BAR ステラアビス

登録日:2024/09/30 Mon 22:14:35
更新日:2025/05/17 Sat 12:36:15
所要時間:約37分で読めます




孤独に耐えられないのなら、仲直りしようよ。
このとっておきの一杯で


BAR ステラアビスとは2024年2月29日に日本一ソフトウェアから発売された家庭用ゲームソフト。
対応機種はNintendo SwitchPlayStation4PlayStation5
夜廻/深夜廻シリーズやMAD RAT DEADと同じ溝上作品の1つ。
ジャンルはシミュレーションRPGとされているが、実際にはローグライクとADVの要素も含まれている。
お酒と星座をモチーフにしたゲームデザインで、本作のオリジナルカクテル「散る星の雫」の他に約300種類もの実在するカクテルがオシャレなグラフィックとこだわりの音で登場するのも大きな特徴。

+ 目次

【ストーリー】

日々に疲れた主人公は、風に舞うチラシを追っているうちに隠れ家的なバー「ステラアビス」へとたどりついた。マスターに勧められるまま注文したカクテルで酔った主人公は眠りに落ちてしまう。そして目を覚ますとそこは酒に酔った人間の見る夢、ヨイの世界だった。
奪われた顔と腕を取り戻すため、主人公は星の数ほど姿を変えるとされるヨイの世界を巡ることになる。


【システム】

上述したように本作はヨイの世界の「探索(ローグライク)」、敵との「戦闘(シミュレーションRPG)」、そして常連客との語らいが出来るバー「ステラアビス」という「拠点(ADV)」の3つのシステムが混ざりあってできている。


探索

ワールドマップから挑戦するダンジョン「醒界(せかい)」を選択すると探索が始まる。
プレイの度にリセットされるレベル、探索のたびに内部の配置が変わるダンジョン構成、0になるとHPが減少し続けてしまう「ドリームエナジー」、そしてサマヨイが戦闘不能になると強制送還&装備中の防具を除く全所持品ロスト……と、
基本的なシステムはかなりオーソドックスなローグライクゲームだが、ダンジョン内の探索や移動はターン制ではなかったり、敵と接触すると戦闘パートに移行するなど、シンボルエンカウント式の3DRPGチックな仕様も併せ持つ。
各階層の構造やアイテム・施設の配置こそランダムだが、要鑑定アイテムやトラップといったローグライク定番の不確定要素は存在しない親切設計。
一方で道中の宝箱には低確率でRPG定番のミミックが紛れている事があり、開けたり斬りつけたら逃走不可能な戦闘に突入するため、仲間やステラが揃ってないうちは要注意。

エンカウント時の先攻後攻は素早さを基準とし、一番素早いキャラがいる側を先攻として戦闘がスタートする。
敵に背後から接触すると必ずプレイヤーのターンから戦闘を開始できる一方、敵に背後から接触されれば必ず後攻になってしまうので注意。
また、探索中は短剣で正面を斬りつけるアクションがあり、これを敵に当てる事でも確実に先制を仕掛けられる。ちなみに草に攻撃して草刈りも可能で、アイテムやお金が出ることがあるので結構便利。

なお本作では一度でも階段に接触しておくと、いつでもワンボタンで次の階層に進むことができる機能「階段ショートカット」 がある。
これを覚えておくと攻略しやすくなるだろう。

フロア

本作では「階段」を使って次の階層へと進む際、進行先の選択ができる。仲間と合流できるフロアやレアな宝箱が確定で設置されるフロアなどがあるので、その時その時の状況や目的に合ったものを選ぼう。
中でも施設系フロアでは戦闘で重要となる「ステラ」(詳しくは後述)の獲得や、装備の強化などが行える様々な施設が登場する。
また、進行先選択画面でのフロア表示はあくまで「その階層に確定で存在するもの」であるため、表示がない施設等も確率で配置されている。
運が良ければ表示のない階層でも天文台や鍛治場が見つかる事もあるので、ドリームエナジーや死神出現までの猶予に余裕があればくまなく探索すると良いだろう。
ただ注意点として各種フロアは登場する醒界が決まっており、序盤に探索する醒界ほどフロアの種類は少なくなる。具体例を挙げると鍛冶場フロアは第3醒界からの登場となるが、それ以前の醒界ではカクテル効果を駆使しても登場しない。

