ワルド(機界戦隊ゼンカイジャー)

登録日:2021/05/10 Mon 05:03:50だトウロクビ
更新日:2022/08/16 Tue 18:41:09だコウシンビ
所要時間:約 80 分で読めるショヨウジカン


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○○ギア、セット!

感じるぞ!○○の世界の力!!


ワルドは『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する怪人。
巨大戦力のダイワルドについては「ダイワルド(機界戦隊ゼンカイジャー)」を参照。


概要だガイヨウ

本作における「今週の怪人」枠。
キカイトピア王朝トジテンドの一般戦闘員・クダックにトジルギアをセットする事で変化した人間界侵略の尖兵で、各々のトジルギア内部に封印された世界に由来した能力や武装を用いて侵略作戦を実行する。
ちなみにワルド化したクダックは、その時点で上級戦闘員のクダイターに昇格を果たす*1
つまり、ワルドは正確には特殊能力を付与されたクダイターと呼べる存在であり、実際にクダイターとタメ口で普通に会話するなど、ワルドとクダイターの階級は対等な模様。
その為、彼らは怪人という枠ではあるものの、立場は上級戦闘員である。

やたらイケボ揃いな事に定評がある。
一方で女ワルドは劇中では一体も見かけられない…いや、判別が難しいのもいるにはいるが。
そもそもトジテンドは、上層部に女性構成員が皆無という何気に珍しい組織である。選民思想と共に男尊女卑も激しいのだろうか。

誕生時はイジルデもしくはバラシタラが(第15カイ!以降はゲゲも)トジルギアを選んで組み込むが、その際は
  • イジルデ指揮下:毒キノコ、氷、ボクシングなど純粋に攻撃力や殺傷力の高いワルド
  • バラシタラ指揮下:寿司、ドア、柏餅などイロモノ…に見えて、実際には戦力分断や精神攻撃に長けたトリッキーでえげつないワルド
  • ゲゲ指揮下:レトロ、磁石など2人の中間あるいは複合的なワルド。不測の事態が起こらなければゼンカイジャーを完封していた強敵揃い
という傾向が見られる。
参謀タイプのイジルデが攻撃系で、パワータイプのバラシタラが特殊系という対比が面白く、これは技官である故に経験が乏しく力押しをしようとするイジルデと、見た目の印象に反して狡猾で陰湿な作戦を好むバラシタラのスタンスがそれぞれ出ている。

自身のモチーフに関する語尾を付ける特徴があるが、これはクダックから一気に強力な存在へと進化した事に対して、早く慣れようと自分達で意識して付けている*2
一方で外見だけでは判別しづらくても、その語尾によっておおよその能力や素性がバレてしまうという欠点もある。
しかし、中にはそれを逆手に取り、語尾を自身の正体と違う単語にする事で、能力を巧みに隠して作戦を秘密裏に推し進めるという高度なテクニックを行った者もいる。


特性だトクセイ

能力の共通項は、トジルギアに封印された世界の「世界法則」を引き出し、人間世界にそれを悪意で歪めた形で無理やり適用するというパターン。
ワルドとの戦いは即ち別世界の法則そのものとの戦いを意味する。一体どんな生活してんだよって世界もある。
一方で、即座に危険・問題がない場合、瞬く間に改変された世界に適応してしまう『ゼンカイジャー』世界の住人の順応力の高さにもびっくりであるが。

総じてあまり賢くはないのか、どこかとぼけた言動をする個体が多いが、世界丸ごと一つの力を宿している事実は伊達ではなく、その能力を行使出来る範囲・規模は歴代怪人でもトップクラス。
というか歴代の戦隊のみならず、他のシリーズでも首領やラスボスクラスが持っている様な能力のワルドも普通にいる。
その力は出現する度に世界の法則を丸々書き換えているに等しく、劇中では早期にゼンカイジャーやツーカイザーに見つかって倒されているため事なきを得ているものの、下手をすれば本当にそのまま人間界制圧を完遂されていてもおかしくなかった個体も少なくない。
加えて世界改変自体も段階を踏む必要があり、最初は特に無害と思われた世界改変も出力が上昇する事で一気に凶悪化するパターンが大半を占める(通称「○○パワーレベルアップ」)。
なので
第一段階の世界改変で世界法則を塗り替え、一見無害に見える世界改変の影響に住人達を慣れさせて油断させる

