激闘!クラッシュギアTURBO

登録日:2011/11/07(月) 00:18:34
更新日:2019/04/13 Sat 04:46:11
所要時間:約 7 分で読めます




激闘!クラッシュギアTURBOは、2001年~2003年にかけてテレビ朝日系列で放送されたテレビアニメ。
後継として『クラッシュギアNitro』がある。


俗に言う販促番組で、バンダイから発売された同名の子供向け玩具「クラッシュギア」を題材としている。

しかし、制作があのガンダム勇者シリーズバトルスピリッツで有名なサンライズだけあって、かなりカッコイイ。

CGがふんだんに使われたギアファイトシーンは大変迫力がある。
また通常シーンのセル画もよく動き、各ファイターごとに特徴のあるスローイングシーンや、
投げ入れたギアがセルからCGへと変わっていく演出などもカッコイイ。

ちょっと某GEARっぽいのはご愛敬。ていうかスタッフが一緒である。

朝七時から放送されたとは思えないような重厚な青春ドラマも、王道を往きながら非常に見応えがある。
因みに前番組は『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』。

漫画版はコミックボンボンにて、『小さな巨人ミクロマン』等でおなじみの松本久志により描かれた。

続編の「クラッシュギアNitro」は一応世界観が連続しているが、TURBOのキャラはファンサービスで背景に描かれた程度で正式には登場していない。
本当に話が続いているとするとコウヤがガルダフェニックスを手放して怪しい中古屋に売ってしまった上、
新たな主人公に買われてたった3話分のかませ犬にされてしまうというすさまじく後味の悪い話になってしまうのだが…。

◆ストーリー

落ちこぼれのギアファイター・真理野コウヤは、四年前に不慮の事故で死んだ天才ギアファイター真理野ユウヤの弟。
兄が所属していた強豪「トビタクラブ」に自分も所属していたが、兄の死後主要メンバーが抜けたクラブは弱体化が著しかった。
そんな中、兄のチームメイトであった万願寺タケシがクラブメンバーの大半を率いて脱退して……



◆登場人物

真理野コウヤ
CV:松元恵
主人公。11歳の小学5年生。トビタクラブに所属。
序盤は捻くれた面と無気力さが目立ち、そのくせ後先を考えないお調子者で、イーグルの高いスペックに頼り切って勝ちを拾うという、ホビーアニメ主人公としてはなかなかのクズだったため「ゆとり主人公」呼ばわりされていた。
しかし、亡き兄ユウヤに対しては誇りを持っている反面、強いコンプレックスも抱いており、ギアファイトを通じて兄と向き合っていくこととなる。
中盤にかけて兄の存在を乗り越えギアファイトへの情熱に目覚めると、本来の熱い性格が表に出始める。
前半の愛機は兄ユウヤの専用機として開発された『ガルダイーグル』。
物語中盤以降はガルダイーグルが破損してしまった為、その後継機『ガルダフェニックス』に乗り換える。
このガルダフェニックス、VTシャーシに対応させたこと以外はイーグルと全く同じスペックという珍しい主人公機である。
(イーグルは既に完成されたギアであるため。むしろキョウスケがネジの一本までイーグルを「再現」して作られた)
必殺技であるシャイニングソードブレイカーに憧れ、リアルにクラッシュギアを投げて親に怒られた人はきっと多いはず。


織座ジロウ
CV:天田真人(現四反田マイケル)
トビタクラブ大量離脱後に加入したメンバー。12歳の小学6年生。
将来有望な野球選手だったが、肩を壊してしまい断念。クラッシュギアは野球をやめた後に始めた。
愛機はガルダイーグルと同じ製作者によって作られた『レイジングブル』⇒『レイジングブリット』
アンパンが大好きという設定があるが、別に某監察方とは関係ない。


迅キョウスケ
CV:坂本千夏
トビタクラブ3人目のメンバーで、世界最高のギアの整備士『ギアマスター』の称号を持つ。12歳の小学生6年生。
ファイターとしてもメカニックとしても腕は本物で、原型があったとはいえ主人公の愛機であるガルダフェニックスを制作した。
愛機は自作である『ディノスパルタン』⇒『ディノファランクス』
初登場時は引き篭りな上にぼっちと、明らかにコミュ力に欠けていたが、後に可愛い中国人の彼女ができた。爆発しろ。