  • 仲間フロア
合流可能な常連客が椅子に座って待機しており、話しかければ探索が終わるまでパーティに加わり戦闘に参加してくれる。
また、常連客達の想いなどが具現化した「メモ」が落ちていることがある。
パーティに加えられるのは2人までで、その状態で別の仲間と合流したいならパーティにいる仲間と入れ替える必要がある。
ただし、レベルはパーティ共有なのでステータス値に大きな格差は生まれないものの、入れ替え加入したキャラのステラ取得状況はキズナの深さ(後述)にのみ左右される。
特にシナリオボスを倒す目的で探索中の場合、醒界下層で下手に入れ替えると戦力が大幅ダウンしてしまう点は注意。
  • 宝箱フロア
階層内の一角に宝箱2つと高級宝箱1つが確定で配置されている。
  • 強敵フロア
同じ階層のものと比べて、レベル・ステータスが強化された敵が配置されている。手強いぶん獲得する経験値やお金も多くなる。
  • 守護者フロア
階段が封印されており、フロア内のどこかにいて紫のオーラを纏う守護者を倒さないと次の階層に進めない。
守護者は区画をまたいで動き回ったりしないので、延々とすれ違って見つからないといった状況にはならない。
ただし他の敵よりステータスが高い上に、接触時の敵出現数が後述のスピリッツホール並みに多くなっており厳しい戦闘となる。
ちなみに、守護者より先に階段を見つけてしまってもとりあえず触れておけば、封印を解いた時点で階段ショートカットが可能となるため無駄にはならない。
  • スピリッツホール
進行先選択では表示されず小部屋サイズの区画に低確率で配置される、ローグライクにおけるモンスターハウスに相当するエリア。探索中の画面が見通し良いせいでサプライズの効果はほとんど無いけど
広くない区画内に10体近い敵シンボルがひしめいており、どれか1体とでも接触するとホール内のシンボルとほぼ同じ構成の敵の群れとの戦闘に突入する。
ただし、宝箱エリアと同等以上の数の宝箱も配置されているため、避けて回収するor返り討ちにする自信があるならチャレンジしてみよう。


以下はサマヨイ達の探索を直接的に助ける施設系フロアとなる。ほとんどが基本的には1フロアで1回しか使えないが、特定のカクテルを飲むことでもう一度使えたり使用効果を高めたり出来る。
  • 天文台
ステラを獲得することが出来る。ランダムで選出される3つのステラから1つを選べる。
  • 昇級塔
既にセットしているステラのうちどれか1つを選んでレベルを上げることが出来る。最大のレベル3まで上がりきったステラは選ぶことができない。
  • 休憩所
キャラクターのHPやMP、ドリームエナジーを回復できる。利用できるのは1フロア1回のみ。
  • ショップ
装備やアイテムの売買が出来る。
訪れる度にラインナップが変わるが、購入時に表示されるアイテムは消耗品含めて一点のみであり、効果の高いアイテム等を何個も買うといった使い方は出来ない。
  • 鍛冶場
装備の性能強化や星宿(ファクター)追加が行える。本作では装備の強化もかなり重要であるため通った人は多いことだろう。
  • 錬金釜
所持品を別のアイテムや装備に変異させることが出来る。
変異先は投入するアイテムごとに固定で、回復アイテムはより上位のものに強化されたり装備品は同ランク帯の別の装備に変わるなど法則性があるが、中には思いもよらないものに変異することも。
アイテムを一度投入するまでは変異先のアイテム名や詳しい情報は開示されない。しかしアイテムのアイコンや用途、(変異先が装備品なら)星宿は常に分かるので、ある程度は結果を把握出来るのも嬉しい点である。
  • 複製鏡
アイテムを複製することが出来る。装備品を増やすことは出来ないが、錬金釜に入れれば希少な装備品に変異するアイテムであれば…。
  • 聖酒の盃
訪れる度に強化内容や成功率が変動し、使用すると探索が終了するまでパーティ全体に様々なステータス強化を付与できる。その効果は強力かつ別階層の盃の効果も重ね掛け可能だが、失敗すれば現在のHPが半減するうえ今まで成功して付与した盃の強化がすべてリセットされてしまう。
  • 預かり箱
所持品を預けてバーの保管箱に送る事が出来る。何回でもアイテムを箱に入れることが出来るが、一度預けたものはその場で取り出せないことに注意。
  • 目覚まし時計
ヨイの世界から目覚めるための施設。
青い目覚まし時計ではレベルやステラを引き継いだまま一時的な帰還をすることができ、次に眠った時は探索中の醒界の続きから再開する。
赤い目覚まし時計ではその醒界の最奥フロアにゴールの表記で設置されており、探索を終了してリザルトに進むことができる*1。次に眠った時は任意の醒界の探索が1階から始まり、レベルやステラもリセットされる。


戦闘

本作の戦闘はプレイヤーターンとエネミーターンを交互に繰り返して進行するシミュレーションRPGとなっている。
通常SRPGでは戦闘が長引きがちだが、本作ではキャラクターの移動をスティック操作で済ませることができたり、技の発動が自動だったりと時間や手間を短縮する工夫が多くなっている。
ちなみに、味方を移動させるだけなら行動終了せず他の味方の操作に移れる点*2や状態異常・能力変化にレベルの概念があるのも特徴。
また、戦闘では星座の力である「ステラ」が重要になってくる。味方の技については「ステラ」の項目で説明があるので、その他の戦闘システムについて触れていく。

