シャイニングソードブレイカー

登録日:2012/04/30(月) 02:57:26
更新日:2023/12/29 Fri 00:23:27
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風をつかめ!ガルダイーグル!

シャイニングソードブレイカー!!


シャイニングソードブレイカーとは、アニメ『激闘!クラッシュギアTURBO』に登場する、主人公・真理野コウヤ必殺技である。
クラッシュギアの代名詞ともいえる技であり、クラッシュギアと言えばこれと思われる方も多いであろう。略称SSB。SLBではない

コウヤが使用しているため、彼が作った技と思われがちだが、実際には彼の兄・真理野ユウヤが編み出した技である。
作中当初は兄の手記に必殺技がある、という程度の手掛かりしかなかったが、万願寺の所有するシミュレーターでガルダイーグルのモーター出力を10倍にした時の動きを見てその特殊な空力特性に気付くきっかけとなった。
これを受け、「10倍モーターに匹敵するパワーを与えれば必殺技が発動する」→「10倍モーターは規約違反」→「ならフィールドに投げ入れる時にそれだけの力で投げ込めば良いのでは」という論法により、トルネード投法によるリリースに行き着いた。
なお、この技を編み出すための特訓でユウヤは足の裏のマメをつぶしてスニーカーを血だらけにしており、いかに厳しいものであったかを物語っている。
(ただし、傍から眼には踊っているようにしか見えないが)


この技は、独特のトルネード投法からリリースすることによりギアに高速スピンをかけ、10倍モーターに匹敵する速度をガルダイーグルが得る。
スピンしながら相手を弾き飛ばした後、どこからともなく降ってきたを踏み台にギアを射出!身動きの取れない空中から再度相手を襲う強力な技である。
また、発動すると『ガルダイーグル』では鷹が、『ガルダフェニックス』では不死鳥が優雅に舞う。


ただし、剣はあくまでイメージであり、本当に降ってきているわけではない。なので降ってきた剣で相手を突き刺せとか言ってはいけない。

因みに、実際には高速スピンのギアがその回転速度を増し、そのままブーメランのようになって飛翔しているように見えている模様。
この技は『ガルダイーグル』・『ガルダフェニックス』の完璧ともいえる空力フォルムでのみ使用可能な技であり、ユウヤはこの技のために『ガルダイーグル』を開発した。


ただし、強力な半面ギアに10倍モーター並みの加速をかけるため、その反動もすさまじく、使用後は完璧なオーバーホールを行わなければギアが自己崩壊してしまう危険性がある。

そのため必殺技を会得したことで調子に乗っていたコウヤはこの技を連投してしまい、結果、愛機『ガルダイーグル』を大破させてしまう。
なお、後にコウヤは後継機の『ガルダフェニックス』でも同様にシャイニングソードブレイカーを必殺技として使用しており、
この時は連投しても平気なように見え、よく疑問として取り上げられている。

しかし、オーバーホールしなければ大破するということは、逆にいえば使用後にしっかりオーバーホールすれば大丈夫ということである。
実際ガルダフェニックスになってからはラウンドごとにギアマスターのキョウスケにメンテナンスしてもらっている。
さらに言うとそもそもコウヤがガルダイーグルを大破させたのは、ろくにメンテナンスもせず、
少なくとも武闘館カップで5回(その前までの予選リーグを含めれば、それ以上と思われる)連投したため。

また大破した試合での対戦相手・小池ノビルが、シャイニングソードブレイカー対策としてガルダイーグルに逆回転を与えるという方法をとったため、
余計に負担が大きくなったものと思われる。(もちろん小池ノビル自身は破損させようという意思はなく、あくまで対策として取っただけであるが)



このように一見無敵のように思えるが、一応対策はとることができる。

一番一般的なのは、高速スピン中にその回転を止めてしまうというもの。こうすることで10倍モーター並みの加速が失われ、結果として必殺技を発動できなくなるというものである。
しかしこの方法はよく採られているものの、生半可な攻撃では回転を止められない。
止めることに成功しても相手の必殺技や勢いを利用されて回転を取り戻し、結局発動されることが多く、この対策が成功した例は一度もない

