ソノイ(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)

登録日:2022/06/02 Thu 21:03:10
更新日:2025/04/20 Sun 17:45:39
所要時間:約 8 分で読めるというお話


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何故花を散らす……花は風に散る物……あるいは人知れず落ちる物。

散るのは、お前だ…


ソノイとは、特撮テレビドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物。

演:富永勇也
キャラクターソング:「Blue Moon」

●目次

【人物】

本作の敵組織・脳人における「脳人三人衆」のリーダー格である、茶髪の端正な顔立ちをした青い瞳の美男子。
常にタキシードのような鮮やかな青い洋服に身を包んでいる。
またスーパー戦隊シリーズの幹部格の悪役では珍しく、専用のバイクを所持している。ドン8話ではオニシスターにわざと当てた
趣味は芸術鑑賞だが、当初は人間と脳人の価値観の相違か「人間の不完全さや未熟さを表している」とそこまで良い印象を抱いていなかった。
しかしタロウやおでんに夢中だったせいで視聴者からも設定を忘れられかけていたがタロウ達との交流を経て見方が変わったようで、終盤には自ら楽しげに風景画を描くようにまでなっている。


なお脳人の世界ではファッションリーダーとして名声を得ていたらしく、その経歴に対して自信を持っている。


【性格】

一人称は「私」
ドンブラザーズとは敵対するポジションながら、欲に囚われた人間や悪意に満ちた人間を嫌悪する、強い正義感を持った高潔な性格。
「人間の命は何よりも尊いと思っています」と語り、悪人に絡まれている人を見かければ迷わず助けに入り、火災に巻き込まれた人々を救うためだけに怪人態に変身して救助活動を行うなど、ぱっと見の振る舞いは完全にヒーローそのもの。
物腰は優雅で礼儀正しく、人格を認めている相手には人間であっても敬語で接する他、何かにつけて詩的な台詞を吐くキザな面もある。

だが同時に無慈悲かつ厳格すぎる禁欲主義者でもあり、欲望に負けてヒトツ鬼と化した人間への態度は極めて冷酷。
どんな些細な欲望がきっかけになっていようと決してその存在を許すことはなく、一切躊躇せずに切り捨て消去してしまう。
他の脳人達同様根本的なところで人間を見下している節もあり、ヒトツ鬼を狩る邪魔をするものは「虫」呼ばわりすることすら憚らない。
またドンブラザーズは脳人世界での禁忌を犯した「ドン王家」縁の存在であることからヒトツ鬼へのスタンスを抜きにしても粛清の対象と認識しており、彼らに対しても容赦のない振る舞いをする。

とはいえ人間を十把一絡げに嫌ったり露骨に蔑んだりしているわけではなく、ヒトツ鬼ではない悪人には生身での鉄拳制裁こそすれ命を奪うような真似はしない。
そもそも人間の欲望を過剰に忌み嫌うのは脳人にとってある種共通の価値観とも言えるもので、ソノイが特別狭量で偏屈な気質というわけでもない。
なんならほぼ人間を「興味本位の観察対象」くらいにしか見ていなかった初期のソノニ・ソノザと比べれば当初からかなり人間を尊重している方ではある。
また、脳人による消去は実のところ「殺害」ではなく「異次元への幽閉」であるため「人命は何よりも尊い」という言葉も完全な方便やダブルスタンダードというわけではない。
加えて脳人達の住む世界は人間の持つ波動によって支えられており、ヒトツ鬼のような過剰な欲望を持った人間が増えると最悪の場合は消滅してしまうため、彼にとってヒトツ鬼と化した人間の消去は果たすべき仕事でもある。
勿論だからといって人間を消して良いわけではないのだが、実のところ単純にソノイ個人を根っからの冷血漢とも断じ難い部分はある。

ドンモモタロウこと桃井タロウとは、ドン8話で協力してカツアゲ犯を撃退した縁で知り合う。その時は「あなたとはまた会える気がする」と言って別れたが、その日の夜に火災現場で偶然再会する。
人並み外れた力を持ちながら「人は殴らない」と言い切り、「幸せを運ぶ」という矜持の元で運送業を務めるタロウは、ソノイが思い描く理想の人間そのものであり、彼に対しては一貫して敬語で話している。
ドン12話では「嘘が付けない体質故に人を傷つけてしまうことがある」と悩みを打ち明けたタロウを「私は好きですよ。そんな貴方が」と肯定。
それに加えて「世の中には美しい嘘もある」ことも教える。


月はウソつきです。実は自分では光ってはいない。太陽の光の反射です。

でも、太陽よりも月の方が信用できる。見つめることができますから……。


正体を知らない間はタロウにとっては気兼ねなくコミュニケーションができる貴重な相手で、両者の関係は良好そのものであった。
しかしドン13話にて戦ったとき、相打ちとなって互いの変身が解けてしまい、「素晴らしい」と絶賛した相手がよりにもよって脳人の仇敵だったことを知ってしまう。
そこでソノイはタロウの「嘘がつけない体質」を逆手に取り、弱点を聞き出すことで一度はタロウを倒すことに成功する。

卑怯とは言え戦略的勝利であることに違いはなく、仲間からも称賛を受けたソノイだったが、本人は卑怯な手段で勝利を収めたことに後味の悪さを感じており、最終的にはドンブラザーズに手を貸してまでタロウを復活させるに至る。
その後は敵というよりもライバルのような関係となり、フェアな条件でタロウと勝負をして勝つことにこだわるようになった。

そしてドン27話では途中で色々と横槍が入ったもののついに彼と1対1の決闘に臨む。
真っ向からの斬り合いを演じるも僅かに力及ばず敗北。そのまま命を落としてしまった……


かに思われた。


【赤ソノイ】



わーはっはっはっは!