  • 防御
その場で防御姿勢を取り行動終了する。本作では「待機」に相当するコマンドがないため、移動以外のアクションをせず味方を待機させる場合にも使う機会が多い。
正面からの攻撃のダメージを大きく減らせるほか、軽減率は落ちるが横方向からの攻撃もある程度防ぐことが出来る。
  • アイテム
回復や攻撃など、様々な効果を持つアイテムを使用する。効果範囲がキャラクター単体や周囲のマス1つを指定するタイプの場合、アイテム使用範囲が設定されている。
そのため味方単体を回復させたり特定地点に爆弾を仕掛ける際は、範囲内に収めるためある程度近付く必要がある。
  • 逃げる
戦闘フィールドの外周にあるチェッカー柄のマスに乗っている時のみコマンド選択可能で、実行すれば必ず逃走成功する。特定のカクテル効果や消費アイテムがあれば、外周へ移動する手間もなくその場でいつでも逃走できる。
ただしボスやミミック、ブザーマンといった特定の敵との戦闘では逃走不可能となるため注意。
  • 見渡す
プレイヤーターン中に各ユニットにカーソルを合わせてステータス値や現在の状態をチェックするモード。後述の能力変化の度合いや、敵が使用した技で付与される特殊な状態についても把握できる。
  • 能力変化
味方のスキルやアイテム使用、敵の特殊攻撃でバフ(能力強化)やデバフ(能力弱体)が付与されることがある。
能力変化にはレベルがあり、当然レベルが高いほど上昇&減少量も多くなるが、レベル1の能力変化でも重ねがけすることでレベルを高めることが出来る。
また、強化と弱体は足し算引き算で打ち消し合う関係であり、味方にかけられた弱体効果を強化で帳消しにする事も出来るが、逆にせっかく強化したステータスを弱体で元に戻されるということもあり得る。
  • 状態異常
状態異常にもレベルがあり、レベルが上がるほどペナルティが重くなっていき、一部の状態異常の場合は追加で独自の状態異常が発生するものもある。主な状態異常は以下の5種類となる。
:ターン開始時に最大HPに比例した割合ダメージ。レベルが高くなるとダメージの割合も大きくなる。
混乱:一部の技が封印される。レベルが高くなって3つ全てが封印されてもアイテム使用や防御は可能だが、さらに高くなると操作不能になって移動しかしなくなってしまう。
拘束:移動力が低下し、レベルが高くなり移動力が0になると現在いるマスから動けなくなる。レベルが高い状態でターン経過すると確率で鈍足状態が追加され、2ターンに1回の行動となってしまう。
睡眠:その場から動けず操作不能になる。レベルに比例して攻撃を受けた際のクリティカル発生率が高くなっていく。
感電:感電状態中にダメージを受けた際、敵味方問わず感電状態にある全てのキャラが追加でダメージに比例した割合ダメージを受ける。毒と同じくレベルが高くなるとダメージの割合も増えていく。

ステラ

ヨイの世界では人間のうちに秘める輝きが具現化した「ステラ」を獲得することがある。このステラを技にセットすることでキャラクターの強化ができる。
ステラの獲得方法は主に「レベルアップするごとに1つドロップ」「天文台を使って3つから1つ選ぶ」「オレンジのオーラを纏った星隷を倒して1つドロップ」「紫のオーラを纏った守護者を倒して1つドロップ」があるが、
特定の宝石を拾った際はそれを使用して対応した星座のステラを獲得することも出来る。

ステラは技の効果範囲や威力倍率、MP倍率が変化する範囲ステラ、MPを消費して技に効果を追加するスキルステラの2種類に分かれている。
1つの技セットに範囲ステラは1つ、スキルステラは3つまでセット可能。
さらに技セット自体はA、B、Cの3セット作ることが可能であるため組み合わせられるステラは合計で12個、都度取捨選択をする必要がある。
セットしたスキルステラは上から順に自動発動するため順番が重要だが、並べ替える事は出来ても違うセットのスキルステラ同士を入れ替える事は出来ない点は注意。

なお本作で登場する星座は黄道十二星座+海蛇座の13種類で、星座ごとに性質や属性も異なっている。
最初のうちは探索で獲得できるステラの種類は少ないが、常連客と初めて相席する(ヨイの世界で合流可能になる)ことで、担当星座のステラが抽選される様になる。
また、同じ星座のステラを揃えることで強化ボーナスを得られる「星印」もあり、同じ星座のステラが多くなるほど効果が強力になる。(最大で6枠を埋めてLv3まで上がる)

・山羊座
攻撃・移動・強化が揃い、攻撃範囲も含めて癖がなく汎用性が高いステラが多い星座。回避や回避カウンターも行える。スキルの属性は無属性と風属性。
強いて欠点を挙げれば、範囲ステラが近接かつ単体を対象とするものしかなく、複数の敵を同時に相手取るのは苦手な面がある。
星印では移動力が上昇し、最大で+3マス多く移動できる。

・魚座
自身の周囲や正面を薙ぎ払うような範囲ステラや、相手の弱体化や地形変化が多い星座。敵にトドメをさすと獲得金額や経験値が増加するスキルもある。スキルの属性は無属性と水属性。
星印は防御力強化付与で、最大でLv3の防御力強化がかかった状態で戦闘を開始できる。

・蠍座
範囲ステラの射程が長めなほか、毒の付与や毒地形への変更など、毒に関するスキルが多い星座。確率で敵を即死させることも可能。スキルの属性は無属性と土属性。
星印では付与した状態異常のLvが確率で1上昇する。最大まで星印を強化すると確定で上昇させられる。

