ソウエイ(転スラ)

登録日:2023/03/24 Fri 00:38:24
更新日:2025/04/15 Tue 23:55:22
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黙れ。貴様はただ、リムル様の質問にだけ答えればいい


ソウエイとは、『転生したらスライムだった件』の登場人物である。漢字表記は「蒼影」。


プロフィール

種族:大鬼族(オーガ)鬼人(キジン)族→妖鬼(オニ)→鬼神=中位聖魔霊―闇霊鬼(あんれいき)
二つ名・称号:闇忍、闇の盟主(ダークネス)
所属:オーガの里→ジュラの森大同盟→魔国連邦(テンペスト)
CV江口拓也

【概要】

ジュラの森南西部に存在した大鬼族の里の出身。
オークロード軍に里を滅ぼされ、他の生き残りと共に旅をしていたところ、リムルと出会い配下になる。

【人物】

常に冷静沈着で冷徹な性格。
敵に対しては容赦がなく、敵でなくとも魔国連邦の仲間以外には結構冷徹だが、仲間には優しい面がある。

容姿は浅黒い肌に青黒い髪、青い瞳と一本角が特徴。
ベニマルとはまた違ったタイプのイケメンであり、女性によくモテる。
初心で奥手なベニマルと異なり女性の扱いには慣れていて、「女など案外簡単に靡くもの」とまで言っている。

【戦闘能力】

オーガ時代はベニマルとライバル関係にあっただけあり、戦闘力はリムル配下の中でも上位。
名付けられた時点で鬼人族へと進化し、オークロードの腹心である豚頭将軍(オークジェネラル)を瞬殺するほどの強さに。
リムルが覚醒した際には祝福(ギフト)を受け取って妖鬼に進化し、西方聖教会の最高戦力である十大聖人にすら圧勝するほどになった。
帝国軍機甲軍団との戦いの後は、ベニマルが覚醒した際のギフトでさらに進化し、存在値が128万1162と覚醒魔王並に上昇。本来神性を獲得するにはエネルギーが足りないのだが、ベニマルの従属神として神性を獲得し鬼神に進化した。
自分が覚醒したわけではないので魔国連邦の最高幹部である聖魔十二守護王には数えられていないが、実力では引けを取らない。

最も得意とするのは暗殺だが、直接戦闘にも長けている。
ルール無用の殺し合いならば手段は択ばず、事前に分身をぶつけて相手の情報を引き出し、分身を倒したことでソウエイを倒したと思い油断した相手を狙い撃つ戦法を得意とする。

能力(スキル)

  • 分身体
鬼人族への進化時に獲得したスキル。自身の分身を創り出す。
分身は本体に比べ体力や魔素量が低く使えるスキルや魔法に制限がかかるが、身体能力や技量(レベル)に関しては本体と同等。また倒されても本体に影響はないので情報収集や囮にも適している。
元はリムルがイフリートからコピーしたスキルだが、ソウエイはリムル以上に使いこなしており最大6体の分身を作ることができ、『思念伝達』で分身との情報伝達も完璧。分身と本隊の距離の制限もない。

  • 影移動
鬼人族への進化時に獲得したスキル。影に潜り、潜っている間は高速で移動できる。こちらもすぐに使いこなしている。

  • 粘鋼糸
鬼人族への進化時に獲得したスキル。粘着性の糸や切れ味の鋭い糸を操る。
これも使いこなし、ソウエイの基本武器となっている。

  • 観察眼
魔素の微かな揺らぎすらも捉えるエクストラスキル。

  • 隠密者(シノブモノ)……思考加速、超加速、一撃必殺、隠密
諜報や暗殺に長けたユニークスキル。

  • 月影之王(ツクヨミ)……思考加速、万能感知、月の瞳、一撃必殺、超速行動、精神操作、並列存在、空間操作、多重結界
シエルからの『能力改変(オルタレーション)』で獲得した究極贈与(アルティメットギフト)
リムルの記憶にある忍者を再現するために様々な権能が付与されたシエルの自信作。
『並列存在』は自身の『別身体』を創り出す権能。『分身体』と異なり一体しか出せないが、スキルの制限などがないうえ元々の本体が死亡しても別身体に力が引き継がれて新たな本体となる。
『月の瞳』は影を意のままに操る権能。影あるところなら何処へでも『移動』が可能となり、『並列存在』を併用すれば腕だけを複数創り出して影から攻撃する事も出来る。町一つすっぽりと影響下に入るうえ、『分身体』でも使用可能なのでリムルの監視魔法“神之瞳(アルゴス)”以上の情報収集能力を誇る。

