登録日:2019/03/05 Tue 14:30:00
更新日:2025/04/19 Sat 11:11:50
所要時間:約 62 分で読めます
ああそうだとも、いまこの瞬間!
今が楽しければ先のことなんざどうでもいい!
『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』は、小説投稿サイト「
小説家になろう」に投稿されているweb小説。
作者は硬梨菜。通称はシャンフロ。
概要
クソゲーをこよなく愛する主人公・陽務楽郎ことサンラクが経験とプレイヤースキルを活かし、神ゲーと称される
VRMMO「シャングリラ・フロンティア」を攻略する様を描く。
所謂「なろうテンプレ」の一つ、人気作品
『ソードアート・オンライン』風のフルダイブ型VRゲームを題材としている。
似たり寄ったりな作品が多い同ジャンルの中、他作品との最大の違いは
膨大な劇中作の「架空のゲーム」の存在。
各
ゲーム一つ一つに細かい設定があり、中でも主人公が好むクソゲーについての描写は常軌を逸したものばかりで、非常に強烈なインパクトを持つ。
これらクソゲーをやり込んできた経験が主人公の武器の一つであり、その強さに説得力を与えるギミックとして機能している。
また、一部のゲームは本編や短編で主題として取り扱われる。
作者の硬梨菜氏が設定厨なこともあり、本編中の些細な小ネタに膨大な設定が付けられていることが多いのも特徴。
感想欄やX(旧Twitter)で作中の設定を長文短文問わず暴露することも。(通称:「ゲロ」「お漏らし」)
本編の舞台裏や各種設定、読者との質疑応答を纏めた番外編的小説『設定鍵インベントリア:シャンフロの諸々』も不定期で連載されている。
2020年時点で未書籍化の作品にもかかわらず、
- 数多の書籍化作品を差し置いて「小説家になろう」累計ランキング2桁。
- 数多の書籍化作品を差し置いてアニメ化してほしいラノベランキングにて毎回上位にランクイン。
- 各種設定があまりに膨大すぎて、有志による作品WIKIが存在する。(当WIKIの関連項目も文章量が大変なことになっている。)
- ファンアートはもちろん、二次創作として作中のクソゲーを舞台にした小説、動画、ボードゲームが多数存在。
- ハーメルンの原作カテゴリに『シャンフロ』が追加される。
など数々の逸話を持っている。
ちなみにタイトルの由来は
こいつらしい。
硬梨菜氏がディープな
デュエル・マスターズプレイヤーという事もあって、本作はそれが元ネタと思しき要素がちらほらある。後述の「ライオットブラッド」もそう。
ゲームネタだと
コレや
コレのネタが多い。
メディア展開
漫画版
2020年7月より
書籍化をすっ飛ばして週刊少年マガジンにてコミカライズが連載開始。既刊22巻(2025年4月時点)。
作画は『
進撃の巨人 LOST GIRLS』『Fairy Gone』『ワールドエンドクルセイダーズ』の不二涼介。
本来は他のWebノベル原作コミック同様に無料漫画アプリ「マガジンポケット」のみで連載する予定だったが、
「これはいける」との編集部判断により、色々すっとばして本誌掲載となったらしい。
2023年には
講談社漫画賞(少年部門)を受賞、名実ともに週刊少年マガジンの看板作品の一つに成長している。
単行本化に当たっては硬梨菜氏による新規書下ろし小説を収録した小冊子が付属する特装版
「エキスパンションパス」が通常版と同時刊行される。
このうち、エキスパンションパスVol.1&2の特典小説の一部はマガジン本誌でも掲載されていた。
特装版付属小説とは別に、単行本巻末にも別途新規書き下ろし番外編小説が収録されている。
他、マガジン本誌のシャンフロ掲載項やマガポケの関連Webサイト「マガポケベース」で設定を解説する特別コーナー
「シャンフロ廃人・玲ちゃんが解説 『シャングリラ・フロンティア』攻略掲示板 」が不定期で掲載されている。
アニメ版
第1期は2023年10月から2024年3月までMBS/TBS系列の所謂「
日5枠」で放送された。
第2期も2024年10月から2025年3月まで同枠で放送。
第3期の製作も発表されている。
アニメーション制作はC2C、監督は窪岡俊之で、同じ制作会社の手掛けた
『魔女の旅々』のスタッフが中心となっている。
漫画版ベースのストーリー展開だが、物語開始時点の時系列が
夏休み直前の一学期最終日からに変更されている。
このため漫画版に先駆けて楽郎が通う学校「真檜高校」が登場するなど、アニメオリジナルの補完描写も多分に組み込まれている。
一部のモノローグ描写はナレーションに置き換わっており、こちらはヒロイン・斎賀玲役を演じる和氣あず未が担当する。
アニメの本放送分の他、YouTubeをはじめとする配信サイトでは本編の補完や公式MADお遊び映像を流すショートコーナー「シャンフロ劇場」が放送終了後に配信される。
また、デフォルメされたキャラクター達が『シャンフロ』を簡易的に解説する「ミニアニメ」も不定期で配信される。
楽曲アーティストとして、第1期OPテーマは第1・第2クール共に謎の覆面アバターバンド「
FZMZ」、EDテーマは第1クールをHoneyWorksとの活動で知られるCHiCO、第2クールを『
ソードアート・オンライン アリシゼーション』や『
オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』などに参加してきたReoNaが担当。
FZMZは本作とのタイアップを機に始動した新バンドだが、メンバーはソニーミュージックと関係のある複数の既存バンドメンバーの別名義であるらしい。
現在公式で発表されているメンバーの正体は以下の3名。
- Vo.JACK = sic(boy)
- Gt.GAVI = Ivan(Survive Said The Prophet)
- Dr.KAMATA = ピエール中野(凛として時雨)
- Vo.icy = Reol(REOL) ※『Danger Danger』ゲスト参加
FZMZ公式HPで開設当初に掲載されていたVRヘッドギアの画像にはこれらのバンドのロゴが巧妙に隠されていた他、『BROKEN GAMES』のリリックビデオの映像にもメンバーの正体のヒントが隠されている。
+
|
これらのヒントから導かれる残る未発表メンバー |
- Vo.MAQUMA = MAH(SiM)
- Ba.HONNWAKA88 = 堀江晶太(PENGUIN RESEARCH)
|
CHiCOはCHiCO with HoneyWorksとしての活動を一時休止しソロ活動となってから初のタイアップとなる。
第2期第1クールのOPテーマは『SAO』『
魔法科高校の劣等生』『
鬼滅の刃』等でおなじみ
LiSA、EDテーマは『
黒執事 -寄宿学校編-』のOPや『
ぼっち・ざ・ろっく!』の結束バンドへの複数の楽曲提供で知られる音羽-otoha-が担当。
なお、FZMZはLiSAへの楽曲制作協力という形で再び関わっている。
第2クールのOPはAwich、EDはCVLTEが担当しており、両者ともアニメ作品初タイアップとなった。
OP:BROKEN GAMES(作詞・作曲:MAQUMA、JACK 編曲:HONNWAKA88)
Danger Danger(作詞・作曲:MAQUMA、JACK、icy 編曲:HONNWAKA88)
QUEEN(作詞:MAQUMA、作曲:HONNWAKA88、LiSA、編曲:HONNWAKA88)
Frontiers(作詞:Awich、作曲:Chaki Zulu)
ED:エース(作詞・作曲:DECO*27 編曲:tepe)
ガジュマル ~Heaven in the Rain~(作詞:ReoNa、ハヤシケイ 作曲:毛蟹 編曲:Pan、宮野幸子)
闇夜のダンサー -Dancer in the Dark Night(作詞・作曲:音羽-otoha-、編曲:川口圭太、音羽-otoha-)
realitYhurts.(作詞・作曲・編曲:aviel kaei)
ゲーム版
『シャングリラ・フロンティア 七つの最強種』のタイトルでゲーム版の開発が発表された。
開発は主に
スマートフォン向けゲームを手掛けているネットマーブルネクサス。
プラットフォームはモバイル、及びPCを予定。
今後の開発の進捗次第ではPS5等でもリリースされる可能性があるとのこと。
あらすじ
IT技術の恐るべき進化によりフルダイブVRシステムが広く普及し、もはや当たり前となった時代。
「仮想現実の中で身体を動かす」という以前では考えられない新体験を提供する多種多様な良作・名作ゲームが世間で話題になる中、あまりに高度かつ急激な進化を遂げた技術に対して中身が追いついていない所謂“クソゲー”はそれら以上に多数生まれることとなった。
そのような特殊なゲームをこよなく愛するクソゲーハンターの陽務楽郎は、レジェンドオブクソゲー「フェアリア・クロニクル・オンライン~妖精姫の祈り~」をクリアして燃え尽き症候群に陥っていた。
そんな時、行きつけのゲームショップで巷で“神ゲー”と話題のVRMMO「シャングリラ・フロンティア」のパッケージを手に取る。
気分転換も兼ねて数年振りに“神ゲー”をプレイすることにした楽郎は、PC「サンラク」としてゲームの舞台となる惑星ユートピアに足を踏み入れた。
現在世界最高峰と言われるシャンフロの世界を当初の想像以上に楽しんでいたところ、ゲーム内最強とされるユニークモンスターの一角「夜襲のリュカオーン」と遭遇する。
圧倒的を通り越した理不尽な強さの前にサンラクは蹂躙されるが、全力を尽くした戦いの中で「楽しみ」を見出し、リュカオーンへのリベンジを果たすために本格的にやり込むことを決意。
その世界にのめり込んでいく。
世界観
十数年前に一人の天才が生み出した理論を元にフルダイブ型VRシステムが誕生。
様々な議論や問題を呼びながらも社会に普及していき、約6年前にリリースされた現行機の登場でフルダイブ技術が「確立した技術」と見做されるようになった。
これに伴って従来のディスプレイ式ゲームやコントローラ式VRゲームはレトロゲーに分類され、言及こそあれ作中に登場することはない。
フルダイブVRのエンタメ性の高さが広く認知されたことでeスポーツ界隈が大きく隆盛し、プロゲーマーはプロスポーツ選手に比肩するほどの人気・憧れの職業となった。
この背景から無職であってもアマチュアゲーマーを自称しておけば取り合えずは白眼視されないなど、ゲームが大きな市民権を得ている。
用語
本作でメインとして扱われるVRMMO。通称:シャンフロ。
あまりのボリュームとクオリティの高さ、異常なまでの作り込み故に既存ゲームの5世代は先を行くと言われるほどの
オーパーツ。
世界観を要約すると
「超高度文明が滅んだ後に発展したファンタジー世界」。
このため一般的な剣と魔法の
ファンタジー要素に加え、超高度文明由来のSF要素も隠し要素として盛り込まれている。
所謂「異世界シミュレータ」タイプのゲームであり、ゲーム世界独自の物理法則に従って世界が回り、経済の概念も存在している。
「如何に世界観を考察・理解するか」が攻略の上で重要な要素となっており、発想次第で様々なことを実行または実現することができる。
キャラメイクが自在な一方、声は現実のものから変化しないという特徴があり、ネカマ・ネナベは(一部例外を除いて)バレバレ。
NPCと一部モンスターには非常に高度なAIが搭載されており、リアルの人間と同様のコミュニケーションを取ることが可能。
そして、NPC達はリアルの人間と同様、死亡すると二度とリスポーンしない。
シャンフロにおいて最強と言われる7体の特殊なボスモンスターのこと。ゲーム内では「七つの最強種」とも呼ばれる。
サービス開始後1年経っても討伐報告が上がっていないその強さは折り紙つきで、そもそも出現条件も解明されていないものがほとんど。
シャンフロ最大の売りとされるサブイベント(クエスト)。
オンリーワンなものから複数人が参加、再現可能なものまでタイプは様々。
クリアすることで豪華報酬を獲得できるため、多くのプレイヤーやクランが血眼になって発生
フラグを探している。
本作最大の特徴とも言える常軌を逸した架空のゲーム群。
劇中に登場する架空の合法エナジードリンクシリーズ。
登場人物
VRMMOのプレイヤーはプレイヤーネーム/リアルネームで表記。
「シャングリラ・フロンティア」のプレイヤー
クラン「旅狼」