・獅子座
範囲ステラが正面の長めの範囲をまとめて対象とする性能で、蠍座ほどではないが射程に優れる。特定条件で威力が上がるものが多く、攻撃的なスキルが並ぶ星座。
一方でバリアに関するスキルステラにより守りを固めたり、炎や雷地形への変更などの搦手も備える。スキルの属性は無属性と火属性と風属性。
星印では味方ユニット非隣接時の能力がアップする。

・牡羊座
自身の防御力強化や挑発、味方をかばうスキルなどタンク向けのスキルが多い星座。攻撃範囲内に爆弾を置く、爆弾を直接攻撃せずとも起爆させるなどの戦略もできる。スキルの属性は無属性と風属性。
星印では近接攻撃を受けると相手を感電状態にできる。最大でLv3の感電を付与可能。

・双子座
次のスキルを複数回発動させる、連携発生率が高いなど回数や連係に関するスキルが多い。……かと思いきや混乱の付与や自己強化(運命力)なども行える星座。
また範囲ステラはやや癖が強く、もっぱら左右斜め前方や真横のみを対象とする。スキルの属性は無属性と風属性。
星印では連係攻撃発生率とその威力が上がる。

・天秤座
運命力やHP残量など、攻撃力以外の様々なステータスを参照してダメージを与えるスキルを多く持つ星座。また範囲ステラの効果範囲が、レベルを上げても拡大しない一方で最初から範囲が広いのも特徴。スキルの属性は無属性と風属性。
星印は運命力強化付与で、最大でLv3の運命力強化がかかった状態で戦闘を開始できる。

・牡牛座
背後からの攻撃で与えるダメージやクリティカル率が強化されたり、効果範囲内の相手を敵味方問わずノックバックさせたりとテクニカルなスキルが多い星座。
技の効果範囲内に「鋭利な岩」を生やすことも可能。これはただの障害物ではなく、ノックバックで衝突させれば大ダメージを与えられる。
スキルの属性は無属性と土属性。
星印ではクリティカル率がアップする。

・射手座
遠距離攻撃を得意とする星座で、射程距離の長さは全星座中No.1。移動せずに使うことで効果が上がるスキルや飛行ユニットに対して有利になるスキルを持つ。スキルの属性は無属性と火属性と風属性。
星印では攻撃の命中率がアップする。

・蟹座
防御力強化やバリア、致死ダメージをHP1で耐えるスキルなど防御に関するものが多い星座。一方で攻撃力が基準の固定ダメージを与えたり、ターン開始時の位置から動かず使えば確定クリティカルになるスキルなど、攻撃スキルもしっかり備えている。スキルの属性は無属性と水属性。
星印では耐性がついている属性の被ダメージがダウンする。

・乙女座
HPやMP、状態異常の回復などサポート向けのスキルが揃い、レベルを上げると消費MP倍率が等倍以下になる範囲ステラを備える唯一の星座。他にも対象のHPを半減させる、対象を消滅させるなどの変わったスキルも持つ。スキルの属性は無属性のみ。
星印ではMP消費量がダウンする。

・水瓶座
敵の攻撃に対して反射や反撃を行う、受けたダメージ量に応じた固定ダメージを与えるなどカウンターが多い星座。自身の状態異常や能力変化を対象に付与する*3ことも可能。スキルの属性は無属性と水属性。
星印では反撃系のダメージがアップする。

・海蛇座
威力は高いが与えたダメージに応じた反動ダメージを受ける、使うと攻撃力が大幅に上昇する代わりに獲得経験値が0になるなどハイリスクハイリターンなスキルが大半を占め、使用には注意が必要な星座。スキルの属性が水、火、風、無属性と多いのも特徴。
星印ではセットしている海蛇座ステラのLvが上昇する。4枠セットすれば全ての海蛇座ステラがLv3に強化されるため、同種のステラ獲得を狙わずとも強化しやすい。
なお、星印のレベルを2にした時点ですべての海蛇座が最大強化されるため、6枠を海蛇座で埋めて星印をレベル3にする必要はないように思えるが…?

拠点

本作では拠点であるバー「ステラアビス」で注文したカクテルを呑むことで戦闘や探索時に有利な「カクテル効果」を適用できるが、その際にバーの常連客と酒を呑みつつ語らうことも可能。もちろんカウンター席で1人呑みも出来る。
またマスターにお金を払ってカクテルツリーを解放していくことで、新しいカクテルを注文できるようになる。

相席

その日バーに来ている常連客の中から相手を選んで相席することができる。
主人公は相手の話に対して「肯」「否」「笑」「疑」の4種の相槌と「酒を呑む」を合わせた5種類の中から都度最適なリアクションを選択することで会話を盛り上げられる。
また、一部の局面では肯定or否定の二択に絞られた相槌を選んだり、ヨイの世界で拾った「メモ」などを選んで引用する形で意見を表明する場面もある。
盛り上がっていると「酒を勧める」コマンドでカクテルを追加注文できるので、一度の相席で注文可能な最大3杯を目指そう。
会話を盛り上げるうえで重要になるのが「印象値」というもの。基本的には共感したり話の調子を合わせたりして印象値を上げることで会話が盛り上がるが、時にはあえて否定したり突き放したりして印象値を下げることで会話が盛り上がることもある。

