グドン

登録日:2009/11/17 Tue 20:35:02
更新日:2024/11/16 Sat 18:53:40
所要時間:約 15 分で読めます





「グドン…あいつはグドンだ!」


グドンとはウルトラシリーズに登場した怪獣で、初出は『帰ってきたウルトラマン』。

■目次

■データ

身長:50メートル
体重:2万5千トン
別名:地底怪獣、肉食大怪獣(『ウルトラマンT』第40話)
デザイン:池谷仙克

中生代・ジュラ紀に棲息していたとされる三綺竜*1と呼ばれる古代生物の一種で、同時期に存在していた怪獣ツインテールを常食としていた。
怪力の持ち主で、両腕は長いムチ状になっており、先端には毒針が仕込まれているともいわれる*2
脚力も強く、一蹴りで2万tタンカーを蹴鞠のように吹き飛ばす程強靭。
額には2本の角が生え、眼は爛々と赤く輝いている。
全身は腹部を除いて棘の生えた甲殻で覆われており、水爆すら通用しない程頑丈。


■実写映像作品での活躍

◆『帰ってきたウルトラマン

スーツアクター:遠矢孝信
造形:高山良策

第5話「二大怪獣 東京を襲撃」・第6話「決戦!怪獣対マット」に登場。
奥多摩の第2砕石場より出現。何度か地上に出現してはMATを振り切っていたが、ツインテールが孵化したことでそれを狙ったかのように本格的に襲撃。
逃げるツインテールとの死闘の末にウルトラマンジャックを追い払い、東京を壊滅状態に陥れた。
なお、この時グドンもツインテールもウルトラマンは眼中になかった。

2回戦ではMATにより失明したツインテールにしっぽを噛まれて逆上、
噛み付いて大ダメージを与えた後にパワーボムで叩きつけ、殺害(このため『メビウス』でテッペイは食べたと発言したが間違いである)。
1対1になった後はウルトラマンの敵ではなく、ぶん投げられてスペシウム光線で粉々に粉砕された。

第37話「ウルトラマン夕日に死す」のシナリオ段階ではナックル星人の手で再生グドンとして復活し、ウルトラスピンキックで倒される予定だった。
劇中でナックル星人がスピンキックのことを言及するのはこの名残。


◆『レッドマン

第94、95、97、98、101、103、105~108、110~113、115、117~119、136、137話に登場。
初登場は終盤だが、その出番は計16回、19話にわたり非常に多い。
他の怪獣とともに出現することもあれば、タイマンのこともある。

94~98話では前回の話のラストで怪獣が倒された直後に次の回の怪獣が登場という連続したものになっているのだが、
登場回を見ての通り95話で倒したばかりのグドンが97話で一回の戦闘中にまたしても登場というしつこさを見せる。
別個体なのか、死んだふりだったのかは不明。

共闘したことのある怪獣はドラキュラスペギラジラース、ゴキネズラ、ザゴラス、レッドキラー、シュガロン、サドライカルス星人、ビーコン。

着ぐるみは『帰マン』で使用されたオリジナルのものと思われるが、劣化が激しく色も黒ずんでいる。

アメコミ版では第2話に登場。レッドマンと死闘を繰り広げるも、レッドナイフで首を切断され、血しぶきをあげて倒された。
この回は戦いに巻き込まれて逃げ惑うイカルス星人を中心に描かれている。


◆『ファイヤーマン

第9話「深海からの挑戦」に登場。
資料によっては別名「海竜怪獣」となっている。
日本近海に生息していたが、血で染まった海面下で殺し屋怪獣ネロギラスに投げ飛ばされ、皮を剥がされて捕食された。
その後、ズタズタになった死体が海上で発見された。
ファイヤーマンと戦うことはなかった。

着ぐるみはオリジナルであるがと思われるが、『レッドマン』の時以上に劣化している。また、頭部と海上に浮かぶ死骸が新規造型されている。

ウルトラマンギンガS』のBlu-ray BOX解説書でもグドンの天敵である海の凶暴怪獣の存在について言及している。


◆『ウルトラマンT

第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」で『帰マン』の映像を流用して紹介される。
OPでは登場怪獣にクレジットされており、別名が「肉食大怪獣」となっている。


