トラ(ゼノブレイド2)

登録日:2019/10/16 Wed 22:36:44
更新日:2024/04/08 Mon 22:11:29
所要時間:約 10 分で読めます






これがトラの自信作!セカイ初の人工ブレイド『ハナ』だもっ



トラとはゼノブレイド2に登場するキャラクターの一人(一匹?)で、シリーズの名物種族であるノポン族の少年。CVは野中藍


【概要】

年齢は明確に設定されていないが、主人公のレックスより下とのこと。
プレイアブルキャラクターの一人であり、前作に当たるゼノブレイドクロスではプレイヤーが使えるノポンはいなかったため、
前々作のゼノブレイドから2作ぶりにプレイアブルノポンが復帰したということになる。

レックスがスペルビアのブレイドであるカグツチ(と彼女が率いる兵隊)に捕まりそうになったところをなんとなくから救出し、以降は自身のパートナーである人工ブレイド・ハナの起動を手伝ってもらった恩義で最後まで行動を共にする事になる。
自身にドライバーとしての特性はないため、初めて仲良くなったドライバーであるレックスを兄貴として慕っている。

アホの子が多いノポンではあるが、他の種族含め誰にも真似できない、人工ブレイドの完成を成し遂げた作中最高クラスの頭脳と技能の持ち主(祖父と父から受け継いだ分も大きいが)。
恐ろしいのはこの技術が特別なものではなく、「設計図と資金さえあれば極論誰でも作れる」簡便性にある。
ブレイドとドライバーというのは職業面で見れば、年の割にバリバリ働いて稼いでいるレックス目線でも「稼げるんだろうなー」と羨むほどのポジション。
軍事で言えば「保有ドライバーの数で戦況が決まる」ほどの超戦力であり、やはり並大抵のそれではない。
ではドライバーがなぜ高い需要を持つのかといえば特殊能力はもちろんのこと限られた人しかなれない適性の問題が大きい。

――ではその適性が必要なく、かつ極論ドライバーすら必要ない従順な操り人形を“量産”できるのであれば?

トラ一族がこの世界においてもどれだけの偉業革命分岐をもたらしたのか。あるいは生み出してしまったのか、想像するだに恐ろしい……。
天然のブレイドですら貴重な飛行能力すら当たり前のように搭載しているうえ、大気のエーテルの影響を受けない特性すら備えるのだから引けを取らないどころか勝っている面すらある。
適性を備えたドライバーであっても、同調するにあたり属性はほぼ運任せなので、好きに属性を変えられる点も凄まじく大きい。
製造にあたって再現不可能な加工技術や希少素材を用いない点も、むしろ技術屋としてはより優れていると言えよう。
トラの偉業はその後各地に知れ渡っているようで、トキハのブレイドクエストでは意外な形で彼の技術力に劣等感を抱き外道に堕ちた技術者まで現れる。*1

だがそれだけで済むような奴ではなく…。


【外見】

体の模様は名前通りトラ猫のそのもので、体躯は他のノポンに比べかなりデカい(アヴァリティア商会会長バーンほどではないが)。
このことについては作中特に理由は説明されていないが、ゲーム的な都合で言えば前々作の勇者がその体の小ささから浅瀬でも水泳モーションに入ってしまい戦闘で役立たずになるため、そうなってしまうのを防止するのが目的と思われる。

全身をほぼ覆うようなデニムのツナギを着ておりそこかしこに工具が突っ込まれてることから、技術者キャラであることが見た目からしてアピールされている。どうでもいいことだが裸が基本の他のノポンより露出度が低い。
とは言えノポンに靴を履く習慣はないためか裸足であり、たま~に覗かせる足の裏の肉球もチャームポイント。
またノポンであることを考慮しても腹が出過ぎであり、水着*2になった時ははち切れんばかりの我がままボディーを惜しげもなく見せつけてくる。

リキを初めとする1のノポンの顔がのっぺりとしたテスクチャでアニメチックに描かれているのに対し、トラを初めとする2のノポンは顔そのものが3Dモデルで描かれているため、マスコット然としたビジュアルに反して顔はちょっと動物的なリアルさがある。
そのおかげでノポン特有の黒一色の眼がよく磨かれた黒真珠の如くとにかく周りの光を反射する。
場面によってはオッドアイのように見えることもあるが、これは「それぞれの目に違う色の光が当たってるだけ」「光が当たることにより黒の奥の色があぶり出されたため」のどちらか不明である。

