機界戦隊ゼンカイジャー

登録日:2021/03/15 Mon 20:10:22
更新日:2024/04/20 Sat 20:43:07
所要時間:約 19 分で読めるチュン


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全力、ゼンカーイ!!!


画像出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第4カイ!『ブルブルでっかい、おせっかい!』より、(2021年3月28日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


『機界戦隊ゼンカイジャー』とは、ニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放映された特撮ドラマで、スーパー戦隊シリーズ第45作目。
放送期間は2021年3月7日から2022年2月27日。話数カウントは「第○○カイ!」で、タイトルの末尾に「~かい」と韻を踏んでいる。*1
誤解されやすいが、今作は"第45作記念作品"であり、放送中にスーパー戦隊シリーズ45周年を迎えた"45周年記念作品"は前作の『魔進戦隊キラメイジャー』である。
これはシリーズ初代の『秘密戦隊ゴレンジャー』のみ、放送期間が2年間だったため。
またシリーズ45作品目だが42作目のルパンレンジャーとパトレンジャーは別々の戦隊のカウントのため、戦隊としては46番目になる。おのれルパンレンジャー!


作品キャッチコピーは「見てろよ、全ての戦隊!!」




【概要】

戦隊シリーズ45作目記念に作られた本作のモチーフはずばり『スーパー戦隊』そのもの。
そのため、初期タイトル案にはセンタイ戦隊センタイジャーなるなんかギャグ漫画の劇中劇に出てきそうな名前だったらしいが流石に却下されてしまったらしい。そりゃそうだ。

記念作であるがシリーズロゴは変わらない。
なおメインタイトルに「45」の数字が入っている。
そのタイトルロゴは中央にV字をあしらい、グラデーションのないベタ塗りの赤地に青の奥行きというシンプルなものだが、シリーズ初の俯瞰型(上から見下ろした)視点で描かれている。

原作者の異なる『ゴレンジャー』『ジャッカー電撃隊』も登場するためSpecial Thanksとして石ノ森章太郎もクレジットされている。

本作最大の特徴は初期メンバーが人間1人とロボ4体の異色の組み合わせという点。
このような構成割合は過去にも現代人と未来人の『未来戦隊タイムレンジャー』、人間と異世界人の『動物戦隊ジュウオウジャー』などの前例があったが、人間と戦隊の要となるロボという組み合わせは初の試みで、顔出し女性メンバーの廃止は『太陽戦隊サンバルカン』以来40作品ぶり2度目となる。
過去にもヒーローに変身するロボットは何体かいたが、本作では巨大化→変形合体して戦うという巨大戦闘枠も兼任しており、言うなれば戦隊ロボが30分出演し続けているという斬新な構造となっている。
今作ではこれらのスタンスについてはかなり徹底しており、制作発表会にはロボヒーローが変身前そのままの姿で番組出演者として出席していたというこだわりっぷり。舞台裏の声優の喋りとスーツアクターの動作を組み合わせて感情を表現し、感染対策のためのパーティションはロボとロボの間にも設置されるという徹底ぶりを見せた、ある意味前代未聞の記者会見となった。司会進行のアナウンサーからは「ゼンカイジュラン/ジュラン役のジュランさんです」と、なかなかにややこしい紹介をされている。シュールだ…
ちなみにこうなったのはプロデューサー曰く「近年スタッフの間でロボ戦の撮影を他人事のように考える意識が蔓延してた(後述)ため、意識改革のために『等身大戦とロボ戦で同じ戦士が戦うスタイル』を採用した」との事。

本作品では企画の特徴から、人間のキャラクターを極力減らし、オーディションも女性キャストのものは行われなかった。

また、ゼンカイジャー、悪の戦士ステイシーザー含むトジテンド、そして第三勢力のツーカイザーことゾックス率いるゴールドツイカー一家の三つ巴の対立構図が採用され、ルパパトに続いて戦隊同士のバトルが導入されている。
はずだったが、ゴールドツイカー一家とは早々に和解。トジテンドは壊滅させたが生き残ったステイシーザーに変身するステイシーとは終盤で和解した。これについては対立構造を引きずった結果、両戦隊の作中での扱いや待遇に明確に格差が生じてしまったルパパトの反省を踏まえたのだろう。結局終了後のクロスオーバー作品ではゴールドツイカー一家、ステイシーザー、主人公の父親であるハカイザーを含めた11人戦隊(そのうち変身者は7人)となっている。