◆『ウルトラマン物語

『帰マン』の映像を流用しての登場。
同時に他の場所にゼミストラーも出現している。


◆『新世紀ウルトラマン伝説

ウルトラマンが大好きな「ボク」と「パパ」が不思議な紙飛行機に乗って訪れた帰マンの世界で登場。
ツインテールが2人の投げた爆弾で倒されたため、ツインテールを殺すこともなくジャックと戦い倒された。
映像は『帰マン』の流用。


◆『ウルトラマンメビウス

スーツアクター:西村郎(第2話)、末永博志(第9話)、西村郎(第27話)
造形:吉松学

第2話「俺達の翼」、第9話「復讐の鎧」・第27話「激闘の覇者」に登場。
形状は以前のグドンとほぼ同じだが、若干腹が太くなっており、顔付きもやや異なる。

第2話では夕闇迫る工事現場に出現し、両腕のムチ状の振動触腕(「振動触腕エクスカベーダー」と呼ばれる)でGUYSやメビウスを苦しめる。
GUYSの攻撃で右腕のムチを失いながらもメビウスと互角以上に渡り合うが、メビュームブレードの一撃を受けて爆発 四散した。

その後、第9話で山中でボガールに呼び寄せられた別個体が同じく呼び出されたツインテールと交戦。圧しかかられ苦戦していた。
しかしボガールが巨大化すると、ツインテールと共闘して抵抗を試みたが、結局はツインテールに先立って捕食された。

第27話ではプロトマケット怪獣として、GUYSのコンピュータで作り出した仮想戦場に登場。
ゼットンと対戦するも、臨戦態勢に入る前にゼットンの火球で瞬殺された。
ちなみにマケット怪獣化の件は、地中に潜っている間に活動制限時間の1分が過ぎて役に立たないと見なされて却下された。

なお、グドンの鞭はどう見ても地中を掘るのには適していないが、これは岩盤を高速振動で破砕して中を泳ぐための物。
これにより『ファイヤーマン』で何故水中にいたのかの謎が明かされた。つまりグドンは泳げるのである。
水中ではツインテールは頭を前方に付き出して高速で泳ぎ回れるため、先祖が「うおー! 食いてー!!」と泳ぎを練習しまくり、
海中まで逃げたツインテールを食えるような奴らだけが遺伝子を遺せるようになった…のかもしれない。

第2話では脚本初期段階ではディノゾールリバースが登場予定だったが、人気怪獣再登場の路線からグドンに変更された。
ディノゾールリバースも2本の鞭を操る怪獣という点で共通している。


◆『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』

スーツアクター:横尾和則

第3話「透明怪獣襲来!」に登場。
惑星ボリスの発電基地を餌場にしていたネロンガと戦い、最初は鞭で打ちのめし優勢に戦うも、
透明化能力に惑わされてアラシ隊員なら耐えられる暴君電撃を受けて倒された。
ネロギラスといい、暴君ネロの名を冠した怪獣にはとことん相性が悪いようだ。

ステータスはゲーム版3弾Rの能力で、スピードが高い代わりにディフェンスが極端に低い尖った能力の個体。
オープニングではガンQと対決している。

河本ひろしによるコミカライズではテレスドンサドラアーストロン、ネロンガとともにゴルザに率いられて群れで出現し、レイゴモラと交戦。
2体がゴモラを挟み撃ちにして鞭で捕らえたが、パワー負けして逆に振り回されてしまい、2体が正面衝突して倒された。

『大怪獣バトル ウルトラファンブック』に掲載されたダイナミック太郎によるコミカライズ『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル外伝 スペースクルーズ』では、1期と2期の間にZAPが惑星ボリスからの帰路でエンジントラブルのため立ち寄った惑星に別個体が出現。
レイのゴモラと交戦している。
超震動波も通用しない強力な個体であり、さらに戦闘中にレイオニックバーストによって強化を遂げ、ゴモラを苦しめた。
レイオニックバーストしたということは実力者のレイオニクスが操っていた可能性が高いが、誰だったのかは不明。


◆『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活した怪獣軍団の1体。
ツインテール、バルタン星人アントラーマグラーゼットン、アリゲラ、キングゲスラキングシルバゴンキングゴルドラスゴメス(S)とともにウルトラマンと交戦。
その後も終盤まで生き残り、ウルトラマンゼロにテレスドンとの地底怪獣タッグで立ち向かうも飛び蹴りを受けて転倒。
最後はバキシムテンペラー星人とともにワイドゼロショットを受けて爆死した。
百体怪獣ベリュドラの左角を構成する怪獣の1体としても姿が確認できる。


