トイ・ストーリー

登録日:2010/07/10(土) 07:15:30
更新日:2023/12/16 Sat 15:08:44
所要時間:約 6 分で読めます





1995年に公開されたウォルト・ディズニー及びピクサー制作のフルCGアニメ映画。

ディズニーのCGアニメ映画の長編作品では処女作であり、後の『バグズ・ライフ』や『モンスターズ・インク』等の基盤になった作品。

「玩具が生きていて、持ち主である子供がいない間の日常を描く」というストーリーが人気を博し、大ヒット。
公開4年後の1999年に『トイ・ストーリー2』が制作された。
この作品で前作の登場玩具であるバズ・ライトイヤーのキャラ像が明らかになり、
スピンオフ作品であるアニメ「スペースレンジャー バズ・ライトイヤー」が放送された。

そして2010年公開の『トイ・ストーリー3』でシリーズ完結となる…はずだったが、シリーズ存続を望む声は後を絶たず、短編やスペシャルアニメなどが製作された。

主題歌はシリーズ揃って「君はともだち」


以下の内容は1の物となります。


【あらすじ】
子供たちの良き友であるおもちゃ。そんな彼ら、実は人に見られていない時に限り自由に行動することができるのだ。

引っ越しを控えた「アンディ」は、おもちゃを大切にする心優しい男の子。特にカウボーイ人形の「ウッディ」は彼の1番のお気に入り。
ウッディはそんな立場を誇りに思い、アンディのおもちゃたちのリーダー格として慕われていた。

そんな中、アンディは誕生日プレゼントに贈られた最新式のアクションフィギュアである「バズ・ライトイヤー」に夢中になってしまう。
ある日、嫉妬にかられたウッディはバズにちょっとしたいたずらをしかけるが、思わぬアクシデントが重なった事でバズが窓から落ちてしまう。
そのことでウッディはおもちゃたちからの信頼を失い、孤立してしまう。その後、アンディに連れられてピザ・プラネットというレストランに車で向かっていたウッディは、車にしがみついていたバズと殴り合いの喧嘩を始めたせいで車から落ちてしまい、ガソリンスタンドに置き去りにされてしまう。必死にアンディを追いかけて、何とかピザ・プラネットに辿り着いた二人だったが、偶然その場に居合わせた少年「シド」に連れ去られてしまう。シドはおもちゃを壊したり、改造したりするのを楽しむ悪ガキで、おもちゃ達からは『おもちゃ殺し』とまで言われている恐ろしい存在。更に彼の家の中には、おもちゃに容赦無く襲い掛かる凶暴な犬「スカッド」までいる。その頃、ウッディとバズを突然両方無くしてしまったアンディはすっかり落ち込んでしまっていた。そんな事は何も知らないシドは、通販で手に入れたロケット花火をバズに無理矢理取り付ける。なんと彼は、バズを空高く打ち上げ、爆破させるというとんでもない計画を企てていたのだ・・・

果たしてウッディとバズは、無事に和解してシドの家を脱出し、アンディが引っ越しをするまでに家へ帰り着くことができるのか!?



■登場玩具

  • ウッディ(CV:トム・ハンクス/唐沢寿明)
「銃を捨てろ〜!手ェ上げな!」
本作の主人公。バズが来るまではアンディの一番のお気に入りだった玩具。カウボーイ姿の人形で、背中の紐を引くとボイスが出る。
性格はお調子者で皆をまとめる良きリーダー的な存在だったが、バズが来てからは日常が変化してしまい、彼を妬むようになってしまう。
2では、実はプレミアがつくほど超レアな玩具だったことが判明する。

  • バズ・ライトイヤー(CV:ティム・アレン/所ジョージ)
「無限の彼方へ、さぁ行くぞ!」
本作のもう一人の主人公。アンディの誕生日にプレゼントされた最新の玩具。右手にライト(レーザー)が付いていたり、左手でチョップが出来る等色々と高機能。
自身を玩具ではなく本物のスペースレンジャーと思っており、ウッディに「お前はただのおもちゃだ!」と言われても否定している。

  • ミスターポテトヘッド(CV:ドン・リックルズ/名古屋章)
ジャガイモ型の玩具で目や鼻、手足などのパーツが取り外し出来る。アンディによく悪役に使われる。
長年嫁募集中だったが、「1」のラストでモリーへのプレゼントとしてミセスポテトヘッドが贈られたことで実現する。続編以降は嫁と揃って登場。
ちなみにアメリカに実在するハズブロ社の人気玩具。初期の頃は本物の野菜を使って顔のパーツを挿したりしてしていた。

  • ハム(CV:ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫)
ブタ型の貯金箱。フタが空いているところを見られると恥ずかしいらしい。

肉食恐竜の玩具。恐竜だが優しい表情をしており、性格も臆病。
だが恐竜らしくないことにコンプレックスを抱いている
中の人はスティッチにも出ている。

  • スリンキー・ドッグ(CV:ジム・ヴァーニー/永井一郎)
胴体がバネ状になったの玩具で、ウッディとは付き合いが長い。その形状から縄代わりによく使われる。
こちらもミスターポテトヘッドと同じく実在のおもちゃで、ジェームズ・インダストリーズ社が1940年代から販売しているオモチャ。
スリンキーの由来も「優美で流れるように動く」という意味の言葉が由来であり、もともとは第二次世界大戦の医療器具として開発されていたもの。
ベトナム戦争の際には携帯ラジオのアンテナ代わりにも使用されていた事もあった。