シャンフロ初のユニークモンスター討伐を成し遂げたパーティが設立したクラン。
主人公のサンラクやヒロインのサイガ-0が所属する本作の主役組織……なのだが、サンラクが先行して他メンバーを誘えないままユニークを進行することが多く、影が薄くなることも。
詳細は
個別項目を参照。
CV:内田雄馬
本作の
主人公。高校生の
クソゲーハンター。
数多の理不尽なゲームを制覇し、それに裏打ちされたプレイヤースキルと機転でシャンフロを攻略していく。
詳細は
個別項目を参照。
CV:和氣あず未
本作の
ヒロイン。楽郎の同級生。
プレイヤー最強攻撃力の称号
「最大火力」の現保有者で、ゲーム内でも特に名前が知られている有名人にして重度の廃人。
中学時代から楽郎に好意を寄せており、現実での交流の足掛かりとするべくゲーム内でもお近づきになるために奮闘する。
詳細は
個別項目を参照。
CV:小市眞琴
サンラクのゲームフレンドその1。
国内公式戦において勝率8割を崩したことが無いという日本最強のプロ格闘ゲーマー。
ゲームバランスが崩壊したバグまみれのクソ格ゲー
「ベルセルク・オンライン・パッション(通称:便秘)」でサンラクと知り合った。
サンラクからシャンフロの話を聞いたことで興味を惹かれて自らもプレイを始める。
詳細は
個別項目を参照。
- アーサー・ペンシルゴン/天音 永遠
CV:
日笠陽子
サンラクのゲームフレンドその2。
ティーンの女子たちから絶大な人気を誇る、とあるファッション誌のトップモデル。
ドロップ率を絞り過ぎてクソゲーと化したVRMMO
「ユナイト・ラウンズ(通称:世紀末円卓)」でサンラク・カッツォと知り合った。
シャンフロではPKクラン「阿修羅会」のサブリーダーを務めていたが、
ユニークモンスター「墓守のウェザエモン」を倒すためにクランを裏切って討伐計画を遂行。
旅狼立ち上げ後にリーダーに就任し、攻略への熱意を再び燃やす。
詳細は
個別項目を参照。
- 秋津茜/隠岐 紅音
CV:寺崎裕香
ド田舎地方在住の女子中学生。
「ベルセルク・オンライン・パッション」でサンラクと知り合った初心者プレイヤーであり、シャンフロでも「サンラク」の噂を聞きつけて合流した。
サンラクが秘匿していた
ユニークシナリオ「兎の国からの招待」を発生させ、その後も様々な独自ユニークシナリオを引き当てているラッキーガール。
詳細は
個別項目を参照。
CV:
石川界人
男子高校生。夏蓮の幼馴染。
ネフホロにおけるルストの圧倒的な実力を更に補強する優秀なコマンダー。
ルストに付き添ってシャンフロに復帰する。
詳細は
個別項目を参照。
- 京極/龍宮院 京極
(おそらく)女子高校生。斎賀三姉妹の従姉妹。
正面からのタイマンを好むバトルジャンキーのPK。
元々阿修羅会に所属していたが方針変質に愛想を尽かして脱退、フリーを経てペンシルゴンと再度接触を図り旅狼に参加する。
詳細は
個別項目を参照。
クラン「黒狼」「黒剣」
夜襲のリュカオーン討伐を最終目標としているトップクラン。サイガ-0も元々はここの所属。
規模が大きくなった結果、当初の目的を第一とする「サイガ-100派」、トップクランの維持を目的とする「リベリオス派」に内部分裂している。
後に旅狼とのいざこざを発端として完全に分裂、サイガ-100派が主要メンバーを引き抜いて「黒剣」を結成した。
- サイガ-100/斎賀 百
CV:
花守ゆみり
クランリーダー。玲の実姉で永遠の友人。
妹と同様の完璧超人だが、斎賀家の女性陣の宿命から恋愛運を全没収。
仕事が恋人状態のゲーム廃人、私生活ではカップ麺好きな上に女子力皆無のプライベートと、
三姉妹の中で一番結婚と縁遠い人。
総合力においてはプレイヤー最強の一角であり、長編ボスという破格の扱いを受けた。
詳細は
個別項目を参照。
黒狼の初期メンバー。黒剣になってからはサブリーダーを務める。
弓使いの勇者で、弓の勇者武器「聖弓フェイルノート」の所有者。
本人がアシスト好きな上に射程を完全に理解した立ち回りをするせいで、とにかく目立たない。
そのくせ活躍の比率はめちゃくちゃ高いので、MVPやラストアタックを掻っ攫うことが多い。
リアルは香辛料を取り扱うちょっと良いとこの次男坊。
長男が継いだ家業を手伝ってるだけで過不足なく人生を過ごせるヌルゲー状態なのでシャンフロのイン率も高い。
両親含めて名前が香辛料や薬味繋がり。
通称「マッダイさん」「マダム」。
男性アバターを使用しており、STRに全てを注ぎ込んだボディビルダーのような重戦士。
ゲームへのスタンスこそエンジョイ勢だがエンジョイし過ぎてガチ勢の領域に突入したパワー厨STR狂信者。
彼女に師事して教えを請えばお手玉を教えてくれるような優しさで「打撃の「芯」を当てる方法と、どこに当てたらモンスターの「芯」に届くか」を教えてくれるが、一度彼女のインストラクションを受けると魂に「パワー」が焼きつくという。
職業は戦士系最上位職業「戦王」。
クラン随一の物理攻撃力の持ち主であり、クラン内での「最大火力」最有力候補者だったこともあってバフが掛かるとサイガ-0に匹敵する火力を叩き出す。
メンタルが求道者なこともあってサイガ-0の常軌を逸した火力を目撃しながらも未だ「最大火力」到達を諦めていない。
極限まで無駄を削って洗練されたステータス配分、その上でSTRに極振りされたビルド構成はパワープレイヤー達のお手本とされ、本人の人柄もあってゲーム内のファンが多い。
実はクラン「ライブラリ」のリーダー・キョージュの現実での奥様。御年65歳の老婦人。
夫婦揃って見た目と声のギャップが著しい。
黒狼のサブリーダーで、分裂後は黒狼のリーダーを引き継いだ。
クランの当初からの目的を軽視し、エリート意識をこじらせてトップクランであり続けることに固執している。
一応若年層を纏め上げるカリスマ性はあったものの、サイガ-100とペンシルゴンに嵌められて主要メンバー全員を引き抜かれた上で放逐される憂き目に会う。
この手のキャラクターのテンプレに倣って「おが屑メンタル」と揶揄される煽り耐性0の噛ませ犬。
職業は剣士系上位職業の一つ「剣豪」。
剣聖に昇格できればサイガ-100を超えると豪語しているものの、職業クエストの発生条件である闘技大会の入賞規定数をクリアできていない。
ユニーク武器に分類される氷の魔剣「昏い氷河」をメイン武装とし、隠し玉として炎の魔剣を持つ。
CV:三野雄大
漫画版で登場した(おそらく)幹部。プレイヤー名不明。
ローブをまとった中性的なプレイヤー。職業は聖職者系統。
元々はweb版でも黒狼のサブリーダーとして構想されていたのだが、存在を忘れられた挙句にリベリオスに取って代わられお蔵入りとなっていた哀れなキャラクター。
幹部会に出ていると思ったら、プレイヤー捜索や店番といった雑用をしていたりと立ち位置の判断に困る便利屋枠。
クラン「ライブラリ」
考察クラン。
様々なクラン・情報屋とパイプを持ち、ゲーム内屈指の情報を蓄積している。
劇中における「シャングリラ・フロンティアまとめwiki」の運営も兼任しているようだが、あまりにも重いのでライブラリ上位陣は「業務用」こと椅子型VRマシンの購入が義務のようになっている。
「学歴マウントすると死ぬほど、というかお前が死ぬまでカウンター喰らうからやめた方がいいぞ」という不文律がある。
- キョージュ/燐堂 報ノ介
CV:
中田譲治
クランリーダー。
外見年齢10歳くらいのピンク髪ツインテールの魔法少女風アバターを使用しているが、中身は老年男性。
老成された渋く知性を感じさせる男性ボイスで喋るのでギャップが凄まじい。
アバター自体は本人の趣味ではなく、マッシブダイナマイトが本気で造った力作。見た目に頓着しないのか気にしている素振りは一切ない。
実年齢相応の老獪さと交渉術を持ち、サンラクやペンシルゴン相手に情報戦で有利に立ち回る。
メイン職業は魔法使い系最上位職業「賢者」、サブは「司書」。
ゲームスタイルは完全後方支援特化のバッファーで、アクティブに動くのは不得手なので専ら前衛は別の者に任せて自分は後ろから支援魔法を撃ちまくる。
キャルンキャルンな魔法少女の口から放たれる年季と知性が積み重なったシルバーボイスはプレイヤーの腹筋にダメージを与え、ある意味では下手な魔法よりも高い火力を発揮する。
現実では大学教授で、マッシブダイナマイトの夫。
考古学の教授でなかなかの権威を持つすごい人だが、地球におけるほとんどの未知が解明され、宇宙の未知を調べるには少し早く生まれすぎたことに忸怩たる思いを抱いており、妻の紹介で始めたシャンフロの膨大な世界観に魅せられることになった。
サブリーダー。女子大学生で燐堂に師事している。
キョージュが忙しい場合の窓口としての役目を担う。
キョージュを尊敬し心酔しており、キョージュがシャンフロを始めたと聞いたその日に何十万もするVRシステムを買い揃えた。
キョージュにライブラリ設立を勧めた人でもある。
現地で情報収集を行う攻略検証班。
初登場時はレイドモンスター「彷徨う大疫青」の観察をしていた。
サンラクがユニークモンスター「冥響のオルケストラ」の攻略に挑むのと同時期に、ライブラリ内で唯一オルケストラ戦の条件を満たしていたため攻略に臨む。
IQ130と優秀な頭脳の持ち主だが、持論を述べきって結論をラストに言いたい悪癖があり、キョージュからも指摘されている。
普段は糸目だが本気になると開眼する。
リアルでは大学院生。
熱心なシャーロキアンだが話が回りくどく、休日ではホームズ風のインパネスコート等でコスプレしている。
(おそらく)攻略検証班。
見た目は聖騎士だが中身は鈍器系ヒーラー。
キョージュがリアルでシャンフロをしていると聞いたことからゲームを始め、今ではその完璧超人っぷりと名前の奇天烈さから幹部扱いとなっている。
名前に関しては他の候補として、「百合奉行 壁染」と「河囲炉裏 見守」があったらしい。
リアルは医学生だが勉強一辺倒ではなくサブカルも嗜んでおり、「趣味」の考古学ではセート以上の知識を持つ完璧超人。
彼の通う大学の医学部は何回浪人しても合格したら英雄扱いとなるレベルだが、彼は一発合格している。
クラン「SF-Zoo」
正式名称は「Shangri-la Frontier Zoo」。つまり「シャングリラ・フロンティア動物園」。
動物型モンスターの観察・スクショ撮影に情熱を注ぐケモナーガチ勢達のクラン。
全クランの中でも最上級のデバッファーとタンク達が所属しており、一時的とは言えリュカオーンすら封じ込める侮れない奴ら。
タンクが攻撃を引き受けている間、デバッファーがありったけデバフを掛けて封殺した隙に撮影したりモフモフしたりしている。
ただし、アングルの関係で攻撃中に撮影を敢行する場合もあり、他クランから高評価されながらもレイド向きではないと思われている。
基本的に「動物好き」なプレイヤーで構築されているが、その内訳は
- 「ファンタジーな動物を『見るのが』好き」
- 「ファンタジーな動物を『愛でるのが』好き」
- 「ファンタジーな動物を『調べるのが』好き」
と細かい部分で統一されていない。
またナチュラルにクランメンバー個々人がフィールドワークとかをしてるのでログイン早々に「あっ、そういえば昨日徹夜でフィールドワークしてあのモンスターの生態調べてきたんですけど〜」とか会話し始める連中の巣窟。
- Animalia/厳島 真里亜
CV:千本木彩花
クランリーダー。通称「園長」。
交流の仕方を間違えて一度追い出されてしまった天国にもう一度行くためならばプライドをかなぐり捨ててサンラクに土下座する覚悟を決めている動物ガチ勢。
SNSに動物型モンスターのスクショを頻繁に上げていることから結構な有名人。
メイン職業はデバフ系を得意とする魔法使い系呪術師派生の最上位職業「陰陽大師」、サブは魔法使い系上位職業「魔術師」だったが後に修行僧系上位職業「武僧兵」に変更した。
ユニーク武器「冥府の鍵杖」の持ち主で、特定条件を満たしていれば確実に相手を見連れにしたり、一定時間対象の動きを完全に封じるといった凶悪な呪術を決め技とする。
リュカオーン相手にモフろうとした所食い殺されてしまい、動物には「力」が備わっていることを再認識。
そこで「動物とわかりあうために一対一による極めて原始的なエネルギーのぶつかり合いを経た力関係の明確化」という謎方向へとシフトチェンジ。
一から鍛え直してデバフしてから殴るバイオレンスなバトルスタイルを確立した。
現実では動物が関わるとちょっと引くレベルで興奮することを除けばおしとやかな女性。