◆『ウルトラゾーン

CV:河野洋一郎

「怪獣マッサージ 第1話」で、結構強めに揉んでくれると評判の溜池山王のマッサージ店の客として登場。
マケット怪獣に採用されなかったことを愚痴っていた。

「怪獣ことわざ」では「(ほ)骨折りグドンのくたびれもうけ」なることわざ?が紹介された。

アイキャッチではアストロモンスと共に歌っている姿が描かれた。


◆『ウルトラゼロファイト』

第1部「新たなる力」に登場。
バット星人グラシエが怪獣墓場から蘇らせた怪獣軍団の1体。
サドラ、テレスドン、ベムラーという華の無い正統派なメンツと共に出現し、
怪獣墓場を訪れたウルトラマンゼロを襲うが、サドラ共々ストロングコロナゼロに瞬殺された。


◆『ウルトラマンギンガS

スーツアクター:桑原義樹

第4話「強さの意味」に登場。
アンドロイド・ワンゼロがグドン(SD)にモンスライブしている(SDはスパークドールズの意味)。
ウルトラマンビクトリーを苦しめたが、キングジョーランチャーで倒された。

後にビクトリーに回収され、ウルトランス・グドンウィップになったものの、
エレキングテイルと用途が被る面が多いのもあってか使用回数は少なく、とどめを刺したり戦況を好転させたりといった活躍もないと、扱いは不遇気味。
ビクトリーキラーにも模倣されている。

スパークドールズ劇場には4回から登場。ツインテールを皆で食べようとした。


◆『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』

レイバトスの力で復活し、好物であるツインテールもいるが生前の記憶はないのか操られているからか、別に捕食しようとはしなかった。
ツインテールと協力してルナミラクルゼロを鞭で苦しめるも、光の国から増援に駆け付けたウルトラセブンゾフィー、そしてジャックの流星キックで邪魔される。
その後はゼロを助けに来たジャックを相手にツインテールと共に迎え撃つも、数々の宿敵との戦いを乗り越えたジャックの敵ではなく、
スペシウム光線で粉々にされた上、返す刀とばかしに放たれたウルトラランスでツインテールも撃滅された。

同時に復活した面子がキングジョーバードンハイパーゼットン(イマーゴ)ビクトルギエルと超強豪ぞろいの中、
生前の実力的に浮いているように見えるが、意外にもツインテールとともにかなり健闘し、ビクトルギエルやハイパーゼットンが瞬殺される一方、かなり活躍していた。
この時復活した面子はオーブが力を借りるウルトラマンの因縁の相手、且つ、かつてウルトラ戦士を破った相手ばかりという共通点がある。


◆『ウルトラマンデッカー

スーツアクター:永地悠斗

令和では初の登場となる、第6話「地底怪獣現わる! 現わる!」にて出現。
眼から怪光線を発射する新たな能力を見せた。
元々グドンには眼からX線を出して地底を透視するという設定があったので、その応用かもしれない。

ソラフネシティに建造された超臨界メタルの採掘でパゴスが怒り、その影響で狂暴化しパゴスと戦っているウルトラマンデッカーを地底から強襲した。
デッカーを地下3200mの大鉱床に引きずり込み、日光が補給できないデッカーをパゴスと息の合ったコンビネーションで追い詰めるも、
GUTS-SELECTの超遠距離狙撃によりパゴスが倒されたことで形成は逆転。
最後はミラクルタイプの力で上空にワープさせられ、身動きが取れなくなってもすかさず怪光線で反撃を試みるも通用せず、レアリュートウェーブを撃ち込まれて空中で爆散した。

なお、作中では大量のツインテールが地下鉱脈に出現しており、一部の視聴者からは「空想科学読本で見たやつ*3」「餌として貯めこまれてたのでは?」などと言われていた。


◆『ウルトラマンアーク』

「特別総集編(1)SKIPフジヤマ市分所にて」で写真のみ登場。
日本各地に過去に出現した怪獣の一体で、山形県新潟県の辺りに出現したと思われる。
他にはライバッサーデマーガグエバッサーホオリンガアントラーが同じ画面で確認できる他、グビラバレバドン、アリゲトータス(ピーター)の出現に言及された。


■実写映像作品以外での活躍

◆ゲーム作品での活躍

◇『ウルトラマン Fighting Evolution 3

飛び道具や強制ダウン技といった搦め手こそ持たなず、バリア等もないが、
リーチが長いうえに隙が少ないシンプルな強さで初心者から上級者まで御用達の最強候補と名高い強キャラ。
コンボは苦手だが、適当にボタンを押しているだけで十分戦えてしまう。
攻略本でも最強クラスの怪獣としておすすめされている。