  • ボー・ビープ(CV:アニー・ポッツ/戸田恵子)
『1』では唯一の女性型の玩具。羊飼いの少女の人形でウッディの恋人だったが……。

  • ラジコンカー
目のついたラジコンカー。
しゃべることは出来ないが、それなりに意思疎通は出来るらしい。
ターボモードになると公道を走る自動車を追い抜く最高速度が出せるが、電池式なので長くは持たない。コントローラはウッディが操れるほど小さい。あまり出番は無いが、物語終盤でウッディとバズを救うために大活躍するので、意外と印象に残っている人も多いのではないだろうか。


  • グリーン・アーミー・メン(CV:R・リー・アーメイ/谷口節)
バケツの中に入った軍隊の玩具。どう見てもバッドカンパニーである。種類は様々で、ウッディの部下。
小さいので、気づかれないようにアンディたちの偵察を行うには適任。
リーダー格の軍曹の声優ハートマン軍曹。これもミスターポテトヘッドと同じく実在のおもちゃ。

  • マイク
そのまんま、マイクの玩具。主にウッディが会議をする時などに活躍する。

  • レニー(CV:ジョー・ランフト/八代駿)
双眼鏡型の玩具。主に外を見渡す時に活躍する。
少しだが喋ることができる。

  • スケッチ
お絵かき型の玩具。絵を書く速度が凄く速く、劇中ではウッディが構える前に銃を描き上げた。

  • ミスタースペル(CV:ジェフ・ピジョン)
言葉遊びや用語の検索が出来る玩具。数年経っても検索機能の性能が劣っていないので、星の本棚を積んでいるのでは無いかと言われている。

  • ロッキー(CV:ジャック・エンジェル/小池浩司)
マッチョ体系をした玩具。ウッディを回して投げたり、大型車のレバーを動かせる等ハイスペック。

  • エイリアン
リトル・グリーンメンと呼ばれるピザプラネットのプライズゲームの景品。無邪気な性格。
目が三つで頭には一本の触角が生えていて愛らしいが、たくさんいるとなんかキモい。
『スペースレンジャー バズ・ライトイヤー』では宇宙服を着て登場している。
ポテトヘッド夫妻に養子に迎えられた。

\イノチノオンジン カンシャエイエンニ/

  • ベビーフェイス
シドが魔改造した玩具。頭が片目が無い赤ん坊、体が機械仕掛けの蜘蛛の形状をしている。初めてこいつを見た時は必ずトラウマになる。

他にも、釣り竿に女性の脚がついているものや、アヒルの頭とボディビルダーの胴体にバネの足の玩具、
スケボーの先端にF1レーサーの上半身を取り付けたものなど、見た目はとても奇妙なものばかり。
しかしそんな見た目とは裏腹に優しくて臆病な性格で、バズの腕を直したり、ウッディたちの脱出に協力してくれたりと、みんないいヤツである。



■登場人物

  • アンディ・デイビス(CV:ジョン・モリス/市村浩佑)
ウッディサイドの玩具の持ち主。玩具を大切にする元気いっぱいの少年。彼の玩具には友の印として油性マジックで彼の名前が刻まれている。

  • シド・フィリップス(CV:エリック・フォン・デットン/堀裕昌)
本作のディズニー・ヴィランズ。アンディの隣人でマザコン。
玩具を破壊したり改造することに快感を得ており、よく花火や爆竹等を通信販売で仕入れてそれを玩具に使用している。
手術と称して妹の玩具までいじくることもあり、殆どの玩具が魔改造されている。当時様々なトラウマを見せてくれた悪ガキ。

  • スカッド
本作のディズニー・ヴィランズ。シドの飼い犬で非常に獰猛な性格。終盤ではシドの家から逃げ出したウッディとバズを見つけ、襲いかかってくる。

  • ハンナ・フィリップス(CV:サラ・フリーマン/笠原清美)
シドの妹。兄とは違い玩具を大切にする優しい女の子。お人形遊びが大好き。
魔改造玩具の一番の被害者で、彼女の人形はほとんど頭が無い。

  • モリー
アンディの妹。まだ赤ん坊なので、玩具の扱いは雑。
ベビーベッドが牢屋代わりにされており、投獄されたポテトヘッドを粉砕した。

  • バスター
アンディの母がアンディにプレゼントとしてあげた犬。本作では終盤に鳴き声が聞こえてくるだけで、本格的な登場は次回から。


【余談】
映画シリーズ以外(「スペース・レンジャー バズ・ライトイヤー」やTDL等)のウッディ・バズの声優は別キャストになっており、
日本では、ウッディは辻谷耕史氏・バズは稲葉実氏(ディズニー作品では他にミッキー関連作品のデール役を演じている)が担当。辻谷氏が2018年10月17日に脳梗塞で死去した後は松本保典氏が引き継いでいる。


追記、修正はおもちゃを大事に扱う心を持ちながらお願いします。

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最終更新:2023年12月16日 15:08