生まれつきチワワと同じ部屋にいるだけでちょっと命が危なくなるレベルの動物アレルギーを患っており、数分間犬と戯れただけでもひどい喘息を起こしてしまうため、動物と触れ合ってもアレルギーが起きないゲームの世界へとやってきた。
作者曰く「根本的に動物との触れ合い方を知らない悲しい生き物」。
昔はただ羨望の目で見ていたはずなのに最近は散歩する犬を戦闘力的な目で見てしまう。
別名「動物園のタンク衆」。
高機動モード(脚、腰装備を外して若干早くなった状態)を持つ男女混合のタンク役5人。
タワーシールドを両手に2枚構えてカウンタースキル以外の攻撃スキルをほとんど持っていない物理受けのガチタンの鑑と言える猛者達。
シャンフロにおける最高のタンクチームであり、その完璧なヘイト管理は上位プレイヤー達が感嘆するほど。
リアルでは幼馴染5人組。
幼稚園の頃からの男女混合の仲良しグループが高校までずっと続いたパターン。
五号は夜の散歩が好きなゴールデンレトリバーを飼っている。
クラン「午後十時軍」
加入条件は「社会人であること」。
所謂ガチ勢クランの一つで、クラン名の由来は午後十時以降にメインで活動するメンバーが多いことから。
メンバーの殆どが社畜であり、偶然にもそっち系のプレイヤーネームで統一されていたため名前で大体所属が分かる。
リソースを計画的・合理的に使うような攻略が特徴。
特にクランの運営に関してはリーダー不在でも動けるシステムが組まれており、トップクラン組でも頭一つ抜けて円滑。
またクランリーダーの選定に関しては強さや実務といった面は重要視されず、「俺もつらいが世の中には俺以上に頑張ってる人がいて、そういうやつが頭張った方がいい」「一番かっけぇやつがトップやってくれ」という社会の闇が垣間見えるヤンキーみたいな独特な基準で選ばれている。
クランリーダー。
過労死する有休。
企画立案力、予算構築力、スケジュール調整力、現場対応力、対外交渉力、人間関係緩衝力……ありとあらゆる社畜要求パラメータが高すぎるが故に
満場一致で午後十時軍のリーダーに抜擢された男。
詳細は
個別項目を参照。
サブリーダー。サビ残(サービス残業)。
職業は騎士系暗黒騎士派生の最上位職業「黒忌士」。
スカルペイントが施されたフルフェイスの兜を被った姿のプレイヤー。
精神的ドロドロが身体から滲み出ているようにも錯覚するが、それは黒忌士のエフェクトによるものである。多分。
社長。他メンバーと違ってホワイト企業の社長を務めている勝ち組。
社会問題に発展した伝説のVRゲーム
「サバイバル・ガンマン(通称:鯖癌)」の元トッププレイヤー。
当時のプレイヤーネームは「アトバード(跡取り)」、異名は
「γのガンマン」。
当時「μ-sky」の異名で知られたサンラクとは
眼球を撃ち抜き、喉を切り開かれた仲。
シャンフロではカウボーイハットを被った男性の弓使いアバターを使用。
プレイスタイルは「近・中・遠のオールレンジタイプ」。
鯖癌での経験は現在も活きており、半身を焼かれても絶対に矢を命中させる。
重度の銃好きの一面もあり、銃器が解禁されてからはすさまじい勢いでゲーム攻略に集中している……が、社畜極まりすぎたクランメンバーから割と真剣な人生相談を受けたりしている。
元鯖癌プレイヤーらしくアクの強い人物であるが、同クランには彼を超える闇と業を抱えるカローシスUQがいるため、時折カローシスに涙混じりのフォローやメンタルケアを行う姿も見られる。
銃器解禁後は飛躍的にモチベーションがアップするも、代償として目つきが険呑になったためクランメンバーからは戸惑われている。
リアルではAR事業において頭角を現している「スワローズネスト」の二代目社長。
鯖癌のサービス終了後も鯖癌への熱意が燃え続け、遂には商機を嗅ぎつける親譲りの嗅覚との合わせ技で、鯖癌のエッセンスを加えたつつハイクオリティかつ安心設計なARゲーム「スクラップ・ガンマン」を完成させた。
なお現実では「誰かに発砲したい」と衝動的に考える事があるがそれ以上の理性でモラルもルールも遵守し、親孝行も受け継いだ事業の運転もこなし、部下のギャンブル癖に不安感も覚えるので、「己は至極真っ当な人間性をしている」と確信を持っている。
本当に真っ当な人間は自分の正常性を一々確認しないのは言うまでもない。
スクラップ・ガンマンの難易度をシビアにしようと画策しては社員に止められたり、銃の話になると無駄に早口になるのが玉に瑕。
キレると鼻で笑い、脳内で蜂の巣にするなどリアルなら表面上は平和的だがゲームなら速攻手が出るタイプ。
クラン「聖女ちゃん親衛隊」
アイドル的NPC「慈愛の聖女イリステラ」に熱を上げる変態クラン。ロールプレイガチ勢。
クランごとNPCの組織「聖盾輝士団」に加入した。
ロールプレイのため全メンバーが同一規格の装備を使用している。
クランリーダーであり聖盾輝士団の団長。
厳格な女騎士としてロールプレイしており社交性もあるのだが、本性は
頭の中が常時ルイズコピペ状態でひたすらイリステラにはぁはぁしている
ガチレズの変態。
自身に男を掛け算する事に無関心かつ女の子を愛でるのは一種の芸術品を見る感覚らしく、女の子に近寄る男はキャンバスに落とされんとする黒いインクの雫扱いだという。
曲がりなりにもクランリーダーなので表面上は男性プレイヤー相手にも普通に接するのだが、欲望に忠実故に、イリステラに不躾に男性プレイヤーが近寄ろうものなら状況次第では即攻撃や謀殺することも躊躇わない超過激派。
ガチレズながら性的嗜好は男性的なため、肉体が女性なら
中身が男でもイケる剛の者。
その為サンラ子の素顔を見て以降、会う度に女体化を勧めてくるようになった。最近では男性プレイヤーの性転換目的でクターニッド周回を目論んでいるとか。
美少女のスクショブロマイドを取引に使えばある程度は買収可能。ただし私利私欲私情でイリステラを悪用しようものなら女性アバターだろうと容赦しない。
職業は騎士系聖騎士派生の最上位職業「聖輝士」。
プレイヤー最高防御力の称号「最大防御」を保有するプレイヤー最高のタンク。
タンクとしては物理受けではなく魔法で受けるタイプで、相応の代償と引き換えとは言えユニークモンスターの渾身の一撃すら防ぎ切る。
ランクこそ低いがリキャストタイムが短いスキルを大量に覚えており、それらをひたすら回転させながら自分を強化し続け突き進む戦法を取る。
ちなみに気合を入れる掛け声は「聖女ちゃんサイコーー!!」。
リアルはお嬢様学校のOGで白百合のお姉様。脳みそルイズコピペは死ぬ気で隠し通した。
本編でイリステラに至近距離で褒められた際は自分の婚期が遠のいたのを自覚しながら「(これだから非実在性美少女は最高だぜ)」と悦に浸っていた。
バレンタインデーでは同僚の女性陣にウイスキーボンボンをプレゼントして酒池肉林を目論んでいたことがある。
クラン「阿修羅会」
シャンフロでも有数であったPKクラン。
設立のきっかけはサバイバアルとのいざこざを発端とするペンシルゴンのハッタリから。
当初は「PK行為の過程」を楽しむクランであったが、賞金狩人の実装をはじめとするPKへの締め付け等々による方針の変質により、No.3のサバイバアルの脱退を皮切りに古参のPKが次々とクランを去ってしまう。
結果、「PK行為の結果」を追い求める地雷プレイヤーばかりが集まるクランと化してしまった。
ウェザエモンを秘匿してレベル上げに活用していたが、方針に愛想をつかしたペンシルゴンによりアジトの場所をトップクラン連合にチクられ、奇襲を食らって壊滅。
ケジメとして密告した当人のペンシルゴンも介錯されたことで阿修羅会は消滅した。
CV:山下誠一郎
クランリーダー。通称「赤点のオルスロット」。
プレイスタイルはレベルを上げてスペック差で圧し潰す俺TUEEEタイプ。
ある意味ではゲームにおいて真っ当に正しいプレイスタイルだが、自分が無双することを好んでおり、複数回死ぬことを前提としたゲームが非常に苦手。
更に脇役に徹することも好きではない等、オンラインゲームには本質的に向いていない。
FPSはトラウマレベルで罵られたので「二度とやりたくない」と唾を吐き捨てるレベルで嫌っている。そら一人で0キル20デスもしてたら罵倒されますわ。
死ぬほど晒されたり弄られたりしており、一時期は「背中がお留守ロット」というあだ名までもらったことがある。
職業は「殺人鬼」。
阿修羅会のキルスコア第一位であり、PKしまくった結果ユニーク武器「殺戮者の魔剣」を手に入れている。
プレイヤースキルは先述のリベリオスと拮抗しているらしいが、装備の充実度の差でオルスロットが不利。
またプレイヤーのキル数はオルスロットの方が上だがカルマ値は後述のヒイラギの方が高い模様。
現実ではペンシルゴンこと天音永遠の実弟。
姉と比較されることにコンプレックスを持っているが、それ以上に姉が畜生なので「羨ましいが、ああはなるまい」と肝に銘じるような複雑な心境。
永遠のことは普段は姉御呼びだがストレスがオーバーフローすると姉ちゃん呼びになる。
元々永遠は弟と同じクランに入る気もなかったが、シャンフロをロクに楽しめずに弟が引退してしまうのも見ていて忍びないと協力した結果、阿修羅会が誕生した。
しかし、所属する歴戦のPK達が何を楽しんでいたのかを理解していなかったため、クランは先述の末路を辿ることになる。
これに限らず永遠は久遠に対し彼女なりの情をかけているのだが、結果的にそれが自由度を減らされたりするので久遠の癪に障り……という悪循環を繰り返している。
壊滅後はPKKペナルティとして所持品全ロストに加えて兆単位の罰金を背負うことになったが、大規模PvPイベント「王国騒乱」に伴って現国王派の恩赦ボーナスを利用して復帰。
友人達とユニークシナリオを進行していた……のだが、偶然遭遇したサンラクから殺戮者の魔剣を返却されたことがきっかけでまたも散々な目に合う。
クラン「ティーアスちゃんを着せ替え隊」
女性賞金狩人、中でも幼女のレアキャラ「ティーアス」を着せ替えることに情熱を捧げる変態クラン。
新大陸渡航後、ティーアスが出現しないと分かるや旧大陸に即出戻った剛の者達。その活動上、メンバーは相互PKを繰り返しているPvPの達人である。
またシャンフロの仕様上着せ替えさせる前にキルされると装備品が壊れる為、「死ぬ直前に着替えろ、あと気合いで装備破壊は避けろ」というスタンスが敷かれている。
弊害として男性賞金狩人がメイド服やOLスーツを着用していることがあるが気にしてはいけない。
クラン内部門に「ルティアさんをどうにかして脱がし隊」が存在する。
賞金狩人と直接コミュニケーションが取れる隠し上位職業「仇討人」の存在が判明するや全員が即カルマ値を精算して続々と転職している。
クランリーダー。元阿修羅会No.3。
ワイルドな女性アバターを使用しているロリコンの変態おじさん。
シャンフロで積み重ねた全てを投げ打ってティーアスにビキニアーマーを装備させることに成功した。付いたあだ名は「ビキニのバカ」。
その実力と兄貴肌な性格故に阿修羅会時代からクラン内外問わずフォロワーが多く、脱退後にサバイバアルに付いてきた者も多い。フォロワーからは「サバさん」と呼ばれている。
好戦的で兄貴肌なのも間違いないが、ロリや美少女が関わるとIQがダダ下がりして金銭感覚もバグるため、時折サンラクに金ヅルにされている。
職業は戦士系最上位職業「戦王」だったが、仇討人の存在が判明するや即転職してサブに回した。
仇討人の最上位職業「復讐の剣」に昇格後は職業特性を利用して再び戦王をメインに戻している。
実力は非常に高く、PK時代はその戦績から「タイマン無敵」との評判で有名だった。仇討人への転職もサンラクに次いで2番目。
「φの野人」の異名で呼ばれた元鯖癌トッププレイヤー、バイバアルその人でもあり、当時を知るサンラクからはこと戦闘に関して全幅の信頼を置かれている。
尚、ロリコンになったそもそもの原因は当時幼女アバターを使用していたサンラクにあり、現在もそんな事を互い知る由も無く特殊アイテムで女体化したサンラクにクラン共々性癖を歪められている。
リアルでは総合格闘家を自称しており、リアルファイトにおいて作中最強の実力を持つとされる。29歳。
学生時代は
某カラスの学校のような不良高校の頂点に君臨していたが、自身を含む周囲が一線を超えられないことを不満に感じる危険人物だった。
卒業後に鯖癌と出会い、
「ゲーム内なら合法」ということで完全に弾ける。人生において最も充実した時期だったため、オンライン閉鎖時は警察にお世話になるくらい荒れに荒れたため地味に逮捕歴持ち。
