覇王翔龍撃

登録日:2012/05/01(火) 21:01:58
更新日:2025/06/29 Sun 16:02:40
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見せてやろう、必殺奥義!

覇王!翔龍撃!!



覇王翔龍撃とは、アニメ激闘!クラッシュギアTURBOに登場する、ライバルそして見守り役・万願寺タケシの必殺技である。

シャイニングソードブレイカーと並ぶ、クラッシュギアを代表する必殺技であろう。決して覇王翔吼拳ではない


順を追ってこの技を詳しく説明していこう。

まず、万願寺さんが「覇王!翔龍撃!!」と叫ぶと(当然、エコーがかかる)、その瞬間氷龍が召喚される。
そして召喚された氷龍の冷気をまとったTVスピンで相手を凍結させてしまい、そのまま竜巻を発生、相手を空中へ舞いあげる。

すると今度はフィールドに八卦図が描かれ、そこから炎龍が召喚!

炎龍の豪炎をまとった鎧輝が、VTダッシュで天に駆け上がり、巨大な火柱となる。
火柱と化した鎧輝が、氷漬けになり自由落下してくる相手ギアに激突!相手は死ぬ。

という、なんとも恐ろ…ゴホン、強力な必殺技である。


同様に最強技として数えられるのに『シャイニングソードブレイカー』と『虎超氷撃』がある。

が、強力な半面発動までにタイムラグがあり、そのため発動前に阻止されたり、発動してもよけられたりすることがあった。

しかし、この覇王翔龍撃はその2つの技とは違い、タイムラグらしきものが存在しない。それどころか、相手を氷漬けにしてしまうため、反撃どころか満足にかわすことさえできないのである。

そのためか、この技の発動を止めたギアファイターは一人もいない。

なお、発動させることによるデメリットは特には言及されていないが、ラウンドごとにメンテナンスしているところから見ると、技としての完成度が高い分ギアにかかる負担はやはり非常に高く、使用後のオーバーホールは必要なようである。

後、シャイニングソードブレイカーと同じく、龍はあくまでイメージである。(ただし、氷漬けと炎撃は本物の様子)


こんな無敵技に対策はあるのかと言うと、一応主人公・真理野コウヤと、オセアニア個人第3位のフランシス・レッジャーの2人が対策を見せている。

彼ら2人がとったのは、凍結されて落下している時にそれを溶き、炎撃を回避するというものである。

しかし、流石は万願寺さん。そんな弱点を放っておくはずがなかった。
まずフランシス・レッジャーに対しては、彼が回避してすぐフィールドに戻ったところへ、分裂した氷龍が急降下して再び氷漬けにして放り投げ、そこへ片割れの炎龍が突撃、粉砕した。
(そんなのありかって?万願寺さんの辞書に不可能という文字はないのだ)

そしてコウヤに対しては、滞空時間が長かったこともあり、空中で追撃。それもそのまま追撃するのではなく、3つに分裂して追い打ちをかけるというものである。

当然コウヤも「どうして鎧輝が(3台に)!?」と言っていたが、まったくである。こっちがどうしてか聞きたい。

結局のところ一番良い対策は、コウヤのようにこちらも必殺技で対抗し、相殺するしかないようである。

劇場版では、同作の黒幕であるギアエンペラーことジェイク・グランドシュタインが駆る、劇場版の大ボスに当たるカイザバーン戦でも使用。

あらかじめジェイクが出してあった妨害用の鉄球ごとカイザバーンを撃破しよう試みた。

しかし、まとめて撃破しようとしたのが災いして、巻き込んだ鉄球が盾になってしまったことで威力が分散して失敗に終わっている。このように(万願寺さんの判断ミスが原因とはいえ)カイザバーンはこの技が効かなかった唯一のクラッシュギアとなったのである。

カイザバーンは静電気シールドを使用してシャイニングソードブレイカーを弾いていたが、この技の時はそうしなかったのでジェイクは万願寺さんの判断ミスに、当の万願寺さんより遥かに速く気付いていた可能性がかなり高い。

なお、カイザバーンは凍らされた際に発生した超電導で暴走した程度で済んだため、却って(ガルダフェニックス&)鎧輝の不利を加速させてしまうことになった。

ユウヤによると真のライバルとの戦いでは必殺技は進化するとのこと。
そしてコウヤとの真のライバル決戦では、金色の巨大な龍と、6体の子分龍が召喚された。

対するコウヤも、なんか巨大な不死鳥の騎士を召喚し、壮絶なる死闘を繰り広げた。


…もちろんイメージではあるが。

ちなみに、鎧輝が分裂したのはこの子分龍が分離したものらしい。


必殺技の最中に流れるBGMは『衝撃的な登場!』。確かに衝撃的な必殺技である。

素晴らしくかっこいいBGMなのだが、同時に軽く絶望感を感じるのは筆者だけであろうか?



◆漫画版

漫画でも登場しているが、漫画版全体の傾向として現実的?になっている。

まず、鎧輝のVTスピンによる超回転により竜巻が発生。

竜巻で相手をはね上げた後、落ちてくるギアに鎧輝がそのまま突撃し、吹き飛ばす。

ね、現実的でしょ?え、どこが現実的かだって?アニメと比べればまだ現実的だろ?

しかし、これは回転に逆らうためにはね上げられるのであり、そのまま流れに沿って攻撃を仕掛けられるといとも簡単に破られてしまう紙耐性の必殺技である。

そのため、なんと使わない方が強いと言われてしまう始末である。アニメ版涙目。


●臥龍回天
漫画版における真の必殺技

これは、重さ5キロを越える鉄製のギアを高速で回転させ、向かってくる鉄球を弾き飛ばすと言う、壮絶な特訓の末会得した技である。

早い話、超高速スピンなのだが、その速さが半端ではない。

なんとあまりの速さに、 スピンしているはずの鎧輝が、残像で止まっているように見えるほどである。

そのあまりにもの回転により風圧の壁ができ、いかなる攻撃もブレーキされ、そのまま弾き飛ばされてしまう。

この技により、万願寺さんはコウヤに勝利(漫画版では全体的にコウヤの方が強いように書かれている)。アジアチャンピオンの座を手にした。

ただしそんな恐ろしい技、当然代償はあり、この技を使用したことで万願寺さんは手首を粉砕骨折している。

後にハインリッヒ(漫画版でのラスボス)も使用。コウヤ以外のトビタクラブメンバー3人を一瞬でリングアウトさせた。

なお、この時ハインリッヒは1度見ただけで会得したと語っており、さらに手首も骨折しないなど、いかにも強いような感じを漂わせた。

が、これは彼の必殺技『フリーゲントシュレック』が、臥龍回天並みの回転をかけるという同系統の技であるためにすぐできたことである。

また、万願寺さんが骨折したのは、技を使ったこともあるが、それ以前のむちゃくちゃな特訓で既に手の骨がボロボロであったことが関係していると思われる。

その危険性から、アジアカップ後にGFAにより禁じ手となった。




見せてやろう、必殺奥義!
追記!修正!!

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最終更新:2025年06月29日 16:02