丸目クロウド
CV:進藤尚美
トビタクラブ4人目のメンバーで、元々はキョウスケと同じチームであるグリフォンに所属していた。12歳の小学6年生。
木の棒で怒り狂った蜂を全て迎撃し、1000分の1ミリだけ欠けた歯車を駆動音だけで見抜く等、かなりチート掛かった能力を有する。
キョウスケとはグリフォン時代は良いパートナー同士だったが、ある一件で関係がこじれてしまい、お互いにギアファイターをやめていた。
愛機は『シューティングミラージュ』⇒『シューティングファントム』
日本人とロシア人のクォーターで、出生地がフランスと、なかなか特殊なルーツの持ち主。


万願寺タケシ
CV:笹沼晃(現笹沼尭羅)
コウヤのライバル。13歳の中学1年生……なのだが、あまりそうは見えない。
元トビタクラブの主要メンバーで、ユウヤの死後リーダー格としてクラブを引っ張っていた。
ユウヤのことを一切顧みずチームの立て直しに奔走していたため、コウヤからは薄情者と罵倒されていた。
だが、突如コウヤ以外のメンバー全員を引き抜く形で離反。自らが結成した『万願寺ドリームス』を率いて、世界大会を目指す。
作中では何度かコウヤと対戦するが、その度に圧倒的な実力でコウヤを捩伏せる等、悪役っぷりを見せる。


愛機は初期こそ『轟月』というギアだが、物語の大半は実家である万願寺グループが800億かけて制作した『鎧輝』を使用する。
後にギアゴッドによりその800億は完全に無駄なものにされてしまったのはご愛敬。

華野カオル
CV:神田朱未
本作のヒロイン。コウヤと同級生の11歳・小学5年生。
男勝りでポニテの幼なじみと、どこかで見覚えがあるスペックの持ち主。
あまり恋愛要素を含まない物語ではあるが、一応囚われポジションを得るなど、チームのマネージャーとしてだけではなく、ヒロインとしての仕事もしている。


飛田リリカ
CV:根谷美智子
トビタクラブのオーナー代理を務める本作の真ヒロイン。
とても落ち着きのある性格の持ち主で、とても15歳には見えない。
4年前はクラブマネージャーとしてユウヤたちをサポートしていた。11歳のリリカさんマジかわいい。また、ユウヤに思いを寄せていた。


真理野ユウヤ
CV:野島健児
コウヤの兄で、初代アジアチャンピオン。享年11歳。
「幻の世界チャンピオン」と呼ばれ、現在でも知らぬ者はいないとされるほどの伝説のギアファイター。第1回ワールドカップで決勝戦に向かう途中、事故により急死する。このことは主人公をはじめ、多くの人々に影響を及ぼした。
愛機は自身がアレックスとともに設計・制作した『ガルダイーグル』。
作中では回想に出てくるほか、コウヤの試合中に霊体?としてしばしば登場する。



◆世界観

  • クラッシュギア

ミニ四駆と同じ4WDの車型玩具だが、作中では熊を追い払ったりする等とても玩具とは思えない。
ぶっちゃけ各キャラの必殺技が人間に当たれば、文字通りの意味になってしまうだろう。
また、販促アニメらしく音声認識機能を備えているが、これは本物の玩具の初期設定がラジコン操作であったことによる。
この音声認識機能の発展型なのかAIによるある程度の自律行動を可能とする技術も確立しているが、流石にこれを許すと色々問題があるらしくAI搭載は公式試合においては禁則事項とされている。

この話では販促アニメなので当たり前だが熱狂的な人気と社会からの関心を集めており、国際協会である『GFA』(Gear Fight Associationの略、ジーファと読む。作中設定ではクラッシュギア第壱號、カイザバーン誕生から3年後に設立された、とのこと)を中心に世界統一ルールの下で大会等を行っている。
その熱中度はキョウスケの「クラッシュギアは趣味じゃない、オレの人生だ」の言葉に集約されている。