その後かつてのライバル達との日々を思い出しながら黄昏ていたところ、女児アニメプリントの服を着た幼女を目にし、「本当の幼女ってどんなだっけ」とそのアニメを視聴したことが現在のサバイバアルを形成した。
クラン「N.M.M.」
NAKED MAPPING MARKET
誰よりも先に未踏に踏み込んで開拓調査を行うことに情熱を注ぐクラン。
「エルフスキー最後の希望」「我らが勇者」「死を赦されぬ者」の異名を持つ。
新大陸でエルフの娘を誤射するも、装備を全部脱いで土下座で謝罪した結果、何故かエルフ達から英雄に祭り上げられたプレイヤー。
亜人との交流に飢えている新大陸組からの期待を一身に背負い、エルフ達を前線拠点に連れて行くユニークシナリオを進行していた。
途中サンラクと遭遇し、更に合流したディープスローターと共に突然現れたレイドモンスター「貪る大赤依」と戦う。
クラン「黒竜討伐隊」「新大陸建設」
新大陸を拠点とする生産職メインの大規模クラン。
レイドボス級モンスター
「黒竜ノワルリンド」に拠点を破壊されたことで報復に執念を燃やし、クラン名を「黒竜討伐隊」としていた。
大規模レイドイベント「竜災大戦」終結後にノワルリンドが謝罪したことで全てを水に流し、「新大陸建設」に名を改めた。
改名後は隠し
ダンジョン「リヴァイアサン」から得られた技術を元に海上ギルドの建築を進めている。
クランリーダー。
元は聖職者系の上位職業「洗礼者」だったが、ノワルリンド襲来後にサブ職業だった「大工」をメインに変更、そのまま大工系最上位職業「大棟梁」になった。
拠点を理不尽にぶっ壊したノワルリンドへの怒りを糧に「装骨天守スカルアヅチ」を築城する。
拠点強化にトンカチ、戦闘時にはメイスを持つため他プレイヤーからは「撲殺好きなのでは?」という疑問を持たれている。
リアルでは実家でラブラドールレトリーバーを飼っている、メガネ茶髪のクォーター。
キレると炎が延々と消えないタイプ。
サブリーダー。スカルアヅチの城主。笑みリアのリア友。
家具職人系の最上位職業「風水導師」であり、生産職でありながら自分の作品が配置されたエリアであれば高い戦闘力を発揮する。
クラン「天ぷら騎士団」
中堅とトップの中間くらいに位置し、人数においてシャンフロ最大規模を誇るクラン。
性質はクランよりも「コミュニティ」や「クラスタ」と言った方が近く、
「『天ぷら騎士団』所属という共通点を切っ掛けとして(野良)パーティを組むための集まり」というのが実態。
この内情故に恒常的なノルマや目標などはなく、たまに「天ぷら騎士団内ノルマイベント!」といったクラン内イベントを開催することはあるもののとにかく緩い。
有力クランらしからぬ緩さだが、居心地の良さと天首領の人柄などもあってクランに愛着を持つプレイヤーはそこそこいる。
クラン名の由来はリーダーの好物とテンプル騎士団から。
他のクランと比べてユニーク保有数が少ない。
クランリーダー。
リーダーとして何かを命じる事は殆どなく、人も良いのでどんな新入りでも一回は天首領と組んだことがある。
ディープスローターやペンシルゴンを超えるコミュニケーション能力の鬼。
ここまで特殊なクランになったのは、「これクランってどこまで拡張できるんだろうな」という天首領の疑問に知り合い達が悪ノリしたのが発端。
職業は剣士系最上位職業の「剣聖」。
複数のボスモンスターとプレイヤーが入り乱れる大混戦も嫌いじゃないと述べる強者。
剣聖は転職条件が厳し過ぎて一度修正が入っており、天首領はサイガ-100と共に修正以前に剣聖に到達した「修正前剣聖」である。
サイガ-100より従剣劇で手動操作可能な剣の数は少ないが、PvPにおいては勝るとも劣らない実力の持ち主。
CV:永塚拓馬
毒を受けて第2の街「セカンディル」へ全力疾走していたサンラクに宿屋の場所を教えたプレイヤー。
レイジと出会わなければサンラクはリスポーンポイントを更新できず、結果としてリュカオーンとも遭遇せず、ラビッツに招待されることもなかった。
このためサンラクからは感謝されており、見かければ(一方的に)フレンドリーに声を掛けられている。
後述のミーアは現実で元々交流があり好意を寄せている。
彼女と仲を縮めるために先輩プレイヤーとしてレクチャーできる立場を存分に活用している。
メイン職業は剣士系上位職業の一つ「魔法剣士」、サブ職業はレンジャー系派生職業の「ライダー」。
しかしミーアのために可愛い騎獣を求め続けた結果、いまだに騎獣を所有していない。
クラン「魔女の教会」
魔法職専門クラン。
加入条件は「女性アバターを使用していること」「魔法職をメインにしていること」「魔女的な要素があること」。
ネカマとリアル女性の割合は3:1程度だが、所属しているとだんだん性格がオネエ寄りになっていくと噂される。
錬金術師プレイヤーも属しているため地味に自活能力高め。クラン製のポーションがよく売りに出されているらしい。
実現杖を所有するプレイヤーを出禁としている。
クランリーダー。
ネカマとして完璧な擬態に成功しているバ美肉お兄さん。
性別バレした時の反応を楽しんでいるのでバレても割と無敵なネカマエンジョイ勢。
杖としては最高のユニーク武器の一つ「実現杖ザ・デザイアー」を入手すべくあらゆる手段とゲーム内通貨で10億もの大金を投資したが横から掻っ攫われた。
その際初めてガチの地声が聞こえたらしい。
実は
「ギャラクシートラベラー」もプレイしており、こちらでもネカマ。
リアルでもオネエらしく、自宅に生ハムの原木やパスタ用の製麵機を完備するレベルで女子力が高い。
具体的にはインスタ的SNSでドチャクソお洒落な自作パスタの写真をアップしてたり、自宅で削り出した生ハムでワインを嗜んでいる。
このため不用意にエリザベスのSNSを見た火酒夏は相当困惑したという。
有力プレイヤーの一人で杖の勇者武器「聖杖アスクレピオス」の所有者。
聖杖の能力であらゆる魔法が回復魔法に変換されるヒーラー特化型。
プレイヤーとしては発売半年後に始めた後発組だが現在ではガチガチのヒーラー廃人。
シャンフロにおけるヒーラーの代表格扱いされている実力はお墨付きで、サンラクからも窮地に陥った時に「近辺を通りすがりの火酒夏が歩いてたりしないか!?」と内心愚痴る程度にはプレイヤースキルも能力も高い。
サイガ-0やエターナルゼロとは初心者時代にパーティを組んだことがある。
現実ではプレイするゲームの殆どで好物であるナッツ系の名前を設定しているハムスター系女子。
ただし20歳になって初めて飲んだ酒がスピリタスだったストロング・ザル。
おまけにナッツばかり食ってるから職場でちょくちょく鼻血を出すためちょっと噂になっている新人さん。
現在はクランリーダーのエリザベスにあらゆる家庭的スキルにおいて女子力で惨敗しているのが最近の悩み。
具体的には大吟醸を片手にスーパーで買った生ハムをメロンに乗せて食べて「これ別々に食った方がいいな……」となるタイプだとか。
一応作者からは「プライベートがちとだらしないだけで何処かのカップ麺ほどリアル捨ててない」とフォロー(?)はされている。
クラン「配信戦線」
動画配信チャンネル四つと各チャンネルのリスナーによって作られた連合クラン。
シャンフロが生配信可能となったために参加した者たちの集まりで、当初は「配信者連合」と名乗っていた。
王国騒乱シナリオで新王アレックスの陣営に就いてイベントに参加を表明。
チャンネル登録者数約450万人を誇る日本最大のゲーム実況配信チャンネル「ぱやガルチャンネル」の動画配信者の一人。
大規模PvPイベント「王国騒乱」で現国王で参戦することを明言した最初のプレイヤー。
10代から圧倒的支持を得ている動画配信者であり、同時にペンシルゴンをして一目を置く切れ者。
かつて起きた三度の大炎上を全て自力で鎮火し、大規模な視聴者との企画を幾度となく成功させ、そしてガル之瀬とのチャンネル統合に踏み切る事で更なる知名度を得るなど、人を操る事を得手とする生粋の軍師タイプ。
その本質は極度の目立ちたがり屋。過程を問わず「目立つ」という自己顕示欲を抱えており、とにかく目立つ為に物事を行なっている。
最近は相方の方が目立って影が薄くなり、そもそも好感度自体が無くなり始めているのが悩みの種。
シャンフロでは前衛アタッカーで、王国騒乱開始時点ではあらゆる手段を駆使して「剣聖」に就職している。
「ぱやガルチャンネル」の配信者の一人で動画編集担当。渋すぎるゲームチョイスからニッチな層からの支持を得ている。
実はかの伝説のクソゲー「フェアクソ」の被害者。
サブヒロインのシャラハールのガチ恋勢だったのだが、彼女に対するフェアカスの悲惨な仕打ちの数々を目の当たりにしたことでトラウマを通り越して怨念のような憎悪を向けるようになってしまった。
その様は現実でフェアカスに似た顔をした女性も潜在的に嫌うようになってしまうなど人格に歪みが出ているほど。
フェアカスをタコ殴りにできる「報酬の3分間」を何度も体験するためにラスボスの撃破RTA周回をするほどだったが、逆に今度は報酬の3分間程度では物足りなくなってしまった。
曰く「あの顔はこの世に存在してはいけない」。
相方のぱやぶさこと妻夫木に王国騒乱にて現国王派に肩入れする様に提案した張本人。
第一王女アーフィリアとして蘇ったフェアカスを抹殺して天地律に警告を発する事を目論んでいたが、サンラクによる千人組手に配信者として参加。
彼とフェアクソ被害者として心を通わせるが、スタンスの違いから後に双竜決闘と呼ばれる程の激闘を繰り広げる。
強大なボスエネミーや闘技場での対人戦を売りとする人気ゲームシリーズ「Lone Wolf」において、「人外」とまで評された程のトッププレイヤーでもある。
特に防御テクニックに優れ、Lone Wolfで積み重ねた膨大な戦闘経験から「最も類似するエネミー」を仮想敵とすることで他のゲームでの戦闘にも活かしている。謂わば「攻めるカウンター」。
また、あらゆる「縛りプレイ」でゲームを隅から隅まで堪能するというスタイル故、クソゲー上等な逆境に直面してこそテンションを燃え上がらせるタイプ。
サンラクとほぼ同じテンションファイターと思われる。
シャンフロでは前衛アタッカー。
一切の肌の露出をなくす漆黒の鎧を纏い、身の丈程ある巨大なメイスを構える鎧騎士。
大型アップデートで実装された超強力なモンスター群「エクゾーディナリーモンスター」の討伐周回を行い、その討伐報酬として多数の不世出の奥義を習得している。
チャンネル登録者数約94万人、FPSゲームメインの配信者集団。
主な活動範囲であるオンラインFPSにて、どんな状況でも宴会のような馬鹿騒ぎと冷静な連携で戦う姿が評価されている。
シャンフロは銃が発見されたことを切っ掛けにプレイし始め、「FPSではない場所でFPSをしたい」「銃を取り出す事自体が間違っているような場所を戦場に戦いたい」といったモチベーションを持って配信戦線に参加を表明した。
なんらかの手段で調達したカスタム戦術機をメイン武装としている。
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メンバー内訳 |
傭兵団の司令塔。クランの全体会議では代表として顔を出すこともあった。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団内で「タイマン最強」。
投げナイフやあらゆる銃を用いて突撃し、タイマンとなれば9割以上の確率で勝利するなど、様々な実績を動画で見せており、動画で彼を知ったルストも「メンバー内で別格」と認めている。
戦術機は「電撃菓子3号@GGMC」という名のキューブメン。
西部劇のカウボーイのような意匠デザインに分厚い装甲、ブースターや両手に大幅な改良を加えている。
傭兵団所属メンバー。
「フィグ」とはイチジクの英訳だが、他のパーティーメンバーが菓子の中、自分のネームだけ果物であることに若干の疎外感を感じている。
後に「F」で始まる菓子「フィナンシェ」に気づいてしまい、かなり後悔中。
戦術機はボールメン「GGMC:アサルトフォックス」。
傭兵団所属メンバー。エクレアと双璧を為す主力の一人。
相手の意識外から頭部を狙い撃てる屈指の狙撃手で、土壇場とあれば突撃戦も躊躇なく選択する思い切りの良さも併せ持つ。
モルドからは「間違いなく僕より上手いスナイパー」と評されている。
戦術機はピラメッドメン「GGMC:ホール・イン・ワン」。
