性別不詳

登録日:2018/10/04 Thu 10:47:23
更新日:2023/12/24 Sun 15:51:37
所要時間:約 24 分で読めます




性別不詳とは、性別が一切不明な人物のことである。



●目次

概要

大抵のキャラクターはもちろん「男」なのか「女」なのか設定がハッキリしているのだが、中にはどちらなのか公式があえて曖昧にしているケースが散見される。
そのミステリアスな印象ゆえに比較的人気の出やすい設定であると言える。エロ二次創作でもどっち役でも使えて使い勝手がいいし
ただ、イメージとしては「男装の麗人」「男の娘」系の「女性のイメージが強い」印象であるキャラが比較的多め。
そのほか幼い子供の見た目をしたキャラやゴツい体格の女性などのバリエーションもある。

アニメだと、朴璐美斎賀みつき緒方恵美の様な中性的な声質を持つ声優が担当することが多い。また時には宝塚女優が担当するもある。
男性声優が担当する場合もあるが、やはり蒼井翔太村瀬歩の様な中性的な声質を持つ声優が担当する事が多い。

なお、以下に挙げるキャラの中には「登場当初は不明だったが後に公式設定が明かされた」キャラも一部含んでいる。
また「両性具有(アンドロギュノス)」であったり「そもそも性別という概念が存在しない」キャラクター(『宝石の国』など)は含まない。
これらは「両性」あるいは「無性」という性別であることが明確なためである。


性別不詳キャラ一覧


漫画原作

県民性擬人化漫画の「愛知県」の擬人化。灰色(銀色?)の髪をサイドに垂らした中性的な美人で、
水着回や温泉回では不自然な理由を付けて欠席し、性別が確定される機会を避けている。
関東(主に東京や神奈川。男性しかいない)との話では女性的に、
関西(主に三重、滋賀。女性しかいない)との話では男性的に描かれる。

波亜怒雲高校の生徒会長で、長い銀髪をポニーテールにした中性的な美形だがナルシストでポンコツな変人。
特注の改造制服を身に纏っており、表紙では女性的衣装が多めだが、作中では男性的衣装の時もあり、水着シーンも存在しない。
おまけに一人称も「私」で、オーディオドラマ版の声優も緒方恵美だったり。

主人公である仁人の幼馴染。中学時代は男の制服を着ていたのに、高校で再会したら女の制服(厳密には上半身が男子*1・下半身が女子)を着ているようになっていたという人物。
本人にもあっけらかんと嘘を言う虚言癖があり、どちらの性別が本当なのかは一切不明。
なお、映像化の際は実写ドラマ→男優(ゆうたろう)、アニメ→女性声優(村川梨衣)がなじみ役だった。

黒血に溶かされた魔剣「ラグナロク」を身体に宿す子供。
本作の黒幕的存在である魔女・メデューサの実子であり、過酷な環境で育ったためか非常にネガティブで内向的。
本作のヒロインであるマカ・アルバーンに対し時折赤面するシーンもみられるが、中性的な顔立ちと立ち居振る舞いに加え、線が細くしなやかな体つき*2、修道服のような服装……と、性別が特定できそうな要素はほぼ排されている。
一応、一人称は「僕」。

調査兵団分隊長を務める兵士の一人。
作画上女性的に見えるものの、男性とも女性とも付かない容姿や名前から、長らく性別が不明であった。
作者もこれに悪乗りし、ハンジの性別について読者から質問された際、
その回答は「この件は白黒付けない方が面白そうなので、ハンジは性別不明という事で(笑)」(意訳)であった。
アニメ化した際も担当声優は少年役も女性役も両方こなすことで有名な女性の朴璐美になったため、声の面でも男女どちらともとれるようになっている。
公式スピンオフ作品の『進撃中学校』でも、制服の代わりに常にジャージを着ているため性別についてはぼかされている。
なお実写映画版では明確に女性とされており、アニメでも明言こそ無いものの女性的な身体付きで作画されていた*3事から、
こちらでも女性として扱われている様である。

基本的には男と扱われることが大多数だが、実は性別について明確に言及されたことは一度もない。
ただ、本人は男と見られることに特に違和感はないようであるので、「社会的には男性」というのはほぼ確実だろう。
『JUMP FORCE』ではサンジが掛け合いで「お嬢さんかと思ったぜ」と一瞬勘違いするものの、戦闘時は女性相手の弱体化がなく普通に攻撃できるため、男性でほぼ確定だと思われる。

