メレフ(ゼノブレイド2)

登録日:2021/11/20 Sat 02:54:02
更新日:2024/03/22 Fri 21:48:17
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これこそが特別執権官の実力!


メレフとはゼノブレイド2に登場するキャラクターの1人。CVは斎賀みつき

【概要】

フルネームはメレフ・ラハット。
自身のブレイドである「カグツチ」と共にスペルビアの特別執権官として活動する帝国最強のドライバーであり「炎の輝公子」の肩書を持つ。
スペルビア皇帝のネフェル・エル・スペルビアは、血縁的に見て従弟に当たる。
ストーリー序盤にてレックスホムラの前に立ちはだかるが、戦闘を繰り返すうちにレックス達に興味を持ち始めていく。
その後スペルビア本土にて帝都を襲撃するキクの行方を追うべく一時共闘、そのままアーケディアへ向かう道中で同行し始め、最終的にレックスのパーティに加入することとなる。
戦闘ではトラと同様に盾役として特化した性能を持つが、こちらは回避に優れており一撃が痛い相手との戦闘で重宝する。要は前作イノシシ英雄と同じである。

【外見・性格】

軍服を纏った姿や担当声優の声色から勘違いしやすいが所謂「男装の麗人」であり、美容に気を遣ったりもしているれっきとした女性。
容貌に関しては、イーラとの戦闘中に拘束された際にサタヒコから称賛され「殺すのが惜しい」とまで言われている。
帽子を取るシーンが一度だけあり、その場面を見る限り髪はちょんまげのようにして後ろで束ねている様子。
普段はあまり感情を表に出さない故にクールな印象が強いが素の性格は意外と天然かつ負けず嫌いであり、
キズナトークでは料理について素直にできないと言えず、ホムラの料理を手伝った際に食材であるアヴァリティア・アンコウの気持ち悪さからカグツチ共々逃げ出すorアンコウを粉々にしたり、世界樹の上から雲海を見下ろした際に巨神獣を見つけたジークに対抗してより小さい存在を見つけようとするといった一面が見られる。
この性格はブレイドであるカグツチにも反映されているらしく、カグツチの日記にヒカリと戦って勝ったという記述についてヒカリと小競り合いを始め、最終的に再び戦おうとしたりしている。
なお男性扱いされることは彼女にとってタブーであり、キズナトークにてジークに「メレフは男みたいなもんやろ」と言われた際には本気の怒りを見せていた。
一応、パーティメンバーの中ではトラ以外全員、初対面からメレフが女性だと認識している模様。

【作中の主な活躍】

初登場は2章であり、単独行動していたカグツチによる天の聖杯の発見の報告を受けて予定より早くグーラへと来訪。
かつて3体の巨神獣を沈めたとされる天の聖杯の力を危惧し、排除すべく軍に捕まったニアを利用してレックス一行をおびき寄せて戦闘を仕掛けた。
最終的に貯水タンクを倒した所に必殺技を叩き込まれた隙に逃げられるが、この時レックスが手加減をしていたためにダメージは然程受けずに済み、
同時にレックスが戦闘中に発した「その気持ちをお前に閉じ込められてたまるかっ」という発言に感化されたことから彼らに興味を持ち始め、しばらくは解き放つこととした。

その後章を挟んで4章で再登場。勘違いから再び戦いを始めるもニルニーの仲介により止められ、帝都を襲撃に現れたキクと事件に絡んでいるバーンの行方を追うべく休戦。
黒幕であったイーラのベンケイとサタヒコとの戦いに加勢し撃退後、アーケディアから一行を迎えに来たファン・レ・ノルンの元へスペルビア皇帝代表として同行を申請、これまでのことは水に流すことにしてリベラリタス島嶼群以降、レックスのパーティに一時的に加入。

自らの職務を優先する故にレックス一行とはアーケディアで離脱する予定だったが、ニルニーからバーンが首脳会談を襲撃しようとしていること、商会が絡む案件であり秘密裏に処理したいという知らせがあったことから再びパーティに加入。
バーン操るグレートサクラを止めることに成功するもバーンはグレートサクラの自爆装置を起動し、止めに入ったネフェルは死亡してしまった。
弟も同然だった従弟の死に悲嘆に暮れて慟哭する中、ビャッコが一行を別の部屋に移動させた間に力を解放したニアによってネフェルは無事に蘇生される。
メレフは今回のようなことが再び起こらぬように常に側にいることを望むが「レックスと共に旅をしたい」というメレフの本心を見抜いたネフェルによって「引き続きスペルビアの特使として同道する」という任務を与えられ、これによって正式にレックスのパーティに加入することとなる。

更にルクスリア王国にてゼーリッヒ国王に謁見した際には、王宮内の様子の不自然さを早急に察知していたために自分達が囚われてしまうことを彼女は予見しており、
予めトラと示し合わせた策を以て、エーテルエネルギーを遮断する牢屋から無事脱出するまでに至ったのであった。

