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トイ・ストーリー

登録日:2010/07/10 Sat 07:15:30
更新日:2026/08/01 Sat 23:06:49
所要時間:約 6 分で読めます





友情してる場合じゃないぜ!!


トイ・ストーリー』とは、北米では1995年11月22日、日本では1996年3月23日に公開された、ピクサー制作のフルCGアニメーション映画シリーズの第1作目である。

+ 目次

■概要

ディズニーのCGアニメーション映画、そしてピクサー長編作品としては処女作で、後の『バグズ・ライフ』や『モンスターズ・インク』等の基盤になった作品でもある。
「おもちゃが実は生きていて意志を持ち喋る存在で、持ち主である子供の目が無い間の日常を描く」というストーリーが人気を博し、大ヒットを博す。主題歌は「君はともだち」。

公開4年後の1999年には『トイ・ストーリー2』が制作された。
そして2010年公開の『トイ・ストーリー3』をもってシリーズは完結となる……はずだったが、以降も数々の続編が制作されており、2019年には『トイ・ストーリー4』、2026年には『トイ・ストーリー5』が公開された。


■あらすじ

カウボーイ人形のウッディは、アンディの一番のお気に入り。
ところが、アンディの誕生日に最新式のスペース・レンジャー、バズ・ライトイヤーが現れて、ウッディの主役の座が奪われそうに。
張り合うウッディとバズは、ひょんなことからおもちゃいじめが趣味の少年シドに捕まってしまい大ピンチ!脱出作戦で力を合わせて頑張るうちに、やがて“友情の絆”が芽生えていくが…。

ディズニープラス より引用)


■登場キャラクター

CVの表記は英語版/日本語版の順。

■おもちゃ

CV:トム・ハンクス/唐沢寿明

本作の主人公。
バズが来るまではアンディの一番のお気に入りだったおもちゃ。カウボーイ姿の人形で、背中の紐を引くとボイスが出る。

性格はお調子者で皆をまとめる良きリーダー的な存在だったが、バズが来てからは日常が変化し、彼を妬むようになってしまう。
続編でこそリーダーに相応しい人格の持ち主になったが、1作目のウッディはわりと傲慢でヘタレで嫌なヤツ。
そんなウッディが、いかにして今の彼へと成長を遂げたのかに注目して鑑賞するのも面白いかもしれない。
『2』では、実はプレミアがつくほど超レアだったことが判明して……。

CV:ティム・アレン/所ジョージ

本作のもう一人の主人公。
アンディの誕生日にプレゼントされた最新のおもちゃ。台湾製。
右手にライト(レーザー)が付いていたり、左手でチョップが出せる等色々と高機能。
自身をおもちゃではなく本物のスペースレンジャーと思っており、ウッディに「お前はただのおもちゃだ!」と言われても信じようとしない。

ウッディ・バズの配役は映画以外のメディア展開(「スペース・レンジャー バズ・ライトイヤー」やTDL等)では別キャストになっており、日本では前者はウッディは辻谷耕史松本保典、バズは稲葉実*1がそれぞれ担当している。

  • ミスター・ポテトヘッド
CV:ドン・リックルズ/名古屋章

ジャガイモ型のおもちゃで目や鼻、手足などのパーツが取り外し出来る。アンディによく悪役に使われる。
アンディ手描きの手配書では500憶ドルもの賞金が懸けられていた。海賊王もビックリである。
ちなみに嫁募集中で、アンディがミセス・ポテトヘッドを手に入れることを長年望んでいる。
性格は少々僻みっぽく、バズが現れたことで嫉妬に狂っていくウッディの心情を誰よりも理解しつつ、ほくそ笑んでいた。
その為、バズが窓から落ちた時はウッディが抹殺を謀ったものと真っ先に判断し、ウッディ糾弾の急先鋒に立つ事となる。
ヴィランという程ではないものの憎まれ役を一手に引き受けている事もあって本編中でも頻繁にバラバラにされるなどロクな目に遭わないが、ラストでは彼にもようやく春が訪れる事に…。

ちなみに実在のおもちゃで、アメリカの玩具メーカー・ハズブロ社の人気玩具。
こっちの元ネタの方は初期は本物のジャガイモなどを使って顔のパーツを挿したりしていたが、そのうち食べ物を粗末にするなということで、この映画に出ているようなはめ込み穴のある洋ナシ型のプラスチックの物体もセットになった。
他おもちゃはバズの腕のように外れた部位が動かなくなるのに、ポテトヘッドだけ外れたパーツが動かせるのはこの為(本体は目や手のパーツ)。