共にゾルディック家の子供たち。
特にアルカは「坊ちゃん」と呼ばれたり「弟」と呼ばれたり「妹」と呼ばれたり、非常に不安定。
兄であるキルア自身が状況によって「弟」と説明する場面と「妹」と説明する場面があり、「あえて情報を混乱させる」意図があるように見える。
アルカの中にはナニカと呼ぶ存在もおりこの2名の人格の性別が異なるのではという見方もできるか。

性別不詳というよりは、物語が進むうちに明らかに性別が変化しているキャラ。
登場当初は無邪気で残酷な少年めいたキャラクターで、明らかに男寄りだったのだが、終盤になると母性を感じさせる言動が目立つようになり体に凹凸ができるなど、そもそものキャラデザ自体が大きく変貌している。
ただ、公式でどちらか明確にされたことはない。
そもそもキメラアントは生態的に王と女王以外は繁殖力を持たないので、性別と言っても「元になった生物の性別がどちらか」という程度の意味合いしかないのだが。

自分の細胞が常に突然変異を続ける特異な病気であり、脳細胞も変異し続けているため「本当の自分の姿」が自分でもわからなくなっている。
一応普段は無理矢理少年の姿で落ち着かせているが、これが本当の姿というわけではない。
終盤には、シックスによって「出生時の性別は雌」であることが明かされたが、Xの体質やわざわざ「出生時」としていることから、性別も変化する可能性が高い。

謎の大穴「アビス」の中の基地で暮らしているメイド服を着た子供の探窟家「マルルク」と、
ある事情と、アビスの「呪い」の影響で人の姿を失い、ふわふわのぬいぐるみみたいな獣人になってしまった子供「ナナチ」。
作者の度し難い嗜好がにじみ出ている二人。
マルルクは一見すると女の子のようだが、「女の子」とはっきり紹介されるような場面がない上、所々で思わせぶりな描写*4があり「実は男の娘なのではないか?」という疑惑がある。師匠の趣味で男の子なのにメイド服を着せられているという線が濃厚
ナナチは人間の肉体を失っているため、現在の体に生物学的な性別があるかどうかはちょっと怪しいが、かつては普通の人間の子供であったので、少なくとも精神的な性別は存在しているはずではある。
だが、その点に言及される場面はない上、人間の体だった頃の回想シーンでもどちらともとれる容姿をしているため、はっきりとしない。でもレグのセクハラ被害は受ける。
第二次性徴期にホルモンバランスが崩れてちくびがちょっと大きくなる男の子いましたよね。しこりができて痛いやつ。あの時期って、ちくびだけ女の子なんですよ。すごいですよね。

周囲の電磁波を読み取れる能力をもった箱庭学園3年13組生徒。
小学生のような性別を感じさせにくい身体つきと顔立ちで、登場当初から読者を混乱させた。名前は一応男性っぽいが、この漫画(というか原作者)の前ではあまり意味がない情報だろう。
地の文では常時三人称代名詞を使わず「行橋」と表記されている。
一応補足すると、没案では不知火半袖という少女がコイツの正体だったのと劇中「女か?」と推測されるシーンがあったことから当初は女性設定だった模様。
なお単行本カバー裏にて都城と混浴している。

裏麗の一員で四死天の一角。
中性的な顔立ちで、女子高生として烈火たちに近づいたり、戦闘衣装がロングスカートだったりするものの
本人が「体は男……なのかな」と発言しており、自分の性別自体を曖昧に認識している(ただ一応男寄りの肉体ではあるようだ)。

  • 若苗紫苑(F.COMPO)
北条司の復活作であるアブノーマル・ホームコメディ『F.COMPO(ファミリー・コンポ)』のヒロイン(?)。
性別逆転夫婦の若苗空(夫:♀女)・紫(妻:♂男)夫妻の一子として生まれ、ある時は男、ある時は女として過ごしていた。
胸はあるが、同居人の雅彦はホルモン注射や豊胸手術の賜物であると見ている。
作中当初は女として女子高に通っていたが、大学入学を機に「家では女、外では男」として生活するようになる。
女子高に通っていたことが女である証拠にならない理由は、母の紫が性別を誤魔化して同じ学校に通っていたからである。

遊び人研究会(通称:あそ研)所属の野村香純のクラスメート(2年2組)。
彼氏であるチャラ男との口論を目の当たりにしたあそ研のオリヴィアが「女子中なのに男子がいる!?」と思い、あそ研総出で質問したところ、別れるために♂だとウソをついたと公言している。
しかし、体育の時に裸を見られるのが恥ずかしいとトイレで着替えることから本当に♂じゃないのか!?とあそ研の本田華子から動物的本能から胡散臭く感じたのだった。
当人も自身の秘密を隠滅する際に「女子ってほんとに馬鹿」と発言するなど、女子なのか怪しいところもある。