ガタイの良さと顔つきのリアルっぽさから前作のリキと比べるとマスコット感は薄いものの、Google先生のサジェストでは「トラ ゼノブレイド2」と入れると上位に「かわいい」と出てくる程度にはちゃんと愛されている模様。

余談だがもし1のように2でもノポンが子供と大人で明確に外見が変わっていた場合「レックスより年下」なトラの年齢的に、この巨体で1のモブ仔ノポンもしくはDEの新キャラであるネネ・キノ姉弟のような顔になっていた可能性がある。
想像してみるとかなりの異相になりそうである。それはそれで可愛らしいかもしれないが。


【性格・言動】

概要で述べた通りずば抜けた知能と技能の持ち主ではあるが、その性癖は他種族である人間型の女の子に絶大な萌えとエロスを見出す、どこに出しても恥ずかしいレベルの変態でありオタク。
自慢の人工ブレイド・ハナの外見が、JSは美少女ロボ娘、JKはミニスカメイド*3、JDはハイレグ女戦士と、各モードで見事に趣味が前面に表れている。
そういや10年程前の任天堂作品にも異種族の女性型メカを作ったオタクがいたような…
だが単にハナに欲情しているだけでもなく、常に気を配っており戦闘に際しては真っ先にハナの体調を心配したり活躍は褒めちぎるほどで、ハナからは馬鹿にされつつも強く信頼されている。
機械とオタク関係以外に関して頭の働きはからっきしで、ついさっき言われたようなことも即忘れたりする。
ノポンらしくちゃっかりしており、ハナ完成の費用をレックスに押し付けたりもした。

変態ではあっても我々の業界ではご褒美ですなタイプではなく、ハナに馬鹿にされれば反発し、ホムラから白い目で見られれば冷や汗をかき、カグツチから折檻された時は恐怖で悲鳴を上げていた。
ハナJDに赤ん坊のように抱えられたときは恥ずかしがっていたため、ただただ女性に甘やかされればいいというわけではないらしい。リキとは対照的である。
ニアジークを「かめあたま」と呼んだ時、他のメンバーは気まずい雰囲気になっていたが、トラとハナはキョトンとしていたので性に関する知識にも大分偏りがあるようだ。
ただしDLCのハナバスターのクエストでは彼曰く祖父が持つ「レックスには読ませられない程スケベな本」を読んだ経験があった模様。知らなかったのはたまたま該当する単語が出てこなかったのだろうと推察される。こんなこと推察したくないわ。
あるいは女の子どうしの術的な内容だったのかもしれない。流石にヒューマノイドの女性が一切登場しない、ドラゴンカーセックスあたりの人類に早すぎるジャンルではないだろうが…。
なんの因果かゼノブレイド2の二次創作的にレックスはその手の本で男性向け(ヘテロセクシャルだけとは言っていない)に置いても女性向けに置いても常連キャラである。

こんな変な奴ではあるが、前2作のオトモノポンであるリキやタツと違って威張りん坊な所はなく、兄貴と慕うレックスや他の仲間たちのいい所を見習いたいと考えているなど素直さと謙虚さの持ち主でもある。
メンバーの中では特に、国やヤベー組織に追われる命がけの旅に同行するほど立場や義理はなく(前述の通りむしろレックス達を助けたのはトラ側)、成り行きと言っていいポジションに据えられるが、
それでいて敵に過剰に怯えることなく果敢に挑み、国単位で最高峰の人物達が暗く押し黙ざるを得ない苦境に立たされてもへこたれない素晴らしい勇気とメンタルの持ち主と称して間違いないだろう。
ともすれば変態じゃなかったら完璧超人の聖人すぎると見るのが正しいのかもしれない。ほんとか?