シリーズ35作品記念作品の『海賊戦隊ゴーカイジャー』と同じクロスオーバー作品ではあるが、あちらは直列的な世界観で繋がっているという設定だったのに対し、
本作はこれ以前の世界観とは明確に切り離されており、過去の戦隊のキャストは劇場版を除き未登場。
このためスーパー戦隊シリーズは「ゴーカイジャーをベースとしたレジェンドたちの世界」「キュウレンジャーの世界」「ゼンカイジャーの世界」の三ラインに分かれ混沌を極めることになった。なお、後に「レジェンドたちの世界」にドンブラザーズ・ブンブンジャーの2戦隊の存在が新たに追加されている他、「キングオージャーの世界」*2も加わったのでさらに混沌する結果となった。

同時期の『仮面ライダーセイバー』同様コロナ禍でロケがしづらいことから撮影所で撮影を行い、背景を合成するライブ合成を行っている。

東映プロデューサーは『平成ライダーシリーズ』でおなじみの白倉伸一郎。白倉Pは『五星戦隊ダイレンジャー』以来のシリーズ参加で、今作で初めて戦隊シリーズのチーフプロデューサー担当となる。
サブプロデューサーとして『特命戦隊ゴーバスターズ』『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の武部直美が参加。
メイン脚本は『動物戦隊ジュウオウジャー』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』を手掛けた香村純子。ちなみに香村が宇都宮孝明P以外と組むのは本作が初となる。
また、劇伴は大石憲一郎とともに大御所の渡辺宙明が御歳95歳にして参加。
渡辺が東映特撮のTVシリーズに作曲家として参加するのは『機動刑事ジバン』以来となる。しかし、渡辺はテレビシリーズ終了直後の2022年6月にこの世を去ったためスーパー戦隊シリーズ、そして東映特撮全作品において生前最後の楽曲提供となった。
OPや名乗りのレトロ風味を取り入れた演出で、親子2代、どうかすると親子3代楽しめる作りとなっている。

その一方で作風は基本ギャグ寄り…というかかの『激走戦隊カーレンジャー』以上にぶっ飛んだカオス。
無論大枠のストーリーはシリアスに進み、不穏な展開を匂わせる伏線も要所要所で挿入されるのだが、「敵幹部のステイシーが一番まとも」と言われるほどキャラのテンションが全体的にぶっ飛んでいる。各エピソードも毎回シャケ回もしくは常時カーレンジャーギア使用中と言わんばかりにカオスなものが多く、番組史上初の完全なシリアス回である第23カイ!が放送されるまでは「第1カイ!が一番まとも」という声が上がっていた。
一部エピソードのカオスっぷりはカーレンジャーや『炎神戦隊ゴーオンジャー』をしのぐレベルで、公式曰く「侵略目標はまともなのに、おかしな手段ばっかり選ぶトジテンドが悪い」とのこと*3

2021年には『スーパーロボット大戦DD』への期間限定参戦を果たす。過去にスーパー戦隊シリーズがスパロボに参戦したのは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』『海賊戦隊ゴーカイジャー』の前例がある(ちなみに前作も終盤とはいえ番組放送中に他作品とコラボした前例がある)。
参戦発表時には介人役の駒木根葵汰からのビデオメッセージが公開された。

「47戦隊47都道府県」では東京都を担当。
第一話や最終話で東京スカイツリーが登場した事が理由と思われる。


【ゼンカイ脳】

本作における独特の世界観、およびそこに生ずるノリと空気に適応した思考形態のこと。ネットスラングの類ではなく公式の用語である。
この言葉が生まれた原因としては、第13カイ!の次回予告では「サンバ衣装を着た介人たち」の姿が描写されており、視聴者は「そうか、次回のセンタイギアはキョウリュウジャーだな」と自然に思っていた。
しかし実際にはリサイクルクダックに対応するためのくすぐり攻撃の余禄にすぎず、衣装はこのカイを担当した加藤弘之監督の差し金だった。

放送後のゼンカイ備忘録曰く、
キョウリュウジャーギアだと思いましたか? 思いましたよね!
残念ながら、あれは、ただのサンバなのです……。

そもそも「キョウリュウジャーの力を借りたらサンバが出来るようになる」などという風にお考えになれる皆さまにおかれましては、もう順調に“ゼンカイ脳”に浸食されております。このまま一緒にゼンカイ脳を育てていきましょうね。(十大獣電竜を召喚するとか、ケントロスパイカーをカッコよく使うなど、そういう方向が普通のはずなのです)
--東映公式サイト『ゼンカイ備忘録』第13カイ!振り返りより
とのこと。
こんなことになったのはスシワルドのカイで、
  • 拘束された介人が変身しようと試みた結果、間違ってキュウレンジャーギアを使用した(=変身前でもセンタイギアの能力は使える)
  • キュウレンジャーギアによって発揮されたのが武器や技ではなくラッキーの宇宙一の強運だった(=戦隊の戦闘能力ではないものも発揮される)
という前例があったのが原因の一つ。

そもそもセンタイギアはあくまでも「イメージデータ」を内蔵しているにすぎないため、実際のところそれぞれのイメージがどんな形で投影されても全く不思議ではないのだが。
これ以降センタイギアの能力も斜め上にカッ飛びはじめ、