というよりそもそもこの対策は4年前のアジアカップで真理野ユウヤが既に受けており、さらに彼はその時点で対応しており、いわば時代遅れの対応策である。
(まあ、その間誰も使うファイターがいなかったため、使ってしまうのも仕方ないと言える)


もう一つは、空中追撃中にかわすという方法である。

この方法は万願寺タケシが使用しており、実際回避に成功している。
しかし、そもそも身動きの取れない空中で追撃を仕掛けるという技のはずなのに、どうやって空中でかわせるのかは謎である。
まあきっと訓練を積めばできるのかもしれないが、万願寺さんしかできなかったということは相当難しいものなのであろう。



また、ユウヤのノートによると、真のライバルとの戦いではさらに必殺技は進化するらしい。

そして迎えた万願寺との真のライバル決戦では、巨大な金色の龍と化した鎧輝に挑むやはり巨大な不死鳥の鎧の騎士が現れ、フルCGで死闘を繰り広げるというトンデモ演出となった。

一応公式ではそれぞれ『鎧輝龍』、『ガルダの騎士』と言う名前がついている。


もちろんこれもイメージだけどな!!



必殺技の最中に流れるBGMは各ギアで異なっており、

 コウヤのガルダイーグル:『風のイーグル』
 コウヤのガルダフェニックス:『翼、持つもの』
 U-YAのガルダイーグル:『黒きイーグル』

いずれも素晴らしいBGMであるので、機会がある方は1度聞いてみてはいかがだろうか。



余談だが、この技を現実世界でやると自分のギアをクラッシュすることになるため、
多くの子供に現実とアニメの差を教えた罪深き技である。どこかのトルネードに似ている。



◇漫画版

名前のみ登場。漫画での必殺技であるバニシングドライブの止めの一撃を加える際、叫ばれた。

せっかくなので漫画版の技も紹介。


○バニシングドライブ

漫画版のガルダフェニックスの必殺技。

この技は、フィールド円周部のウォール面を壁走りすることによる遠心力で加速力を得、その勢いで相手ギアに突っ込む技である。
この突っ込む際に「シャイニングソードブレイカー」と名前だけ叫ばれる。

なお、現実的なことで定評のある漫画版の技らしく、ただで使えるわけではない。
使用するためには特定の角度でリリースする必要があり、角度を間違えると壁走りができない。
また、ギアのパワーが弱いと遠心力に耐えきれず、そのままリングアウトしてしまう。

そのため、この技はガルダフェニックスでしか使用できない。(原作では特に差はなかったが、漫画版ではガルダイーグルよりもガルダフェニックスの方が性能が上)
強力ではあるが、その独特のリリースフォームは身体に負担をかけてしまう。そのためアジアカップ後にリリカさん命令で使用が禁じられ、その活躍を終えた。


シャイニングソードブレイカーがだめでもバニシングドライブなら、と思ってまたまたギアをクラッシュさせたのは筆者だけではないと思う。


○バニシングファントム

バニシングドライブの禁止とハインリッヒの『フリーゲントシュレック』への対策のため、新たに作った必殺技。卓球のサーブを元にして編み出した。
概要だが、まずコウヤが左手でガルダフェニックスを上空に放り投げる。
放り投げたギアに、まるでラケットでギアを打つかのように右手で強烈な回転をかけることで、不安定な揺らぎが生じる。
揺らぎにより接地面が変化し、不規則にギアが反発・跳躍。不規則に跳躍するため、相手は攻撃することもかわすこともできず、
そのまま弾き飛ばされてしまうという強力な技である。

この技でコウヤはフリーゲントシュレックを破るが、
さらなるハインリッヒの必殺技『ヴァンダーゲシュペンスト』がバニシングファントムと同じ技であったため、同系戦を繰り返すこととなった。
(ただし、真似したわけではなく、たまたま同じような技を開発しただけ。また、実際には微妙に異なる)





追記・修正はトルネード投法で壁を壊した人にお願いします。

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最終更新:2023年12月29日 00:23