人工ブレイドという革命があまりにオーパーツ的な側面を持つため、個人で暴れ回ったり、あるいは闇雲に量産するようなことをしていれば、あこぎな団体に目をつけられたり国レベルで注目されることも十分ありえる。
しかし法王庁公認の天の聖杯の旅に同行し、大国の重鎮が仲間に二人もいて、有力で巨大な慈善寄り傭兵団の長と友人兼団員という形に収まっているため、図らずともいち個人としては異様なほど極太のパイプと絶大な後ろ盾を獲得するに至った。
きっかけとしては“なんとなく”ぐらいの人助けが、回り回って身を護り得難いものを与えたのだ。これも因果だろうか。あるいはトラの人徳がなせる業なのかもしれない。

リキに比べるとストーリー中の発言自体は増えたがシリアスシーンでの見せ場は少なく、その分性癖や間抜けさを前面に押し出されており、リキの持つコメディリリーフ的役割を受け継いだ面が強い。
リキが「こんなに愛らしい言動をしたマスコットキャラみたいな出で立ちなのに実際は40代の子持ちのおっさん」というギャップを狙ったキャラなので、やたらと人(主に女性陣)にあざとく甘えるのに対し
こっちは天然な振る舞いもあるものの、正真正銘の少年ノポンなので立ち振る舞いも年相応である。


【性能】

ゼノブレイド2というゲーム自体、各ドライバーとともに戦闘するブレイド次第でその能力は大きく変わる。トラの場合はパートナーはハナ固定であっても、そのカスタマイズ性の高さから特に能力の変動が激しい。
一応ハナの第一形態のJSが守備寄りの能力で本人のHPがパーティー中最大でもあるため初期は仲間を守るタンクとして活躍する。その後ハナJK・JDが解禁してからはその火力の高さからアタッカーとしても十分運用可能というかそちらがメインになる。有料DLCの強敵相手ではそもそもタンクが用をなさなくなるゲームだし…。


【来歴・作中の主な活躍】

祖父のセンゾー博士と父のタテゾー博士は人工ブレイドの完成を目指していたが、研究中に何者かに襲撃されセンゾー博士は死亡、タテゾー博士はトラを人工ブレイドのデータとともに逃し行方不明になる。
天涯孤独の身でも前向きさは失われておらず、ドライバーになるためコアクリスタルの同調という賭けに出るが、失敗*4、適性が無いということが判明してしまう。
それでも腐ることなくドライバーになることの夢は捨てず、祖父が遺し父から託されたデータを元に人工ブレイドをほぼ完成の段階にこぎつけるのであった…。

幼くして肉親と死別し、命からがら逃げだして誰の知り合いもいない村に居を構え、亡き父と祖父が追い続けた夢を完成させためにただ一人頑張り続ける…と、その経歴は2のみならずシリーズ全体を見渡しても過酷な部類に入る。
しかしながら少なくとも現在の彼はすっかり立ち直っており、持ち前の明るさと前向きさと変態ぶりからそんな暗い過去を全く感じさせない安心感のあるキャラクターである。
また、ハナの製作費を捻出するためあまり質の良い生活は遅れていないようだが、それでも一応はちゃんとトリゴの村に簡素ではあるが家を構えており、
近所の友人のノポンや彼の家のTigerTigerを遊ばせてもらっているグーラ人の子供もいることから、
この手のMADな技術者の割にきちんとご近所づきあいも出来ているらしい。
子供ながらかなりの生活力である。

レックスらと旅を続ける道中、スペルビア帝国で会ったセンゾー博士の助手のムイムイに祖父と父の安否を確認するも、それぞれの死と行方不明という既知の情報しか得られなかった。
落胆しつつもスペルビアでの逗留中にテロ事件が発生、その犯人はセンゾー博士とタテゾー博士が合作した人工ブレイド・キクであった。
何故キクがテロなどを起こしたか訝しみつつも、キクを追うという目的を同じくする(帝国のためと動機は異なるが)スペルビアのドライバー・メレフとその忠実なブレイド・カグツチと共闘することに。
捜査の末にキクの逃亡先であるスペルビアの廃工場に突入、行方不明だったタテゾー博士と再会し、同時に姿を現したアヴァリティア商会会長バーンとセンゾー博士を裏切りバーンと内通していたムイムイから事件の真相を聞かされる。
トラ一家襲撃から今回のキクによるテロ事件まで一連の黒幕はバーンでありムイムイはセンゾーを裏切り襲撃を手引きしたこと、バーンに捕らえられたタテゾーは無理矢理(無粋なデザインの)戦闘用量産型人工ブレイドを作らされ、キクも戦闘機械に改造させられていたことを知る。
バーンからキクをけしかけるも返り討ちにし、タテゾーの献身もあって心を取り戻したキクがハナに力を託したために、JKモード追加される。
バーンは最終手段としてキクの設計図を拡大コピーして作った粗悪品巨大人工ブレイド・サクラに搭乗するも、これも退けトラは祖父と父の敵を討ったのであった。