あの両面宿儺が傍にいることを許している唯一と言っていい人物で、理由は「おいしい人肉料理を作れるから」。
外見的には着物を着た美女にしか見えないのだが、作中で性別に言及されたことはなく幾つかの考察サイトでも性別不詳とされている。
アニメ版でもその辺をぼかすためか、あるいはあとから帳尻を合わせられるようにか声を当てているのは女性声優だが妙にドスのきいた声となっている。


  • たぬすけ(からかい上手の(元)高木さん)
「からかい上手の(元)高木さん」に登場する、ちーが持っている人形。(ぬいぐるみ?)よくちーが遊ぶ時に所持している。
性別は「すけ」が付いているので男っぽいが、女もありうる。



アニメ


中性的な容姿をしており、主人公らは初めてアンジュにあった際、男性か女性か判断できなかった。
普段は気弱な性格で女性的だが、いざロボットに乗ると凶暴な性格となり敵を殲滅する。
スーパーロボット大戦30でも男性、もしくは女性に効果のあるアイテムは両方とも無効と徹底されているが女性だけの集まりに呼ばれたりする

アニメ版『けものフレンズ』の主人公の一人。珍しい一度性別が判明したのに後に再び性別不明になってしまったキャラクター。
中性的な容姿と声、一人称が「僕」、他の女性キャラには描かれているまつ毛が無い……等から性別について議論が分かれていた。
僅かながら胸の膨らみが確認できるため女の子と見る向きが強めだったが、一方で当初の公式の資料で「少女」と明記されていた部分が軒並み修正されるなど、
アニメ最終盤まで公式のスタンスは「性別不明」あった。
後にアニメ最終回で判明したかばんちゃんの正体*5から、「少なくとも誕生から最終話までは女性」という形で決着した。
しかし最終話の終盤以降は容姿こそ変化が無いものの、監督がかばんちゃんの性別が男性である可能性を仄めかしたため、真相は再度不明となった。
このままずっと闇の中という事になりそう
出ている情報からするとフレンズ化している場合女性。フレンズ化が解けた人間の場合男性の可能性アリと言った感じであろうか。

赤いヤマアラシ。臆病なフケ症。
一時期女性設定だったが、性別不明に戻る。
トイレに行くシーンでどっちに入るべきか長々と迷う。

男性的なふるまいの多いキャラクターだが、池畠博史監督のTwitterのbioに一時掲載されていた内容によると「性別は決まっていない」とのこと。しかしサマーメイドコーデは着せることはできる。

ゲーム


極めて希少な確率の元に生まれてくるとされた右代宮家次期当主。「ある人物」の平行世界における可能性の一つ。
伸ばした長い金髪、そして「男性にしては華奢だが、女性にしては直線的な体格」というどこまでも中性的な容姿を持つ。
当人もこれがコンプレックスになっているらしく、他人から性別を尋ねられても「どちらに見えますか?」と逆に聞き返してくる始末。
「青年」と形容される箇所も多いが、辞書を引いてわかる通り男性・女性どちらでもこの呼称は成立する。
単純に特定材料に乏しいという以外にも、理御の性別は作中の「ある人物」と連動しているために、物語の構造上完全な確定が不可能、というシュレディンガー猫状態に陥っている。
一応後の漫画版EP8と公式本にて「ある人物」の名前が明らかになり、その名の語感や「ある人物」の動機の一つが「ある男への恋心」な事等を踏まえると女性の可能性が高いか。
c81の小冊子では腐った魔女共のBLネタに引っ張り出されていたけどな!