クラッシュギアを用いてファイトする少年・少女たちをギアファイターと呼ぶ。なお、入門書によるとギアファイターに必要なのは『強靭な体力』『ゆるぎない精神力』『作戦を練る知力』とのこと。

ギアのモデルは、ギアマスター作成の『ギアマスターオリジナルモデル』、ギアファイター・メカニックが制作した『オリジナルモデル』、市販品の改造である『マスプロダクションモデル』、市販された汎用型の全4種類に分類される。

またタイプも決まっており、車体がファイト中に回転するスピンに特化した『スピンタイプ』。突進力に重点を置いた『ダッシュタイプ』。どちらにも対応できる代わりに器用貧乏な『ノーマルタイプ』の計3種に分けられる。

ギアによって元々どのタイプなのかは違うが、セッティングで変更できる。
その為ファイトの合間に相手に合わせて戦型を変更するなど、戦略に深みを持たせていた。
しかし、物語の中盤以降VTシステムなるものが登場。詳しくは後述する。


  • VTシステム/VTシャーシ

Variable Transmutesシステム。

クラッシュギアのバッテリー部分がファイト中に可動する事でギア全体の重量バランスを変化させ、スピン・ダッシュ性能を飛躍的に上昇させるシステム。
これによりファイト中にスピンタイプ・ダッシュタイプの変更が可能となり、戦術に幅が出るようになった。
タイプの切り替えはファイターの意思で瞬時に行われる。

昔から何人ものギアマスターが挑戦してきたが、重量部をスライドさせると言う構造上、シャーシの接合部の強度問題で実現は不可能とされていた。

しかし万願寺が10年の構想と800億かけて、これの開発に成功。
キョウスケもそのデータを盗む形で、ガルダフェニックスを完成させた。

万願寺は希少金属マンガニウムを用いて、キョウスケはリアウエポンを付けることによる前後バランスの改善で完成した。

だが、後に『GFA』のオフィシャルサイトにVTシステム設計図が掲載。
一説にはギアの生みの親である『ギアゴッド』が制作したとされ、万願寺やキョウスケのような特殊な素材や複雑な構造を用いずに、実現させている。

ギアゴッドすげぇ。

リアルのクラッシュギアキットも、後期のものはVTシャーシが付属するようになったが、
そっちはバッテリーボックスを外して組み換えなければならないという、アニメとは程遠い仕様である。
後に、手動でボックスを動かせるMVTシャーシが発売された。どっちにしろアニメとは(ry


  • ギアゴッド

文字通り、クラッシュギアの存在その物を生み出した、全てのクラッシュギアにとっての創造神と言える人物。

カイザバーンを創り上げた後、クラッシュギアの普及に尽力して技術と広報の両面において多大な功績を残すが、開発動機と全く相いれないGFAのショービジネス路線と、それに熱狂する世の中に失望して姿を消した。

その後、ドイツのあるギアファイターとの邂逅と彼の情熱に触れたことで立ち直り、その人物との共作でブリッツフォーゲルを生み出して復帰。
正体を隠したまま、その後は散発的に世界中に高度かつ実用化が容易な優れた技術を公開していた。
実は最新作2台と共に劇中に登場しており、コウヤは正体を知らぬまま親交を結んでいる。

その技術力は相当先の未来の領域であり、時系列上完全な旧式であったカイザバーンが劇場版で猛威を振るい、最新作であるアークキャバリアーとボルトグレネードが異常なほどの高性能を発揮したことからも伺える。


◆主題歌

OP「CRUSH GEAR FIGHT!!」
歌:JAM Project

ED「愛だよねっ!!~ギアをつなごう~」
歌:JAM Project

2曲ともJAMプロが歌っており、とても熱い曲に仕上がっている。アニメは知らなくとも曲は知っているという方も多いのではないだろうか。
作詞・作曲にもJAMプロが関わっており、OPを影山ヒロノブが、EDを松本梨香がそれぞれ作詞している。





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