東京ディズニーリゾート

登録日:2024/08/09 Fri 18:30:02
更新日:2025/06/02 Mon 01:09:14
所要時間:約 8 分で読めます






夢がかなう場所



東京ディズニーリゾートとは、千葉県浦安市にある複合リゾート施設である。
アメリカのディズニー・エンタプライゼズ・インクからのライセンス提供の下、株式会社オリエンタルランドが運営*1している。

概要

1983年の東京ディズニーランド開園以降、海沿いに提携ホテルが次々にオープン。
さらに、2001年の東京ディズニーシー開園を機に商業施設や直営ホテル、交通機関がオープン。
その後も開発を続け、2024年7月現在、2つのテーマパーク、12のホテル、2つのショッピング施設、多目的ホールなどを擁する日本有数の一大テーマリゾートへと発展した。

構成施設

【テーマパーク】

東京ディズニーランド

1983年4月15日にオープンした、日本初のディズニーテーマパーク。
冒険や童話、未来などをテーマとした7つの「テーマランド」からなる”夢と魔法の王国”。
詳細は該当項目を参照。

東京ディズニーシー

2001年9月4日にオープンした、世界で唯一の海をテーマにしたディズニーテーマパーク。
海にまつわる物語や伝説からインスピレーションを得た8つの「テーマポート」からなる”冒険とイマジネーションの海”。
詳細は該当項目を参照。

【ディズニーホテル】

オリエンタルランドが所有し、グループ企業である株式会社ミリアルリゾートホテルズ、およびその子会社のブライトンコーポレーションが運営しているホテルの総称。
どのホテルにもそれぞれ一貫したテーマやコンセプトがあり、テーマパークさながらの宿泊体験ができる。
ホテル宿泊者は、宿泊日のパークチケットの購入や、公式アプリからのオンラインチェックイン、パークの開園15分前に入園できる「ハッピーエントリー」の利用ができる。
宿泊者特典の違いにより、「ラグジュアリータイプ」「デラックスタイプ」「モデレートタイプ」「バリュータイプ」の4つに分類されている。

ディズニーアンバサダーホテル

2000年7月7日にオープンした、デラックスタイプのホテル。
日本初のディズニーホテルで、ハリウッド黄金期の1930年代に流行したアールデコを基調としたデザインになっている。
ディズニーキャラクターをモチーフにした部屋が多く用意されていたり、キャラクター達がテーブルまで来てくれるレストラン「シェフ・ミッキー」があったりと、キャラクター好きにはたまらないホテルである。

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ

2001年9月4日にオープンした、デラックスタイプのホテル。
ディズニーシーの中にあるパーク一体型ホテルで、パークと調和するイタリアンクラシックをコンセプトとしている。
宿泊者は専用ゲートから直接園内に出入りでき、一部の客室からはパークの景色を間近に眺めることができる。

東京ディズニーランドホテル

2008年7月8日にオープンした、デラックスタイプのホテル。
ディズニーランドのエントランスの真正面に建っており、ウォルト・ディズニーが生まれた20世紀初頭のヴィクトリア朝様式のデザインとなっている。
ドレスやメイクでディズニープリンセスになれるサロン「ビビディ・バビディ・ブティック」が併設されている。

東京ディズニーセレブレーションホテル

2016年6月1日(ウィッシュ)/9月10日(ディスカバー)にオープンした、バリュータイプのホテル。夢やファンタジーをテーマにした「ウィッシュ」と冒険や発見をテーマにした「ディスカバー」の2棟で構成されている。
元々は、東京ディズニーリゾート・パートナーホテルのひとつである「パーム&ファウンテンテラスホテル」として2005年2月25日にオープン。その後、2016年2月27日(ファウンテンテラスホテル)/6月1日(パームテラスホテル)に営業終了し、現在の形にリブランドされた*2
他のディズニーホテルに比べてサービスは簡素であるが、その分手軽に泊まることができる。
なお、このホテルのみ、リゾートのある舞浜から一駅離れた新浦安エリアにあるが、パークの付近からシャトルバスが運行されている。