  • デカレンジャー→ディーワッパーで逮捕
  • ターボレンジャー→そもそも原作に存在しない加速能力
  • タイムレンジャー→これまた原作に存在しない時間加速
  • ファイブマン→学の理科の知識付与
  • ジェットマン→最終回「はばたけ!鳥人よ」のパロディを演出
  • キラメイジャー→魔進を飛ばす&ギアトリンガーにクラッカー的な効果を付与。ちなみにゼンキラセンパイの座談会にて主人公の熱田充留を演じた小宮氏が物申してた。

ともはや大喜利状態。

代表格であるセンタイギアだけを抜き出してもこの状態だが、その他キカイノイドメンバーの声優陣による細かすぎるネタのアドリブ、ワルドの能力によって生じたシュールすぎる絵面、ロボット戦を重視した作りなのに巨大戦が消化試合状態、第3クール突入以降の各方面に迷惑しかかけなさそうなギリギリのネタなど、とにかく「ゼンカイジャー」はネジの長さを間違え、ギアで変身するのに歯車が外れまくったような独自のテンションが目立つ。
これに対して「ゼンカイジャーだからなぁ」と思ってしまったら完全にゼンカイ脳である。

そしてこの「ゼンカイ脳」の極致と言うべきエピソードの筆頭が、レンアイワルドが登場した第18カイ!である。
さらに『スーパーヒーロー戦記』の公開を記念して製作された『セイバー』とのコラボカイでは、セイバー側の高橋一浩Pが合体スペシャルを提案したところ「ゼンカイ脳を甘く見るな!」「最終話に向かって追い込みのセイバーが侵食ゼンカイになるぞ!?」とゼンカイジャー側のスタッフから全力で止められたというエピソードがある。
結局このカイの脚本を担当した毛利亘宏によって実現したわけだが……。


いやいや監督、ゼンカイジャーだからって何でもしていいわけじゃないですよ?
でも面白いからオッケーです。


「ゼンカイジャーなら、まぁいっか」

そう、この悪魔的ワードが全てを狂わせてしまっている犯人なのかもしれません。
--東映公式サイト『ゼンカイ備忘録』第29カイ!振り返りより









皆様、大変申し訳ございませんでした。

やっぱりキョウリュウジャーギアはサンバでした。

13カイ!の振り返り記事 にて

「キョウリュウジャー=サンバ、は既にゼンカイ脳です! お疲れ様でした!」

と、根も葉もないことを記してしまったこと、この場を借りて深くお詫び申し上げます。
--東映公式サイト『ゼンカイ備忘録』第39カイ!振り返りより


スタッフの意識カイ革

烈車戦隊トッキュウジャー』以降、スーパー戦隊シリーズは毎年玩具の売り上げが低迷を続けており、『ルパパト』以降はコロナ禍があったとは言え歴代最低を更新し続けている。*4
白倉P曰く、この原因はスポンサーであるバンダイとの関係よりも、制作に携わる東映スタッフの意識の問題だという。
トークショーでの白倉Pの発言を引用する。

今放送してるこの枠って、元々「コン・バトラーV」って言うロボットアニメからスタートした枠なんで、ビジネススキームとしては「ロボットを売るための番組」ってのが基本なんですよ。

どうしても今戦隊シリーズ見てると、五色の、等身大のヒーローがあって、そのあとに巨大化っていうセレモニーがあって、言い方悪いけど「消化試合のように巨大戦がついてくる」って見え方をするんですけど、本来の番組枠でありビジネスのスキームとしては「ロボット戦の前に等身大戦も楽しめますよ」っていう番組なんですよね。

だから、消化試合のようにこうロボットを扱っては本末転倒で、あくまで、ロボットがメインなのであると、いうようなことを何回かまあ、直近だとゴーバスターズとかもそうなんですけど。何度も何度も「ロボットがメインなんですよ」というメッセージを送ったりしているんですけど、こうなかなか、何でしょうね。

スタッフ自身がまあ、どうしても当たり前ですけど、現場ってキャストを中心に回りますんで、「キャストと関係のないロボット戦っていうのは特撮カメラのことであって俺達には関係ない」みたいな、そういう空気がまあ、どっかで出ちゃったりもするので。

近年では「巨大戦は消化試合である」という認識(というか見方)が視聴者にもスタッフにも広がっているが、元々スーパー戦隊シリーズの放送枠は長浜ロマンロボシリーズの後継枠であり、巨大戦=ロボットの活躍こそが本来のメインである。
スーパー戦隊シリーズは乱暴に言えばそのための舞台装置である(実写版のロボットアニメと言えばわかりやすいかもしれない)。
特命戦隊ゴーバスターズ』以降はこの傾向が強められている。