必殺技は「残酷ムチラッシュ」のみだが、威力Aランクの中でも強めでありバリア・吸収不可と高性能。

ウルトラモード「二大怪獣 東京を襲撃」(実際には「決戦!怪獣対マット」の内容)では耐久力がかなり高く、
ツインテールと同時に相手をすることになる上、微妙な必殺技しかない初期のジャックで戦うこともありなかなかの強敵。
やろうと思えばグドンにツインテールを殺させずにクリアすることも可能だが、特殊Sランクにはならない。
素直にMATの援護を受けてグドンにツインテールを殺してもらおう。
Sランク取得の時間制限は他のミッションより緩くなっている。その時間をレオに分けてくれ


◇『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』

2弾から参戦。ほぼ毎回ツインテールとともに収録され、繋ぎ絵になっているカードもある。
ストーリーモードでは第一部第4話「赤き荒野にムチがうなる」に登場。
ブルトンによって荒野に飛ばされた主人公とピグモンの前に出現。
ツインテールと戦っており、主人公達はやり過ごそうとするも、バトルナイザーの音声により彼らの存在に気付き、ツインテールと共に襲いかかる。

ステータスはアタックとパワーは高めでスピードもそれなりだが、ディフェンスは低めで、中堅レベルといったところ。
必殺技は「こんしんのムチ攻撃」、「ムチ連撃」、「残酷ムチラッシュ」。
表記上の威力はは平凡だが、最下級技の「こんしんのムチ攻撃」を除き乱舞系なので実際にはそれ以上の火力が出やすい。
NEO1弾からはツインテールとのタッグ必殺技「スリングスマッシュ」が、NEO6弾からはゲームオリジナル技の「サイクロンウィップ」が追加された。
「スリングスマッシュ」はボールのように丸まったツインテールをグドンが鞭でシュートして敵にぶつける技。
「サイクロンウィップ」は独楽のように回転しながら鞭を振り回して敵に突進する。


◇『大怪獣バトル ウルトラコロシアム』

惑星モーン・スターでのレイオニクスバトルに巻き込まれた主人公の前に、ツインテールの群れを追って出現。
逃げ惑うツインテール達の巻き添えになった主人公に倒される。その後主人公のバトルナイザーに取り込まれ仲間になる。
グドンを倒してくれた主人公にツインテール達は感謝している様子を見せた。


◇『ウルトラマン フュージョンファイト!』

ファイトオーブでの登場に合わせて6弾からORで参戦。
コウゲキとハヤサは高いが、タイリョクとヒッサツは低いというステータスであり、ツインテールとは長所・短所が逆で対になっている。
必殺技の「ムチ連撃」のモーションが大怪獣バトルから大幅に変更されており、「サイクロンウィップ」も続投。

固有のキャラクターミッションは「二大怪獣 東京を襲撃」、「決戦!怪獣対マット」、「新たなる力」、「怪獣墓場の激闘」、「俺達の翼」、「強さの意味」、「赤いアイツ」。
レベルを上げてウルトラヒーロー達にリベンジしよう。
「赤いアイツ」は当人が未参戦のため、ウルトラマンオーブ バーンマイトが代わりの相手となる。

また、自身とツインテール以外のキャラクターミッション「二大怪獣 東京を襲撃」でもツインテールとともに敵として登場。
ツインテールのキャラクターミッションでは「決戦!怪獣対マット」で単独で登場。「食われてたまるか」ではバルタン星人とともに襲い掛かる。
バルタン星人が一緒なのは、おそらく、ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポスで、バルタン星人がツインテールのステーキを科特隊に食べさせて食中毒に陥らせたことが元ネタだと思われる。
チャレンジミッションでも終盤となるレベル27の「4本のムチ」でやはりツインテールとともに相手となる。

カプセルユーゴー弾では2弾から追加されたカプセルミッションレベル22「超速!スリングスマッシュ」でやはりツインテールとともに敵として登場。
これまでのミッションでは前衛だったが、今回は後衛になっている。
ちなみに、ミッション名に反して今作ではキズナ必殺技は未実装。