傭兵団所属メンバー。
傭兵団9人目のメンバーで、動画制作・編集を担当するチャンネルの屋台骨。アップルパイからは「X」と呼ばれることも。
生配信時のリアルタイム編集による多視点配信管理も一手に担っているため、シャンフロにはログインしておらず、本編には名前だけが登場している。
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チャンネル登録者数約187万人の動画チャンネル「カイ速特急チャンネル」の動画配信者にして現役のプロ格闘ゲーマー。
本編の10年以上前から格闘ゲーム「ギャラクシア・ヒーローズ」シリーズをメインに活動しているフルダイブ黎明期からのベテランで、慧にも黒星をつけたことがある猛者。
スタイルは理論派で、「超速攻2ラウンド先取理論」に忠実な超攻撃的なプレイスタイルを取る。
一方、日本ランキングの平均は10位前後、ここ数年は11位以降も多く、アラフォーとなった今は全盛期を過ぎたと感じている。
自己ベストは2年前の8位で、世界大会に出場したが初戦でアメリアに敗北している。
生配信ができるようになる前から元々シャンフロをプレイしていた。
シャンフロでの職業は剣士系上位職業の一つ「剣豪」。「ギャラクシア・ヒーローズ」シリーズの持ちキャラである「デュエスパーダ」を模した、“ほぼ”物理の双剣使い。
対人戦に有効な魔法以外は、自身のプロゲーマーとしての経験と、縷々閃舞という強力な二刀流スキルを最大限に活かすためのスキル構成となっている。
- 徹夜騎士カリントウ/芹沢 鈴華
チャンネル登録者数約45万人の動画チャンネル「徹夜騎士ちゃんねる」の動画配信者。
カローシス同様「ゲームのためならいくらでも現実を削れる」ヤバいタイプの人間であり、10時間以上ログインできる体力を活かした耐久配信が持ち味。
「死ぬならば前のめりに」という人生哲学を持ち、「死ぬまでクリアできないようなゲームがしたい」というささやかな願いを持っている。
シャンフロは以前からプレイしていたが、終わった後の寂寥感が最大になりそうだからという理由でほぼ引退状態だった。
しかし、途切れなく更新され続ける攻略サイトを眺めることでシャンフロ世界の広さに魅入られていき、ぱやガルちゃんねるからの誘いをきっかけに復帰する。
プレイヤーを100人くらい集めて「死んでも恨みっこなし」で水晶巣崖に一斉に突撃するという超パワープレイを3日間繰り返し続けた猛者。(総睡眠時間:4時間)
その為サンラクに次ぐ蠍長者になりつつある。
シャンフロでは本人性能を活かすことができる物量と質量による猛撃を得意とする打突特化ストライカー。
超重量のハンマーを複数用意しぶん投げるなど、豪快な戦い方をする。
無限インベントリを持たせたらヤバいタイプの女。
現実ではゲームに当時の彼氏を徹夜で付き合わせすぎてフラれた過去を持つ。
現実の心配と元カレ関連の慰謝料の話題はタブー扱い。
ゴルドゥニーネ関係者
ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」の分け身と関わりを持ったプレイヤー達。
ゴルドゥニーネの1人「お嬢」に協力するプレイヤー。
職業は「一定期間如何なるプレイヤー、NPCとも遭遇しない」「特定のモンスター一種に対してのみ隠しパラメータ「野生値」を一定以上にする」ことで就職できる隠し職業「野生闘士 」。
シユーの場合はロアミング・コングというモンスターを友としている。
世界観に没入すべくプレイヤーネーム表示等のUIを切ってプレイしている。
他のプレイヤーやNPCと関わりを持たずに新大陸を彷徨よっていた所でゴリラに助けられ、ゴリラを強襲してきた「お嬢」と戦闘の末に気に入られて、彼女の下僕となったドM。
現実では武道館ライブを開けるくらい若者に人気の男性シンガーソングライター。
ところが一世一代の晴れ舞台を体調不良でふいにしてしまい、更に事務所と方向性で揉めるなどして大スランプに陥り、壮絶に疲れる現実から逃避するためにシャンフロを始めた。
なお世捨て人プレイに走っていたのは「SNSに悪口を書き込まない」という切実な理由から。リアルの経験から絶叫、すなわち怒鳴りの前兆を察知できる。
ゴルドゥニーネの1人「イスナ」に協力するプレイヤー。
元阿修羅会No.5にして、全プレイヤー中最高カルマ値の称号「最大罪業」を持つ極悪PK。
詳細は
個別項目を参照。
- 王我星/綾織 真央
ゴルドゥニーネの1人「二ーネ」に協力するプレイヤー。
アバターは身長2mに届かんばかり、ドウェイン・ジョンソン風の筋骨隆々でスキンヘッドのコワモテ風大男だが、中身は小学生女児。
深い考えはなく「映画と同じか似たような動きをすれば自分好みの展開になる」という思考でプレイしている。
それだけのモチベーションで半年程で高レベル帯である新大陸までたどり着いてみせた。
シャンフロを始めたのは発売半年後からで、初心者時代はサイガ-0・エターナルゼロ・火酒夏とパーティを組んだことがある。
リアルの彼女は洋画が好きで、特にマッチョと爆発と重火器と最終的に殴り合いになるようなアクション映画が大好き。
「最前線プレイヤーの兄」を自慢してくるいけ好かない男子や、王我星のアバターを裏で笑う女子を有名人(サンラク)とフレンドになったという話で見返したいと思ったりと、根は年相応。
その他
明確にクランに属している描写のないプレイヤー達。
登場期間の短い者が多いが、抜粋したメンバーだけでも異様にキャラが濃い。
CV:白砂沙帆
レイジと現実で交流のある女性プレイヤー。メイン武器は弓。
サービス開始1年後からの後発組で、当初はレイジから手ほどきを受けていた。
動物好きながら現実ではペット不可の家に住んでいるため、シャンフロではペット同伴を目的にテイマーを志望。
後に無事にバディドッグ「栗太郎」を相棒とすることに成功した。
web版・漫画版ともにちょい役程度のキャラクターだったのだが、アニメ版では出番こそ少ないものの強烈なキャラ付けをされることに。
攻撃に関する判断が異様に早く、少しでも危険と感じた相手ならばプレイヤーであっても躊躇なく弓を向けるなど、キル行為そのものには欠片も忌避感を抱いていない様子が見受けられる。幕末適性アリ。
- ディープスローター/彬茅 紗音
ユニーク武器「実現杖ザ・デザイアー」を所有するプレイヤーであり、魔女の教会を出禁とされている当人。
サブ職業は魔法使い系の最上位職業「賢者」、メインは不明。
声色を自由に変化させる自前の特技を持ち、ことあるごとに喋り方や態度ごと声を変える変人として有名。
ファストトラベルを行える魔法「座標移動門」の数少ない使い手で、新大陸調査船が運航しない時期の大陸間移動を大金で請け負っている。
このこともあって多くのプレイヤーとの人脈を持つ。
かつて「スペル・クリエイション・オンライン(通称:スペクリ)」で仕様を悪用して魔法の詠唱を下ネタだらけにしてゲームをサービス終了に追い込むきっかけを生んだ張本人。
スペクリのサービス終了直前で自分を撃破したサンラクに執着しており、シャンフロに辿り着くまで様々なオンラインゲームを転々としながら探し回っていたストーカー。
過去の所業もさる事ながら、言動が巫山戯まくっている上に下ネタまみれなこともあり、肝心のサンラクからは出逢った瞬間即座にPKすることも視野に入れたレベルで蛇蝎の如く忌み嫌われている。
詳しい目的は不明だがことあるごとにサンラクを活躍させようとしている節があり、そのためならばNPC・プレイヤー問わず周囲に多大な損害・迷惑が掛かることも厭わない。
「サンラク」以外のプレイヤーは歯牙にもかけていない節があり、特にNPCについてはただのデータとしか見ておらず冷酷。
プレイスタイルは万能型。しかし万能性の8割を下ネタに注ぎ込んでいる。
フルダイブVRに脳が完全に適合しており、VRの特性を利用した老若男女問わぬ声帯模写・人外体形への即時適応・並列思考によるスキルと魔法の完全同時発動を素で平然と操り、10日も観察すれば相手の戦闘スタイルと思考の完全模倣すら可能な応用性の化物。
ただし、反応速度は並なのでサンラクやシルヴィアのような超人的な動きはできない。
その気になればいくらでも犯罪利用できそうな特技をセクハラに100%使い切っている。
皮肉にもサンラクの愛用する見様見真似戦法と役割模倣戦法も彼女から学んだ戦法で、彼女が扱うのはサンラクの完全上位互換。
ペンシルゴンとは違う方向の黒幕プレイも得意としており、共感や依存を利用して有利に立ち回る教祖タイプ。
戦闘スタイルは当初スペクリ当時のサンラクを模倣した近接格闘魔術師としていたが、サンラクとシャンフロ内で遭遇して以降はレベルダウンビルドを繰り返して後衛魔法使い型に無理矢理変更した。
リアルでは大企業「AKIGAYA」「彬茅コーポレーション」の社長令嬢。
登場人物中最高クラスの美貌を持ち、実年齢19歳ながら性癖:全部のド変態。
親の財力を利用して未成年の頃からエロゲやAVといった大量のR-18データを溜め込んでいるが、収集した中にイチャラブ系は一切存在しない闇深系女子。
現実との関わりを8割捨ててネトゲに没頭し、好きな食べ物は点滴な辺りも闇が深い。
ハンマーの勇者武器「聖槌ムジョルニア」を所有する有力プレイヤーの一人。
プレイヤー最高峰の鍛冶師であり、職業は鍛冶師系統の最上位職業「名匠」をメイン、サブを勇者としている。
男性アバターを使用しロールプレイを心掛けているが、親しいプレイヤーの前では直ぐに素が出るためサンラクから「化けの皮が緩すぎる」と酷評された。
ソロを好む職人気質なのでサンラク程ではないが捕捉が難しく、午後十時軍からの勧誘を断り続けている。
サンラク、秋津茜、サイガ-0に続いて「兎の国からの招待」を発生させた。
そして訪れたラビッツでシャンフロ最高峰の鍛冶師であるヴァイスアッシュの存在を知り、彼にお近づきになろうとユニークシナリオ攻略に集中している。
リアルでは趣味が特撮作品鑑賞な特撮ヲタクの社畜OL。
会社の御局様に酒の席でブチ切れて舟盛りの舟を顔面に叩き込んだことがあり、その事件以降会社の社員から「大怪獣」というあだ名が付いた。
隠しダンジョン「ベヒーモス」の解禁当日、成り行きでサンラク達と行動を共にすることになった女性プレイヤー。
後にオイカッツォを筆頭とするレイドモンスター「焠がる大赤翅」討伐メンバーの1人として再登場。
サービス開始時からログインしている古参勢。
完全にその場のノリで名前を付けたため何故そんな名前を付けたのか本人もよく分かっていない。
サンラクからの愛称は「炸裂グリンピース姉貴」。
初登場時の職業は薬剤師系の最上位職業「錬金術師」だったが、その後ベヒーモスで取得したライセンスで転職して「長銃手」となった。
加えて「近接銃手」という職業も経験しているため、長銃に仕込み銃剣をつけて油断して近づいた敵に近接戦を仕掛ける突撃型スタイルになった。
なんだかんだ名前を後悔してるわけじゃないしノリもいい方なので手投げ式の炸裂弾をちゃんと持っている。
「食らいなさい私の炸裂弾!!」って叫ぶと大抵のプレイヤーが噴き出すので対人戦で有利を取れる。
実は運悪く新大陸行きの船の乗れず、密航も低確率の「潜入失敗フラグ」を踏んだために旧大陸に取り残された残留組。幸いベヒーモスが解禁されたことでレベルキャップを解放出来た。
リアルでは
声優。愛称は
「ミカどん」。
劇中女児向けアニメ「プリティメイデン」に出てくる屈指の人気アイドルキャラクター「メープル・ホットケーキ」の声を担当。
抑揚とハイからローへの変動が特殊すぎて人工音声だとコンマ何秒のラグが生まれるため完全再現できないハスキーボイス持ち。
プレイ中は声バレしないよう地声+低音ボイスでプレイしている。
ベヒーモスの解禁当日、成り行きでサンラク達と行動を共にすることになったゴツいいぶし銀の重戦士プレイヤー。
しかし中身は重篤な赤ちゃん趣味、母性愛を求める性癖持ちで、アクセサリー枠を一つ潰してまでおしゃぶりを装備している。
最早哲学ともいうべき持論をぶつけてサンラクをドン引きさせた末期の変態。
「ネカマ相手でも向こうが真摯にバブみを見せるならオギャるに不足ない」と熱弁するなど嫌な意味でネカマに理解を示す。
女教師系のママがドストライクで、後にベヒーモスのアバターリモデル設備を利用して5歳児アバターに再構築した。
職業は闘士系の隠し最上位職業「鎧闘士」。
格闘武器と防具がワンセットになった特製の甲冑を身に纏い、距離にして1メートルという極めて狭いレンジに限定した瞬発力を駆使して戦う。