その一方、「前振り」であるドラマ部分にも力を入れねばならないのは事実。そのため実際の現場はキャスト中心で回るのだが、最大の問題は東映スタッフが巨大戦について他人事のように捉えがちであること。
この問題を解決しつつ、近年のシリーズにおける低迷を打破する狙いとして白倉Pが叩き込んだのが「ドラマパートと巨大戦で同じメンバーがそのまま戦う」という方式である。
とは言え、今作でも歴代最低売上の更新を止めることは叶わず、低く見積もった2Q売上見込みから3Qで更に5億下方修正する結果となった。

しかし、ゼンカイジャー自体は作品その物の人気や評価は非常に高く、歴代の戦隊の中でもTwitter等SNSでのトレンド入りの頻度は抜けており、話題性も非常に高かった。
実際に、2021年のネット流行語大賞ではウマ娘エヴァ呪術廻戦といった並みいる強豪達と渡り合った結果、19位にランクインしており、スーパー戦隊シリーズでは久々にトップ20圏内に入る事となった(しかも同期の仮面ライダーセイバーウルトラマントリガーを差し置いて特撮ではトップである)。

最終カイ!の反響


【あらすじ】

それは突然のことだった。

スーパー戦隊が活躍する世界*5をはじめ、あらゆる世界が機械生命体キカイノイドが住む世界「キカイトピア」の悪の王朝「トジテンド」によって、小さなギアに閉じ込められ消えてしまった。
最後に狙われたのは、並行世界に唯一残った、『五色田介人』がいる人間世界のみ…だったのだが、何故かこの世界だけは閉じ込めることが出来ず、『キカイトピア』と融合してしまった。

それから一ヶ月。人間とキカイノイドは次第に打ち解けるようになるまでになったが、この世界を直接侵略することを画策したトジテンド王朝が侵略を開始。
介人は『仲よくなれると思っていたのに…』と意気消沈していたが、両親の言葉を思い出し、トジテンドと戦うことを決意する。

すると『世界を守る』と決意を固めたその瞬間、鳥型ロボットの『セッちゃん』の自我が芽生えた。
そして彼(?)の話から、両親はキカイトピアのみならず、世界を救ってきたという『スーパー戦隊』なる存在がいる並行世界を多数発見したこと。そしてそんなスーパー戦隊を参考に究極のアイテム『ギアトリンガー』『センタイギア』を開発していたことを知る。

初めての戦いの際に、介人は逃げ遅れた子どもを助けたキカイノイドのジュランと出会う。
ジュランがトジテンドと違い、正義の心を持つキカイノイドだと感じた介人は、一緒にトジテンドと戦って欲しいと勧誘。
ゼンカイザー、ゼンカイジュランにそれぞれ変身した二人は全力全開で敵を撃破することに成功。

こうして正義の心をもったキカイノイドとともに、トジテンドに立ち向かうこととなる。


【登場人物】


【機界戦隊ゼンカイジャー】

人間一人と並行世界「キカイトピア」からやってきた心優しきロボット「キカイノイド」4人で構成された戦隊。
任命者はおらず、介人がキカイノイドを勧誘して自発的に結成されている。
スーパー戦隊の力が宿った歯車「センタイギア」を用いることでそれぞれの姿に変身できる。

なお、本編第1カイ!の時点では介人とジュランしかいないが、公式サイトなどではすでに5人が紹介されていた。
また、前作の最終話では前作主人公の描いた絵として5人が先行登場した。

立ち位置だけ見れば「異世界からの侵略に対抗する青年と、彼に協力するキカイノイドたちによるレジスタンス」と非常にヒロイックなのだが…。

「四色を持った白い戦士がリーダー」「メンバーが機械」「巨大戦用のロボがなく、戦闘機がある」など、ゴレンジャーとジャッカー電撃隊を足して2で割ったような構成になっている。

スーパー戦隊恒例の名乗りパートはもちろんあるのだが、その場の状況に応じてこれがちょいちょい変わり、「メンバー全員がきちんとした形で名乗る」というベースパターンが殆どない。*6

なお作風全体がギャグよりで、メンバーも明朗活発で感情豊かと明るい雰囲気であるため錯覚しがちだが、実はキングオージャーまで含めた全戦隊の中で最も危機的状況に置かれていたチーム。
似たような状況だったゴーカイジャーは先輩戦士たちが変身できないだけで健在だったが、こちらは他の世界が全てトジテンドに掌握され、ゼンカイジャーが負ければその時点で全て終わりという詰みギリギリの状況で戦い続けていた。
おまけにワルド達が毎度のように世界法則を書き換えて襲ってくるため、歴代でも屈指の大苦戦を毎度のように強いられる綱渡り状態であり、ゴールドツイカー一家を始めとする外部の介入、果てはトジテンド側の都合がなければ負けていただろう状況も多いという崖っぷちのスーパー戦隊である。