技術(アーツ)

  • 操糸妖縛陣(そうしようばくじん)
『粘鋼糸』を張り巡らし相手の行動の自由を奪う。

  • 操妖傀儡糸(そうようかいらいし)
脳からの指令を伝える神経網に妖糸で接触し、偽りの命令を流すことで対象を思い通りに操る。

  • 操糸万妖斬(そうしばんようざん)
『一撃必殺』効果を付与した『粘鋼糸』が万に枝分かれして敵を斬り刻む。精神体(スピリチュアル・ボディー)を斬り裂くので半精神生命体が相手でも殺せる。

  • 千手影殺(せんじゅえいさつ)
『月影之王』の権能を用いた技。影を千の手腕に変え対象を捕縛する。

◆武器

リムルがカイジンに造らせた拳銃の試作品。

【活躍】

◆本編以前~森の騒乱編(書籍2巻)

ジュラの森南西部にあるオーガの里に生まれる。
オークロード軍の襲撃で里が壊滅した後、生き残った同胞と共に旅をしていたところリムルと遭遇。リムルが仮面を付けていたことからオークロード軍を指揮していた魔人の仲間だと勘違いし交戦するが、『身体装甲』を纏った拳の一撃で倒された。
誤解が解けた後はリムルの配下となって“名”を与えられ、鬼人族へと進化。“隠密”の役職を与えられ、諜報活動に従事する。

その後はオークロード軍の動向を探っており、リザードマンと同盟を組むことになった際にはリザードマンの首領との交渉役を担う。
同盟の話がまとまった後はリムル達と共にリザードマンの領地に向かっていたが、そこでオークジェネラルに甚振られていたリザードマンの親衛隊長を発見。リムルの指示でオークジェネラルの戦いを観察したのち、とどめを刺されそうになったところを助けオークジェネラルを拘束した。
そしてリザードマンを助けにリザードマンの領地に向かい、首領を圧倒していたオークジェネラルを撃破。オークジェネラルにかけられていた情報共有の秘術を利用し、オークロード軍のバックにいたゲルミュッドに宣戦布告した。

◆魔王襲来編(書籍3巻)

魔都リムルに移住してきた元リザードマンの親衛隊5名を配下に加え、隠密として鍛え上げる。

ミリムが魔国連邦に訪れた際には襲撃してきたと勘違い、ベニマル、シオンと共に攻撃を仕掛けるがなすすべなく敗北するがリムルに助けられた。

暴風大妖渦(カリュブディス)との戦いでは部下達との連携で空泳巨大鮫(メガロドン)を撃破した。

◆魔王覚醒編(書籍5巻)

ファルムス王国・聖教会連合軍との戦争にて、魔都リムルの周囲に四方印封魔結界(プリズンフィールド)を張っていた神殿騎士団(テンプルナイツ)の一部隊を部下達と共に奇襲し皆殺しにした。

◆八星輝翔編(書籍6巻)

斥候として、ユーラザニアに侵攻するジスターヴ軍の戦力を調査し報告する。
ジスターヴとの戦争ではシュナ、ハクロウと共にジスターヴに侵入。
迎撃に現れた不死系魔物(アンデッド)との戦いでは死霊竜(デス・ドラゴン)と戦うが、死霊竜の魂はアダルマンが持っていたためアダルマンがいる限り倒すことができず、シュナがアダルマンを浄化するまで時間稼ぎに徹していた。

紅蓮の絆編

オーガ時代の兄貴分であるヒイロと再会。普段クールなソウエイもこれには喜んでいた。
ラージャ小亜国に隣国が攻め込んできた際にはその理由を探る。その後自身も参戦し、隣国の指揮官に化けていた悪魔を一体撃破した。

◆聖魔対立編(書籍7巻)

聖騎士達との戦いでリティスと対決。途中経過は省かれたが勝利した。

◆領土掌握編(書籍8巻)

聖教会との和解の宴に参加。漫画版では人間が食べると毒性を発揮する魔黒米をフリッツに食べさせた。(フリッツは保有魔素量が多かったため影響がなかった。書籍版ではフリッツが自分から食べている。)