癖が強いが、お得にお店が利用できるスポンサーがついたり、闘技場ではリングネームで呼ばれるようになるなど特典もある。
ちなみに彼のスポンサーは「黄金の天秤商会」、リングネームは「ベイビーハート」。
発売後半年から始めたプレイヤーで、他のプレイヤーが色々試行錯誤している中でいち早く闘士職業一本に絞って今の職業になった。
ベヒーモス攻略後は常駐しており、アバターリモデル関連の知識においては他の追随を許さない程のものを蓄えている。
リアルではプロレスラーで、186㎝・103㎏の重装甲筋肉を備えた巨漢。
小学生期に親から虐待を受けるも、中学生期に身体を鍛えることを決意。
高校で最強の肉体を得て父の拳と母の平手を無効化するも、息子に向けていた感情を発散できなくなり父母離婚、行き場のない母性への憧れと最強の肉体だけが残ってしまった。
生産職プレイヤー。「シャンフロ使い捨て武器派閥」の始祖。
耐久を犠牲に攻撃力に極振りした超キワモノ武器を作っては市場に出すことで知られ、一部プレイヤーには「パスタ野郎」と呼ばれ悪徳商人扱いされているが本人は事前説明を行っていると不服を申し立てている。
ただし振るった瞬間即自壊するだけで武器性能自体は一級品なのがタチが悪い。
一応別に普通の武器も作れる。作る武器名が悉くパスタなのは本人の趣味。
剣聖転職用の闘技大会に挑むプレイヤーに極限まで攻撃力に極振りしすぎて振った瞬間自身の負荷で千切れ飛ぶ鞭(通称「パスタ鞭」)を手渡し阿鼻叫喚を引き起こしたことで悪名を高名を馳せた。
最近はサンラクの依頼を受けて強大な攻撃力と引き換えに使った時点で崩壊が始まり、ジャスト1秒経った時点で強制的に砕け散る金ピカ投げナイフ【ペンネ】を作成。
生産職掲示板では「消費アイテムじみた武器じゃなくて本当に消費アイテム作ったのかあのパスタ野郎……」とドン引きされた。
因みに作るためには高額な希少素材を惜しみなく使うので使い捨て武器の癖に一本500万マーニが必要。このためサンラクも割とドン引きしていた。
別名「伝説のメイド服職人」「メイド服のやべーやつ」。
クラシックなメイド服を着た彫りの深い彫刻みたいな丸刈りの男性アバターで堂々と歩き回る狂気の変態。
「真に万能なら男女どちらが使用しても絶対に似合うはず」という信念から「理想的なモデル」を自ら作りつつなおかつ自ら作っているやべーやつ。
彫刻を参考にした肉体美に大真面目に施された化粧、メイドとしての振る舞いも完璧という真正のメイド服ガチ勢であり、結果として実際に見ると「いや別にそこまでキワモノゲテモノじゃないな……ていうか普通に似合って…?」と相手の情緒が不安定になる。
職業は「装備生産系+防具限定+裁縫系」というあまりにピンポイント過ぎる条件を求められる隠し最上位職業「至布匠」。
メイド服っぽい男性用装備は作れるがメイド服そのものにしようとすると女性専用の制限が必ずついてしまうジレンマで一時期疾走していたけど(誤字ではない)修行の末に独学で上記の隠しジョブを発見した努力家。
プレイヤースキルも最上位であり、シャンフロ防具服飾界隈で叫ばれた「誰か最強のメイド服を作ってみろよ」という煽りによって引き起こされた「メイド服戦争」を狂気的な完成度のメイド服を作る事で意見を黙らせ、完全に終結させた腕前を持つ。
なお彼が作ったそのメイド服は元々の持ち主がPKで装備を奪われ、それが巡り巡ってガチムチマッチョの手に渡った。
また、サービス初期に勃発した「最強防具論争」についても多種多様な「最強」の条件に合わせた合計20着の「メイド服」を以って「結局のところ腕が全て」と完全論破したことでも名が知られている。
イムロンも「防具作成に於いては自分よりも上」と認めており、サバイバアルからは「たった一本の性癖のみでこのゲームの最強防具論争を終わらせた男」と語られている。
サンラクが連れるウィンプの存在をサバイバアルの伝手で知ると、ウィンプに最高のメイド服を仕立てるため自ら協力を申し出た。
「シャングリラ・フロンティア」のNPC
NPC人外
CV:
日高里菜
兎の国「ラビッツ」のヴォーパルバニー。サンラクの相棒。
本作のマスコットキャラクター。
詳細は
個別項目を参照。
CV:
大塚明夫
ラビッツのボス。
超一流の鍛治職人としての顔を持ち、隻眼でヤクザの親分のような見た目と雰囲気の兎。
気に入ったプレイヤーに過酷な試練と手厚いサポートを授ける。
世界観の根幹に関わる重要NPCであると同時に、
ユニークモンスター「不滅のヴァイスアッシュ」でもある。
CV:松田颯水
エムルの弟。商人。アルファベットの「P」。三白眼。
ラビッツの兎御殿内ショップのぼったくり店主。しかし商才は絶妙に無く、仕入れもヘタクソ。
よくサンラクに大量の素材と引き換えに金を巻き上げられている。助けてビィ姉やん!
関西弁で喋る。
CV:
富田美憂
エムルの姉で兄弟姉妹の長女。鍛冶師。アルファベットの「B」。黒いボサボサ。
職業はメイン:名匠、サブ:考古学者だったが、サンラクの目論見で成長を促され、隠し職業「古匠」に到達。
サンラクが持ってくる異常な質と量の素材に眩暈を覚えながらもピーキーな装備を作成する。
ヴァイスアッシュに心酔しており、彼を前にすると語彙力が崩壊する。
広島弁らしき喋り方。
CV:
安野希世乃
エムルの三つ子の姉。アルファベットの「L」。白い赤目のロップイヤー。
ラビッツの兎御殿内にある
特技剪定所の店主。
自他共に認める
銭ゲバ。
「わぁ」や「ねぇ」など語尾を伸ばす癖がある。
CV:峯田大夢
猫の国「キャッツェリア」のケット・シー。二足歩行の長靴を履いた黒猫。
キャッツェリアが誇る「長靴銃士団」の副団長であり、吹き荒ぶ旋風の異名を持つ。
職業は「剣聖」であり、【従剣劇「独奏」・至高の一閃】の達人。
ビィラックに好意を抱いており、しばしば過剰なスキンシップをとっては殴られている。
CV:
花江夏樹
エムルの兄で兄弟姉妹の次男。侍。アルファベットの「C」。
秋津茜担当であり、レベル99の猛者。
典型的な侍言葉を使う。
漫画版では「≡≡」な形の閉じた目に甲冑と兜という戦国武将の出立ち。
アラバが持つ大太刀「大海峡」に宿る渦潮の精霊。2歳。
精霊としてはかなり弱い部類で、武器という依代がないと消えてしまう。
話し言葉はカタカナとひらがなで表記される。
エムルの姉。アクセサリー職人。アルファベットの「F」。
ラビッツの兎御殿内にあるアクセサリー屋の店主。
職業は人形創師であり、人形カテゴリのアクセサリーを作成可能。
ステータス自体は弱くないが戦闘力は絶無。
京言葉(毒属性)を使う。
エムルの兄で兄弟姉妹の長男。アルファベットの「A」。
ラビッツの実質的な国王を務めている。
普段は丁寧な口調だが、本気を出すと江戸っ子口調になる。
ユニークモンスター「無尽のゴルドゥニーネ」の分け身の1体。8番目。
サイナに拉致されそうになったところを一緒に撃墜され、巨大モンスターが跋扈する魔境に隠れ住んでいた。
サンラクと遭遇し、利害の一致からパーティメンバーとなり行動を共にする。
眷属として大蛇のサミーちゃんを連れている。
ウィンプはサイナ考案の渾名。弱虫(wimp)。
分け身としては「始まりの八」と呼ばれる上位個体であり、言動は強気なのだが、非常に臆病な性格をしているヘタレ。
恵まれた初期ステータスを持っていたにも関わらず、サミーちゃんの高いステルス性能に相乗りして戦闘を避け続け、レベル100オーバーが当たり前の新大陸でレベル62を維持していた。
後にサンラクとサイナによるスパルタ式ウィンプ育成計画によりレベル90台に到達したが、ヘタレの性格が改善される傾向は一切ない。
サミーちゃんが何かと有能なのでサンラクからオプション扱いされることも。
見た目はアルビノのツインテール美少女。
言葉が全てひらがな表記される舌足らず。
紆余曲折を経て前線拠点に到達、仇討人の隠れ拠点であるカフェ「蛇の林檎」の新大陸支店で料理人見習いとして精を出している。
ロリコンばかりの仇討人達から高い人気を得ている。
ウィンプに付き従う透食の大蛇。メス。
ヘタレなウィンプを長らく介護してきたレジェンダリーヘルパー。
ステータスこそサンラクより低いがレベルはサンラク以上であり、刻傷に恐怖しない。
エムルの兄。傭兵。アルファベットの「E」。赤毛のポンパドール。
加えてボンタンのようなズボンに学ランのようなロングコート、肩に乗っているアレといわゆるツッパリの格好。
兄弟姉妹の中では最強格だが、エムルに並ばれた。
謎多き種族「王狗」の戦士。豚の頭のオークとは全くの別種。
棘付きの甲殻に全身が包まれている身の丈3mを超える禍々しさ満載の異形の怪人。
作者の発言によればモンハンのジンオウガ装備とオーグ装備とブラキウム装備のキメラみたいな外見のようだ。
ヴァッシュに育てられたことで理性を得て謙虚で心優しく読書にも興味を示す好漢になった。
新大陸でも生き延びられるくらいに成長し婚活を始めるも、番どころか自分と同じ種族が全く見つからないのが悩み。
特技は全身の甲殻を振動させて敵の身体を内側の体組織から破壊する超振動グラップルと二号人類最速の機動力で高速の五連撃を叩き込む音速五連殺。
仮にパーティ入りした場合、強すぎてエネミーを倒してしまうとアイテムドロップ率が下がる上に経験値泥棒化する運営側の罠が仕掛けられている。
経験値やアイテムを稼ぎたい場合、彼にあまり戦わせない様立ち回らなくてはならない。
劇中では急遽結成したサンラクのパーティに同行するも、その特性から逆に楽ができなくなった。
NPC人類
CV:
瀬戸麻沙美
ユニークシナリオEX「此岸より彼岸へ愛を込めて」のキーキャラクター。
世界観上既に故人の所謂「幽霊」であり、身体が透けている。
墓守のウェザエモンの恋人だったが些細なすれ違いの間に先立ってしまい、自分の墓を守り続ける彼を倒して眠らせてくれる相手を求めている。
CV:金田アキ
自称大海賊のクソガキ。
海賊団の長だった父親の仇を取るため、幽霊船「クライング・インスマン号」の攻略をルスト達に依頼する。
ユニークシナリオ「深淵の使徒を穿て」のキーキャラクターであり、そのままユニークシナリオEX「人よ深淵を見仰げ、世界は反転る」にも同行した。
CV:櫻井トオル
鮫の魚人族の男性。26歳。
精霊ネレイスを憑依させた大太刀「大海峡」を使う戦士。
メイン職業は魚人族専用職業と思われる「海の闘士」、サブ職業は剣士系上位職業の一つ「剣豪」。
ルルイアスでサンラクと遭遇し、パーティ入り。クターニッド戦に参加した。
のちに大海を司る大いなる神獣、リヴァイアサンを見たことで名前に「ル・」がついたが、サンラクからは引き続きアラバと呼ばれる。(ル・アラバ⇒ルアラバ⇒ルァラバ⇒ララバ⇒めんどくせぇアラバで)
本来であれば血気盛んな性格でクターニッド攻略を引っ掻き回す役回りだが、主に絡むサンラクの持つ刻傷によって慄いているため、むしろ振り回される立場。
シャンフロ内の宗教「三神教」の聖女。シャンフロのアイドル。
あらゆる呪いを除去する能力と癒しの力、更に未来予知の能力を持つ。
美少女として極まった容姿を持ち、リアルアイドルがシャンフロで営業しようとした所あまりの人気に撤退した逸話がある。
実はユニークモンスターになるルートがあったが、聖女ちゃん親衛隊の活躍で消滅している。
賞金狩人。フードとマフラーで表情を隠した女性。名前の元ネタはRTA。
特殊武器種であるトンファーブレードを得物とする、古参の賞金狩人。
手違いからサンラクと交戦したのち、彼を認めて隠し上位職業「仇討人」への道を提示した。
なお私生活では時折信じられないほどのポンコツミスをする。エロ大根
賞金狩人。東欧系金髪幼女。名前の元ネタは
TAS。
PKを抹消するために出現する賞金狩人の中でも屈指のレアキャラにして最強格。
全NPC中最速の存在。
賞金狩人共通のAIに目を付けられ、ティーアスちゃんを着せ替え隊に狙われている。
サンラクが出会った当初は
ビキニアーマーを着用していた。
奪った装備を着用するのは賞金狩人の伝統のようなものなので本人は気にしていない。
仇討人となったサンラクの指導役となり、お姉さん風を吹かせている。
旧大陸を治めるエインヴルス王国の国王だったが、クーデターにより息子アレックスに王権を奪われた。
追手から逃れるために娘と共に新大陸へと渡ることになり、その護衛を賞金狩人に依頼する。
旧大陸を治めるエインヴルス王国の第一王女。
