合体冥獣人キマイラ

登録日:2023/01/29 Sun 19:08:56
更新日:2023/01/30 Mon 21:31:43
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合体冥獣人キマイラとは、魔法戦隊マジレンジャーstage33『インフェルシアへ~マージ・ゴル・マジカ』、stage34『勇気の絆~ゴール・ゴル・ゴルド』に登場する冥獣人。
CVは三浦祥朗、二木静美、福原耕平

後述の経緯から、性別不明、というより性別の概念すら無いだろうが、この項目では「彼」と称する。

身長:235㎝(巨大化時53.5メートル)
体重:140㎏(巨大化時31.9トン)


概要


メーミィが数多の冥獣人を材料にして禁断の魔法を用いて作った冥獣人。この誕生経緯からこれまで登場した冥獣人と違って個人名は存在しない。
白い顔に上顎に鋭く長い牙が生え、二重になった下顎、蝙蝠の羽根のような耳に紫色の羊のような角、右肩に赤い三本角のカメレオンらしき顔、左肩に金色の牛の顔、右手はワニの頭部になっていて奥には銃口が見え、胴体は赤いライオンの顔があり、両足が鱗に覆われている。それ以外に身体の各部に眼がついている。

頭部と両肩の顔それぞれに別の人格があり、頭部が乱暴な口調、牛が挑発的な口調、カメレオンが女性的な口調で喋る。一度も意見の異なりが無いので、合成した人数分の人格はそのままで、思考、意識は同化しているものと思われる。尚、合意もなく身体を作り替えられたにも関わらず、それに対して怨み言や悲観する事は一切口にしておらず、精神構造も魔法の影響で著しく変貌している可能性がある。

ワニの頭部からは光弾を放てる。自力で巨大化も出来る。

多くの冥獣人を合成させただけあって圧倒的な戦闘能力を持つ。千の技を有しているが、設定があるのは千口大閃光、千手戦闘突、千脚旋風脚の三つ。技名には頭に「千」が付いている。

ウルザードが彼の姿を見てすぐ名前を出したあたり、過去にも作られた事がある様である。


劇中の活躍



デストラクションファイヤー逆噴射を利用してトラベリオンの魔力を奪い、さ迷える憎しみの墓場に封印されていた多くの冥獣人達を復活、合成させて作られる。トラベリオンの魔力を奪ったのは、魔法の発動には術者のメーミィ自身の魔力だけでは「少~し」心許なかったから。
誕生直後各自興奮の声を上げる。そしてメーミィの命令でヒカルとリンを攻撃。その後は地上界に出現したマジレンジャーとウルザードの決戦の場に乱入。レッドのマジボルトを自身の攻撃で押し返した上で追撃。

ウルザードと共に拘束されていた小津兄弟達の前に現れる。紆余曲折あってウルザードがブレイジェルに戻り逃げられるも、そこにメーミィとバンキュリアと共に駆け付け、マジレンジャー達を一方的に叩きのめす。とどめを刺そうとした所でユニゴルオンに乗ったヒカルのマジランプバスターで吹っ飛ばされる。
ユニゴルオンによって強制的に地上界に送還されたマジレンジャー達を追って地上界に巨大化して出現。セイントカイザーの攻撃を左手で受け止め、マジドラゴンの攻撃を払い除けてそのまま咬んでセイントカイザーへと打撃武器にした後、光線を放ってマジドラゴンを変身解除させる。
魁を挑発し逆上し突っ込んできた所で蹴り飛ばして光線で攻撃し圧倒するが、現れたウルザードの一言で奮起した彼には光線は持ちこたえられ、最期はそれに動揺した隙を突かれて放たれたセイントホーンフィニッシュを頭上から食らい爆散した。


余談

彼に盛り込めた冥獣人のパーツは結果的に20人くらいだった。
声を担当している、三人はいずれもスーパー戦隊シリーズ初出演である。


追記、修正お願いします。

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最終更新:2023年01月30日 21:31