東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル

2022年4月5日にオープンした、モデレートタイプのホテル。
映画『トイ・ストーリー』シリーズをテーマとしており、エントランスやロビーはおもちゃのモチーフが溢れ、客室はアンディの部屋をイメージしたデザインになっている。

東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル

2024年6月6日にオープン。デラックスタイプの「ファンタジーシャトー」と、ラグジュアリータイプの「グランドシャトー」の2棟で構成されている。
同日にオープンしたディズニーシーの8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」に隣接しており、世界観や雰囲気を感じながら宿泊できる。
宿泊者は専用ゲートから直接ファンタジースプリングスに入場でき、ファンタジースプリングスを目一杯楽しむことができる。
さらに、グランドシャトーでは宿泊特典としてパークのアトラクション利用券・ショー鑑賞券が利用でき、最上級の体験ができる。

【東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル】

東京湾沿いに建てられた、6つの提携ホテルの総称。
ホテル内でパークチケットやグッズの購入ができる他、ホテルとディズニーリゾートラインのベイサイド・ステーションを結ぶシャトルバス「ディズニーリゾートクルーザー」が運行されている。

東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート

1986年7月20日に「サンルートプラザ東京」としてオープン、2019年10月1日に現名称に変更。
最初にオープンしたオフィシャルホテルであり、お城や客船などを模した多数のコンセプトルームがある。

東京ベイ舞浜ホテル

2007年3月3日にオープン。
最も新しいオフィシャルホテルで、円柱状の外観が特徴。

グランドニッコー東京ベイ 舞浜

1990年5月2日に「東京ベイホテル東急」としてオープン。2010年10月1日に「東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート」に改称。その後、2020年7月1日に現名称に変更*3
ガラス天井と巨大な吹き抜けのあるアトリウムが特徴。

ヒルトン東京ベイ

1988年7月2日にオープン。
魔法の森をイメージした客室「ハッピーマジックルーム」がある。
また、ドラマ「HOTEL」シリーズのロケ地に使われていた。
他のヒルトン系ホテル同様、凝ったスイーツビュッフェが人気。過去には「刀剣乱舞」とコラボした事も。

ホテルオークラ東京ベイ

1988年7月8日に「第一ホテル東京ベイ」としてオープン、2002年4月1日に現名称に変更。
バスルームが総大理石で出来ており、1分でお湯の貯まるバスタブを備えている。

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

1988年4月14日にオープン。
客室数1016室と、リゾート内でも最大規模の大きさを誇っている。

【ショッピング施設】

イクスピアリ

2000年7月7日にオープンした、JR京葉線舞浜駅近くにある商業施設。
コンセプトの策定から運営までオリエンタルランドと子会社の株式会社イクスピアリが独自に行っており、ディズニー要素は皆無。ディズニーストアは入ってるけど…
「イクスピアリ」とは、”体験”を意味する英語「Experience(イクスペリエンス)」と、ペルシャ神話に登場する優しく善なる妖精「Peri(ピアリ)」を合わせた造語。
140ものショップやレストラン、16スクリーンを擁するシネマコンプレックスが集まるこの施設は9つのゾーンからなる「街」であり、店舗デザインも独自の物語や歴史に基づいたものになっている。

ボン・ヴォヤージュ

2001年3月1日にオープンした、国内最大級のディズニーショップ。フランス語で「良い旅を」という意味で、ファンの間では「ボンボ」と呼ばれることが多い。
舞浜駅からディズニーランドへの道沿いにあり、外観はスーツケースと帽子箱を模している。
店内ではディズニーランド・シーで販売されているグッズを購入できる。パークの開園前・閉園後も営業しており、予め身に付けるグッズを買っておいたり、買いそびれたお土産を買ったりもできる。
オリエンタルランドが直接運営している為、ディズニーストアとは商品ラインナップが異なる。