ゼンカイジャーとの正面からの交戦を避けつつ、油断させたり混乱させたりして必死に時間稼ぎ

時間経過でワルドのパワーが充分に溜まったらトジルギアパワーのレベルアップを実行

世界改変の影響を一気に凶悪化させ世界を大混乱に陥れる
という流れがワルドの黄金パターン。
中にはトジルギアパワーのレベルアップを踏まない場合もあるが、この手順を踏む必要のあるワルドが多いのがワルドがスロースターターたる所以と言える。


公式によると、「世界対象系」「人対象系」の2種類に大まかに大別されており、例を挙げれば
  • 世界対象系(世界法則そのものを変えてしまうが、人は変わらない):コオリワルド、ゴミワルド
  • 人対象系(世界は変えず、その世界に棲む人間に対して干渉する):ボクシングワルド、オニゴッコワルド
  • 中間系:キノコワルド
になるという。

また、中にはマヒルワルドやレンアイワルドやバカンスワルドの様に、地球全域に対して常識を捻じ曲げる効果を発揮する「常識改変系」とでも呼ぶべき射程距離・持続力・強制力・効果範囲が実質無限を誇るタイプもいる。
このタイプは世界に対して働きかける為に、直接攻撃を当てたりする必要がなく、発動を許した時点で作中世界そのものが術中に落ち、総じて完全撃破(=エピソード終了)までほぼ全員が術中に陥ったままとなる。
本作では「スーパー戦隊史上稀に見るカオス回」が連発するのも特徴だが、言い換えれば「相手の術中に戦隊側がハメられるケース」が連発しているという事である。

そうでなくても、基本的にゼンカイジャーは改変を事前に察知する方法も、途中で解除する方法も一切持っていない為、ほぼ毎回後手に回って改変法則の影響下で戦っている。つまり歴代シリーズでも類を見ない苦闘を強いられている事になる。


欠点だケッテン

ここまで書くと常識外れに強い怪人軍団にも見えるが、欠点も割と多い。
何だかんだでトジテンド側の一方的な蹂躙になっていないのは、ぶっちゃけると敵側の頭の悪さに救われているという部分が大きい。
公式サイトの備忘録では、「恐らくワルドさんの能力範囲がデフォルトで世界規模なのは、ワルドさんが凄いんじゃなくて、コントロールするという脳が無いだけなのでは……ゴホンゴホン!」とまで突っ込まれた。

フォローするとしたら、そもそもトジルギアは世界侵略アイテムであって、クダックのパワーアップは副産物に過ぎない。その為、トジルギアの機能で内部の世界の内容は識別できるが、ワルドとしての能力は実際に発現させてみないと分からない。
また発現内容のコントロールも不可能な模様。劇中での描写を見るに、一度法則改変を発動したら最後、ワルドが死なない限り半永久的に世界規模の法則改変はされたままとなり、範囲を絞ったり途中で改変を取り消したりもできない様だ。
つまり、事前に目的を持って生み出される他作品の怪人と異なり、ぶっつけ本番で発現した能力でもって世界を破壊するという、場当たり的な侵略しかできないと考えられる。
加えて発現する能力が大きすぎる上にあくまで後付けな為に、彼等自身も自分の能力をコントロールできないのだと思われる。

第34カイ!では、苛立つボッコワウスにワルドの失態を咎められたバラシタラから、「そもそもワルドが出来るまでどういう仕様になるのか分からんというのが問題である!」と、事前に能力を把握もできないという問題点が遂に指摘された。
しかし、トジルギア自体がイジルデが自分で考えて作ったものではないのもあって、結局イジルデにも問題は解決できなかったらしく、
その後もこの問題点を棚上げにしてワルドを出撃させざるを得ない状態が続いている。

また、敵味方関係なく作用してしまう厄介な能力をもったワルドもいる為、結局の所ワルド自身に任せた方がいいという面もある。

話を戻すが、劇中でのトジデントは問題だらけで
  • 上層部の戦略眼が足りず、作戦自体が大雑把*3
  • ワルド達も自分の力を把握しきれていない&使いこなせていないあるいは能力が強力過ぎて使いこなすのが難しい
  • そもそもトジテンド自体が並行世界にさしたる興味を持たず、エネルギー源としか考えていない

