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ウルトラマンピクト

登録日:2022/07/03 Sun 23:15:35
更新日:2026/08/14 Fri 18:22:55
所要時間:約 4 分で読めます






あ~あ、着地失敗しちゃった。


ウルトラマンピクトとは、テレビ番組『ウルバラM78』に登場するウルトラマンである。

CV:鈴木みさと(現:おかのみさと)
SA:高津房代


【概要】

ウルトラ族の少年でM78星雲・光の国出身。
子供ウルトラマンとしてはウルトラマンボーイが知られているが、ボーイが2003年デビューに対し、ピクトは2002年にデビューしている。
つまり幼少期のウルトラマンタロウを除けば、映像作品では初となる名有りの子供ウルトラマンである。

子供なので学校に通っているが、宿題を忘れてしまい罰として課外授業も兼ねて地球の日本に向かう。
そこで地球人の女性・カオルおねえさんと出会い仲良くなったピクトは、カオルと一緒に様々なことにチャレンジし、学んでいくことになる。
少なくともメビウスとゼットにはこの「警備隊員として派遣するのではなく、生徒としての地球研修(修学旅行?)を命じる」授業を受けさせておけば、ミライ隊員が極度の世間知らずで他のクルーを巻き込むことも、ゼットが日本語のスピーキングで大苦戦した挙句「ウルトラエキサイト翻訳」とネタにされるような喋り方で通してしまうことも無かったろうに…*1

特筆すべきはその外見で、後発のボーイ同様に子供体型なのだが頭が肩幅並にデカく、子供とSDキャラの中間といったサイズ感。
デザインは平成ウルトラシリーズのキャラクターデザイナーで知られる丸山浩が担当している。

子供ということもあり戦闘力は低いと思われ、更に当初は飛行能力が無かったが、チャレンジを通して成長し、次第に飛べるようになった。
ただしボーイも飛行できないので、子供ウルトラマンとしてはこれが平均的なスペックかもしれない。いずれにせよやればできるタイプのようだ。
最初にカオルに会った際には「(未熟そのものなので)まだウルトラマンとは呼べないかなァ…」と自己紹介しているが、精神面や心構えでは割とM78星雲人として成熟しているところが子供らしさと同居しているフシも見受けられる。
もっとも当時、トレギアどころかベリアルですらまだ設定されていない、つまり光の国に悪人はいない時期だったので、この2人みたいなケースでなければ子供ですらそういうことは知っている、という可能性もある*2



ウルバラM78の他にも『ウルトラマンボーイのウルころ』で、ボーイの先輩として紹介されている。同じ子供ウルトラマンとして、ボーイとは仲が良い模様。


【ウルバラM78】

当時『ウルトラマンコスモス』も放送中だった2002年4月に、全6回にわたって放送されたウルトラバラエティ番組。

主にドラマパートとその他で構成されており、前者では前述した内容でピクトが主演を務め、カオル役は『オタスケガール』などに出演した倉澤薫が演じ、監督は『ウルトラQ』から参加する大ベテラン、満田かずほが担当する。後者では平成ウルトラシリーズの監督で知られる八木毅による映画制作解説などが扱われた。


追記・修正お願いします。
























…ここまで読んで「こんなウルトラマンいたっけ?」と思った方も多いかもしれない。

というのも、ピクトはシリーズ屈指のマイナーウルトラマンなのだ。
そのマイナーっぷりは『ULTRAMAN n/a』や『ウルトラ出光人』や『ウルトラファンクジャムや『ウルトラマンタカミー』や白い黒歴史をも超えるかもしれない(舞台等に広げれば『ウルトラマンキヨタカ』など、まだまだマイナーウルトラマンは存在するが)。

そもそもウルバラM78は地上波放送ではなく、CS放送を用いた当時のサービス「ep放送(イーピー)」の「ep56チャンネル」のみで放送された番組である。

イーピーとはCSの電波を使ってチューナー内のハードディスクに番組を蓄積し、自由に視聴が可能というオンデマンド配信の先駆けといえる蓄積型放送サービスである。
しかし有料の上、ネットやパソコンではなく、数万円する専用チューナー「epステーション」を介する必要があり、当時の技術面から容量、画質、処理性能も高いとはいえなかったため、普及することはなかった。
その結果、2004年には56チャンネルは休止、その他のサービスも次々と終了していった。
なので今となっては録画でもしない限り、イーピーの番組を覚えている人は少ないだろう。

ウルバラM78も例外ではなく、しかもソフト化もされていないこともあって、ピクトは殆ど日の目を見ることのなく今に至っている(上記のウルころ紹介時くらいか)。

また、そのデカ過ぎる頭部は他のウルトラマンと並べると明らかに浮いてしまうのもネックか。
特に光加減や角度によっては、目元にクマのような影が現れ、偽トラマンや悪トラマンじみた目付きとなっている場合も…。

当時のピクトの評判は定かではないが、もしかしたらボーイのデザインはピクトのデザインの評判を踏まえたのだろうか?それならばウルトラセブンとデザインが同一だから再登場できないとされるセブン上司とはある意味対照的…かもしれない。

そんなわけもあって、子供ウルトラマンのポジションは後輩のボーイが受け持っている。

しかし、小学館の『ウルトラマン全戦士超ファイル』などの後年の書籍には記載されているため、黒歴史というわけではない。
何より、近年のウルトラシリーズでは意外なキャラクターが再登場し、スポットライトが当たる機会が増えている。
そんな中、親友にしてライバル(?)のボーイが『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』に参戦したのはピクトにとっても追い風といえるだろう。

更に2026年7月にはウルバラM78の一部映像の発掘が話題*3となり、長らく謎に包まれていた担当声優も判明した。


追記・修正はウルバラM78を全話見た方だけお願いします。

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最終更新:2026年08月14日 18:22

*1 ただしメビウスは「指摘されたら把握できる」で一貫しているし(特に正体を明かして以降)、ゼットに関しても『ニュージェネレーションスターズ(ガメドン編)』などでは口語・丁寧語・それ以外の敬語の使い分けなどの改善を進められている様子がある。

*2 実際にボーイも戦闘能力はともかく、精神面では現職警備隊員の面々とも割と相違ない所すら見られていた。

*3 2024年9月にTwitterに投稿されていた発掘映像が、2026年7月にYouTubeに無断転載されたことで話題になったという流れ。