  • ハム
CV:ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫

ブタ型の貯金箱。
ポテトヘッドとは悪友といった感じで、彼がバズ殺しの犯人としてウッディを糾弾した際にも真っ先に同調する姿勢を見せていた。
得意技はブブトンアタック。……要するにただの突進技だけど。昔のゲーセンに置いてあった同名のクレーンゲームは無関係。

  • レックス
CV:ウォーレス・ショーン/三ツ矢雄二

ティラノサウルスのおもちゃ。
恐竜だが優しい表情をしており、性格も臆病かつ間抜けな性格で、何かとトラブルメーカーになってしまうことも多い。
自分でも恐竜らしくないことにコンプレックスを抱いており、おっかない恐竜になろうと本人(本竜?)なりに努力しているらしい。
中の人は『スティッチ』にも出ている。

  • スリンキー・ドッグ
CV:ジム・ヴァーニー/永井一郎

胴体がバネ状になったのおもちゃで、ウッディとは付き合いが一番長い。その形状から縄代わりによく使われる。
他のおもちゃたちの中でもウッディを大切に思っており、彼がバズを殺したと誤解した時には誰よりも悲しい表情をしていた。
物語終盤ではウッディとバズを助ける為に奮闘する。

こちらもミスターポテトヘッドと同じく実在のおもちゃで、ジェームズ・インダストリーズ社が1940年代から販売しているロングセラー。
スリンキーの由来も「優美で流れるように動く」という意味の言葉が由来であり、もともとは第二次世界大戦の医療器具として開発されていたもの。ベトナム戦争の際には携帯ラジオのアンテナ代わりにも使用されていた事もあった。

  • ボー・ビープ
CV:アニー・ポッツ/戸田恵子

羊飼いの少女の姿をした陶磁器製の人形。モリーが所有するランプスタンドの付属品だが取り外しが可能で、自身も自由に歩き回っている。
『1』では唯一の女性型のおもちゃで、ウッディの恋人だったが……?

  • RC
目のついたラジコンカー。
しゃべることはできないが、それなりに意思疎通は図れるらしい。
ターボモードになると公道を走る自動車を追い抜く最高速度が出せるが、電池式なので長くは持たない。コントローラはウッディが操れるほど小さい。
あまり出番は無いが、物語終盤でウッディとバズを救うために大活躍するので、意外と印象に残っている人も多いのではないだろうか。

  • グリーン・アーミー・メン
CV:R・リー・アーメイ/谷口節

バケツの中に入った軍隊のおもちゃ。ウッディの部下。種類は様々。どう見てもバッドカンパニーである。
小さいので、気づかれないようにアンディたちの偵察を行うには適任。
リーダー格の軍曹の声優ハートマン軍曹。これもミスターポテトヘッドと同じく実在のおもちゃ。

  • マイク
名前通りのマイク。
主にウッディが会議の議長をする時などに活躍する。

  • レニー
CV:ジョー・ランフト/八代駿

双眼鏡型のおもちゃ。主に外を見渡す時に活躍する。
少しだが喋ることができる。

  • スケッチ
描いては消せるタイプのお絵かき型のおもちゃ。
絵を書く速度が凄く速く、劇中ではウッディが構える前に銃を描き上げた。

  • ミスタースペル
CV:ジェフ・ピジョン

言葉遊びや用語の検索が出来るおもちゃ。
数年経っても検索機能の性能が劣っていないので、星の本棚を積んでいるのではないかとも言われている。

  • ロッキー
CV:ジャック・エンジェル/小池浩司

マッチョなおもちゃ。
ウッディを回して投げたり、大型車のレバーを動かせる等ハイスペック。

  • エイリアン
リトル・グリーンメンと呼ばれるピザプラネットのプライズゲームの景品。無邪気な性格。
目が三つで頭には一本の触角が生えていて愛らしいが、たくさんいるとなんかキモい
『スペースレンジャー バズ・ライトイヤー』では宇宙服を着て登場している。続編では別個体が登場する。

  • ベビーフェイス
シドが魔改造したおもちゃ「ミュータント・トイズ」のリーダー格。頭が片目が無い赤ん坊、体が機械仕掛けの蜘蛛の形状をしている。初めてこいつを見た時は必ずトラウマになる。

他にも、レッグス(釣り竿に女性の脚がついているもの)や、ダッキー(アヒルの頭とボディビルダーの胴体にバネの足)、ローラー・ボブ(スケボーの先端にF1レーサーの上半身を取り付けたもの)、果てはジャック・イン・ザ・ボックス(手の付いたビックリ箱)など、見た目はとても奇妙なものばかり。
しかしそんな見た目とは裏腹に優しくて臆病な性格で、バズの腕を直したり、ウッディたちの脱出に協力してくれたりと、みんないいヤツである。

