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森川雄山(名探偵コナン)

登録日:2022/07/30 Sat 01:08:08
更新日:2026/07/24 Fri 10:41:08
所要時間:約 6 分で読めます





いいか、お前達…

これからお前達が生きていく上で、一番大切にすべきことは何だかわかるか?



アニメ『名探偵コナン』に登場したゲストキャラクターのひとり。
CV:廣田行生

2022年7月16日と23日にアニメ第1050話と1051話として放送されたアニメオリジナルエピソード『森川御殿の陰謀』に登場。


人物

森川グループの会長で、巨大な合弁会社「森川ホールディングス」創設者。68歳。

ソフトクリームの発展と進歩に大きく寄与し、たった一代で巨大な会社を作り上げたソフトクリーム産業のドンであり、その資産は時価総額数百億あると言われている。
コナン達が来た孤島の敷地も全部が彼のものであり、島がある場所は警察を呼んでも到着には2日はかかるほどの位置にある*1

島にある森川家の屋敷には、いつでもソフトクリームが食べれるように全室に特製のソフトクリームマシンが設置しているが、温度調節をすればアイスクリームにも作る事が可能。
食事には、土方スペシャルのようなソフトクリーム丼という食べ物が登場するなど、ここまで来るとソフトクリームバカである。

長男の勇一郎、次男の優次郎、三男の游三郎という3人の息子(後継者候補)がおり、親族を集めて遺言書の書き換えを行う為に候補者を査定して遺産分配についてのアドバイザーとして小五郎に依頼しているが、自身は末期ガンで余命僅かな為、コナン達と会った時にはベッドで寝たきりの状態だった。
その為、自身が持っているリモコンはボタンの数が多く、ベッドを動かしたりテレビをつけたりできるなど特注ものとなっている。

その後、3人の息子は亡くなり、コナンがその真相を伝えると眠るように息を引き取った。

実は、アニオリ初の結末





















皮肉なものだ…

金を稼げば稼ぐほど、家族は不幸になっていった。

昔はとても仲が良い兄弟だったのに…


実は、勇一郎を殺害した犯人。
と言っても、最初から憎んでいたわけではなく、昔から3兄弟には「一番大事なことは譲り合いの心だ」と教えていた。
今回の遺産相続の書き換えをする事で、幼少期にあったその気持ちを思い出させる為に相続人をひとりにすると暗に伝えていたが、その思いは届かず、3兄弟は殺し合いに発展し、雄一郎が弟2人を殺害する最悪の結末に。
戦国時代で例えるなら、雄山が毛利元就、3兄弟が毛利隆元、吉川元春、小早川隆景のポジションだが、残念ながら「三矢の教え」のようにはならず、この結果から余命が僅かながらも最後の力を振り絞って自らの手で勇一郎をライフルで射殺したが、これは警察の手を借りずに親としての責任を果たす為だった。

亡くなる前に、事件が起きた後は解決したものに一任するようにしていたらしく、事件を解決したコナンがその役割を果たす事になり、執事長の友嘉が遺産相続の件と雄一郎が遺した新作レシピの公開を任せている。

上記の通り、雄山はアニメ版では浅井成実以来となる「コナンの推理終了後に亡くなった犯人」となり、アニオリでは四半世紀以上の放送で史上初の人物となった。
ご存知の通り、『コナン』では真犯人が死亡(自殺)するという結末は、作者のポリシーもあってほとんど扱っておらず、それをしようとする場合はコナン達が阻止するのがお約束の展開となっており、扱う場合はその場にコナンがいない場合がほとんどである。

今回の場合は、登場時から余命が短い人物である事が判明おり、生存エンドの結末だと余命を設定した意味がなくなる為、この結末になったものと思われる。
また、『名家連続変死事件』で「犯人を推理で追い詰めて、みすみす自殺させちまう探偵は…殺人者と変わらねーよ」と発言しているが、今回は病死だった為、この発言に反していない。