なお「酒を呑む」ことで初めてカクテルの効果が適用されるため相席中は相手との会話を盛り上げつつ合間にカクテルを呑む必要もあるので注意。また、間を置かずに連続で呑み過ぎると急激に酔いが回って眠ってしまう。そうなると準備不足のままヨイの世界へ行くことになるので、ペース配分をよく考えて呑む必要がある。

ちなみに、最後に相席した常連客がヨイの世界で登場しやすくなるのでパーティーに加えたい常連客との相席は後に回すと良い。

常連客との「キズナ」

常連客との相席やヨイの世界での探索を重ねていくことで、彼らとのキズナが深まっていく。キズナが深まると常連客はレベルアップ時のステータス上昇量が増えたり、特定のステラを獲得している状態でヨイの世界に登場したりするため戦闘も有利になる。
サマヨイも同様にキズナを深めるごとにレベルアップ時の補正が高くなるが、常連客全員との関係が対象であるぶんキズナを深めるごとの上昇幅は緩やか。そのため、特定のキャラとだけではなく色んな常連客と仲良くするのが強くなる近道である。
また、常連客の好みに合わせた贈り物をすることでもキズナは深められる。

カクテルによる強化

「酒を呑む」ことで、レベルアップ時のステータス上昇に補正を上乗せする「成長強化」と、特定の星座のステラの出現率を上げる・ドリームエナジーが減りにくくなるなど様々な種類の「カクテル効果」を付与できる。
またカクテルによってタイプが違っており、大きく下記の2種に分かれている。

  • 累積タイプ
1回「酒を呑む」だけでもカクテル効果がつくうえ、同じ効果のカクテルを何回も呑むことで効果が累積して強化されるカクテル。

  • 完飲タイプ
カクテル効果を付与するには1杯分呑みきる必要のあるカクテル。なおカクテルは1度の会話で3回「酒を呑む」ことで呑みきれる。
強力なものが多いが、このタイプでは何杯飲んでも効果は累積しない。

カクテルツリーの解放

すでに記述したように、本作では実在する約300種類のカクテルが登場している。
ジンやカシスリキュールなどのベースごとに種類分けされ、そこから分岐していくツリー式。ベースごとにカクテル効果の方針も異なる。
ちなみに、一度お金を払って解放したカクテルはその後無料で飲み放題になるので遠慮なく呑もう。羨ましい。
ゲーム序盤では選べるベースは限られているものの、醒界をクリアしてストーリーが進むごとにどんどん増えていく。酒飲みのプレイヤーはお気に入りの酒が登場するか見るのも面白いだろう。

一例として、下記のようなカクテルが登場する。

  • マティーニ
ベース ジン
割材 ドライ・ベルモット
ガーニッシュ オリーブ
度数 35%
テイスト 辛口
効果 味方数能力アップ
カクテルの王様という異名で有名。ドライな辛口でアルコール度数も高く、通好みの上級者向けなカクテル。

  • テキーラ・ストレート
ベース テキーラ
度数 40%
テイスト 中甘口
効果 獅子座ステラ出現率アップ
テキーラを割らずにそのままいただく一杯。テキーラの香りや甘み、余韻を楽しむことが出来る。
余談だが、本作ではショットグラスが登場しないためこの手のカクテルのグラスがでかい。おそらく一度の会話で3口まで呑むという仕様上、ショットグラス(30〜45ml)では小さすぎる為と思われるが、
水割りやロックだけでなくストレートまでもがロックグラス(180〜300ml)に注がれて出されるのは中々にシュールである。
(本作の紹介記事を執筆した福田ナオ氏にも突っ込まれていたほど)

  • 散る星の雫
ベース ジン
割材 バイオレットリキュール,ブルー・キュラソー,レモンジュース
ガーニッシュ チェリー
度数 33%
テイスト 辛口
効果 ???戦能力アップ
冒頭でも述べた本作のオリジナルカクテル。
星空を思わせる美しい色合いの一杯で、ジンの力強さとレモンの風味が特徴。ステラアビスを訪れたサマヨイが最初に口にするカクテルでもある。
ゲームでのみ登場するカクテルではあるが、既にそうしたファンがいるように実際に作って呑むことでプレイヤーもその味を知ることが出来る。気になる人は試してみてはいかがだろうか。ただし度数が33%と高めな点には注意。

保管箱

ゲームを進めるとマスターが使用を許可してくれる赤い宝箱。本来は店内の忘れ物を保管する為のものとのこと。
所持枠を圧迫する回復アイテムなどを捨てずにストックしたり、貴重な素材や装備品を事前に預けて、探索中にサマヨイが倒れた際のロストを防ぐことができる。
今の装備を強化する前にやられた?知らんな。

【登場人物】


サマヨイ

CV.森なな子

本作の主人公。OPムービーで容姿こそ確認できるが、「日々に疲れてバーにやって来た」という背景以外はあまり言及されておらず、性別も含めてプレイヤーの想像に任せる形となっている。
顔と左腕が人外のようになっているのはヨイの世界でそれらを奪われてしまったため。しかしサマヨイ本人やティプシィ以外には本来の姿のままに見えているらしい。
探索リザルト画面ではトイレで目覚めているが、マスターによると「サマヨイ自身がトイレまで歩いている」とのこと。
ヨイの世界での武器は、初めてヨイの世界を訪れた際に拾った短剣。
日本一ソフトウェアの公式X(旧:Twitter)アカウントによると誕生日は1月16日とのこと。