珍しいゲーム主人公でありながら性別不詳なキャラ。
常に主人公の一人称視点で物語が進み、主人公のビジュアルも設定されていないため、プレイヤーからはどちらなのか判断することは不可能。
「どちらの性別か選べる」作品は多いが、本作では徹底してどちらの性別なのか確定できるような描写が避けられており、男女どちらなのかは不明。
ただ、一応各種イベントでの扱いを見ると、どちらかというと男性として扱われるケースが多い(露骨に女性寄りの扱いをされていることもあるので、これだけでは断言しづらいが…)。
また、ノベライズでは明確に男性になっている(ただし、ゲーム版主人公とは別人扱いである)。
一応何かの拍子に性別が入れ替わるキャラクターという裏設定に言及されたことはあるが、これが公式設定なのかは不明。

謎の多い新人ゴッドイーター。
ネタバレとなるためその正体についてここでは詳しく触れないが、ゲーム中のデータベースによると性別は不明。無性である可能性もある。
男女どちらかの性別のキャラしか出撃できないミッションの両方に出撃でき、
容姿・声は共に中性的で、ダメージボイスも小ダメージは比較的男性的だが、大ダメージで吹っ飛んだ時は女性的な甲高い悲鳴を上げるなど、
ゲーム中の描写からゲームシステムに至るまで「男女のどちらでもない」事が強調されている。

  • 九条昴(サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~)
紐育華撃団に属する(大河新次郎が来るまで)唯一の日本人隊員。
普段は紫のスーツに半ズボン着用という男性的な服装で、口調や演じる園崎未恵の声色も中性的。
達観した性格で出自や性別に囚われない「九条昴」として振る舞っており、スレンダーで小柄な体格もあって性別がどちらなのか判然としない。
昴EDを迎えても性別は明かされず、EDのパーティーでも新次郎(プレイヤー)が思う性別に寄った二つの服の立ち絵があるなど、シナリオでも「性別:昴」が徹底されている。
同じ隊員のリカリッタ曰く「おっぱいはないがママの匂いがする」とのことだが…。
なお、実は紐育華撃団の前身である欧州星組から参加している古参隊員で、同じ経歴を持つラチェット・アルタイルとは昔馴染みらしいが、
その頃(約10年前)から姿が一切変わっていないらしく、性別不詳に加えて年齢不詳(公式でも生年不詳)という、色々と謎が多い人物でもある。

主人公のパートナーとなる『竜の子』の一人。性別に関する選択肢で「わからない」を選択するとコーラルとなる。
本来の『竜』としての姿には性別がないのだが、性格的に男の子、あるいは女の子に寄っている他の二人と違い、コーラルはどちらとも取れる中性的な性格で、
冷静沈着かつ大人びた言動をするため、一人称こそ『ボク』だがどちらなのか判別がつかない。身体も人間態は小学生低学年くらいなので判断材料とするには心許ない。
性別限定の装備、協力召喚要員においても「男性扱いでもあり女性扱いでもある」とステータス面でも徹底している*6
そのため、「ボクっ娘」「ショタ」「男の娘」「中性」など、プレイヤー間でもコーラルの性別については意見が分かれている。

ヴァンダムのパートナーであるブレイド。
見た目はいわゆる鳥人で、一人称は「俺」その他口調なども完全に男である。
亜種生命体ブレイドの容姿はヒト型と動物型に分けられ、ヒト型は男性と女性がある。
が、スザクはヒト型であるがどちらにも分類されない。理由は不明。
同じ鳥人風のイブキは女性(ただしボクっ娘)に分類されるのもスザクの特異性を際立たせる。
パーティメンバーのニアからも「よく見ると色っぽい」と言われてまんざらでもない反応するし。

「謙信女性説」をベースにあえて女性的なイメージを重視してデザインされている。
台詞も全てひらがなで表され、優美な印象。部下のかすがとの絡みはまるで宝塚。
しかし性別に関しては一切不明。声優が朴璐美であることを含めてどちらかというと女性的な印象が強いが、他の武将からはどちらかというと男性として扱われている節が強い。

チームリーダの一人で青のミスティックを率いる。
黄色のスパークが男、赤のキャンデラが女性であることは明確なのだが、ブランシェのみ中性的でどちらなのかは曖昧。
デザイナーであるコザキユースケは「見た印象、感じたままで良いかと思います」と発言しており、公式に曖昧にされている。
こういったジェンダーフリーな考え方は後に本編シリーズにも継承されており、『サン・ムーン』以降は主人公作成時に「性別」ではなく「見た目(顔写真・スタイル)」を選ぶという名目になったり、『スカーレット・バイオレット』においては服装からスカートを廃し男女殆ど変わらないコーディネートとなったのに加え、一見すると性別が分かりにくいキャラが何名も登場している(一部は「彼」「彼女」といった三人称でフォローされているが、事実上裏設定となっている者も)。

作中では両者とも性別に関する情報が全く出ないように表現されており、原語(英語)版では三人称で指されるとき「he」でも「she」でもなく「they」が使われている。
そのため、この2名の性別はプレーヤーの解釈次第となっている。