…という有様だが、それでもなおイレギュラーがなければ本当にゼンカイジャー側が負けていたケースも少なくない。
特に『仮面ライダーセイバー』の世界に出現したオリヒメワルドは、その能力の性質上、剣士達だけでは対処不能な難敵であり、ゾックスからの情報提供がなければ神山飛羽真達全員が詰んでいた可能性は高く、ぶっちゃけゼンカイジャー以外で彼らに対応できる戦隊もヒーローもごく限られていると思われる。
総じて、欠点も多いが戦隊怪人の中でも頭一つ二つ抜けて厄介な連中と言える。

ワルド自身の難点としては、特殊能力に極振りした結果、戦闘能力は戦闘員に毛が生えたレベルでしか無い事が割とある。要するに純粋な戦闘力はあくまで素の力だけしか無い模様。
また先述の通り能力の本領発揮まで時間がかかるスロースターターが多く、本体の貧弱さも相まって作戦が発動するまでの時間稼ぎに難儀する事がしばしばある。
特に戦闘への関与が弱い世界の場合は、ほぼ丸腰に等しかったケースもある位である。テニスワルド?テニスは格闘技らしいのでメイン盾並みに強い戦闘タイプであるのは確定的に明らか。(但し、そういったタイプは得てして能力の突破が困難極まるので、やはり攻略は決して楽ではない)
加えて能力の持続はワルドの存在に依拠するため、敗北してトジルギアが排出された時点でワルドが引き起こした世界改変は強制解除される。

後は「素体となったトジルギア世界に合わせてクダックの趣向や本能が変質し、モチーフに則した行動を本能的に取ってしまう」といった難点もある。
この本能は、兵士としての忠誠心や使命感以上の強烈な欲求である故に彼等自身にも抗い難く、本能にヒットしてしまった事柄には例え罠だと分かっていようがホイホイ釣られてしまう*4
というかワルド自身に自覚はないが、トジルギアを植え込まれる事によって元々の人格を抹消されてトジルギア由来の人格に書き換えられてしまっているのである。
この辺りは配下のキカイノイド達すら道具としてしか見ていないトジテンド上層部の闇と腐敗ぶりが伺える。
この人格改変の影響はあるゆる意味で大きく、中にはトジテンド特有の選民思想が特に無くなったり、異なる派閥のワルドとも派閥を気にせずに意気投合する者が現われる事もある。

先述のワルド本人の貧弱さとスロースターター気味な傾向への対策として、護衛役のハカイザーが生み出された。しかしハカイザーの不安定さから、後にステイシーもワルドの護衛兼ハカイザーの監視役を任せられる事になる。

また、「トジルギアパワーによる世界改変は同時に1つまでしかできない」という割と重大な欠点が、物語の4クール目になってようやく判明した。
そこまで判明に時間がかかった理由は、ワルドを生み出すイジルデとバラシタラの派閥が互いに協力する場面が無かった*5のと「一度の作戦で使用が許されるトジルギアは一つのみ」という方針だった事から、複数のワルドの同時出撃自体が無かった為である。
ぶっちゃけ、ボンワルドとショウガツワルドが(前述の人格改変の影響もあって)たまたま派閥を超えて意気投合していなければ、この欠点は最後まで発覚しないままだった可能性も高い。


一覧だイチラン

公式サイトプロフィール内では、ワルドの世界改変で出現する物体や現象を「名物」、ワルド自身の固有武装・技を「名産」とそれぞれ記載している。
あくまでその世界の特徴を悪意的に解釈しているものなので、実際のスシトピアで本当に人間寿司が名物だったり、カシワモチトピアで柏餅を巡って日常的に争いが起きていたり、オニゴッコトピアで全住民が延々鬼ごっこに興じていたりする訳ではない。
カシワモチトピアはある意味それ以上に奇怪な世界だったが。

第2カイ!~第10カイ!




第11カイ!〜第20カイ!




第21カイ!〜第30カイ!




第31カイ!〜第40カイ!




第41カイ!〜最終カイ!




番外編だバンガイヘン




余談だヨダン

  • 名前の由来は「悪い奴」、「割る奴」もしくは「ワールド(世界)」。

  • 初期のワルド(キノコ~ゴミまで)には、歴代戦隊戦士の衣装がデザインに取り入れられている。しかし、頭だけで衣装を裏モチーフとして表現する事に矛盾を感じ、ゴミワルド以降はこのルールを廃止したとのこと。

  • 「世界一つのパワーを持つ」「だがそのパワーを使いこなす技量が足りない」というのは『宇宙戦隊キュウレンジャー』のラスボス、ドン・アルマゲ(最終形態)と同じ特徴である。
    見方を変えればゼンカイジャーは、毎回のようにアルマゲ級の力を持った敵と戦っている事になる。いかにワルドがとんでもない怪人集団かが伺える。




感じるぞ!アニヲタWiki(仮)の世界の力!!