ルクスリアではエーテルを遮断する結界室に拘留された際、事前それを察知し警戒して対策を促していたメレフの策で彼女のアーツを託される。
キクから受け継いだ力でエーテル炉でエネルギーを自己生産出来たため、結界の制約を無視した上で地と火の力で結界を突破するという大活躍を見せた。

その後もレックス達に同行し、任意イベントでハナをJD形態にもなれるよう進化させつつ、結果的に世界を救った者たちの一人となった。
ぶっちゃけトリゴの街での初登場時点から、トラとハナがいなければレックス達は詰んでいた場面が何度も存在する

【人間?関係】

トラがその欲望と愛を捧げる、一族三代の成果にして世界初の人工ブレイド。
一応トラのことはご主人と呼び身の回りの世話をするなどメイドロボ的側面もあるが、性癖などで駄目な所が多いトラに対してはどこか呆れているような一面もあり、トラもそれに怒ったりとダブルボケの漫才コンビのような間柄。
だがトラもハナのことはやや過保護と言えるほど気にかけておりハナも自分の生みの親であるトラに対する感謝の念は忘れておらず、相思相愛の仲。
ヘンテコマスコットと美少女ロボの組み合わせは見ていて大変ほほえましい。さてはモノリス、1のおっさんとメリアちゃんの組み合わせで味をしめたな
ただし作中で「ドライバーがいなくなった後自分たちブレイドはどうするか」という話題になった際、ハナが「ご主人がいなくなったらハナはミボージンになってしまいますも」と述べると、トラが非常に驚いていることから
トラはあくまで親として愛情を注いでいる一方で、ハナはトラのことを亭主として、ぶっちゃけると恋愛対象として認識しているらしい。

トラ曰くハナとのコンビでやってることはあくまでドライバーとブレイドの真似事でありハナ単体で戦った方が強いとのこと。
だが実際の戦闘でトラは他の仲間と遜色ない戦力の持ち主のため、あくまで“ハナ単体のほうが強い”は付かず離れずが基本のドライバーの立ち回りから離れ、飛行ユニットを存分に活かせる利点を指すのかもしれない。
ドライバー不在のまま自律型で飛び回る姉妹機と作品が違うレベルの三次元的空中戦を繰り広げた以上、トラの発言も一定の割合で頷ける。
しかし実際、ハナはトラとキズナを結び、ドライバーアーツに相当する補助も行い、トラがそれを受け取って戦えているのだから“真似事”と卑下するほどでもないのでは?(≒通常のドライバーとブレイドとほぼ同じ) とも考えられる。
一説には「トラ自身ブレイドの能力補正なしにもかかわらずドライバー並みの戦闘力を持っているのではないか」という疑惑が生じているとかいないとか。泳ぎモーションではどんな長距離でも息継ぎ一切なしという化け物じみた肺活量を見せつけてるしな

本編の主人公で天の聖杯のドライバー。
ドライバーに憧れるトラは、偶然助けたレックスを兄貴と慕いオトモになることを申し出るも、オトモ扱いは却下され友達になろうと言われ、トラは大喜びでそれを受け入れた。
このことから分かるようにトラは尊敬する相手や目上の相手を敬わることもできるいい子なのである。
これまで他のドライバーとのつながりもなかったトラは一目惚れのような感覚で旅の最後までレックスについて行くのだが、出会った当時はレックスはまだドライバーとしてビギナーもいいところだった。
だが彼が後に多くのブレイドを抱え世界一稼ぐ傭兵団の長になり、挙句の果てに過去の英雄豪傑がなしえなかったもうなんか色々凄いことを達成したことを考えると、トラの運と眼力は大したものと言えよう。
レックスのアニキが創造神の心をも動かすイレギュラー、進化の先となったが、トラはトラで文明に立ったイレギュラーであることを考えると、このコンビが最初期に出会ったのは運命的なものを感じざるを得ない。末恐ろしい少年達である。

尊敬するレックスのブレイドであり天の聖杯にしてトラの推しブレイド。
その推しっぷりは自分の水着にホムラのバストアップをプリントするほどである。浮き輪をご主人デザインにしたハナが泣くぞ。
トラとハナによる萌えメイド講義などという茶番を受け入れる程度にトラの変態性癖は許容しているが、ハナにダメージブレイク機能付きのビキニアーマーを装着させようとした時は心の広い彼女も流石にドン引きして冷ややかな目で「トラくん最低…」と呟いた。