一人称は「ボク」で、淡い色の髪はサイドテールにして胸くらいの高さまで垂らしている。制服も私服も女性ものを着用し、可愛いものを好む。
普段から遊ぶ友達も女子が多いなど、社会的には女性として扱われているようであるが、公式サイトでのプロフィール上では性別「?」となっている。*7
作中では明確に語られないが、周囲から受け入れられず浮いている様子も描かれ、肉体的には男性であると推測できるような描写がされている。

一人称は「私」で喋り方は「~だ」と言った合面な物。役割的には団長のライバルとも言える存在である。
顔立ちも中性的だが、吊り目でどちらかと言うと男性的な顔立ち。
そして身長も高く胸のふくらみも確認できない、何より「眠り姫」であるネムノキという女性に特別な感情を抱いている。以上の事からプレイヤーからは男性のように見られている。
半面、首や手の甲と言った部分は衣装で隠れている。顔立ちは前述の通り中性的…と、性別を確定できる要素は悉く隠されている
そしてこのゲームは基本的に男性はモブであろうと立ち絵、戦闘SDキャラは描写されないがこいつのみは存在している。*8
何よりその名前である「ラエヴァ」とはレーヴァテインを意味するが、直訳すると「厄災の枝」、「傷つける枝」、「裏切りの枝」…即ち植物の名前である。
以上の事と、役割的に男性っぽいのにここまでして性別特定要素を隠す辺りもしかしたら…と疑われている。

余談だが、花騎士は原則女性にしかなることができない。それでも初見で性別を誤解されるキャラは何人かいる。
特にスイートウィリアムやバンテイシ、カタバミ辺りは性別誤認が持ちネタと化している。でも我々がカタバミを男性とみるには多少無理がある。それとバンテイシは一見男らしいが脱げばかなりの巨乳である。
2019年6月のジューンブライトイベントは男装した花騎士のストーリーで全員女性だとバレなかった。
以上の事からもしかしたら中性的な顔立ちの人物が多い世界なのかもしれない。

ダブルクロスで追加されたシナリオにて、龍識船の指揮をとり調査隊の隊長を務める人物で、正式名称は「ハイメル」。
外見的には中性的な美少年といった感じ。
…美少年なら性別不詳じゃないだろうって?いやいや、だったらわざわざこの項目に挙げはしない。
確かにファンの間では男性という前提で話されることが多いのだが、その根拠は「一人称が僕だということ」「凹凸のない体つきをしていること」この二つだけ。
お分かりだろうか?この特徴は、スレンダーなボクっ娘でも満たせてしまうのだ。
他の登場人物からはなんといわれているのか?
実は「隊長」もしくは「あの子」と呼ばれるだけで、「彼」と呼ばれたことは一回もない。
では公式はなんと言っているのか?
実のところ、性別について言及されたことは現在までない。それどころか「隊長の性別は、実は……!?」と意味深な記述があったりする。
ならば防具で判断するのはどうか?
丁度隊長と同じ衣装になれる「ウィズダムシリーズ」があり、これが男性専用なら少年、女性専用なら少女ということになるが...答えは「男女共用」。
後に出た海外版では「he,his,man」と男性形で統一されているため少なくとも海外版では男性で確定と思われる。*9

こちらも主人公でありながら性別不詳のキャラ。
普通に喋るタイプの主人公なのでキャラクター像が確立されている人物ではあるが、主人公の一人称視点で物語が進むため容姿は不明。
性別に関してもぼかされており、行動面では変態的行動が多いので男性的ではあるが口調は中性的(やや女性寄り)となっている。
一応先生の似顔絵を作中キャラが描いたイラストがあるが、子供の落書きレベルの画力であったため判断基準には達していない。
スタッフインタビューでも先生=プレイヤーとするために意図的に性別不詳(=男女どちらでも話が成立する)としたという話が語られている。
ただしスピンオフでは明確に男性として登場しているものがある。

ゲーム内の選択肢次第で仲間になりうるクラス…というか人間ではない異種族。
クラスの一種なのでこれらの中にそれぞれ8名のキャラクターが存在するが、どのキャラクターもステータスに「性別:不明」と表記されている。
サラマンダーとモールの外見はそれぞれリザードマンとモグラの亜人であるため、人間には男女(雌雄?)の区別がつけにくいのは納得できる。
しかし、ネレイド、イーリスはマーメイドやセイレーンのような人間女性に近い外見であり、これを「性別:不明」の一言で片づけられると違和感が強い。
特にネレイドには男の皇帝の心を射止めてしまうイベントが用意されており、イベント中にマーマンに似た魚人の存在も判明しているためなおさらである。
ちなみに、ゲーム的には「性別:不明」であることに特に利点はなく、内部データ的にはどの種族も女性であるらしい。
そのため、人間の女性と同様に女性専用アイテムが使えるし、ロックブーケのテンプテーションもデフォルトで無効化できる。

