場で偶然永遠と遭遇し、親しげに話しかけられて心臓が止まりかけたという裏設定がある。
もしも永遠がシャンフロをプレイしているのに気がついても、悩むはするがプライベートを守るため突貫はしないファンの鑑。
目力強めだがみにすかでふとももなのでつよい。

現実の人々

  • 岩巻(イワマキ) 真奈(マナ)
楽郎行きつけのゲームショップ「SHOP ロックロール」の店長。
フェアクソをクリアし燃え尽き症候群に陥っていた楽郎にシャンフロを勧めた張本人。
楽郎と玲の恋愛を応援しており、恋愛力クソザコナメクジな玲のアドバイザーとして裏からサポートしている。
「女の子はシンデレラに憧れるけど、大抵は継母達みたいな女にしかなれないのよ……」と語るように、夫とゴールインするまでに非常に陰湿かつドロドロにギスり、危うく刃傷沙汰に発展しかける波乱万丈の大恋愛の末に結婚。
そのため現実の恋は嫌っている。

筋金入りの乙女ゲーマーでプレイスタイルは重箱の隅から隅まで完全に攻略し切るやり込み型。
トロコンは当たり前、隠しCGから隠しルートまで完全制覇するまでやり込みにやり込むゲーマーの鑑。
楽郎が苦戦した「ラブクロック(通称:ピザ留学)」すら攻略難度的には緩いらしく余裕でクリアしたとか。
ギャルゲーや乙女ゲー攻略期間中はおおよその手間暇が8割減するため、普段は気合い入った愛妻弁当を作っている。徹夜攻略とかだとのり弁にまで堕ちる。

諸々の設定の合致から、夫はおそらく月兎夜枝。

  • 雑菌福耳ピアス
楽郎と玲のクラスメイト。本名不明。
渾名の由来は、こっそり開けたピアスの穴に雑菌が入って愉快な福耳になったことを楽郎にネタにされ煽られたから。
楽郎と玲との関係に嫉妬し、他の生徒と共によく楽郎を集団で拘束するも、報復でプライバシーを暴露されるまでがテンプレだがそこまで楽郎とは険悪ではないようで、クラスでは普通に雑談する仲。
実は「暁ハート」のHNでSNS上にポエムを公開しているポエマー。
SNSのポエム垢には万単位のフォロワーがおり、楽郎にネタにされる割にはクラスメイトからもポエムの出来は好評。最近では芸能人にまでポエムを絶賛されたりと才能は確か。
ポエマーの素性を秘匿している割には書きかけのポエム机に開いたまま席を離れてトイレに行ったり、カフェでカフェモカ飲みながら作詩しているところを知人に目撃されたり、ポエムを検索されて速攻で垢バレしたりと危機管理リスクが欠落気味でやや迂闊。
新作は「ラヴィニュー・ひまわり」。

  • 得間(エマ) 頼花(ライカ)
楽郎と玲のクラスメイト。
いわゆる「攻略対象の友達ポジションの非攻略キャラ」。塚原パイセンみたいなポジション。
「皆斎賀さんばかり注目してるけど、俺はお前の魅力に気づいてるぜ……」的な人気が高く、実は潜在的な人気は玲より高い。
なお、玲の人気が実は低い、というより20thシークレットレアが高すぎるから隣にあるシークレットレアで妥協する感じ。
理想のタイプは「俺様王子系」、金持ちならなお良し。
玲と噂になった楽郎のことを色々調べているが、闇が深いのは玲の方だという事実には気づいていない。

  • 笹原エイト/笹原 八花
絶賛売り出し中のゲームプレイアイドル。
eスポーツ大会での司会進行や実況の仕事も受け、テレビで冠番組「笹原エイトのチャンネル8(エイト)!」を持っているなど人気は上々。
番組内容は同じ事務所のアイドルやゲーム声優を呼んで和気藹々とゲームしたりする感じらしい。
シャンフロでアイドル営業しようとしていたが、イリステラに完敗する哀しみを背負う。でもめげてない辺りメンタルは強め。
サンラク曰く、「衣装自体はサイバーな印象を抱かせるものだが、本人の雰囲気がきゃるんきゃるんしているせいで妙にチグハグな印象」。
永遠曰く、「普通にいい子」。

  • 武田 インゲン
古のオタク口調で喋るサンラクのクソゲーフレンド。
本名不明だがサンラクからは「武田さん」と呼ばれている。
いつもの外道2人とは異なり、レビュー仲間という立ち位置が近い。幻のクソゲー「風雲プレジ伝」をサンラクに送った恩人。
女児向けからR-18までありとあらゆるクソゲーを取り揃え、クソゲーのためだけに別荘を立てるサンラク憧れのクソゲーハンター。
リアルは顔パスVIP待遇な社会的強者。世界規模営業マンなため出張で世界中飛び回り、世界的に有名な企業の本社最上階からの写真をサンラクに送ったことも。
サンラクが勉強もしっかりしているのは武田さんを見習っているためである。




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*1 街の外なら賞金狩人は出ない。

*2 母と姉2人も恋愛力が皆無なので遺伝らしい。母と長姉はお見合いで解決した。

*3 どうでもいいがサイズはAとBの間

*4 曰く「BLゲーで顎クイッされるタイプ」。

*5 全国ベスト8になったご褒美にシャンフロを買ってもらい、上がったテンションそのままでキャラメイクを済ませたため。

*6 感想返しで導入部分を書いている途中で「おいやめろヒロインちゃんのクソ雑魚っぷりを作者に再確認させるんじゃない! 導入の時点で書きやすさが違いすぎる!!!」と叫ぶほど。

*7 百の会社が出版している雑誌の一つのトップモデルが永遠。

*8 他のシャンフロ舞台の長編ボスはユニークモンスターorレイドボスしかいない。

*9 マニュアル操作できるのは5本まで。7本の場合2本はオート操作。

*10 「μ鯖のサイレント・キル・幼女」の略。当時は幼女アバターを使用していた。このためサンラクはネカマに理解がある。

*11 鯖癌は痛覚を100%再現しているので、お互いその痛みと感覚を味わった。

*12 コミック「ミーティアス」の代表的なヴィランがカースドプリズン。

*13 要するに「ルーラ」。

*14 ちなみに以前かじった時に作成したのは「ガラムマサラ重蔵」なる名前の男性アバターだった

*15 カクテルは昼カフェ夜バーのバイト先、車修理はアイスクリーム屋のバイトで移動店舗の整備を学んだ。