彼らが戦えたのはワルドの頭の悪さやセンタイギアの大雑把な能力、そしてゼンカイトピアの人々の恐るべき順応力に助けられた側面が大きいと言える。*7

  • 45バーン! 秘密のパワー!ゼンカイザー/五色田(ごしきだ)介人(かいと) 演:駒木根葵汰
本作の主人公で、ゼンカイジャーで唯一の人間。ゲキチョッパー以来*8の男性ホワイト。
両親からの教えでもある「全力全開」をモットーに、ジャンル問わず「世界初」の偉業を成し遂げることを夢見るポジティブ全開の明るい青年。
初対面のキカイノイド相手にも怖じ気付くことなく話しかける友好的な性格の反面、身勝手に町や人を傷つける者には怒りを露わにする熱い面も併せ持つ。
10年前に行方不明となった研究者である両親が開発したギアトリンガーとセンタイギアを使い、トジデンドと戦うことを決意する。

変身後のモチーフは『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャー。公式発表はないが、『ジャッカー電撃隊』のビッグワンもモチーフになっていると思われる。
一部では同じく石ノ森章太郎先生原作の「仮面ライダーに見える」との意見も。
詳細は該当項目を参照。

  • 16バーン! 恐竜パワー!ゼンカイジュラン/ジュラン 声:浅沼晋太郎
ティラノサウルスのような頭部が特徴的な赤いキカイノイド。
自らを『イケおじ』と自称するパーティーが大好きな陽気な性格で『よろしこ!』が口癖。
肝心な時に締まらなかったり、ちょっと頑固なところが玉に瑕だが、時には大人としての視線を与えてくれる頼れる年長者。

モチーフは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の大獣神
詳細は該当項目を参照。

  • 25バーン! 百獣パワー!ゼンカイガオーン/ガオーン 声:梶裕貴
ライオンのような頭部とドレッドヘアー状のコードが特徴的な黄色いキカイノイド。
キカイノイドにしては珍しく地球の生き物全般を「○○ちゅわん」と呼び、こよなく愛するナチュラリスト。
反面、自身を含め機械相手にはとことん冷たい。

モチーフは『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオキング
詳細は該当項目を参照。

  • 29バーン! 魔法パワー!ゼンカイマジーヌ/マジーヌ 声:宮本侑芽
額にドラゴンの翼のような飾りが付いた桃色のキカイノイド。ゼンカイジャーの紅一点。
内気で引っ込み思案な性格だが、自身が好きなファンタジーやオカルトをけなされるとキレる二面性の持ち主。
一人称が「自分」、語尾に「~す」と付けるなど全体的に陰キャオタク気味。
(当たるかどうかは別として)占いが趣味。

モチーフは『魔法戦隊マジレンジャー』のマジキング
詳細は該当項目を参照。

  • 30バーン! 轟轟パワー!ゼンカイブルーン/ブルーン 声:佐藤拓也
角ばった見た目をした大柄な青いキカイノイド。機械のくせにド近眼らしく、眼鏡をかけている。
知的好奇心旺盛な性格で、気になることがあると好奇心のエンジンがブルンブルンいうらしい。
見た目通りの真面目な委員長タイプで、整理整頓が得意だったりなどマメなところも。
物語開始時点ではトジテンドの一員として登場。地位は戦闘員ですらない下働きの掃除係で、幹部陣からは毎度理不尽な制裁を受けている等扱いは杜撰そのものだったが、紆余曲折を経てゼンカイジャー最後の1人になった。

モチーフは『轟轟戦隊ボウケンジャー』のダイボウケン
詳細は該当項目を参照。

  • 45バーン! レッドのパワー!ゼンカイレッド/??? 演:伊勢大貴
スピンオフ「ゼンカイレッド大紹介!」に登場した番外戦士。
キカイノイドがメンバーの大半である今のゼンカイジャーをスーパー戦隊だと認めない、独特のこだわりを持つ青年。
ノーマル悪者ワルドの口車に乗せられ、彼の能力で生み出された偽のギアトリンガーとセンタイギアで変身していた。
後に事の真相が明らかになるとともに偽物の変身アイテムは消滅したが、劣勢にめげず立ち向かう介人の姿をスーパー戦隊の一員だと受け入れたことで「本物のギアトリンガー」とゼンカイレッドギアが出現、改めてゼンカイジャーへ変身できるようになった。
戦闘後は一人で姿を消しており消息は不明。