一方で天の聖杯の第一人格であるヒカリに対してはその気の強さからか、ホムラに比べるとやや敬遠している節がある…が、掛け合いの端々からやはりスケベな目で見ている模様。
ホムラと違いハナのことは呼び捨てだが、意外にもトラに対してはホムラと同じくくん付けで呼ばれていたりする。
なお作中で明言こそされていないが、彼の趣味全快で作った魔改造形態、ハナJDモードの外見(体つき、使用武器、ひらひらマフラー)や、
基本攻撃のモーション(振り下ろし→振り回し→突きの三段攻撃で、その動作はレックス&ホムラorヒカリのそれとほぼ同じ)から、
ホムラとヒカリの影響を少なからず受けていると思われる。
以上のことから言動はアレだが、トラにとってやはりこの3者がブレイドとドライバーの理想像であるようだ。
ハナが「自分もモルスの地に跳梁跋扈する機械たちと同じように暴走の果て世界を壊してしまうのでは?」という不安に駆られた時は
「トラくんから作られたあなたはそんなことはしない」と返しており、トラの技術力と良心と何よりハナへの愛はヒカリも強く信頼している。

  • センゾー博士、タテゾー博士
それぞれ祖父と父。
三者とも性癖から能力からドライバーの適性がないという所まで何から何まで同じというどうしようもない一族。血は争えないのかトラと同じくでかい。
タテゾー博士と再会できたのは上記来歴の通りだが、監禁されて戦闘兵器を作らされていたのは実は苦痛でもなんでもなく、むしろノリノリだった。
苦痛だったのはその機体のデザインが自分の趣味に合わなかったからというあたりこの一族の救いようのなさを実感させてくれる。
作中では監視役のターキンに「もっと早く生産しろ」と苦言を呈してやりづらそうにしているタテゾーの姿が映されていたが、同じ工場で働いていたノポン十二兄弟の一人曰く、労働環境はかなりいいらしい。
それぞれ名前の元ネタはおそらくマジンガーZの主人公の祖父である兜十蔵と父親である兜剣造。
十にノポンのノを加えると千、剣に対して盾というもじりと考えられる。


【名(迷)言集】

「っていうか15秒に一回死んでる計算だも」
グーラに観光にやってきたニートノポンのプロロがTIGER! TIGER!で2時間で48000G溶かした際のリアクション。
1プレイ100Gであることと合わせた計算だが一瞬にして算出できるあたり何気にトラの理系面での頭の良さを伺わせるセリフだったりする。

「体の大きさはともかく可愛さには定評があるも!」
ゼノブレイドクロスからのゲストキャラのエルマによる「こちらのトラ(同名のノポン)はもっと小さくて可愛かった」という発言に対し。
ちなみに普段だったらハナから真っ先に馬鹿にされそうなこの発言だが、この時は何故か黙っていた。
呆れて物も言えないのか、それとも可愛いということはハナも同意するところだったのか。

「こいつ、様をつけるなんてハナより礼儀正しいも」
タテゾー博士を御主人様と呼び、今生の別れを告げるキクに対し。
後に復活するとは言え、この時点では間違いなくキクは完全に機能停止するという流れだったのにこんなしょうもないことを考えているのはなんというか。
ちなみに、初起動時に「間違えた」性格設定で起動した際のハナはちゃんとトラのことをご主人様と呼んでおり、様付けしなくなったのはレックスとホムラに白い目で見られたトラが大慌ててでデータを書き換えたからである。

「どうしてここにオハカ作るも?おっちゃん村に帰してあげないのかも?」
ヴァンダムの遺体を故郷同然になったフレースヴェルグの村ではなく死地であるカラムの遺跡に埋葬したことに対し。
この発言の返答として、傭兵の掟により戦死した場所で葬るということを教えられることになるのも相まって、世間知らずが故のトラの純真さと優しさを表現する数少ない場面になっている。