後半ではリムルの命を受け、カザックの調査を行う。そしてカザックが“奴隷商会(オルトロス)”の幹部であったこと、奴隷商会がジュラの森からエルフを拉致して奴隷にしていたこと、勇者マサユキが奴隷商会を壊滅させたことを調べ上げリムルに伝えた。

◆魔人暗躍編(書籍10巻)

リムルの命を受けミューゼの調査と尾行をしていたが、ミューゼはグレンダに狙撃される。
銃の存在を知らなかったためソウエイには何が起きたのかわからず、とりあえずミューゼの死亡を確認し尾行を終えた。

西方諸国評議会(カウンシル・オブ・ウェスト)に参加するリムルの従者としてイングラシア王国に来訪。途中で開国祭の西側諸国での評判やミューゼの調査・尾行の結果を報告した。
グレンダによるエルリック王子暗殺未遂が起きた際にはリムルの命でグレンダを追跡、捕縛した。

◆竜魔激突編(書籍14巻)

ベニマルが覚醒した際のギフトで闇霊鬼へと進化する。
皇帝ルドラとの交渉に向かうリムルに同行するが、ヴェルグリンドの『夢幻要塞』に囚われてしまった。

◆深淵解放編(書籍15巻)

リムルのおかげで『夢幻要塞』から脱出し、他の幹部達と共に帝国の旗艦に乗り込む。
八門堅陣の戦いではガードナーと対決、『分身体』を囮にし、ソウエイを倒したと思って油断したガードナーにとどめを刺そうとする。
自らの生命を燃やして複数の『別身体』を創り出すというガードナーにあはや相打ちに持ち込まれそうになるが、シエルからの『能力改変』を受けて『月影之王』を獲得したことにより出していた『分身体』が『別身体』に進化、またも油断したガードナーを“千手影殺”で拘束しとどめを刺した。

◆野望終焉編(書籍18巻)

中盤で天魔大戦に備え各国を周るリムルに同行する。

後半ではリムルに率いられ、天使軍に攻め込まれた黄金郷エルドラドへ救援に向かう。

◆王都騒乱編(書籍19巻)

エルドラドに到着し、自身はアリオスと対決。
事前に『並列存在』を使用しておき、アリオスを『別身体』と戦わせて力量や能力を観察。アリオスが切札の“神滅弾(ジャッジメント)”まで使用してソウエイの『別身体』を倒し油断した隙を見計らい、アリオスの四肢を“千手影殺”で捕らえ、心臓を破壊した。
しかし妖天に進化していたアリオスはそれだけでは死なず、現れたマイに連れられアリオスは逃げてしまった。

後半ではリムルに率いられ聖虚ダマルガニアに向かうが、現れたミカエルに一撃で倒されてしまう。
事前に『並列存在』を使っていたため無事だったものの、時間を止められるミカエルには何もできずリムルがミカエルを倒すまで何もできなかった。

◆天地鳴動編(書籍20巻)

ベニマルに率いられ、天使軍に攻め込まれた魔導王朝サリオンに援軍に向かう。
自身はレオンと共にザラリオと対決。技量ではレオンの方がザラリオより高かったことやザラリオが本気ではなかったこともあり互角に渡り合う。

暴走するミリムが襲来した際には、ベニマルの指示でミリムを足止めに奮闘する。
『月影之王』の権能をフル活用し、ほんのわずかだがミリムを足止めした。

スピンオフでの活躍】

◆転スラ日記

真面目な顔やセリフでギャグをぶっこんできたり、仕事をサボったりと本編からは想像できないような一面を見せる。

【配下】

藍闇衆(クラヤミ)

魔国連邦における諜報部隊。
強力な魔人や司法取引で引き入れた犯罪者などが所属しており、一部はリムルが裏社会の統制のために作った組織“三賢酔(リエガ)”にも出向している。

  • ソーカ
種族:蜥蜴人族(リザードマン)龍人族(ドラゴニュート)
所属:リザードマン→魔国連邦
CV:大久保瑠美

ジュラの森にあるリザードマンの首領の娘で、親衛隊長だった人物。ガビルの妹だが、兄よりずっとしっかりしている。
オークロード軍との戦いの後、見聞を広めよという父の命でリムルの配下となり“名”を与えられた。ちなみに漢字表記は「蒼華」。
これによりドラゴニュートに進化。兄とは異なり、人間にドラゴニュートの角、翼、尻尾が生えたような姿になり、それらを収納することも可能に。
オークジェネラルから助けられたためかソウエイに憧れており、自ら志願してソウエイの部下になる。
ソウエイに対しては異性としての好意も抱いている。