2025年1月30日発売予定の「ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄」にてDLC参戦することが決定した他、2月27日発売予定の「クラシックダンジョンX3」では日本一ソフトウェア公式のワールドにてお絵かきデータが配信されることとなった。


「いらっしゃいませ、お客様。ようこそ、バー・ステラアビスへ」

マスター

CV.清水彩香

隠れ家的なバー「ステラアビス」の店主。常連客から慕われている物腰柔らかな女性。
ヨイの世界で顔と腕を奪われ、ついでにバーから出られなくなったサマヨイのことをサポートしてくれる。ヨイの世界のこともある程度知っているらしい。
誕生日は2月8日。


「限界を超えて酒を呑むなんて、人間ってホントにバカだよなあ」

ティプシィ

CV.村瀬迪与

ヨイの世界の神「ヨイガミ」のしもべである酒の妖精。本作のマスコットキャラクター。
主人公の顔と腕を奪った犯人である「デッドシェイカー」を捕まえるための手助けをしてくれる。
主人公のようにヨイの世界に迷いこんだ人間「サマヨイビト」を導く役割を持っており、主人公を「サマヨイ」と名付けた。
誕生日は2月28日。


常連客

サマヨイがバー「ステラアビス」で相席可能な人々。各ダンジョンをクリアすることで交流可能な人物が増えていく。
様々なことを語ってくれる彼らだが、全員が心の闇やもうひとつの顔を持っている。キズナを深めることでそれらを見ることができるだろう。
またそれぞれにモチーフとなった星座があり、キズナを深めるとその星座のステラを初期習得していく。*4


「私、困っている人を見過ごせない性格なので。信じてもらえると……嬉しいです。」

レオナ

CV.黒木ほの香

サマヨイの初めての相席相手となる、裕福な家庭で愛されて育ったお嬢様系女子大生。人当たりの良い聞き上手。
育ちが育ちなため少し世間知らずな面があり、本人もそれを気にしている。
担当星座は獅子座でありアタッカー向き。キズナを深めると攻撃しながら自分を守る戦法も出来るようになる。
ヨイの世界での装備は大きな「香水瓶」。自身のすぐそばに浮かべて魔法を放つ様な攻撃モーションとなっているため、これを直接抱えて敵をどついたりはしない
体験版でも交流できる常連客その1。
誕生日は7月28日。

+ ややネタバレ気味の概要
実は大人しそうな印象に反して攻撃的な面があるレオナ。「自分は正しい」という意識も強く、他の常連客から「非を認めず謝らないので困る」と思われているほど。
絆を深めていくとそんな彼女から「ステラアビスにスリがいる」という話題を出されるのだが……。
「あなただって嬉しそうにしてたクセに!」


「やっぱ人生、楽しいのが一番だよな?楽しく呑んで、楽しく過ごす!みたいな」

ジンガ

CV.岩中睦樹

人懐っこく明るい大学生。ようは陽キャ。
元々はプロを目指していたスポーツマンで、高校サッカー界ではちょっとした有名人だったらしい。
とある事情でサッカーをやめており、現在は恋愛やアルバイトなどで忙しい大学生活を送っている。
担当星座は牡羊座。自分の防御力を上げるスキルや防御力に応じてダメージが向上するスキルを獲得するため、タンク役をこなしつつ防御力で殴る戦法が可能。
ヨイの世界では特に武器を所持しておらず、足技で戦うようなモーションとなっている。遠距離攻撃時には元サッカー選手らしくシュートを決めるモーションも。
体験版でも交流できる常連客その2。
誕生日は3月27日。

+ ややネタバレ気味の概要
サッカーをやめた「とある事情」というのは足の怪我のことである。不本意な形であるからか、ジンガはサッカーに対する未練や「サッカー」という自分の大部分を占めていたものを失ったことによる不安を抱えている。そんな背景がありながらも人前では常に明るく振る舞っている彼だが……。
「でも…………無理だったわ……。呑んでねぇと、コエーのよ……」


「私のことは『キャスたん』と呼びたまえ!誰だってそう呼ぶ。キャスたんもそう呼ぶ」

キャス

CV.小山百代

自称「世界の闇を暴くネットヒーロー兼アイドル配信者」でテンション高めの女性。
俗に言う「オタク女子」で、推しアニメである『カストル&ポルックスwithギガントマキア(通称カスポギ)』をはじめとしたどこかで見たようなネタが会話内で頻出する。
くまのぬいぐるみ「ポルポル」を相棒として連れ歩き、ときどき話しかけている。
担当星座は双子座。早い段階で連携攻撃が発生しやすくなるスキルを獲得するほか、キズナを深めると相手を混乱状態にできるようにもなる。
ヨイの世界での武器(?)は相棒の「ポルポル」。
体験版でも交流できる常連客その3。
誕生日は5月29日。