「アニキ何悩んでるも?もしかして財布落としちゃったのかも?わかったも中身スッカラカンだから悩んでたも?」
「ニアどうしたも?おなかぐーぐーなのかも?」
最終局面が近づきそれぞれ真剣に悩むレックスとニアに対し。
張りつめた空気を緩めるとかそういう目的で言ったのではなく、思ったままをそのまま口にしただけなので空気を読めないと言うか天真爛漫な奴である。
前作に比べるとコメディシーンが多いと言われる本作だが、この頃になると各陣営が本格的に始動して物語が大きく動くようになり、メインシナリオはシリアス一辺倒になるため、貴重なコメディ要素である。
ちなみにレックスはここ最近働いてないからなーって違うわ!とノリツッコミを返した。
殆どのプレイヤーはサルベージや傭兵団任務で荒稼ぎしたことを考えれば、むしろ世界有数の大富豪になってそうだが

ゼノブレイド3にて】

+ 最新作につきネタバレ注意
直接的な言及こそないものの、アグヌスの女王となったニアがアイオニオン成立の流れを語る際にわずかに触れられる。
『1』と『2』の世界の破滅を防ぐために「オリジン」という世界の情報を全て蓄積した巨大建築物を作ったことが語られるのだが、
そのオリジンの設計をしたのが「あるノポンの技術者」だということ。
そしてニアがオリジンの完成現場の視察をしているらしい回想シーンでその技術者らしいノポンがいるのだが、
ノポンにしては妙にガタイがいいわ、毛並みは茶色い虎柄だわ、髪型はツンとそびえるモヒカンヘアーだわで、どう見てもトラご本人である。
ゼット誕生というイレギュラーによってアイオニオンが作られてしまったのは事実だが、オリジンがなければ二つの世界の再構築はままならなかったため、その技術力で世界を救った張本人である。

ちなみにオリジンは最終決戦の舞台となるので足を踏み入れることになるのだが、行ってみるとわかる通り凄まじいデカさである。
オリジンの設計図を持っていたニア曰く「(この設計図と比べると)内部構造はメビウスによって作り替えられているはず」とのことだが、逆に言うと外部はトラが完成させた時点とほとんど変わっていないらしい。
あくまでも「世界の再構築」という目的のために作られた物なのだが、いくらメビウスが好き勝手作り替えたとはいえ、
機関部分等は同じままのはずなのに、終盤ではこれ一機でアイオニオン中のコロニーに喧嘩を売るという凄まじい戦力を持っている他、内部ではメカニカルなクリーチャーを大量生産している。
そしてオリジンの欠片とメリアの心が反応することで終の剣「魔剣ラッキーセブン」が誕生するわ、
オリジンの欠片とニアのコアクリスタルが反応することで「ウロボロスストーン」が誕生するわで
再構築関係のない領域においても何でも出来てしまう訳が分からないレベルのテクノロジーの結晶体である。
回想シーンからして恐らくトラの存命中に完成したのだと思われるが、サイズといいスペックといいこれだけの代物を一代で作り上げてしまう技術力は恐ろしいとしか言いようがない。


【外部出演】

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALではスピリットで登場。
性能は階級HOPE防御型のアタッカーでスロットは3。
スピリッツバトルではフォルムが似てスモール化したプリンに乗り移っており、護衛にハナ役のデイジーと一緒にガウル平原を舞台に体力制ルールで戦う。
相手はシールドが強化されているので投げ技が強いファイターで挑みたいところ。

その後、ホムラとヒカリがDLCファイターで参戦した事でトラ本人はアルストの雲海ステージでハナと一緒に背景に登場する事も。
ちなみにホムラとヒカリが使用可能になるとトラのスピリッツバトルのBGMがクソゲーと評されやすいミニゲーム「Tiger! Tiger!」に変更される。しかもあの古代祐三氏が編曲した無駄に豪華な新アレンジである。



ハナ、最大出力でツイキ・シュウセイも!

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最終更新:2024年04月08日 22:11

*1 もっともバーンの引き起こした騒動を通して知れ渡っているらしく、トラを目の前にしても何ら反応がないためその開発者だとは気づいてはいないと思われる

*2 と言ってもピチTに海パンなので露出度はやっぱり一般的なノポンより低い

*3 JKは進化の結果自然とこの外見になっただけ、という見方もあるかもしれないが、JSがキクのエーテル炉から力を受けたことにより変化した姿と考えると、製作者であるタテゾー博士とトラの欲望の融合体とも考えられる

*4 その際は三日三晩鼻血が止まらなくなってしまったものの、死んだり大きな後遺症にはならなかった。ただし直前でスペルビア兵のスカウト場で同調に失敗した男性が吐血して倒れたのを目撃したレックスには「それだけ!?」と言われてしまった