心優く美しいお姫様、というまさしくファンタジー世界のお姫様テンプレに忠実な設定をしている。
が、問題はその容姿が本作のトップバッターを飾った伝説のクソゲー「フェアクソ」のヒロイン「フェアカス」ことフェアリアそっくりな点。
あろうことかフェアクソ人気投票一位・サブヒロインのシャラハールと全く同じ台詞を口走る等、フェアクソプレイヤーの神経を逆撫する要素満載。
フェアクソによってトラウマを刻み込まれたサンラクはアーフィリアを見て殺害衝動に駆られる程動揺し、平常心を保つのに非常に苦労していた。
なぜフェアカスそっくりなのかと言うと、フェアクソの開発に携わった律が思い入れから版権を全て買い取った上でシャンフロに実装したため。
エインヴルス王国第一王子⇒国王。アーフィリアの兄。
新大陸にて保護された蟲人族を見て悍ましく思い、新大陸の異人種を隷属させるためにクーデターを起こして父から王権を奪取した。
その後、彷徨う大疫青に襲われる第3の街「サードレマ」の大公の救援要請を却下、更に大公の娘を嫁に要求したらしく内乱の切っ掛けを作った。
森人族の少女。
サンラクに尋問されたり目の前で両親を捕食されたりととにかく不憫。
新大陸の各地に出没する機械人形型NPC「征服人形」の一機。エルマ型317番機。
ウィンプを拉致しようとしていたところを赤竜ドゥーレッドハウルに撃墜され、欠損状態で機能停止していたがサンラクと遭遇して再起動した。
利害が一致したサンラクと契約を結び、エムルに次ぐ彼の相棒となる。
種族特性としてサンラクの所有するロボ系装備を使用することができる。
見た目は青髪の美少女。ただし機械人形故に球体関節。
口癖は「インテリジェンス」。
征服人形自体が
ユニークモンスター「冥響のオルケストラ」と密接に関わっており、サンラクの攻略の様子が手違いで配信されてしまったため、サイナの存在も知られた結果アイドル扱いされるようになった。
現実の人々
プロゲーマー
主にシャンフロ以外のゲームで活躍している登場人物達。
- ペッパー・カルダモン/夏目 恵
CV:内山夕実
電脳大隊格ゲー部門「爆薬分隊」所属の女性プロゲーマー。慧のチームメイト。サイズは不明だが着痩せする。
プロゲーマーとしてのプレイヤーネームは「Nu2meg」。その手のお約束の通り慧のことが好き。
GH:Cのエキシビションマッチの際、同じチームのライバルがお家事情で参加不可になったことで予定を無理押して空け、慧に急接近することに成功した。
アメリカからの刺客シルヴィアをどう迎撃したものかと悩んでいたところ、いきなりガスマスクの変た……変人とカリスマモデルが助っ人としてやってくるという異常事態が発生、リアクションが追いついていなかった。
無類のポテト好きであり、一人で大量のフライドポテトを貪り、揚げた芋を主食と答えたことで外道3人衆から真面目に心配されている。
13巻カバー下のプロフィールによると、通称・芋魔人。とあるゲームをフライドポテトが雑魚敵という理由でクソゲー扱いしている重度のフライドポテトマニアだと判明した。
GH:C篇では悪の女王様ロールプレイで善戦した結果、「不慣れな感じで踏まれたい」「辿々しい言葉遣いで罵られたい」といったドMのファンが発生。今後のプロゲーマー活動に影響が出る可能性が懸念される。
プロゲーマーとしての活動に専念するためにシャンフロは少しかじった程度で積みゲーとしていたが、再登場したJGE編にてサンラクの発言から慧とシルヴィアがシャンフロプレイ中であることを知る。
顔隠しの「悪食」による強さの秘密からシャンフロの経験を己の血肉とするため、そして慧とプライベートで遊びたいという下心ありきで、ペッパー・カルダモンの名で本格的にプレイを始めたことが番外編で明かされた。
シャンフロでは心のモヤモヤをねじ伏せて作った金髪美人アバター。
職業はメイン:薬剤師、サブ:剣士。
カッツォ達が戦闘職のため、下位互換にならないように支援できる生産職を目指している。
CV:
髙橋ミナミ
米国の大手プロゲーミングチーム「
Starrain」に所属する、全米ナンバーワンにして
世界最強のプロ格闘ゲーマ―。
アメコミ格ゲー「ギャラクシア・ヒーローズ(GH)」シリーズを得意とし、数々のスーパープレイや戦績を打ち立てた
生きる伝説。
GHシリーズ最新作
「ギャラクシア・ヒーローズ:カオス」のエキシビションマッチのために来日し、イベント後に長期バカンスに入りアージェンアウルの名でシャンフロを始める。
詳細は
個別項目を参照。
CV:濱野大輝
「スターレイン」所属のヒスパニック細マッチョ。
イケメンだがそのうち刺されそうな女性関係の持ち主。
三回ほどニューハーフに引っかかってソッチ系に堕ちそうになったことがある。
CV:深川和征
「スターレイン」所属の顔が暑苦しい白人マッチョ。
日本に彼女がいて遠距離恋愛中。
片言日本語で喋るが実際はキャラ作りであり、恋人の事になると早口で2時間くらい饒舌に惚気を語り出す。
シルヴィアが現れるまでスターレインの前身であるプロゲーミングチーム「アトラス」の最強プレイヤーだった男。
CV:森田了介
「スターレイン」所属の黒人マッチョ。片手でリンゴを握り砕ける。
マッチョな外見に反してプレイスタイルはカウンター主体の技巧派。
妻帯者でプロポーズの台詞は「俺と家族になって欲しい」。
(性能重視で選んだ)持ちキャラが美少女系だったせいで妻と喧嘩した事があるらしい。
米国トップクラスのプロゲーミングチーム「Dinoscull」所属のプロゲーマー。
通称「ダイナスカルの猛禽」。
格ゲーをメインに活躍しており、シルヴィアに次いで有名な全米第2位。
鷹の目に相応しい鋭い目つきが非常に印象的な、身長180オーバーのモデル体型美女。
写真集の売り上げはシルヴィアより上で、ペンシルゴンもモデル関連から彼女のことを知っていた。
日本語は礼儀正しいが、本性はヤンキーを彷彿とさせるオラオラ系キャラ。「プライドが服着て歩いてる」と例えられるほど負けず嫌いな上にフットワークも軽い。
見かけに反して枯れ専。日本武道の達人は好みの顔が多かった模様。
テンションを上げて力量を上げるタイプではないが、余程心をかき乱されない限りは常に最高のパフォーマンスを実行可能な安定感のあるバトルスタイルの持ち主。
重量級キャラをメインで扱いながら全米ナンバー2に上り詰めた実力者。
鈍足、重装甲、高耐久という主流の真逆を行くキャラを使ってシルヴィアへと迫ることからシルヴィアと同等の人気を誇る。
シルヴィアを相手に互角以上に渡り合い、自分を差し置いて「リアルカースドプリズン」と言わせたサンラクへの興味から、戦いを求めて来日する。
ユートピアエンターテイメントソフトウェア
略称:UES。関連会社にリアルタイム翻訳システム「バベル」を手掛けた「ユートピアコンピュータエンターテイメント(UCE)」等がある。
シャンフロの制作・リリース元。現行のフルダイブVRシステムの開発元でもある。
主要スタッフである継久理と天地の2人は水と油以上に相性が悪く、顔を合わせると獣同士の殺し合いの如き様相を醸し出すが、お互い超貧弱なので仮に事が起こっても情けない光景が広がることになる。
加えて2人とも別に善人という訳ではないので、法的にグレーなことをしでかすこともしばしば。
そしてそれを知った木兎夜枝の胃にダメージが入るまでがオチとなる。
一応メイン3人は所謂外道3人衆のようなポジションであり、悪友みたいな関係を保っている。
CV:
小清水亜美
問題児その1。女性。
ユートピア社の創設者にして、ゲーム「シャングリラ・フロンティア」のワールドクリエイティブ・アドミニストレーターの地位にある天才技術者。
サーバー、プログラムなどを手づから構築し「シャングリラ・フロンティア」という
「世界」を創造した、文字通りシャンフロの創造神。
本職は機械工学で、小学生の頃にフルダイブVRの基礎理論or技術を編み出した作中世界における
フルダイブ技術の生みの親でもある。
その天才性は、権力者に楯突いても始末されずに死んだことにして拉致される可能性があるとされるほど。
傍若無人な性格で、祖父と自分の作り上げたシャンフロの設定・シナリオ・世界観こそ至上とし、「シャングリラ・フロンティア」という世界に有象無象を踏み込ませること自体を毛嫌いしている。
このこだわりが超絶人気タイトルなのに他ゲームとのコラボイベントが出来ない最大の原因。
世界を忠実に再現することに拘りすぎて時にゲームとしての面白さを放棄することも厭わず、本来のシナリオにない想定外のイベントの発生やイベント進行を毛嫌いし、許可なく勝手にボスの難易度を難しい方向に操作して
誰にも言わない典型的な吟遊GM。
なお、創世の創造した世界観・設定そのままでは
クリア不可能な難易度のクソゲーとなるが、その点を指摘されると
ブチ切れる。
ただしゲームクリア自体は望んでおり、
「自分の創った世界は劣化させたくないが、プレイヤー達には自分のゲームをクリアしてほしい」と屈折した考えを抱いている。
作者曰く「設定厨」。
その技術力・才能に反して生活能力は劣悪。身だしなみも一切気にしない女子力が皆無な人物で体力はゴミ以下。
コミカライズ版では、顔立ちこそ美人ながら、腰ほどまで伸びる野暮ったい無造作ヘアーに芋ったいジャージ姿でデザインされた。
CV:
名塚佳織
問題児その2。女性。
「シャングリラ・フロンティア」を
「ゲームとして遊べるように」調整した天才。
シャンフロ運営におけるバランス調整のトップであり、下にも調整役のプログラマーを抱える立場にある。
部下との交流があるためかコミュ力はギリギリのところで創世さんよりマシらしいが、体力は同じくゴミ以下。
作者からはもっぱら「りっちゃん」呼びされている。
父は鯖癌の開発者として投獄されており、父親について触れられると我を忘れた行動に出る程、一連の騒動がトラウマになっている。
また当人も、スペクリでは人の善性を過信しすぎた結果ユーザーの悪質さを知り、フェアクソでは予算や納期といった製作サイドの問題にぶち当たり、噴き出た負の感情を創作意欲に変換してシャングリラ・フロンティアに注ぎ込むという波乱万丈なクリエイター人生を送っている。
なお、当初は「父親のやらかしが原因で転校を繰り返す暗黒の青春時代を過ごした」とされていたが、鯖銃発売時にりっちゃんが学生だとサンラクの年齢と矛盾する問題に直面。のちに作者が矛盾を肯定した結果、りっちゃんの年齢設定は白紙になった。
これらの過去は明確な「地雷」と化しており、鯖癌のギリシャ文字サーバー経験者やスペクリ経験者を異常なまでに警戒している。
作者が明かしたところによれば、サバイバアル、ヤシロバード、サンラクに対する感情は一様に「しね」。
特に、自身の地雷となるゲームすべてをプレイしていたサンラクに関しては、経歴が判明するや否や衝動的な憎悪にまかせてサーバーを弄りプレイヤーデータ消去寸前までやりかけ、創世に止められたほど。
そのサンラクからは、アーフィリア(の造形)の一件から彼がシャンフロの開発スタッフを調べた際に上記の経歴を認知され、運営側のメインスタッフ兼クソゲー畑の人物として認識されている。
そのせいか、彼が理不尽な難易度、システム調整に直面するたび「おのれ天地律!」「信用してるぞ天地律!」と一方的なヘイトや信頼を向けられている。
作者曰く「ルール厨」。
仕事人間なのかあまり風呂にも入らずに作業している。
そのため部下に「エナドリで煮詰めた酢豚みたいな匂いがする」と言われ絶望するなど匂いをよく指摘されているが、最近風呂に入った後に服を着替えなければ臭いままだと学んだ残念な人。も
前髪も文房具用のハサミでぱっつんに切り揃える等女子力も皆無。
コミカライズ版では、前髪ぱっつんにシャギーな切れ味よさげの美女にデザインされている。
ちなみに作者曰く「顔面偏差値的には創世>りっちゃん」
CV:野島健児
創世と律を仲介するストッパーであり苦労人。一応は営業・広報担当。
本姓は岩巻だが、仕事上では既に広く名の通っている旧姓を名乗っている。
胃痛に悩みながら仕事をしている重度の愛妻家。
広報担当なのでコラボイベントの企画立案も担当しているが、運営トップの2人が強烈な難色を示すため胃痛に苛まれている。
胃腸薬が手放せず日々大量の胃薬を消費しているが、愛妻弁当にタコさんウィンナーが入っていると精神的に無敵。
妻の作ったオムライスなら即死も免れるため帰宅が二日に一回にも関わらず高い金を払って愛妻弁当を最速で送ってもらっている。
