クダイテスト(機界戦隊ゼンカイジャー)

登録日:2021/10/24 Sun 09:42:00
更新日:2025/06/13 Fri 21:58:41
所要時間:約 2 分で読めます




お呼びですか~?クダイテスト参上!

クダイテストは『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する怪人。

【データ】

身長:47.0m
体重:2209.0t
世界:キカイトピア

【概要】

キカイトピア王朝トジテンドの兵士で、ダイワルドの素体となる今作の巨大戦闘枠。
クダイターを更に強化・巨大に改造した、トジテンドの世界侵略を大実行する最上級キカイノイド兵。
キカイノイド兵とはいっても最上級なだけあり、階級的には幹部陣に次ぐエリート兵士であり、トジテンド軍の一般兵の中では最も高い階級を持つ。毎週のように出てくる存在ではあるのだが、ぶっちゃけステイシーより階級は上に当たると思われ、彼等を動かす権限は基本的には幹部陣以上にしかない。
見た目はクダイターの面影がないロボット怪獣そのもので、ハニカム構造の液晶画面のような頭部を持つ。

【性格】

このような見た目だが、あくまで「兵士」である為に、この手の巨大戦力には珍しく個別に自我がありちゃんと喋れる(彼等より階級が低いクダイターですら喋れるので当然と言えば当然だが)
ちなみに出てくる際にはゲートを通って召喚され、高層ビルの脇などからのそのそ出てくる。一応エリート兵士なので「弟よ~!」などとは呼ばれない。
ちゃんと個体個体で男女の性別や個性があり、思考回路もクダイターベースなので場の空気次第ではまったりとバカンスだってエンジョイする。誰得ビキニまで披露していた、一応女性型もいるのだろうか
当初は兵士らしく真面目だったのだが、話が進むにつれてギャグみたいな台詞を言いながら出現するようになった。ああ、クダイテストもゼンカイ脳に染まってゆく…

ただし、トジルギアを踏んでダイワルド化した後は同じギアを使って誕生したワルドの声や人格や思考を引き継いでしまう為に、基本的には上記の語録がクダイテストの個性を発揮する各回唯一の機会となっている。ワルドにも言える事だが、何気に彼等はダイワルド化する事で己の人格を殺されているのであり、兵士達すら道具扱いされるトジテンドの闇を象徴していると言える。


【戦闘能力】

長い尻尾を生かした格闘戦の他、頭部の『モニタニックアイ』から放射する超高熱ビームで敵を焼き尽くす。
最上級戦闘員というだけあって機界変形したジュラン達ともまともに渡り合う戦闘能力を有するが、基本的にゼンカイオーやツーカイオーには敵わない。
ダイワルドが発見されてからは、ワルドがやられる度に指揮官であるバラシタライジルデの命令を受け出撃。トジルギアを踏み付けて自らをダイワルド化させる役目を担う事が多い。
ダイワルド次第だが販促の都合で複数のやられ役が欲しい時時折ダイワルドの助っ人として参戦する事もあれば、指揮官となる幹部に命令されなくても自主的に出撃してダイワルド化する場合もある。この辺りは個々のクダイテストの性格や考え方次第である。

【派生種】

セコンドクダイテスト


呼びましたか?セコンド~!

ダイボクシングワルドによって唐突に招集されたセコンド担当のクダイテスト。
語尾は「〜セコンド」。ただし、ビジュアルはクダイテストそのままで、「〜セコンド」という語尾はワルド同様に自身の役割の自覚の為に、あくまで自主的に付けている模様。
場外乱闘要員な上にボクサーではなくあくまでセコンドなので、バトルスタイルは反則満載のプロレス風。
モニタニックアイからの高熱ビームも躊躇いなく使用するラフプレーで暴れるが、マジーヌによってリングを電流爆破マッチにされた結果形勢逆転され、そのまま敗北した。


ニュークダイテスト


ニュークダイテスト、参上!!

身長:63.0m
体重:2961.0t
世界:キカイトピア

イジルデによってさらに強化改造された、新バージョンのクダイテスト。
頭部が青いワイヤーフレーム風になっているのが特徴。全身フルCGという中々豪勢な仕様。
ちなみにこちらもれっきとしたキカイノイド兵なので、しっかり自我や個性が備わっている。

右腕の「クダイテソード」で相手を激しく斬りつけたり、トジルエネルギーを充填させた超高圧ビームを放つ事が可能。トジルエネルギーを長時間チャージすれば、300m級の超巨体にパワーアップする事もできるが、これにはかなりの時間がかかる為、時間稼ぎをしてくれる味方がいる状況でなければまず使えない。
更に第32カイ!では、イジルデの再調整によってダイワルドへの変身も可能となった。
身長がクダイテストの約1.5倍である為、基本的にゼンリョクゼンカイオーでしか太刀打ち出来ない。

ただし、その強さと引き換えに量産性が無いのが欠点であり、登場後も従来のクダイテストと併用する形で運用されている。*1
ちなみに従来のクダイテストとの間に階級の差があるのかは不明。

【余談】

名前の由来は「砕いて」+英語の最上級「~est」。

デザインは頭部はクダイターの顔をスクラップにして再構成させたイメージで、顔を見るとクダイターの顔を横に平くした様な姿であり、後頭部の突起はクダイターの口元を模したものなのが事がわかる。
またトジテンド王朝の幹部と戦闘員には裏モチーフとして過去のスーパー戦隊の登場人物の服装が組み込まれており、クダイテストの場合は『星獣戦隊ギンガマン』のヒュウガ/黒騎士ヒュウガ。自力でブルタウラスに合体・巨大化できる事から選ばれ、ヒュウガの衣装のモチーフを組み込んでいる。

ニュークダイテストのデザインはポリゴン部分のテクスチャーを変えてワルドとは違うデザインのダイワルドを複数生み出したいというオーダーがあったため、見た目の違いとデザイン上のコンセプトを強調するためにポリゴン丸出しのデザインとなった。

お呼びですか~?追記・修正に参上!

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最終更新:2025年06月13日 21:58

*1 実際の所は、上記の通り全身CGでスーツが存在しないため、手間や予算的な都合で頻繁に出せないものと思われる。ある意味、量産できないという設定自体が盛大なメタネタでもあるのかもしれない。