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出ちょう口目(ドラえもん)

登録日:2023/04/29 Sat 09:55:00
更新日:2026/06/27 Sat 08:29:23
所要時間:約 4 分で読めます





(しゅっ)ちょう(くち)()は、漫画ドラえもん』に登場するひみつ道具





【概要】

1つの目玉と唇がセットになった道具。普段は円筒形のガラスケースに収納されている。
それぞれが使用者本人の「目」「口」に対応しており、その名の通り使用者の目や口を連動させてどこへでも「出張」させることができる。

空中を自在に移動することが可能で、小型なので狭い隙間にも侵入できる。

一つ目とオバQに似た分厚い唇が宙を漂う様はなかなか不気味であり、ジャイアンも口目を見るなり「おばけ」と怖がるほどだった。


【性能】

目によって物を見たり、口によって物を食べたり喋ったりすることができるが、「手」に相当するものがないため、本来手を使う作業は代わりに口を使わなければならない。そのため、本のページをめくるだけで本を唾だらけにしてしまうなどかなり汚い。食べ物も直に口を近づけて食べる形になるためかなり行儀が悪くなってしまう。

また、「耳」に相当する器官がないようだが、音声が聞こえるのかは不明*1。用途や場所によっては不便さを感じるかもしれない。

また、目と口だけという性質上非常に無防備でもあり(攻撃手段と言えば噛み付きぐらいか)、第三者に捕まったりすれば脱出は困難を極める。
また、刺激などを与えられると使用者にもその刺激が伝わるためかなり危険である。
使用中に連動を任意に解除する方法はないらしい。

どこへでも見に行け、食べに行けるという悪用捗る便利さとは裏腹に、出張先での事故についてはそれに伴う被害を使用者が一身に受けなければならないという諸刃の剣と言える。

使用中も使用者本人がその場で見えている視界は問題なく確保できており、「出ちょう口目を通して見える視界」と「本来の目で見える視界」の2箇所の視点を共有できているようだ*2

作中では、ドラえもんが所持している道具ではなく、未来デパートから送られてきたものをのび太が勝手に使用していたものとして登場した*3


【原作】

小学三年生』1985年5月号に掲載され、てんとう虫コミックス41巻および『藤子・F・不二雄大全集』15巻に収録されている。

のび太が道具を悪用ししっぺ返しを受けるというストーリー自体は「ドラえもん」の様式美とも呼べるぐらいには珍しくもないパターンなのだが、今回は物語の中盤までイタズラの元凶がのび太であることが明かされない、ややミステリーめいた異色の構成となっている。
もっとも、ストーリーの序盤からのび太の言動は明らかに不審なものが多いため*4、犯人がのび太であることは予想しやすい描写となっているが。


【アニメ版】

これまでに大山版・わさドラで1回ずつアニメ化されている。

◇大山版「しゅっちょう口目」

1985年9月27日に放送された。

映像ソフトには収録されていないが、CSのテレ朝チャンネルで再放送されたことはある。

◇わさドラ版「おばけ口目の怪事件」

2017年4月14日に放送。

DVD「NEW TV版 ドラえもん VOL.125」に収録。


【余談】



追記・修正は、目と口だけを使ってお願いします。



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最終更新:2026年06月27日 08:29

*1 作中ではのび太が現場にいるドラえもんたちの台詞に対する反応がないため。

*2 どのようにして見えているのかは不明だが、わさドラ版ではのび太の目の前に口目の視界がスクリーンのような形で投影されていた。

*3 似たようなパターンは他に『クローン培養基』『かぐやロボット』などがあるが、これらは正確には「未来デパート」ではなく「二十二世紀デパート」であり、いずれも誤配された商品かつ送られて来た事実はドラえもんも把握している。

*4 スネ夫が話している時一人だけ目が泳いでいる、宿題をいつの間にか完璧に終わらせる、ドラえもんにくだらない嘘をつくなど。