しかし、重度の乙女ゲーマーな奥さんが乙女ゲーを攻略している時は、一番酷い場合で食事がインスタント食品&鯖缶になる哀しみを背負っている。
コミカライズ版ではスーツにオールバック、スクエアフレームの眼鏡をかけたインテリヤクザ風の男性。
百合や魔法少女的変身大好きなやべーやつ。元GH:Bの開発スタッフ。
「女の子の竜化で露出しないとかゲームに対する侮辱でしょう!!」という変身アニメーションに関する拘りから天才2人を煩悩と情熱だけで説得した猛者。
基本的にシャンフロの世界観に口出しすると創世によって最悪社会的に抹殺されるのだが、絶対零度の眼差しを向けられながらも変身する際のロマンについて熱い涙を流しながら語ったことで逆に認められたある意味狂人。
また仲のいい女性二人あるいは少女二人の間に挟まろうとする不逞な輩を一撃でぶちのめすべく右ストレートを鍛えている重度の百合好き。
少々肥満気味の男性で、ネフホロの開発元であるブラックドール社の元社員。
シャンフロに登場する量産型戦術機「タイプメン」に関する考察論文を創世に叩きつける自殺行為をやらかすも、その熱意から首が飛ぶ事なく昇進した猛者。
出力120%は今でも通じると信じている生粋のロボヲタ。ネフホロ2販売の立役者。
陽務一家
楽郎の家族達。
父方、母方の祖父母、親戚、いとこも含めて全員根っからの趣味狂いの血筋であり、自身が見出した趣味に心血を注ぐ癖がある。
両親も子供も全員がバラバラの趣味に没頭しているために、血の繋がった家族としては恐ろしい程に顔を合わせない。
「家庭内環境大丈夫?」とよく心配され、楽郎が中学生の時に教師に三者面談を半強制されたり、近所の優しいおばさんに児童相談所を呼ばれたことすらある。
そのため「毎週日曜日の朝と晩は絶対に一緒に食事をし会話をする」というルールが成立。
このルールを破った者は他の三人からの趣味関連の物品を売り払われる制裁が待っている。
一家は特にシャンフロはしていない。
CV:
利根健太朗
父。
釣りキチ。
ちょいちょい飛行機とかに乗る商社マンだが、毎年有給を使って魚を釣り上げに行く病的なレベルの釣り好きであり、釣りたて新鮮刺身原理主義者。
楽郎を立派な釣りキチにせんと英才教育を施そうとしたが見事に失敗に終わった。
しかしその結果(自らの原理主義も相まって捌く事も割とやらせていたため)楽郎は
生物学的に正しく弱点が設定されているタイプの魚系魔物に関しては
調べずとも自然と弱点位置が分かるようになった。
斎賀家の我能と釣りを通じて知人になったりと妙な人脈がある。
釣りバカ日誌は禁句。
妻との馴れ初めは「釣り餌を切らした陽務父がコオロギを探していたら、虫取り少年かってくらい泥だらけで地に這いつくばってスズムシを探す永華と遭遇、目が合った瞬間互いに一目惚れ」。
CV:
佐藤聡美
母。
昆虫狂い。
大学などのその道の専門家に名を知られる程の虫マニアで、最近は南米の蝶を育てる為に家の一室を南米の気候にカスタムした。
一時期蜂の巣集めにハマったことがあり、自宅にはボウリングの球よりデカいスズメバチの巣がある。
標本は時として陽務家にチャタテムシの大量発生というバイオハザードを引き起こしたり、酔った勢いに身を任せて庭に養蜂設備の設置を企み家族総出で阻止される前科があったりと、「(被害規模の)瞬間火力が高すぎる」陽務家で一番の危険人物。
瞬間的な浪費はトップに位置する。
CV:結川あさき
妹。読者モデル。ファッションガチ勢。
継続的な金銭消費で言えば一家の中でもトップクラス。
生来のオシャレ好きであり、幾つものバイトを掛け持ちしつつ服やアクセサリー、化粧品を買い集めている。
両親に頼み込んで特別に自分の部屋を二つ持っており、月の小遣いでは足りない勢いで服を買うのでブラック企業もかくやな勢いでアルバイト漬けの毎日を過ごしている。
そのため一家の中では最も多芸。何故かカクテルが作れるし、車の修理もできる。
某TRPG的にいえば色んな技能が35くらいある化物だが、リアルでは兄より頭がよろしくない模様。
永遠の熱狂的なフォロワーであり、読者モデルとして活動しているのは趣味ではなく、憧れの人物たる永遠の存在が大きい。とはいえ趣味を通じて永遠を知ったと考えれば、趣味で読者モデルになったとも言える。
永遠の本性を知る兄からは「邪神を崇拝する邪教徒」扱いされているが、本人はその理由を知らない。仮に知ったとしても変わらずに崇拝するだろう。
後に兄が永遠と交友関係を持っていたという事実が発覚し、なんだかんだあって憧れのモデルとアドレスを交換するに至った。
その後、とある撮影現場で偶然永遠と遭遇し、親しげに話しかけられて心臓が止まりかけたという裏設定がある。
もしも永遠がシャンフロをプレイしているのに気がついても、悩むはするがプライベートを守るため突貫はしないファンの鑑。仮にシャンフロをプレイしていたら防具コレクターかペンシルゴンの鉄砲玉になっていた。
目力強めだがみにすかでふとももなのでつよい。
ただし恋愛に割く脳内領域がトワ様に占領されてるため素で外道紛いな行動を取る模様。
具体的には朝入れられてたラブレターを昼休みに教室まで行って断りと一緒に返す公開処刑を行ったためクラスで一番の美人ながら挑戦する猛者は皆無。
ちなみにファッションセンスのない家族の好感度は人格は別として「ゴミ」「宇宙人」「ペットボトル」など辛辣。
なお兄がトワ様と知り合いだと知った後は「廃棄されたスマホの中のレアメタルくらいには使い道のあるゴミ」という評価になったようだが、結局「ゴミ」扱いなのは変わらない。
完全な余談だが、楽郎が女(その場合の名前は「陽務楽羽」)だったら彼女の寝癖を鬼の表情で直すのが朝の日課になっていた。
明治時代に存在した初代陽務。
餓死する寸前まで朝も昼も夜も空を見上げる天体観測狂いで、名前が星だから名字を「務めにするくらい太陽が好き」が陽務家の名前のルーツ。
手入れされたスポーツカーを乗り回す父方の祖父、プラモデルの為だけに離れを建てた母方の祖母、
泥酔した状態でフルスイングして自室の天井に突き刺したゴルフクラブにエクスカリバーと名付けたゴルフ狂の母方の叔父、シベリア大陸横断鉄道スタンプラリーを達成した電車マニアな従兄弟の祖父が存在する。
他にも車、酒、プラモデル、エクストリームマシン、エクストリームスポーツ、自転車、盆栽、ギャンブル、馬、犬、猫、絶滅危惧種、化石、酒(作る方)など色々色々いる模様。
尚正月はそもそも酒が入った時点で空気がギスり始め、
泥酔したアウトドア趣味の親戚がインドア趣味の連中に「じめじめ部屋に篭ってないでたまには外に出ろよ!(意訳)」と煽って空気がギスり、
更に同じアウトドア趣味でも登山趣味とキャンプ趣味など微妙に楽しみ方の方向性が違う趣味同士が酔った拍子にギスって喧嘩になることから陽務一族の正月は基本的に甘酒しか飲んではいけないという掟が定まった。
斎賀一家
玲・百の家族達。
名家であり、超広大な屋敷を所有する。
なお、斎賀家の女には恋愛に関して非常に極端な行動しか選べない「呪い」がかけられている。
玲・百の姉で斎賀三姉妹の長女。
VRゲームにはあまりいい感情を持っておらず、妹たち(特に百)が時間を浪費していないか心配している。
斎賀の女にかけられた「呪い」を、お見合い結婚によって解決した。
しかし玲の恋路へのアドバイスが「既成事実」なあたり、完全な解呪はできていない模様。
斎賀三姉妹の祖父。
婿養子の多い斎賀家では珍しい斎賀筋の男性。
楽郎の父である仙次とは釣り仲間であり、幼少期の楽郎について聞いていた。
真檜高校関係者
楽郎のクラスメイト。本名不明だが「文系マン」というあだ名も持つ。
渾名の由来は、こっそり開けたピアスの穴に雑菌が入って愉快な福耳になったことを楽郎にネタにされ煽られたから。
文系の才能は豊かで、高校生の癖にドヤ顔で7×8の計算を間違え、小論文が現文の教師に引くほど大絶賛された逸話を持つ。
楽郎と玲との関係に嫉妬し、他の生徒と共によく楽郎を集団で拘束するも、報復でプライバシーを暴露されるまでがテンプレだがそこまで楽郎とは険悪ではないようで、クラスでは普通に雑談する仲。
実は「暁ハート」のHNでSNS上にポエムを公開しているポエマー。
SNSのポエム垢には万単位のフォロワーがおり、楽郎にネタにされる割にはクラスメイトからもポエムの出来は好評。最近では芸能人にまでポエムを絶賛されたりと才能は確か。
ポエマーの素性を秘匿している割には書きかけのポエムを机に開いたまま席を離れてトイレに行ったり、カフェでカフェモカを飲みながら作詩しているところを知人に目撃されたり、ポエムを検索されて速攻で垢バレしたりと危機管理リスクが欠落気味でやや迂闊。
新作は「ラヴィニュー・ひまわり」。
玲のクラスメイト。
いわゆる「攻略対象の友達ポジションの非攻略キャラ」。
塚原パイセンみたいなポジション。
「皆斎賀さんばかり注目してるけど、俺はお前の魅力に気づいてるぜ……」的な人気が高く、実は潜在的な人気は玲より高い。
なお、玲の人気が実は低い、というより
20thシークレットレアが高すぎるから隣にあるシークレットレアで妥協する感じ。
理想のタイプは「俺様王子系」、金持ちならなお良し。
玲と噂になった楽郎のことを色々調べているが、闇が深いのは玲の方だという事実には気づいていない。
生徒会副会長。医者一族の次男で医学部志望。
記憶に残りづらいイケメン。
玲に好意を抱いているようだが、しつこく話しかけてくることから当人からは苦手意識を持たれている。
その他
CV:庄司宇芽香
楽郎行きつけのゲームショップ「SHOP ロックロール」の店長。木兎夜枝の妻。
フェアクソをクリアし燃え尽き症候群に陥っていた楽郎にシャンフロを勧めた張本人。
楽郎と玲の恋愛を応援しており、恋愛力クソザコナメクジな玲のアドバイザーとして裏からサポートしている。
「女の子はシンデレラに憧れるけど、大抵は継母達みたいな女にしかなれないのよ……」と語るように、夫とゴールインするまでに非常に陰湿かつドロドロにギスり、危うく刃傷沙汰に発展しかける波乱万丈の大恋愛の末に結婚。
そのため現実の恋は嫌っている。でも他人の恋愛には興味津々な様子。
筋金入りのギャル&乙女ゲーマーでプレイスタイルは重箱の隅から隅まで完全に攻略し切るやり込み型。
トロコンは当たり前、隠しCGから隠しルートまで完全制覇するまでやり込みにやり込むゲーマーの鑑。
楽郎が苦戦した「ラブクロック(通称:ピザ留学)」すら攻略難度的には緩いらしく余裕でクリアしたとか。
ギャルゲーや乙女ゲー攻略期間中はおおよその手間暇が8割減するため、普段は気合い入った愛妻弁当を作っている。徹夜攻略とかだとのり弁にまで堕ちる。
アニメ版ではロックロールの店内がより細かく描かれた。
どこかで見たような数々の大作ゲームらしきものの他、クソデカコントローラーのマイナーゲームっぽいもの、「フェアクソ」などのクソゲーもばっちりラインナップされている。
CV:小坂井祐莉絵
サザナミプロダクション所属、絶賛売り出し中のゲームプレイアイドル。芸名は「笹原エイト」。
eスポーツ大会での司会進行や実況の仕事も受け、テレビで冠番組「笹原エイトのチャンネル8!」を持っているなど人気は上々。
番組内容は同じ事務所のアイドルやゲーム声優を呼んで和気藹々とゲームしたりする感じらしい。
シャンフロでアイドル営業しようとしていたが、ダブルブッキングが原因とはいえイリステラに完敗する哀しみを背負う。でもめげてない辺りメンタルは強め。
サンラク曰く「衣装自体はサイバーな印象を抱かせるものだが、本人の雰囲気がきゃるんきゃるんしているせいで妙にチグハグな印象」。
永遠や百は大学の先輩であり、永遠曰く「普通にいい子」。
故に二人の本性を知っている模様。
古のオタク口調で喋るサンラクのクソゲーフレンド。
本名不明だがサンラクからは「武田さん」と呼ばれている。
いつもの外道2人とは異なり、レビュー仲間という立ち位置が近い。幻のクソゲー「風雲プレジ伝」をサンラクに送った恩人。
女児向けからR-18までありとあらゆるクソゲーを取り揃え、クソゲーのためだけに別荘を立てるサンラク憧れのクソゲーハンター。
リアルは顔パスVIP待遇な社会的強者。世界規模営業マンなため出張で世界中飛び回り、世界的に有名な企業の本社最上階からの写真をサンラクに送ったことも。
サンラクが勉強もしっかりしているのは武田さんを見習っているためである。
追記・修正はクソゲーと神ゲーをプレイしながらよろしくお願いします。
最終更新:2025年04月19日 11:11