【世界海賊『ゴールドツイカー一家』】

異世界『海賊トピア』出身の兄妹海賊団。通称『界賊』
巨大戦艦クロコダイオーを駆り、世界から世界を渡り歩く。
メンバー全員が陽気で豪快な反面、弱肉強食を旨とする海賊らしく、民間人相手の略奪行為や実力行使も辞さないという危険集団。
トジルギアを狙っているらしく、第8カイ!の終盤に突如襲来した。
実は、海賊トピアもトジテンドに襲撃された世界の一つなのだが、その際に自らトジテンドパレスに乗り込みセンタイギアやトジルギアを始めとした各種アイテムのデータを強奪し、それを基にツーカイザーの変身アイテムを開発したというなんとも豪快な経緯を持っている。

  • 35バーン! 海賊のパワー!ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカー 演:増子敦貴
ゴールドツイカー一家の長男。
家族のためならどんな相手にも容赦なしのアウトローだが、普段は自由気ままで面白いと思ったことを最優先する一家の頼もしい兄貴分。
オリジナルの海賊ソングを歌いながら「ヨポポイ」「ヨホホーイ♪」と陽気な歌声で踊る癖がある。
出身世界の問題か、一般人を巻き込むことや強奪・恫喝にも躊躇がないなど、良くも悪くも典型的な「海賊」そのものの立ち振る舞いが目立つ。

舵輪型変身アイテム「ギアダリンガー」と「センタイギア35 ツーカイザー」を使い「ツーカイザー」へと変身する。
モチーフは『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドゴーカイオー
……というか、ゴーカイレッドそのまんまなマスクと胸部の海賊旗マークのおかげで完全にゴーカイゴールドと呼んでも違和感がない。
詳細は該当項目を参照。

  • フリント・ゴールドツイカー 演:森日菜美
ゴールドツイカー一家の長女。そして数少ない人間ヒロイン
少々食い意地の張った勝気な性格。
見た目とは裏腹に一家のメカニックを担当しており、トジテンドパレスから強奪した設計図を元にツーカイザーの装備を開発するなど、技術は本物。
ちなみに、ツーカイザーがゴーカイジャーそっくりなビジュアルなのは、かつてゴーカイジャーのいる世界に来た際、一目見てカッコいいと思い、丸々「パクった」から。つまり海賊戦隊の海賊版。
名前の由来は「“フリントロックピストル”」から。
本編で変身しないヒロインは『サンバルカン』の嵐山美佐以来である*9
詳細は該当項目を参照。

  • カッタナー・ゴールドツイカー 声:鈴木崚汰
ゴールドツイカー一家の次男。
ゾックスを兄貴と慕う熱血系の明るい性格。
ビジュアルはSDガンダム風のちっちゃなロボットで、モチーフは侍戦隊シンケンジャーシンケンオー

  • リッキー・ゴールドツイカー 声:松田颯水
ゴールドツイカー一家の三男。
カッタナー同様ゾックスを兄貴と慕う明るい性格。
こっちもビジュアルはカッタナー同様SDガンダム風のちっちゃなロボットで、モチーフは超力戦隊オーレンジャーオーレンジャーロボ

カッタナーとリッキーはゾックスやフリントと血縁関係を共有する双子の兄弟であり、本人達が「この姿で兄弟っておかしいだろ」と発言している通り元は人間の姿をしていたが、SDトピアに乗り込んだ時呪いにかけられ現在の姿になってしまった。

ゴーカイオー・シンケンオー・オーレンジャーロボの共通点は「合体時に頭部にメットを被ること」。また、ゴーカイジャー本編ではシンケンゴールドと間違えてキングレンジャーのキーをシルバーに渡す(どちらも顔に漢字が書いてある為)という一幕もあった。


【関係者】

  • 五色田(ごしきだ)ヤツデ 演:榊原郁恵
介人の祖母で、駄菓子カフェ「カラフル」の店主。介人からは「ヤっちゃん」と呼ばれ、慕われている。
孫同様キカイノイドにも分け隔て無く接する心優しき性格。
「ヤツデスペシャル」という謎の料理が得意らしい。
公式曰く「本作のヒロイン」だが、立ち位置としては仮面ライダーシリーズの「おやっさん」ポジにあたる。
名前の由来は恐らく原作者の八手三郎。

演じる榊原郁恵は本作が戦隊シリーズ初出演。ちなみに『太陽戦隊サンバルカン』6話『機械の支配する家』にて、榊原の持ち歌『ROBOT』が挿入歌として使用されたことがある。
ネットでは「お母さん」ではなく「おばあちゃん」役での出演に驚愕すると共に、時の流れの早さを痛感した人もいるとか*10

介人の両親が作った鳥型のロボチュン。語尾に「~チュン」と付けるチュン。
元々は介人の友達として作られ、「チュン」と鳴く程度しか出来なかったチュンが、介人がトジデンドと戦う覚悟を決めた瞬間に自我が芽生えたチュン。
介人に「ギアトリンガー」「センタイギア」を託し、ゼンカイジャーの戦いをアシストするサポート役を務めるチュン。
前カイのあらすじを紹介する各カイのアバンタイトルや次回予告冒頭のナレーションもオイラが務めるチュン。*11
モチーフは鳥であることとゼンカイザーのモチーフがアカレンジャーであること、そしてカラーリングから『秘密戦隊ゴレンジャー』のバリドリーンや、九官鳥のゴンだと思われるチュン。
『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』においても、バリドリーンと似ていることに自ら言及したチュン。
詳細は該当項目を参照するチュン!