【ディズニーリゾートライン】

2001年7月27日に開業したモノレール
リゾート内を反時計回りに、1周約13分で周回している。
車両にはミッキーの形の窓や吊り革があり、随所にディズニーらしさを感じられる。
オリエンタルランドの子会社の株式会社舞浜リゾートラインが運営している。
停車駅は以下の通り。

リゾートゲートウェイ・ステーション

舞浜駅近くにある、リゾートの玄関口を担う駅。
トロピカルな雰囲気の内装で、自然光を多く取り込める作りになっている。
イクスピアリ、ディズニーアンバサダーホテルの最寄り駅。

東京ディズニーランド・ステーション

ディズニーランドのエントランス正面にある駅。
ヴィクトリア朝様式のデザインを取り入れている。
東京ディズニーランド、東京ディズニーランドホテルの最寄り駅。

ベイサイド・ステーション

東京湾沿いに立つ駅。
立地にふさわしい開放的な作りとなっている。
東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル、東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルの最寄り駅。

東京ディズニーシー・ステーション

ディズニーシーのエントランスに隣接して立つ駅。
18~19世紀のイタリア・トスカーナ地方のような風情と近代的な雰囲気を併せ持つ。
東京ディズニーシー、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの最寄り駅。

【その他の施設】

東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター

舞浜駅南口改札を出てすぐのところにある施設。
ディズニーホテル(セレブレーションホテルを除く)とオフィシャルホテルの事前チェックインや荷物の配送を取り扱っている。

舞浜アンフィシアター

2012年9月1日にオープンした、客席数2,170席の多目的ホール。
元々は、カナダのエンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の日本初の専用劇場である「シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京」として2008年10月1日にオープンし、常設公演『ZED(ゼッド)』を上演していたが、2011年12月31日の公演終了に伴い閉鎖。その後、現在の形にリニューアルされた。
2022年10月23日からは、劇団四季がミュージカル『美女と野獣』のロングラン公演を行っており、実質的な専用劇場となっている。

【過去に存在した施設】

東京ディズニーリゾート・チケットセンター

2010年3月15日から2021年5月30日まで営業していた施設。
パークチケットやギフトカードの販売、年間パスポートの発行手続き、公式ファンクラブ「ファンダフル・ディズニー」の入会受付などの各種業務を行っていた。
元々、1992年8月11日に東京都千代田区の有楽町電気ビル1階に「東京ディズニーランド・チケットセンター」としてオープン。1999年5月19日に同じく千代田区の日比谷三井ビルディング1階に移転したのち、2006年5月6日に営業終了。その後、ウェルカムセンターで取り扱っていた業務を移管する形でイクスピアリ1階に再オープンした。

主な用語

  • パーク
ディズニーランド及びディズニーシーのこと。

  • ゲスト
来園者のこと。

  • キャスト
演劇用語で言えば「役」だが、ディズニーリゾートにおいては従業員を指す。「パークそのものは青空を背景とした巨大なステージ(舞台)である」との発想があるので、そこで働く人々をスタッフとは呼ばないのだ。ちなみに配属先もやはり演劇になぞらえて「ロケーション」という。
ディズニーの仲間達と共に、ゲストに夢と魔法をお届けする素敵な人達。

  • ライド
アトラクションの『乗り物』そのもの。

  • グリーティング
ディズニーの仲間達と触れ合うこと。写真を撮るのもGOOD。場合によってはサインももらえるぞ!
グリーティング用の施設に赴く場合と、パーク内を歩いてるキャラクターに会いに行く場合がある。
グリーティング用施設の代表格はランドの『ミッキーの家とミート・ミッキー』。映画撮影を終えたミッキーとグリーティングが可能なトゥーンタウン屈指の人気アトラクションであり、ミッキー誕生から90周年を迎えた2018年11月18日にはなんと11時間待ちという驚異的な記録を打ち出した。これを受けて翌年の誕生日からは1日限定のファストパス(2023年からはプライオリティパス)が設けられるようになった。
中の人などいません。コスプレでもありません。彼らは間違い無く作品の中から登場した御本人です。
修学旅行生がふざけて噴水に落とし学校ごと出禁にされた笑えない噂話がある…が、実際には行き先をディズニーランドにしたくない教員の創作という説も。