◇『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ

最初期から実装され、恐竜戦車ジャミラと並んでチュートリアルで選んで入手できる怪獣の一体に抜擢。
属性は「技」で、間接攻撃が可能。
火力や回避は控えめだが、耐久力が高めでスキルも使いやすく、初心者にお勧めされた。


◇『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』

帝国決戦の章第2話「帰ってきた戦士」に登場。
真帝国ダイダルに対抗するための仲間を探し求めていた早川健ハンペンの得たウルトラ戦士の目撃情報を頼りに訪れた街で、展示されていたツインテールの卵を狙って2体が出現。
卵から孵ったツインテールと戦うこともなく共に敵として襲ってくるも駆けつけたジャックとズバットに倒された。
その後はツインテールとともに雑魚敵として出現する。


◇『ロストヒーローズ

終盤のヴェーダ・キューブ前半で雑魚敵として登場。ツインテールと同時にエンカウントすることもあるがやはり同士討ちするようなことはない。
他にはオートマトン、スコーピオンイマジン、モールイマジンカメバズーカ等がともに出現する。


◆漫画作品での活躍

◇『ウルトラ怪獣かっとび!ランド

カネゴンの父親が雇った家庭教師として登場。
外見通りの超サディスト鬼教師だが、ウルトラの母を怒らせてしまったのが運の尽き……。


◇『ウルトラマン超闘士激伝

第3回銀河最強武闘会に参加するも、予選のバトルロイヤルで試合そっちのけでナイフを持ってツインテールと対峙していた。
当然ながら予選落ち。


◇『疾風ウルトラ忍法帖

朧党の忍獣「愚鈍」(ひでー名前)が登場。児童誌にあるまじき台詞を吐いたため担当が作者をシバいた。


◇『ウルトラマンSTORY 0

暗黒宇宙の怪獣として登場。
第60話では星間連合のナックルに飼育され、捕獲されたアギラの戦闘データ計測と調教のため戦わされる。
第65話ではウルトラ戦士に追い詰められたナックルによって解放され、再びアギラを襲撃して追い詰める。
助けに駆けつけたミクラス相手にも鞭で優勢に立ち、奇襲を仕掛けたウインダムも鞭であしらう活躍を見せたが、便乗したダンカンがアギラに吹き飛ばされたことをきっかけに形勢逆転。
ダンカン、ジュラザウルスら怪獣軍団とともにカプセル怪獣トリオと激闘を繰り広げ、その後の経過は描かれていないが、どうやら倒されたようだ。


◇『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』

ゲーム版同様に、ブルトンによって辺境惑星の荒野に飛ばされたイオとピグモンを襲撃するが、こちらでは戦うことなく、逃げることになる。
また、惑星に漂着していたペダン星人のおじさんによるとグドンの食べ残したツインテールの肉片が手に入るらしく、彼の食料となっていた。


◇『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ

直接の登場はないが、第35話でバードンの肉食怪獣SNS仲間が「美味しそうな怪獣娘」としてツインテールの写真を投稿している。
マガジャッパの写真も一緒だが、もし彼女がグドンだとして魔王獣まで食べるつもりだったのだろうか。
KADOKAWA版公式イラストでは、自身は擬人化ではなくツインテール(旧デザイン)が連れている子犬(イラスト:藤真拓哉)になっており、彼女のお尻に噛みついている。


◇『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕

最終話にグドンらしき女性が登場。
ヒナとナタ達に可能性の力を託した。


◇『酩酊!怪獣酒場

2nd第48話に登場。
かつて両親に虐待されているツインテールを食べようと誘拐したが、本当の親のように懐かれてしまい、情が芽生えてしまった。
警察に見つかってしまい自首しようとするも、警察の要件は駐車違反に関することで、ジュラ紀のことはとっくに時効で誘拐の罪に問われることは無かった。


◆アニメ作品での活躍

◇『PeepingLife×怪獣酒場 かいじゅうたちがいるところ』

第1話に登場。
ツインテール釣り堀を訪れ、先客のバルタン店長に馴れ馴れしく絡む。
専用席を勝手に決めるほど釣り堀にはよく訪れているらしい。

公園のベンチで鳩に餌を与える仕事に就いており、手持ちの金銭はなくツインテールが釣れなければ食事が抜きになるが危機感はない。
ツインテールが食用と知ったバルタン店長に勧誘されるが調理資格を持っていなかった為、取ることを決めた。