  • 五色田(ごしきだ)(いさお) 演:川岡大次郎
10年前に行方不明となってしまった介人の父親で、『並行世界』存在説を提唱した研究者。
その別々の世界線で活躍していたというスーパー戦隊を参考に、ゼンカイジャーの武器&変身アイテムを開発した。
実は…
名前の由来は『秘密戦隊ゴレンジャー』の主題歌「進め!ゴレンジャー」を歌ったささきいさお。

  • 五色田(ごしきだ)美都子(みつこ) 演:甲斐まり恵
介人の母親で夫と同じ研究者。
こちらも10年前に行方不明となっている。
名前の由来は『秘密戦隊ゴレンジャー』の主題歌「進め!ゴレンジャー」を歌った堀江美都子。


【その他】

  • スーさん 演:喜多川2tom
カラフルの常連客であるお爺ちゃん。釣りが趣味のダメ社員と仲良くなった社長や、キャンディーズのそうめんの人とは関係ない。
毎度ワルドのトンデモ世界改変の被害に遭っては、奇行に走る不運体質。
実は平行世界にもそっくりさんがほぼ必ず存在する。
演じている喜多川2tomは長年にわたり歴代スーパー戦隊の「中の人」として貢献してきた方。


キカイトピア王朝トジテンド

今作における悪の組織で、「キカイトピア」を支配する悪徳王朝。
ビルのような機械仕掛けの宮殿トジテンドパレスを本拠地としており、全ての並行世界を機械歯車「トジルギア」に封印し、支配することを目的とする。
物語開始時には全世界封印まで後一つ(介人がいる人間世界)のところまで来ていたが、何故か閉じこめることが出来なかったどころか、融合したことによりキカイトピアの一部を持って行かれてしまうという事案が発生。
一ヶ月経っても事態が進行しないことに痺れを切らしたボッコワウスに対し、『閉じるのではなく直接侵略してしまえばいい』というゲゲの提案をもとに人間界侵略を開始する。

一応はキカイトピアの政府・支配層に当たる存在だが、ボッコワウスはじめ幹部陣は軒並み選民思想の塊であり、人間など他世界の住人は愚か自国民の筈のキカイノイドの事すら何とも思っていない。
そのため侵攻時は容赦なく危害を加え、挙句例えトジテントパレスで働く用務員であっても軍属でない限りぞんざいに扱うなど、その腐敗ぶりは相当なもの。
そのため国民であるジュランからは「腐ったお偉方」と吐き捨てられる。

幹部陣営は「分かり易さ」重視ということで、当初はボス、エンジニア、現場で戦う武闘派、ナビゲーターと必要最低限の構成となっていた。
詳細は該当項目を参照。

  • フィーバーン! 暗黒のパワー!ステイシーザーステイシー 演:世古口凌
トジテンドに所属する兵士の一人で、軍団長バラシタラの息子。
見た目は人間と変わらないが、身体の一部が機械化している。
母を捨てた父を恨んでおり、最低な父を見返すために戦うストイックな人物。
似た境遇でありながら自分にはない輝きを放つ介人がどこか気に食わず、ライバル視している。
その一方でヤツデに亡き母の影を重ねており、彼女の大切な孫である介人と戦うことに苦悩してもいる。
……以上のように本作屈指のシリアス担当なのだが、真面目さが仇となってやることなすこと全て上手くいかない苦労人。

最高技官イジルデが五色田博士の技術を模倣して開発した「ギアトジンガー」に「ダークセンタイギア ステイシーザー」をセットすることでステイシーザーへと変身する。
初代スーパー戦隊『ゴレンジャー』のアカレンジャーをモチーフにしたゼンカイザーと対比となるように、かつて初代スーパー戦隊とされた『バトルフィーバーJ』のバトルジャパンをモチーフにしている。
詳細は該当項目を参照。


【ゼンカイジャー/ツーカイザーの装備】

  • ギアトリンガー 
声:レニー・ハート
今作の変身アイテムである、鳥を模した銃。片手銃の武器としては珍しくガトリング式。
センタイギアを使うことで変身する他にも、キカイノイドの4人の巨大化、ゼンカイオーへの全界合体などに使われる。
なお、音声が物凄い巻き舌。起動音声の発音からして「ギァトルゥィンガー!!」である。
まあ、音声を担当しているレニーは某総合格闘技の入場コールからしてマジでそんな感じだし
鳥モチーフなのと、音声で連発される「バーン」は『ゴレンジャー』が元ネタ。また、変身待機音は「秘密戦隊ゴレンジャー」EDのアレンジ。*12

