縁切り忍者シラーンス

登録日:2024/06/29 Sat 00:08:04
更新日:2025/07/17 Thu 17:56:50
所要時間:約 3 分で読めるザンス




俺様のこのハサミは、人の絆を断ち切るスンゴいハサミザンス

縁切り忍者シラーンスとは、忍風戦隊ハリケンジャー巻之六『ハサミとくの一』に登場した中忍。

データ

出身星:ウサギ座ガンマ星近くの惑星ランス
好物:パチパチキャンディ(キャロット味)
CV:川津泰彦

概要

五の槍 サーガインが作り上げたクグツ忍者。
銀色のボディに赤い丸い目、額に灰色に青い目をした顔があり、顎がウサギの前歯のような形になっている。耳は鋏を思わせる形状で、後頭部は長い。乳首は青。
二の腕は赤く、手首から片方ずつ鋏が装着されている。
「~ザンス」が口癖。
動きも非常に速く、しかも音を立てず気配を感じ取らせず接近出来る。

切れ味抜群の両腕の鋏は人の縁まで切る事が出来、その特性を用いる「宇宙忍法・縁切り」を得意とする。
対象となる者二人の間に入って鋏を閉じる動作を行わなければならないが、された者達は友人だろうと恋人だろうと家族だろうと仕事仲間だろうと嫌いあってしまうようになる。20年後のレッドとは正反対
程度はあるようで、無視し合ったり口喧嘩するならまだいい方で、最悪乱闘が始まってしまう。しかも効果はシラーンスが機能し続ける限り続く為、対象が大きな地位に就いている者同士だと当人同士では済まない大事になりかねない。
実際劇中では首脳陣に対して使った結果、国交断絶の危機に陥っている。

しかも当人が仲良しを嫌う性分で、鋏の性能を誇っているので質が悪い。
鋏は勿論普通に攻撃手段として使用出来、スピードに対処出来なければ相手は一方的に切りつけられる事になる。

サーガインは彼を「史上最強のクグツ」と評していたが、その性能や総合力から決して誇張ではないのが分かる。

ただし絆を切る能力は対象とした二者間同士に対してのみ有効で、それ以外の人に対しての意識が変化する訳では無いので、共通の目的のために敵愾心を堪え手を組まれる可能性があるという盲点に近い突破口はある。
とは言え(前記の通り縁切りの程度に差はあるが)能力発動後は正常な思考を失い周囲そっちのけで互いにいがみ合い始める為、その目的に意識を向けるには第三者の介入が必要になる。

両目にはマシンガンも内蔵されており、それによる遠距離攻撃も可能。


活躍


タウ・ザントに顔見せした後出陣。手始めにオープンテラスで一緒に同じホットドッグを両端から食べようとしたカップルの間で能力を行使。結果、カップルは弁当を残して喧嘩別れし、その様子を嘲笑った。
そして親子連れ、夫婦等、大勢の人達の縁を切り、更にアジア・オセアニア通商友好東京会議in2002にまで乱入し、5ヶ国の首脳陣の縁を切り大喧嘩させた。

その後も人々の縁を切っていたが、駆け付けたレッドイエローに両手を縄で縛られる。しかしマシンガンで撃って二人を吹っ飛ばし解放され、コンビネーションで行こうとした二人の間に入って二人の縁を切った。
乱闘を始める二人を笑いながら少し眺めてマシンガンで攻撃するが、それで二人の意識がシラーンスに向き、彼を倒して七海のもとに行くという目的の一致から手を組まれ、超忍法影の舞により敗れる。

後にコピージャイアントにより再生巨大化
ソードスラッシャーを持った旋風神相手にも圧倒するが、新しく投入されたトータスハンマー相手には一方的に殴打され吹っ飛ばされる(七海曰く「ハサミに勝つのはグー」)
最期は究極奥義・ロックドバスターを腹部に受け貫通し、爆散した。それと同時に縁を切られた人達は元に戻った。


余談


耳がクワガタムシみたいな形状だが、モチーフは兎。
元々は鋏を使う怪人という事で蟹がモチーフになる予定だったが、同時期に登場したこいつと被るため没になったそうな。

『宇宙忍者ファイル縁切り忍者シラーンス
ハサミでチョッキン!アンタなんか知ら~んす!』

追記、修正お願いします。


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最終更新:2025年07月17日 17:56