◆その他の活躍

◇『ウルトラエッグ

CM『ウルトラエッグストーリー』第1話で登場。
地中から出現するが、ウルトラエッグとなったゼットンとレッドキングに撃退された。
撮影にはソフビ『ウルトラ怪獣シリーズ』第3期(2007~2013年)のものが使用されている。
後にグドン自身もエッグ商品化されている。


◆余談


  • デザインした池谷氏はツインテールと同じ回に登場するとは聞かされておらず、鞭を使う怪獣同士で被ってしまったのを気にしていたようだ。

  • 再編集ビデオ『ウルトラ伝説 怪獣博物館』では、怪獣の生態の紹介としてグドンがツインテールを捕食し、そのグドンをネロギラスが捕食することが、『帰ってきたウルトラマン』や『ファイヤーマン』の映像を用いて説明されている。

  • ツインテールを食べることはよく知られているが、上記の活躍を見ての通り実は映像作品でツインテールを捕食したことは一度もない。
    それどころか、共通の敵に対して迷わず共闘し、息の合ったコンビネーションを見せることも多い。
    そして捕食するシーンがない一方で、自身はネロギラスやボガールに捕食されている。

  • 大伴昌司の著作『怪獣図解入門』解剖図では、両目は地底や闇夜を透過するX線を発するとされている。
    解説文では「両手の鞭は敵を倒すのには便利だろうが、バルタン星人のハサミの方が役に立つだろう」と容赦ない批評がされていた。
    …バルタン星人のハサミの方が重いし、小回りが利かないし、物が持てないしで扱いに困りそうなものだが。

  • 大伴昌司監修の書籍『ウルトラ怪獣入門』のコーナー「ウルトラ怪獣名勝負」ではレッドキングと対決。
    レッドキングが手当たり次第に岩を投げつけた後の接近戦で、レッドキングの首に巻き付けたムチ腕を怪力でへし折られてしまうも、今度は尻尾を首に巻き付けて窒息させて勝利した。


  • 『ミラーマン』第9話に登場した「殺し屋怪獣 キーラゴン」はグドンがデザインモチーフとなっており、非常によく似た姿となっている。
    グドンの着ぐるみを改造する前提でデザインされたともいわれるが、新規造形である。
    さらに余談として、キーラゴンの着ぐるみは後にケムジラに改造されたが、ケムジラの鳴き声はグドンのものを加工している*4

  • 角川書店の漫画雑誌『特撮エース』Vol.003には「ツインテールを踊り食いしているグドン」のフィギュアが付録として付属した。
    デザイナーのはぬまあん氏曰く「映像作品でグドンがツインテールを食えなかったのが不憫だと思った」との事。
    ちなみに氏は次作として2代目ゼットンを考えていたが、『特撮エース』誌の付録フィギュアは今号で打ち止めとなった。

  • 着ぐるみの頭部は宣弘社の『シルバー仮面ジャイアント』に登場する「殺し屋宇宙人 ワイリー星人」に流用された*5(ファイヤーマン版の頭部が新規造形となっているのはこのため)。

  • ULTRAMAN(漫画)』のスマホアプリゲーム、『ULTRAMAN BE ULTRA』にはオマージュキャラである「エクスベス星人」が登場している。

  • ソフビ『ウルトラ怪獣シリーズ』では知名度の高い怪獣ということもあって大抵ラインナップされている。
    第1期(1983~2000年)・第2期(2000~2007年)のものはお腹の太いユルめの造形で出来がイマイチだったが、メビウス放送時には『ウルトラ怪獣シリーズ2006』として造形が一新され、第3期(2007~2013年)にもこれが流用された。
    『ウルトラ怪獣500』でもギンガSへの登場に併せて発売され、『新ウルトラマン列伝』放送終了に伴うリニューアル後も定番としてラインナップされている。


追記・修正はエビに舌鼓を打ちつつお願いします。

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最終更新:2024年11月16日 18:53

*1 トリケラトプスの中国語名が三觭龍なので、その表記ブレと思われる。日本でも「さんきりゅう」の読みで使われる場合があった模様。ただし、ジュラ紀にはいわゆる角竜は生息していない

*2 ただし、毒針は派生作品含め一度も使用されたことはない。

*3 要約すると「グドンはツインテールを常食としているなら、グドンよりツインテールの方が個体数が多くないとおかしい」という内容

*4 ただし、ケムジラ登場回の放送と同時期にキーラゴンの着ぐるみが展示されていたという記録もあるため、この着ぐるみ改造は事実ではないという説もある。

*5 直接の流用ではなく同じ型を使っただけとする説もある