ゼンカイジャーが使用する、スーパー戦隊の力をイメージしたデータがインプットされた歯車型アイテム。
ゼンカイジャーへの変身や技を発動する表面の「ヒーローサイド」、キカイノイドの巨大化や合体に使用する裏面の「機界サイド」として使い分けが可能。

詳しくは該当項目を参照。

  • ギアダリンガー 
声:関智一
ツーカイザーの変身アイテムである、舵輪を模した銃。状況に応じて曲刀としても使用可能。
ギアトリンガーと同様にセンタイギアを使うことでゾックスをツーカイザーに変身させるが、「ツゥ―――カイザー!!!」の叫びのおかげでかつてのモバイレーツを思い出してしまう大きなお友達もちらほらと。


機界変形/全界合体

ジュラン、ガオーン、マジーヌ、ブルーン専用の機能。
センタイギアを裏面の『機界サイド』でギアトリンガーにセットし使用することで、巨大化・変形する『機界モード』となる。

詳しくは該当項目を参照。


【エピソード】



【楽曲】

OP:『全力全開!ゼンカイジャー』
作詩:マイクスギヤマ/作・編曲:園田健太郎/歌:つるの剛士・ことのみ児童合唱団

アバンタイトルに被さるように原作者のクレジットとイントロが入るという珍しい始まり方をしている。
白倉によると同期やアニメでエンディングでのダンスがあるため、本家の戦隊は譲る形となったが今回はオープニング映像にダンスが導入されている。
また、サブタイトルはOPのイントロ部分で読み上げられ、一部エピソードでは内容に応じた効果音が挿入される。他にも、Bメロではその回の内容の一部シーンがセリフ付きで抜粋されたり、サビの後半で介人たちがカラフルの店内で賑やかにしている場面は毎回異なるやり取りをしているなど、OPだからといって見逃すには勿体ないような作りになっている。

ウルトラ戦士経験者であるつるのが歌を担当しており、つるの本人もその事に触れている。
歌詞には46の歴代戦隊を想起させるフレーズが余すことなく含まれている。



追記・修正は全力全開でお願いします。
44.魔進戦隊キラメイジャー←45.機界戦隊ゼンカイジャー→46.暴太郎戦隊ドンブラザーズ
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最終更新:2024年04月20日 20:43

*1 これは『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』の一篇として公開された劇場版、『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』公開記念の合体スペシャルとして制作された『仮面ライダーセイバー』特別章でも踏襲されており、後者はゼンカイジャー側もセイバーのサブタイトルの方式を踏襲している

*2 同作は本作とキュウレンジャー同様にそれ以外の戦隊とは違う世界観であるため

*3 そも始祖のゴレンジャーからしてギャグ戦隊だったので、カーレンジャーに続く先祖返りと言える。

*4 2000年に『仮面ライダークウガ』の放送が始まり、仮面ライダーシリーズが復活したことでスーパー戦隊シリーズからの視聴者離れが始まったのも一因だという。また『魔進戦隊キラメイジャー』については、ロボ同士の「スーパー合体」がなかったのも結果的に売り上げの低下に繋がってしまった。

*5 第1カイ!では昭和代表として『ゴレンジャー』、平成代表(兼初代パワーレンジャー)として『ジュウレンジャー』、令和代表として前番組の『キラメイジャー』の世界が映し出されている。

*6 その時々の状況によって名乗り内容自体が変わっていたり、加入前や別行動中などでメンバーが揃っていなかったり、動きながら名乗ったりというバリエーションが非常に多く、この毎回と言っていいほど異なる変則名乗りもまた本作の魅力となっている。

*7 仮にゴーカイチェンジやカメンライドのような「過去の戦士にそのまま変身する」タイプの能力だった場合、ワルドの法則改変に対抗できなかった公算が大きい。

*8 強化変身を含めるとシシレッドオリオン

*9 嵐山美佐は作中で「白バラ仮面」(白バラの騎士や白バラの戦士と記されることもある)に一度だけ変身したが、サンバルカンとはデザインが大幅に異なるため語られることはあまりない。また、フリントも本編終了後は一度だけツーカイザーになっている。

*10 榊原は本作開始時点で満61歳、作中設定でも第1カイ!のセリフによると還暦を超えている

*11 新番組予告や同カイ!のアバンタイトルはゴブリンが担当。

*12 ゴレンジャー周辺の設定やバリドリーンなどに鳥の要素が強い。後者は恐らくEDの『秘密戦隊ゴレンジャー』冒頭の「バンバラバンバンバン」から。