アトモス(FF5)

登録日:2024/03/04 (Mon) 22:06:35
更新日:2025/02/23 Sun 08:19:05
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好きなようにはさせん!


アトモスとは、ゲーム『FINAL FANTASY Ⅴ』に登場するボスモンスターの1体である。
シリーズ内の他作品にも登場するが、ここではFF5のアトモスを中心に解説する。


【概要】


エクスデスの居城への道を切り開くにあたり、邪魔なバリアを解除するべくバッツ達が乗り込んだ「バリアの塔」。
その最上階にて番人のごとく待ち受けているのがこのアトモスであり、冒頭のセリフを発して襲いかかってくる。

見た目は巨大な口を開けた紫色の怪物で、口内は異次元のような空間が広がっている。

【戦闘】


Lv41 HP:19997 MP10000

いざ戦闘が始まると、こいつは何の前触れも無しに時空魔法「コメット」を連発してくる。
コメットはこの時期のPTにとってかなり痛いダメージを叩き出し、単体対象とはいえ1発で瀕死、もう1発もらえば戦闘不能になること間違いなし。
それを1度に最大2回も撃ってくるため、普通に戦ってるとまず回復が追いつかない。

戦闘不能者がいる間は行動パターンが変わり、コメットを使わない代わりにそのキャラをじわじわと引き寄せ始める。
これは隊列チェンジを行っても位置が戻ることはない。
そして、アトモスの最も近くにまで引き寄せた時、「ワームホール」で口の中に吸い込み強制排除してしまう。
他の技で言う所の「サークル」と似たような扱いで、その戦闘中は蘇生も効かず二度と戦線復帰しなくなる。
戦闘不能扱いにはならないため、何も手を打たないとじわじわ味方が減らされていき、最終的には吸い込まれるまでもなく全滅に陥る。

かと言って蘇生させても結局コメット連発の鬼畜パターンに戻るので誰かがすぐ倒れる。
また、コメットを使わないパターンでも他の時空魔法(スロウガ、オールド、グラビデ、グラビガ)は妨害気味に使ってくる。
グラビデ、グラビガで半端に削られた所を蘇生させるとコメットで一撃死……なんてことも。

極めつけにこのアトモス、サイレントで常時ヘイスト状態となっている。
このため実際には恐ろしい頻度でコメットを撃ち込み、ハイペースで引き寄せにかかる。
コンフィグでアクティブ・最高スピードに設定すれば驚きの吸引力に……。

【攻略法】


FF5のボスモンスター達の例に漏れず、アトモスも様々な攻略法が存在する。以下その一部。

  • 吸われる前に倒す
身も蓋もないがメジャーな正攻法。
というのも引き寄せ中のアトモスはワームホール以外で死ぬ要因が一切無く、こっちがどんなに無茶をしてもやられないため。
火力に影響が出るスロウガ、オールドのみ対処すればよく、グラビデ、グラビガはコメットを考慮しなければただHPを削られるだけで死にはしない。
すなわち、最低でも一人を生贄にして袋叩きにするということである。この発想が出てこないと只の正攻法でアトモスに勝つのは難しい。
もし火力が足りなくても途中で蘇生させ、アトモスから遠い別のキャラにうまく戦闘不能になってもらうことで時間稼ぎが狙える。

  • 眠らせる
アトモスはなんと睡眠に耐性を持たない
したがって黒魔法、または魔法剣のスリプルで眠らせ、バイオ連発で永眠させることが可能。
ただし必ず眠るとは限らないのと、魔法剣は準備に時間を要するため、その間にコメットで狙われる危険もある。
まあスリプル剣役を2人用意すればいいだけなんだけど

  • 黒の衝撃&レベル5デス
青魔法による必勝法。
黒の衝撃でレベルを半減させると、小数点以下切り捨てでLv20になる。後はレベル5デスでおしまい。

「祝福のキッス」でバーサクにしてしまえばコメットも吸引も封じ込める。
アトモス自身の力は弱い方なので殴られても問題ない。

  • イエロードラゴン×4を「はなつ」
こちらも必勝法。
手間はかかるが捕らえたイエロードラゴンを連続で放ち、「稲妻」の連発でアトモスも簡単に瀕死*1

  • MP枯渇
時間はかかるがマジックハンマー、ダークエーテルでMPを削り切ればアトモスとてただの置き物。
眠らせてからの実行がベスト。


GBA版

「亡者の巣窟」で他のボスと一緒に再戦が可能。
HP上昇に加えて一度の引き寄せ距離が3倍というエグい距離にパワーアップしており、あっという間にワームホール寸前まで引き寄せられていく。
しかしスマホ版では元と同じ距離に修正された。

【他作品での活躍】


  • FF1(GBA版以降)
「いやしの水の洞窟」B10Fのボスとして登場。
例によってコメットを使うが、本作はATBではなく戦闘不能者の引き寄せも無いので、ワームホールを単なる即死技として使ってくる。
最深部に2択で待ち受けるが極めて強く、アトモスに楽勝できるかどうかがそいつらに挑む上での指標となる。

ラスダンに現れる過去作ボスの1体として登場。
やっぱりここでも死人がいないと隕石にこだわる。だがコメットが無いのでメテオを使う。

召喚獣として登場。リンドブルムが襲撃される際にブラネに召喚され、黒魔道士もろとも吸い込んで大きな被害を出している。
召喚するとアメジストの所持数に応じたダメージを敵全体に与える。
(所持数+30)%分のダメージになるので、70個以上あれば即死等への耐性が無い限り確実に9999か確実に倒せるだけのダメージになる。

「時の審判者」というかっちょいい肩書を頂戴した。
「アルタナの神兵」ミッションでケット・シーと共に敵として戦う。のちに召喚獣としても実装された。
隕石は降らさないが、能力値を吸収してその能力値を1にする「ソウルバキューム」と吸った分だけケット・シーを強化する「ソウルインフュージョン」という厄介な特殊技を使う。
召喚獣として呼び出したときは、敵対ミッション時とは似て非なる、敵にかかっている強化効果を吸収してパーティーメンバー全員に分け与えるという「クロノシフト」を使ってくれる。

乗り物の名前の他、Cランクのモブとしても登場。
名前と色だけ一緒で全然原型を留めていない。

グラン=パルスのファルシとして登場。
球体の異様な姿となっており、自らを掘削機のようにして高速回転しながら掘り進めている。

見た目はFF11と一緒。旧・新生どちらにも登場。

  • DFF
召喚獣として登場。
HP攻撃を受けるとその数値分、相手のブレイブを吸収する。

すべてをなぎ払う怒り、ストームブルー!
彩りを無に変える、アッシュグレイ!
「そして、無限の闇に墜ちる、サイレントブラック!

が魔銃で呼び出す召喚獣で、唇に6つの突起が生えた姿をしている。*2
空に飛び出し、有機物・無機物問わず何でも吸い込む。
無差別に吸い込むのでユウ達も危うく吸われかけたが力を振り絞ったチョコボによって助けられた。

【余談】


  • キャラが引き寄せられるのも実はアトモスの行動扱いとなっている。
    なので眠らせたり、調合の「祝福のキッス」でバーサクにすると戦闘不能でも引き寄せられない……というカラクリ。



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最終更新:2025年02月23日 08:19

*1 敵の使う「稲妻」は最大HP依存で25%のダメージを与えるため、アトモスに限らず大抵のボスは高HPでもない限り瀕死になる。

*2 ガンQの目の部分が口で足が無い姿と考えるとイメージしやすい。