  • ディズニー・ファストパス
人気アトラクションに優先的に乗ることができるチケット。無料だが、人気アトラクションはすぐに無くなってしまうので要注意。2020年7月以降は実施しておらず、代替サービスである「40周年記念プライオリティパス」の登場に伴い、2023年6月に廃止となった。

  • 40周年記念プライオリティパス
ファストパスに代わって導入された、アトラクションに優先的に乗ることができるサービス。ファストパスと異なり、取得は公式アプリからのみとなっている。なお、40周年イベントが終了する2024年4月1日以降も使用可能。

  • ディズニー・プレミアアクセス
入園後に公式アプリから購入できる、人気アトラクションの待ち時間を短縮したり、ショーを専用の鑑賞席から見たりできるサービス。いわば「有料版ファストパス」だが、利用する時間を指定できるのが特徴。料金はアトラクションやショーによって異なる。

  • エントリー受付
一部のショーやグリーティングを体験する権利を獲得するために抽選に参加すること。対象コンテンツの中にはこれに当選しなければ体験できないものもある。
参加は公式アプリから行えるが、各コンテンツにおいて1日1回に限られる。

  • プライオリティ・シーティング
ランドとシー、ディズニーホテルの一部のレストランで実施されているサービス。
先に予約を済ませておき、予約をした時間にお店に行くと優先的に案内してもらえる。

  • ディズニー・モバイルオーダー
レストランのメニューを公式アプリから事前に注文できるサービス。
指定した時間にお店に向かえば、専用カウンターで受取ができる。
一部のレストランやメニューはモバイルオーダー専用となっていることがある。

  • スタンバイパス
対象施設を利用するために必要な整理券のようなもの。公式アプリから取得ができる。
主に新グッズの発売日から数日間、ショップの入店制限のために使われる。

  • 隠れミッキー
ヒドゥン・ミッキーとも言う。イラストや装飾の中、アトラクション等にミッキーの形が紛れ込んでいる。
ミッキーの横顔になってる場合もあればイニシャルや誕生日で表してる場合、またはミッキー以外のキャラが隠れている事もある。
興味があれば探してみよう。

  • 三大マウンテン
ランドのアトラクションであるビッグサンダー・マウンテン、スプラッシュ・マウンテン、スペース・マウンテンの総称。
この3つには、名前以外にも絶叫系アトラクションであるという共通点がある。この3つに乗ることを「登山」とも呼ぶ。
だが、開園時からあるのはスペース・マウンテンだけである(ビッグサンダー・マウンテンは1987年、スプラッシュ・マウンテンは1992年にオープン)


アニヲタWiki(仮)
追記・修正ができる場所

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • テーマパーク
  • 舞浜
  • ディズニー
  • ディズニーランド
  • ディズニーシー
  • 東京ディズニーランド
  • 東京ディズニーシー
  • 東京ディズニーリゾート
  • ディズニーリゾート
  • TDR
  • オリエンタルランド
  • 千葉県
  • 浦安市
  • 遊園地
  • TDL
  • TDS
  • ※東京にはない
  • ※千葉県のテーマパークです
  • 夢の国
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • 夢がかなう場所
  • 生きているうちに一度は行きたい
最終更新:2025年06月02日 01:09

*1 ディズニーとの間に資本関係が一切ない会社が運営しているディズニーランドは世界でここだけであるとされる

*2 ファウンテンテラスホテルがウィッシュに、パームテラスホテルがディスカバーになった。

*3 本来は同年5月からの予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となった。