関連人物

  • 森川勇一郎(もりかわ ゆういちろう)
CV:成田剣、吉永理沙(幼少期)
自営業。33歳。
森川家の長男であり、ソフトクリームの研究家。
雄山の会社では働いておらず、独自に新しいフレーバーやトッピングの研究・開発をしている。
2人の弟の喧嘩を止めるなど3兄弟の中では比較的まともと思われていたが、その本性は2人の弟を遺産目当てで殺害し、彼らがいなくなり遺産を独り占めできた事で一人高笑いするというサイコパス。
その直後、雄山によって射殺された為、数秒天下で終わる。

  • 森川優次郎(もりかわ ゆうじろう)
CV:鳥海浩輔、関根有咲(幼少期)
森川家の次男であり、森川ホールディングス役員。31歳。
株で大損しているらしく、遺産を自分に相続すれば会社も土地も全部守れると言っている。
遺産配分を有利に進めようと動いていると友嘉を口説くも、その後の夕食時に現れず、次の日の朝食時にも現れなかった為、コナン達が探しに行くとソフトクリームのタンクの中で遺体となって発見される。
蘭がソフトクリームを食べようとした際、バニラ味なのに何故か赤い色が混ざっているのに気づく→直後に稼働しているソフトクリームのタンクが映り、遺体の場所が暗示される、という遺体そのものが映っていないのにも関わらず、中々にショッキングな演出となっていた。

  • 森川游三郎(もりかわ ゆうざぶろう)
CV:井口祐一
森川家の三男で、森川牧場経営。27歳。
ケチケチしないで遺産を3等分にすればいいと言っていたが、優次郎に危ない奴に雄山も遺産を渡したくないだろうと言われ、取っ組み合いの喧嘩となるが、3等分でも十分な金額の為か、もう少しで遺産が手に入る事を誰かに電話越しで話している。
夕食時にはいたものの翌日の朝食時には現れず、自身の部屋のドアの前でうずくまった遺体となって発見される。
なお、幼少期の游三郎も井口氏が演じている。

CV:乃村健次
弁護士。36歳。
車で島を移動している時、コナン達に雄山の事を説明している。
游三郎の遺体発見後に小五郎が警察に連絡しようとしていたのを雄山の強い要請で止めていたが、実際には警察に連絡していた事を優次郎の遺体発見後に教えている。
中の人は後にアンドレ・キャメル(2代目)を演じる事になる。

  • 司徒友嘉(しと ゆか)
CV:水沢史絵
執事長。24歳。
森川家の全般を取り仕切っている女性で、父親の代から森川家に世話になっており、雄山には子供の頃からよくしてもらっており、その信頼度は高い。
友嘉の苗字が司徒という事もあって、放送中のSNSでは「使徒襲来」などと言われており、前編の番組表の説明では苗字が「使徒」になっていた。

余談

  • 『森川御殿の陰謀』の脚本を担当したのは大和屋暁氏。
    • 大和屋脚本では基本的にゲストキャラの苗字などの元ネタが競馬関係から取っている事がほとんどだが、この作品のみ競馬関係から取られていない。
  • 特別編8巻に収録されている『テニスコート殺人事件』では、財閥の一族が所有している島で森川家が起こした騒動に近いエピソードがある。
    • ただし、こちらの一族は30年ごとに真の跡取りを決める為に殺し合いをし、生き残った者が跡取りという恐ろしいしきたりだった*2
  • サブタイトルに著名人を除いたゲストキャラの名前が入ったのは、2011年4月に放送された『犬伏城 炎の魔犬』以来、約11年ぶりだった。
  • 弁護士の大井は2023年2月18日と25日に放送された『てっちり対決ミステリーツアー』で再登場しており、アニメオリジナルキャラで法曹関係の人物が再登場するのは『法廷の対決』シリーズに登場した九条玲子以来となった。
    • なお、上記に書いてある通り、大井役の乃村氏は2022年11月に死去した梁田清之氏の後任としてキャメル役を担当しているが、乃村氏が演じるキャメルが初登場となった『工藤優作の推理ショー(後編)』が放送されたのは2023年2月4日だった為、乃村氏は1ヶ月でキャメルと大井の2役を演じていた。


追記・修正は、譲り合いの心を持った人物にお願いします。

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最終更新:2026年07月24日 10:41

*1 一応、船で来れる場所にはある。

*2 このエピソードでは、3兄弟という点と長男が次男を殺害する点は本作と同じだが、三男は殺害されていない。