+ ややネタバレ気味の概要
キャス曰く、彼女は「おばけが見える」らしい。ところ構わず現れてはキャスを驚かせ、悪口で追い詰めてくる。そのせいで眠れないこともあるほどなのだが、リスナーにも信用されないことに悩んでいるようだ。
ある日、サマヨイが相席しようとするとキャスの様子がどこかおかしく……。
「お前らの話なんて、聞きたくない!勝手なことばっか、しゃべんな!」


「社交辞令じゃないからね?絵描きは『嘘』が、大嫌いなんだ」

バラン

CV.峯田大夢

画家を目指して有名芸大に通っているマイペースな芸大生。「バラン」は本名ではなく幼少期からのあだ名とのこと。
優しげな笑みとおっとりとした口調が印象的だが、絵のインスピレーションのためにダイビングや登山に取り組むなど多趣味で行動的。バー「ステラアビス」には癒しと刺激を求め、製作の合間を縫って通っている。
どうやら『嘘』を嫌っているらしい。
担当星座は天秤座で、攻撃力の代わりに運命力などを参照して攻撃できるスキルも獲得するのが特徴。
ヨイの世界での武器は絵描きらしく大きな「筆」。3つの攻撃モーションではそれぞれ梅・藤・竹を描く。松は?
誕生日は10月1日。

+ ややネタバレ気味の概要
他の常連客によると、バランは約束をすっぽかす悪癖があるらしい。
そんな彼から「他の常連客と待ち合わせしていたが行けなくなったので、代わりに謝っていて欲しい」と頼まれるも、待ち合わせに行けなくなった『理由』については以前話していたことと矛盾があるようで……。
「べ、別に嘘ついたわけじゃ……!」


「秘密は人生を美味しくするスパイス…… 楽しく暮らすには欠かせないものじゃない?」

マイア

CV.杉山里穂

仕事、住まい、年齢など自身の情報すべてを明かさないミステリアスな女性。
会話をするときは相手のことを知りたがるものの、自分の事は語ろうとせず上手くはぐらかしてしまう秘密主義者。
本心はなかなか見せないが、困っているサマヨイに手を差しのべるなど面倒見の良い一面を見せることも。
明らかに多すぎるB-52を愛飲する姿が印象的。
担当星座は牡牛座。敵をノックバックして距離を取ったり、移動するほどダメージが伸びるスキルを獲得できるキャラクター。
ヨイの世界での武器は2丁の「銃」。
誕生日は5月8日。

+ ややネタバレ気味の概要
「路地裏に荷物を運んでいた」「ガールズバーで接客していた」など様々な噂が飛び交う謎多き美女、マイアには手品という「特技」があるという。
交流を重ねると彼女から「お金を増やすマジック」を見せてもらえることになるのだが……。
「まだ一緒に呑もうとするなんて、懲りないね、キミも」


「では、お一人様どうしの出会いに……乾杯ってことで」

カジ

CV.渡辺紘

常に笑顔で紳士的なビジネスマン。外資系企業で勤めるエリート。
大人の余裕と高いコミュニケーション能力を備えた、自然に相手を虜にしてしまう魅力の持ち主。
男女問わず友好的な人柄で、散々特殊な境遇にあるサマヨイのことも気にかけてくれる。
担当星座は射手座。得意の遠距離攻撃による各個撃破や、遠くから相手を拘束状態にする戦法も可能。
ヨイの世界での武器は「斧」。
誕生日は12月4日。

+ ややネタバレ気味の概要
サマヨイに対しどこか思わせぶりな言動が目立つカジには「運命の人と結ばれたい」という願望があるらしい。
そんな彼はある日突然「もう気持ちに気づいているのではないのか」と切り出してきて……。

余談だが、彼は公式をして「(常連客の中で)頭ひとつ抜けていて、ちょっと怖い」と言わしめたキャラである。ちょっとどころでは無くない?
「あなたしかいないんだ……!」


「私、慣れてないのよ。こういう場所で話す、みたいなことに」

キルカ


とある目的のためにヨイの世界を探索している、ティプシィの協力者。
目を引く美しい容姿からステラアビスの常連客からも密かに注目されているが、当人は誰とも積極的に関わろうとしない。同じくティプシィに協力しているサマヨイに対しても態度はそっけない。
バーの常連客の1人だが、ヨイの世界に向かうために呑んでいるだけであり酒は苦手。
担当星座は蟹座。攻撃対象に隣接する敵にもダメージを与えられるスキルを獲得可能。
ヨイの世界での武器は「刀」。構え方が独特。
誕生日は6月25日。

+ ややネタバレ気味の概要
キルカの目的は「行方不明になった姉を救う」ことである。姉の失踪にヨイの世界が関わっているらしい。
キルカの両親は優秀だった姉ばかりを可愛がっていたが、姉はキルカに優しく接してくれていた。
大切な姉を救おうと日々戦っているキルカだが、どうやら焦っているようで……。
「いい加減なことを言わないでよ!あなたは……何も知らないくせに!」


