どたまかなづち

登録日:2021/11/27 Sat 10:30:25
更新日:2025/03/30 Sun 15:06:05
所要時間:約 3 分で読めます





どたまかなづちは漫画・アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に登場した防具とも武器とも言い難い装備品
初登場はフレイザード戦後。

【概要】

使用していた武器がボロボロになってきたため、新しい武器を求めてパプニカの武器屋にやってきたダイたちに、武器屋の店主がこの店で最強の武器として見せたとっておきの武器。
形状に関して述べるなら、「てつかぶと」に「おおきづち」の槌の部分をくっつけたような形をしている。
この槌の部分で頭突きで攻撃する。
槌の打撃面は金属で補強されており、兜の防御力とかなづちの攻撃力を兼ね備えていそうではある。
まあ明らかに頭が重くなって使いづらそうだし、本気で使ったら急所である首が折れそうだが……。
それと誤って頭をぶつける事故も多発しそうである。

一応戦う場面を考えたダイだったが、結局、格好悪い(習得したアバン流刀殺法も一切活かせないだろうし)ということで買わなかった。
ついでに武器に無頓着なアバン先生でもこれでアバン流殺法は不可能だろう(これを囮に牙殺法は繰り出せるとは思われるが)。
一行はその後ベンガーナのデパートへ行くことになる。
復興中でまともな物資がなかったが故に店で最も攻撃力が高いという事情を鑑みても、なんで出したし。
店主は「なんでウケなかったんだろう」と言っていたが、さもありなん。

原作でのダイたちとの関わりはこれっきりのネタ武器でしかないが、ポップの故郷、ランカークス村では「どたまかなづち入荷!」という張り紙が貼られていたりする。
張り紙で宣伝するほど人気があったのか……。

頑強な肉体を持つクロコダインやオリハルコン戦士、超魔生物あたりなら使えるかもしれないが、頭突きではリーチが短くて扱いにくい。
普通に手持ちのハンマーにした方がリーチがあるし、オリハルコン戦士ならオリハルコンの頭突きで攻撃した方が強そうである。
強いて言えば、こんなよく分からない代物をつけた奴の相手をすることを考えると色々な意味で威圧感があるため、示威効果はあるかもしれない。

ネタ武器でしかないのだが、ダイの大冒険の知名度や見た目のインパクトからこの武器の知名度もそれなりに高い。
ランカークス村のものはロン・ベルクが作った可能性もあるなど、妙に想像力が掻き立てられる。

ナンバリングタイトルには「ダイの大冒険」から「ギガブレイク」や「グランドクロス」など一部の技が少々名前を変えて逆輸入されることはあったし、呪文のメドローアも逆輸入されている。
しかし、流石にこのアイテムは逆輸入されることはなかった。

なお、ナンバリングタイトルに逆輸入されていた場合、装備部位は頭なので、分類的には防具の兜にあたると思われる。かっこよさに類するパラメータがあった場合、まずマイナスになりそうである。

【グッズ展開】

知名度の高さから、グッズ展開の際に商品化されていたりする。
ダイコレでは第三弾でドラゴンキラーや死神の笛に混じってメタルフィギュアになってたり。

アニメに連動して2021年11月21日にはリアルドラゴンキラーオークションと題し、他のグッズと共に立体化。
29万円で落札された。
ちなみにこの時の実物の重量は約4kgとのこと。


【旧アニメ版】

原作と同様、パプニカの武器屋でとっておきの武器として紹介され、頭突き攻撃もアニメになっていた。
しかしポップには「脳みそ出そう」と言われ*1、やっぱりダイにはカッコ悪いのか要らないと言われてしまった。
ランカークス村の描写については、バラン戦でアニメが終わってしまったためわからずじまい。


【2020年アニメ版】

上記のパプニカの武器屋でのやりとりはなかったものの、代わりにベンガーナのデパートで「どたまかなづち」を売っている店員が登場。
防具にもなるし武器にもなるというセールストークであったが、やはりダイたちには不評だった。
さらに一個買うともう一個ついてくるとのことだったが……2つもいらないと思われる。

なお、ランカークス村は原作よりもやや発展した感じに描写されており、「どたまかなづち入荷!」という張り紙はなかった。


【ドラクエモンスターズスーパーライトにて】

ナンバリングタイトルには逆輸入されなかったものの、DQMSLにてまさかの実装を果たす。
ダイの大冒険コラボのふくびきなどで入手でき、通常攻撃で会心の一撃が出やすくなる。
しかし確率が低いので特に有用という程ではない。
最大強化で確率は若干増えるが、やはり実用性は不十分。


【星のドラゴンクエストにて】

星のドラゴンクエストでも実装されている。
ジャンプフェスタ2020でダイの大冒険アニメ化とのコラボで登場。
思いっきり見た目だけの装備であり、ゲーム内での実用性は……。

【魂の絆にて】

魂の絆では装備としては使えないものの、ストーリー上で登場している。
異世界ミラドシアのデパートで売りに出されているのをポップが冗談気味に(ある意味)「最強の装備」と言ってしまったのがきっかけで、主人公(絆の勇者)が興味を持ち購入。
後にモンスターに襲われた際にそのどたまかなづちを使ってピンチを切り抜けた。
ネタ武器のハズがまさかの活躍である。


【余談】

実用性が微妙な武器としては、バタックさんがチウに作ってあげたズタズタヌンチャクという武器がある。
棘が満遍なくついたヌンチャクという、使う方もズタズタになりそうという一品で、発想自体は良いが実用性に難があり、実際チウはバダックさんの心遣いへの感謝として危険性を承知の上で使い続けていたが
自分も痛い目に遭っていたもしかしなくても呪われた装備
こちらの方はあまり知名度はないかもしれない。
ちなみに、バタックさんはパプニカ出身で、「パプニカの発明王」と呼ばれていたほどだと自慢している。実際真空の斧を修復して見せたりと腕はあるのだが、そんな人が何故か呪われた装備を作り出してしまった
……もしかして作成に関与しているのだろうか。


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最終更新:2025年03月30日 15:06

*1 恐らく難波氏のアドリブ