わーはっはっはっはっは!

待たせたな、お供達!

その亡骸をドンムラサメに回収された後、ドン29話で行われた葬儀で元老院にタロウから抽出した変な赤い汁(通称「タロウ汁」)ドンモモタロウの力を与えられたことで蘇生し、ドン32話にて完全復活。
同時に大幅なパワーアップを遂げ、轟轟鬼を瞬殺しただけでなく、タロウとの二度目の決闘では勝利した。
なおその際、ドントラボルトが負傷したタロウを回収して行った。

…が、性格までドンモモタロウそっくりの傍若無人なものになってしまい、一人称も「俺」に変化。
ソノニとソノザ、ドンブラザーズの面々を「お供」呼ばわりし、敵味方両者を激しく困惑させる。

しかし念願叶ってタロウ達とともにおでんを食べに行くことになった際、からしをつけすぎてこぼした涙とともに過剰だったドンモモタロウの力の一部が排出されたらしく、無事に元通りの性格に戻った。

が、エキスはどうやら残っていたらしく、1年後…。


【蒼い月はヒトを知る】

決闘〜復活の一連のいざこざを経た後は他の脳人達同様人間臭く憎めない一面がよりクローズアップされるようになり、タロウと出会って間もない頃彼に教えられた「おでん」をいたく気に入っている姿が頻繁に描かれている。
おでん屋台に足繁く通った末、屋台のおやじに「ノイちゃん」とあだ名で呼ばれるほどの顔馴染みになったり、おやじからの頼みで「最高の卵」を買い出しに行ってドンブラザーズと残り1パックを取り合うことになったり、挙句の果てには元老院から受け取っていた給金を全部おでんに使ってしまっていたことが発覚したりと、最初期の冷徹でミステリアスな姿からは考えられないようなコミカルさを見せるようになっている。

そうして人間に近づき過ぎた事で、終盤では脳人世界から追放され、ソノシ達脳人監視隊の抹殺対象になってしまう。
何とかドンブラザーズの仲間になろうとするが、これまで人間を消去してきた事が仇となり、不信感を抱かれる。
そこで自分なりの誠意を示すため、桃井陣の助けを得て獣人の棲み処である眠りの森に向かい、秘宝「許しの輪」を発動。今まで消去した人間達を脳人スペースから解放する。
この行いは、ドン王家の者をコピーしたペンギンの獣人・寺崎の心を動かす事となった。

そして電撃鬼と世界鬼、脳人監視隊との戦いを経てドンブラザーズとの結束力が強まり、晴れて仲間入りを果たす。
当初サルブラザーこと猿原真一とはソリが合わなかったが、この共闘で「真一」と名前で呼ぶまでに仲が深まった。

ドン最終話では役目を終えて記憶を失いつつあるタロウを献身的に支える。
遂には自分の事を忘れられても、その篤い友情は変わらず、タロウを守るために元老院から派遣された処刑人に立ち向かう勇気を見せた。

タロウは今、仲間達と最後の時間を過ごしている。邪魔はさせない…!

その姿はまさに、「もう一人のヒーロー」そのものだった。


【バロンクロス】


清廉潔白完全主義、ソノイ!


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン1話『あばたろう』より、(2022年3月6日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG


身長:192cm
体重:90kg
むかしむかし1:ソノイはタロウが言った「おでん」というものを食べてみたかったそうな…。
むかしむかし2:ソノイはおでんの味の虜となり、おでん屋のおやじに「ノイちゃん」と呼ばれるほど常連になっていたそうな…。

スーツアクター:森博嗣

ソノイがブレスで変身しスキンを纏った姿。
外観は白い装甲を装備したヒロイックな紺青色の騎士風。
両刃剣である「一級剣バロンソード」と紺青の「脳人シールド」で武装し、邪悪な敵を華麗に一刀両断で消去する。
脳人の中でも特に高い実力の持ち主で、純粋な剣技だけでドンモモタロウとほぼ互角の戦いを幾度も繰り広げた。

ドンモモタロウのエネルギーを与えられ、ドン32話で赤ソノイ状態で復活した後は強化され、脳人シールドのデザインも白を基調とした優美なデザインに変化。


画像出典:暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン32話『けっとうソノ2』より、(2022年10月9日放送)
©テレビ朝日・東映・東映AG

タロウの力を思わせる赤い宝石と十字架のようなレリーフが追加されている。
シールドの中心から赤いレーザーを撃ち攻撃できるようになっており、身体能力の強化と合わせて更に攻撃力が高まっている。

元のソノイに戻ってからはフォームチェンジ扱いで自由に切り替えられるようになった。


【余談】

名前の由来は「その一」、怪人態と武器名は『超人バロム・1』と思われる。



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