■人間

  • アンディ・デイビス
CV:ジョン・モリス/市村浩佑

ウッディサイドのおもちゃの持ち主。
赤いカウボーイハットがトレードマークな元気いっぱいの少年。カウボーイに憧れており、カウボーイ人形のウッディが特にお気に入り。おもちゃのどこかには友の印として油性マジックで彼の名前が刻まれており、ウッディの場合は靴底にある。
しかし誕生日に最新式のバズ・ライトイヤーをプレゼントされた際にはウッディを蔑ろにしてしまう面も……。

  • シド・フィリップス
CV:エリック・フォン・デットン/堀裕昌

本作のディズニー・ヴィランズ。アンディの隣人で12歳の不良少年。
冒頭ではサマーキャンプに行っていたが、素行が悪かったせいで追い出されたらしい。
おもちゃを破壊・改造することに快感を得ており、よく花火や爆竹等を通信販売で仕入れてそれを玩具に使用している。
更には手術と称して妹の玩具までいじくることもあるせいで殆どのおもちゃが魔改造されてしまっている。当時様々なトラウマを見せてくれた悪ガキ。その悪行は隣家のおもちゃたちにも知れ渡っており、誰が呼んだか別名“おもちゃ殺し”。

一応フォローすると、玩具たちにとっては恐ろしい存在であることは確かだが、これがシドにとっての「遊び方」で、玩具に対し悪意があるわけではなく単に感性が独創的なだけで、監督からも「悪人ではない」と擁護されている。実際、改造したおもちゃは捨てるわけでもなく部屋に置いてある。
彼なりに愛着は持っているようで、飼い犬のスカッドもシドに対して怯えるでもなく素直に指示を聞いており、飼い主との関係が決して陰惨なものではないことが窺える。
またマザコンなのか、母親に対しては素直な振る舞いを見せることもあるように誰彼かまわず攻撃性を示すわけではない。
ただおもちゃの扱いが乱暴なだけの、この映画を観に来たちびっ子たちの中にもいそうな男の子……それこそがシドというキャラクターなのだ。サマーキャンプを追い出された件や、コンバットカールを花火で爆破させて木っ端微塵にした件、妹のおもちゃを勝手に改造した件はフォロー不可能だが。

  • スカッド
シドと並び本作のディズニー・ヴィランズ。シドの飼いのブルテリア。
非常に獰猛な性格で、終盤ではシドの家から逃げ出したウッディとバズを見つけて襲いかかってくる。

  • ハンナ・フィリップス
CV:サラ・フリーマン/笠原清美

シドの妹。兄とは違いおもちゃを大切にする優しい女の子。お人形遊びが大好き。
シドの一番の被害者で、ハンナの人形にはほとんど頭が無い……。

  • モリー
アンディの妹。まだ赤ん坊なので、おもちゃの扱いは雑。
ベビーベッドを兄に牢屋代わりにされているが、投獄されたポテトヘッドを粉砕した。
ポテトヘッド「『対象年齢は三歳児以上です』って箱にちゃーんと書いてあったろ!俺に赤ん坊の相手をさせるなってば!」

  • バスター
アンディの母がアンディにプレゼントとしてあげた犬。
本作では終盤に鳴き声が聞こえてくるだけで、本格的な登場は次回から。


■余談

  • キャストの変更とそれに関する余波
当初日本語吹き替えはウッディに山寺宏一、バズに磯部勉が当てられており*2、初回吹替版の収録も全て終わっていた……が、諸般の事情で公開直前に配役が変更されたことが明らかになっている。
これは原語版の声優がウッディ役にトム・ハンクス、バズ役にティム・アレンというアメリカの人気俳優がキャスティングされていたことで*3、日本側での集客を憂慮したアメリカ本社側から「日本でも知名度がある人物を使うように」と言う通知が来たため、テレビタレントとして知名度のある唐沢寿明氏と所ジョージ氏が急遽キャスティングされたため、お蔵入りになってしまったと言う経緯がある。
直前に役を降ろされた形になった山寺氏は声優の知名度と地位の低さを痛感し、これが「おはスタ」などでの顔出しでのMC等のタレント活動に繋がっていくこととなった。






追記、修正はおもちゃを大事に扱う心を持ちながらお願いします。

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最終更新:2026年08月01日 23:06

*1 ディズニー作品では他にミッキー関連作品のデール役を演じている。

*2 一部メディアではバズ役は玄田哲章だとされていたが、これは誤り。

*3 ちなみに山寺・磯部両氏はそれぞれ別作品にてトム・ハンクスとティム・アレンの吹き替えも担当している。