「わざわざ俺の嘘に突っ込むなんて、律儀なやつだな」

サオトメ

CV.大泊貴揮

無愛想な自称フリーライター。……なのだが、本来の職業判明は意外と早かったりする。
アルコールに依存しており、酒にもヨイの世界にも浸っている男性。
ぶっきらぼうな態度や皮肉っぽい言動が多いが、その端々から高い知性や洞察力をのぞかせる。
とある出来事を調べており、それについてサマヨイも把握していると分かるとある程度態度が軟化し、サマヨイに協力してくれる様になる。
担当星座はまさかの 乙女座。常連客のなかで唯一回復スキルをキズナ強化で獲得するキャラクターであるため、ヒーラーとして起用しやすい頼れるイケオジ。
ヨイの世界では特に武器を持たず、己の身一つで戦う。
誕生日は9月6日。

+ ややネタバレ気味の概要
実は刑事であるサオトメにはかつて、フリーライターの相棒がいた。
過去に「ステラアビス」で起こった事件でその相棒を失った彼はヨイの世界と現実の行き来を繰り返しているのだが、ある日の相席で何故かナイフを手にしており……。
「『癒し』と『毒』……酒もヨイの世界も、人が狂って依存する対象なんだよ」


上述したように個性豊かな面々だが、彼らの中にはデッドシェイカーの協力者がいるらしい。
ティプシィによれば協力者は「心の欠けた人間」とのこと。然るべき時が来たら彼らの中から協力者と思わしき1人の人間を断罪場まで連れていこう。


ヨイの世界の存在

ヨイの世界にはヨイガミやティプシィ以外にも住人がいる。その中でも彼らは特異な存在と言えるだろう。

デッドシェイカー

CV.森なな子

ティプシィ曰く「肉体や魂を奪う化け物」で、サマヨイから顔と腕を奪った張本人。遭遇する度サマヨイ達を妨害してくる。
スピリッツ同士を融合(シェイク)してスピリトゥスを生み出す力を持っている。
人間の肉体を奪ってヨイの世界から抜け出すことが目的とされているが……?


ブザーマン

CV.茂木たかまさ

傘をさして左手に大きな鎌を携えて現れる、コート姿のサイレン頭。通称「死神」。
同じフロアに長く居座りすぎると不気味なサイレンと共に近づき、3回目のサイレンが鳴るとフィールド内に姿を表す。
感知性能が非常に高く、遠くからでもこちらを見つけて一瞬のうちにワープで近くに来てから素早く近付いて来るうえ、ボス敵の様な雰囲気を出していながらフロア内の複数の区画に1体ずつ配置されているので、階段から遠い場所でブザーマン出現となってしまうと戦闘回避は不可能に近い。
戦闘面においてはHP&MPが99999、それ以外の攻撃力などの数値が999というステータスの暴力に加えて、確定2回行動とワープ移動でどれだけ距離を取っても確実に攻撃を仕掛けてくる。
ラスボスのいる醒界最下層のスピリッツが比較対象となるレベルの強さを誇るので、慣れないうちはサイレンが鳴り始めたら早めに次のフロアへ進んでしまう方が良い。



【用語】

• ステラアビス
本作における拠点。都会の片隅にひっそりとたたずむ隠れ家的な趣があり、落ち着いた雰囲気が特徴のオシャレなバー。
店内をよく見ると星座をモチーフにした小物が飾られたり置かれたりしている。
過去にとある事件が起こっており、ゲームを進めていくにつれ時折その光景らしきものが見えるようになる。

• ヨイの世界
本作の探索の舞台。酔って眠った人間が見る夢の世界であり「ヨイガミ」という神が管理している。
大切なものを失った人間だけが行けるとされている。
様々な性質を持つ醒界に分かれており、酒に呑み慣れていくほどより深い醒界に入れるようになっていく。
本来は人間を癒すための世界であったが、ある時期から「スピリッツ」という存在が蔓延る場所になってしまった。

• ヨイガミ
ヨイの世界を管理する神。
本来は2体で1柱の神だったものの、片方が姿を消したことから現在は1体のヨイガミが管理している。
かつては存在しなかった「スピリッツ」などの怪物が出現したのは、ヨイガミが世界を制御しきれていないかららしい。

• スピリッツ
本作における敵モンスターの呼称であり、ヨイの世界に存在する異形の怪物。
ステラを取り込んで強くなった「星隷(せいれい)」、複数のスピリッツを融合(シェイク)した上位種である「スピリトゥス」なども存在している。

• ステラ
人間がうちに秘める輝きが具現化したもの。本来は失ってはいけないものだがスピリッツに襲われた際に落としてしまうことがあるらしい。
天文台に保管されていたり、人がヨイの世界で成長する際に結晶として生み落としたりする。





追記、修正はBARでカクテルを片手にお願いします


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最終更新:2025年05月17日 12:36

*1 正確に書くと、各醒界のシナリオボスを撃破するとイベントののち自動で帰還するが、次回以降はボスの代わりにこれが帰還の役割を担う。

*2 例えば味方Aのいるマスで味方Bにアクションさせたい場合、Aを移動させてキャラ切り替え→BをAのいた場所に動かしてアクションしたとして、Aは行動を終了していないので移動やアクションができるといった具合。

*3 自身の弱体化を相手に押し付けるのではなく、あくまで相手にも同じ異常を移す仕様である。

*4 山羊座・魚座・蠍座は常連客にモチーフキャラのいない汎用星座となっており、キズナを深めるとキャラの初期ステラに合わせていずれか1種類のステラも習得する。