アナウンスにも優れており、開国祭では武闘大会や地下迷宮(ダンジョン)お披露目の司会・実況を務めた。
思いっきり顔を晒していたが、ソウエイ曰く「任務中は変装しているし、“隠形法”も得意としている。それに、表に立つ役目の、顔が割れている者も必要」とのこと。

名付けによってAランク近い力を得ており、リムルの覚醒後はAランクの壁を超えた。
帝国戦ではガビルが覚醒した際のギフトでさらに進化し、上位魔将(アークデーモン)並みの魔素量を獲得。終戦後には存在値26万1898と過去の魔王の副官クラスになった。


  • トーカ
  • サイカ
種族:蜥蜴人族→龍人族
所属:リザードマン→魔国連邦

ソーカと共にソウエイの配下となった、元リザードマン親衛隊の女性メンバー。名前の漢字表記はそれぞれ「東華」、「西華」。
リムルからの名付けでドラゴニュートに進化しており、ソーカ同様人間に近い姿に進化している。
実力はガビル配下の精鋭部隊“飛竜衆(ヒリュウ)”のメンバーを上回り、ガビルが覚醒した際のギフトで上位魔人相当の力を得ている。
ソーカ同様ソウエイに好意を抱いていたが、ソーカに遠慮してベニマルにアプローチするようになった。


  • ナンソウ
  • ホクソウ
種族:蜥蜴人族→龍人族
所属:リザードマン→魔国連邦

ソーカと共にソウエイの配下となった、元リザードマン親衛隊の男性メンバー。名前の漢字表記はそれぞれ「南槍」、「北槍」。
リムルからの名付けでドラゴニュートに進化しており、書籍版ではガビルと同様リザードマンの要素を強く残した姿に、漫画版・アニメ版ではソーカ同様人間に近い姿に進化している。
実力はガビル配下の精鋭部隊“飛竜衆(ヒリュウ)”のメンバーを上回り、ガビルが覚醒した際のギフトで上位魔人相当の力を得ている。
ガビルよりもモテるらしい。


  • グレンダ・アトリー
種族:仙人
所属:西方聖教会→血影狂乱(ブラッドシャドウ)→魔国連邦

野性的な雰囲気を持つ赤髪の美女。ロッゾ一族に召喚された異世界人であり、ロッゾ一族配下の精鋭部隊“血影狂乱”のメンバーだった。
西方聖教会に潜入してその最高戦力“十大聖人”にまで上り詰める実力者。元の世界にいた頃から傭兵をしており、あらゆる銃器を使いこなし特殊格闘技術やナイフを代表とした暗器による暗殺技術にも長ける。



聖魔対立編でファルムス王国に赴きディアブロと対峙するが、『予測演算』を使っても自分が死ぬ未来しか見えなかったためさっさと諦めて逃亡。
そのまま聖教会を離れロッゾ一族の元に戻り、魔人暗躍編でエルリック王子を暗殺してリムルに罪を着せようとするがリムルに阻まれ、任務成功は絶望的だが失敗して戻れば粛清されるという状況に迷ってしまい、ソウエイに補足される。
ソウエイの分身を3体撃破するなど健闘するも敗北、捕らえられるが、リムルに“呪言”を解かれたことでロッゾ一族から解放され、「今更どこの国も雇っちゃくれないだろうし冒険者は性に合わない」という理由でリムルの配下になることを希望。“藍闇衆”に配属された。
“三賢酔”設立後はその表向きの首領の一人を務めている。

【その他関連人物】

主君。絶対の忠誠を誓っている。

幼なじみであり、里にいた頃のライバル

里にいた頃の主君の娘。現在でも様付けで呼んでいる。

里にいた頃の兄貴分。

  • リティス
聖騎士団隊長の紅一点。
聖魔対立編で戦い勝利するが、この時リティスにナニかしたらしく、以後「とても紳士的だった」として好意を寄せられるように。
何をしたのかとリムル達に聞かれた際は「軽く『粘鋼糸』で―」と言いかけてシュナに遮られた。



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最終更新:2025年04月15日 23:55