アニヲタワルド

世界:アニヲタトピア
名物:追記
名産:修正

追記・修正よろしくアニヲタ。

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最終更新:2022年08月16日 18:41

*1 事実頭部と両腕以外はクダイターのまま。

*2 実際、キノコワルドは最初にイジルデに呼ばれた時は自分の事だと気づかなかった。

*3 主に上層部の失敗となるのは「ボッコワウスの短気」「イジルデの詰めの甘さ」によるものが多い。バラシタラは精神攻撃などえげつない作戦を立てるものの、彼自身の性格や権力争いへの執着から指揮官として論外な問題を起こして大きな損害を齎す事もしばしばあるので、結局まともな指揮官はゲゲしかいない。

*4 なので、一見馬鹿馬鹿しいギャグみたいな物であろうが、ゼンカイジャー側の作戦がクリーンヒットする事も多い。

*5 第36カイ!において、バラシタラは「ハカイザーはイジルデの配下のため、俺様の作戦には参加しない」という旨の発言をしており、派閥に関係なくワルドを守ろうとするハカイザーが自身の配下であるビックリバコワルドの救援に来た際は驚愕していた。

*6 この際バラシタラはギアトジンガーの開発で不在が続いていたイジルデへの当て付けか「征服後に世界を掃除する掃除機をイジルデに作らせれば良い(意訳)」というあまりにもあんまりな解決案を提示していた。

*7 ちなみにここでのブルーンは某刑事ドラマの右京さんよろしく高い位置からお茶を注いでいた

*8 流石に海外は背景合成だったが

*9 おそらくは「二つの異なる空間(=部屋)を仕切る、動かせる板状のもの」全てが「ドア」という判定であったと思われる。

*10 人間の場合は血中や骨のミネラル分に作用したのだろうか?

*11 レトロワルドやレンアイワルドは「目の前の事象」は認識できたが、カブトムシワルドの場合は「目の前の事象」を認識ごと書き換えてしまうため、対処は基本的に不可能。

*12 『セイバー』は「特別章」だったのに対し、こちらは話数にカウントされている。

*13 アナウンスはマジーヌ役の宮本女史。

*14 といっても狙って介人達を貶めようとした訳ではなく、本物の介人が警察に拘留されている間も好き勝手暴れ回った為、あっさり潔白が証明されている。

*15 ちなみにトウギュウワルド自身も言っているが、闘牛が赤いマントに突進するのは赤色に興奮するからではなく目の前でひらひらしている物に苛ついているため。そもそも(少なくとも人間界の)牛は色覚が発達していないので色は殆ど分からない

*16 理屈としては「大根には捨てる所が無い」という便利な特徴の拡大解釈。

*17 トジテンドのあるキカイトピアから離れた→理由はどうあれトジテンドのあるキカイトピアを見「捨てた」…という屁理屈。

*18 劇中ではジュランの曾祖父・サンジョ、ゴールドツイカー一家の祖先・ピラート、ステイシーの母親・リセが蘇生しており、単に「血縁上の尊属」くらいの意味合いと思われる。

*19 そば派…ガオーン、マジーヌ、ゾックス、カッタナー。うどん派…ジュラン、ブルーン、フリント、リッキー。

*20 ベビースターラーメンやブタメン

*21 洗脳を回避した介人は、自ら「ラーメン派」を名乗り、最後まで蕎麦派とうどん派のどちらにも加わらなかった。

*22 天気予報サイトによれば30mの時点で「屋外での行動は極めて危険。走行中のトラックが横転する。」状態であり、35mクラスだと多くの樹木や電柱や街灯の転倒、ブロック塀の倒壊、建物の外装材が広範囲にわたって飛散し、下地材が露出する危険があるとか

*23 ライダーワルドの得物である釘バッ刀のリペイント

*24 ただし、『八犬伝』の世界と『西遊記』の世界のどちらに章太郎が来るのかは実行するまで分からなかったため、それぞれ最後まで悪役の演技を貫徹した。