【人間関係】

  • カグツチ
メレフと同調しているブレイドであり「スペルビアの宝珠」の異名を持つ帝国最強のブレイド。
先述した通り負けず嫌いな面や美容に気を遣う面などメレフと共通している部分が多く、同調時にメレフの影響を強く受けているような描写が見られる。
ブレイドはコアクリスタルに戻ってから再び同調すると以前に同調していた時の記憶を失ってしまうが、自身がつけた日記がコアクリスタルと共に代々受け継がれてきているため過去の自分についてはある程度把握している。それでも日記だけでは分からないことがたくさんある故、過去の自分を知る者に当時は自分がどのような人物だったか聞くことがある。
ちなみに現在こそ敵対しているものの500年前には共に聖杯大戦を戦った仲間でもあったシンは、モルスの地で彼女と一時共闘した後に「お前は昔のままだ」と肯定的に評していた。
更に聖杯大戦時には当時のスペルビア皇帝であったユーゴのブレイドを務めていたことが、追加シナリオ「黄金の国イーラ」で語られている。

  • ネフェル
スペルビア帝国の現皇帝にしてメレフの従弟であり、プライベートでは従姉(ねえ)さんと呼ばれている。
メレフの側も立場上、普段は彼を陛下と呼んで敬語を用いているものの、ネフェルが死に瀕しているのを見て我を失った時には思わず本名を口にしながら「死ぬな!」と縋り付いていた。
彼が産まれる前は先代が男子に恵まれず当初はメレフを男として育てて皇帝にするつもりであったために実質的にメレフから皇帝の座を奪う形での即位となってしまったが、メレフ自身は特に不満である様子はなくむしろ幼少期から大切にして接している。
ただ、立場上の関係故に「家族」として上手くかかわることが出来ず、キズナトークにてそのことを打ち明けられたホムラからは「難しく考える必要はなく、まずは会いに行くのはどうですか」と、ヒカリからは「本当の家族なら何故悩む必要があるのか、私とホムラだって長い間話していなかった、弟のことを気にかけている時点でもう十分家族なのよ」と助言を貰っている(要約)

  • ワダツミ
もう一人の「スペルビアの宝珠」の異名を持つブレイド。
本編開始時ではネフェルと同調していたが、ネフェルが一度死んだことでコアクリスタルに戻り、その後はメレフに受け継がれることとなる。
同調するドライバーはメレフで固定であり、オーバードライブも不可能なので、実質的にもう一人のメレフ専用ブレイドとなっている。
こちらも前述の追加シナリオでは、聖杯大戦時にユーゴのブレイドであったことが明らかとなっている。

  • モーフ
グーラ領にて領事として活動する男。
「陛下の覚えが良いからと偉そうにあれこれ指図するから」という理由でメレフのことは気に入っておらず、女狐と陰口を叩いている。
スペルビアへの凱旋と大金を目当てに自身の力でホムラを捕らえようと狙うもレックス達によって倒された上に計画を盗み聞きしていたカグツチによってレックス一行の待伏せに利用されるなど散々な目に遭い、そのまま物語からフェードアウトした。

当初は天の聖杯の力を危惧して排除しようと立ちはだかるも、戦う理由がないというために手加減されたことからレックスに興味を持ち始め、やがては楽園を目指す彼らの旅に同行することとなる。
その後の人間関係は比較的良好であり、ネフェルの項にもあるように人間関係で悩むメレフに助言を送っている。

当初は一度捕まったことや勘違いから戦闘になっていたこともあってか同行してきた彼女には不満な様子であったが、誤解が解けたことからこれまでのことは水に流すこととなった。
先述した出来事から自身の従弟の命の恩人でもある。

メレフが女性であることには気付いていなかった模様。
キズナトークではそうと知らずに何度も一緒に温泉に入ろうと誘われ、選択肢次第では半ばヤケクソ気味に「服を着たまま入る!」と答えている。

国の重鎮同士であることからか、パーティメンバーの中でも比較的絡みの多い人物。
キズナトークでは彼女の意外と天然な行動にジークが振り回されることもあれば、ジークの軽率な発言に怒りを見せることも。
戦闘中に倒れたメレフを彼が復活させる時の「メ~レ~フ~えぇ寝顔しとるやんけ」という呼び声は多くのプレイヤーの印象に残ったことだろう。

【余談】

実は本作においてマンイーターやブレイドイーター、ノポン族などが所属するパーティメンバーの中で唯一の普通の人間である
ジークの「この集団にはブレイドとの絆が深いもんが多い」という発言に「絆か── 羨ましいくらいだよ」と返し、
「(ブレイドイーターを)あんさんもやってみるか?」と言われた際には「傷が残る」という理由からカグツチに対して申し訳無さそうにしつつも遠慮している*1

スマブラSPではスピリッツで登場した他、ホムラ/ヒカリ参戦と同時に実装されたステージ「アルストの雲海」にてカグツチと共に登場したが、
露出の多いカグツチの衣装がCEROに引っかかったためか参戦した彼女たちと同様に衣装に修正が加えられている。多人数戦闘用衣装のカグツチ



追記・修正は料理の腕を磨いてからお願いします。

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最終更新:2024年03月22日 21:48

*1 カグツチも「私より玉のお肌なんですから」と頷いていた