楽曲解禁イベント「Lincle Kingdom」の登場人物。通称「傲慢ちゃん」。
外見は金髪ボブカットの中性的な子どもで、臍の部分に淫紋下向きの「♂」マークがある。
男の子である事をアピールしているのか、「ここに♂をブチ込んでね♡」という意味なのかは不明。
公式漫画「パセリの塔からこんにちわ。」では一人称が「ボク」で、「性別:■の娘」とボカされている。

アニメや漫画のトレーナーは明確に性別が設定されているが、アプリ版育成モードのトレーナーはプレイヤーの分身という事で性別の設定をする。
この時、実はプロフィール編集で性別を何度でも変更する事が可能。アプリ版トレーナーの性別は事実上不詳と言っていいだろう。

トレーナーの性別が変わる事で一部ウマ娘からの呼び方が変わったり*10、育成モードでのトレーナーの台詞も内容は同じだが口調が変化する。
特筆すべきはメジロドーベルで、彼女はトレーナーの性別によって態度が全く変わる。
トレーナーの性別によってイベントの流れが大きく変わるわけではないが、男性の時はツンツン、女性の時は照れ混じりのデレで対応する。

小説


「蜃気楼(ミラージュ)」の二つ名を持つ怪盗。
普段は銀髪の青年の姿を取っているが、これが本当の姿なのかは誰も知らない。
変装自体は男女どちらでも問題なくこなすことが可能で、普段の姿も変装した姿である可能性もあるので、完全に性別不詳である。

男性として扱われることが大多数だが、実は公式で性別不詳である。
自身の能力も相まって日光の大半を弾く上に能力が便利すぎて筋トレに励むような機会もなかったため、体格そのものが貧弱でホルモンバランスもおかしくなっている、という設定があり男女どちらでもあり得るキャラクター。
一応相方が女児の「打ち止め」なので男とみなされることが多いが。
決して本名「鈴科百合子」のヤンデレ猟奇系美少女ということはない、はず


その他

  • つー(2ちゃんねる)※現5ちゃんねる
しぃの偽者として誕生したAAキャラで、名前もカタカナ表記だと「シー」と「ツー」で似ていることに由来する。
その出自上性別もガッカリ感及び得体の知れなさを強調するためか不詳とされた。
長編作品によっては性別不明、性別が確定しているケースいずれも多く見られるものの大まかな性格は男女どちらでもあまり変わらない。
なお、実際にはモナーモララーギコ猫にも女性がいたり、男性のしぃも存在するため、
極端なことを言えば大半のモナギコ系AAはそもそも性別不詳とみなすこともできるが、つーのように性別不詳が前面に押し出される種族は限られる傾向にある。

  • 鳴花ヒメ、鳴花ミコト
トークソフト「ガイノイド」のキャラクター。
見た目は可愛らしい少女であるが、実は梅の精霊ということで性別が設定されてない。
担当曰く「性別設定がない尊さだけしか分からない」との事。
特にミコトはその名前とダウナーな声もあり男性的にも思える。

ただトークソフトの都合上彼らの設定は作っている人間により異なる。中には明らかに少女である結月ゆかりや東北きりたんも男性として登場する動画なんかもある。
しかし鳴花の二人は設定段階で性別が無いという意味では特筆の必要があるだろう。

実在人物

姿が出ると基本的に性別が分かってしまうため、完全に姿を隠しているか、ネタ的に「性別不明」を自称しているのが一般的。

  • 大場つぐみ
小畑健とのタッグで『DEATH NOTE』『バクマン。』『プラチナエンド』を世に送り出した原作者。
当初から性別はもちろん本名、年齢、顔などを全て非公開にしており、様々な説がある(そのうちの一つはこちらを参照)。

  • りんごちゃん
見た目は太った女性のようだが、歌う時にものすごく野太い声になるというギャグを持つ。
その性別については設定上「不詳」と自称している。

  • 井手上漠
第31回ジュノンボーイ・コンテストのファイナリストで、「可愛すぎるジュノンボーイ」として話題になったモデル・タレント。
長い髪、華奢な体格と中性的な容貌に加え、声や言動はどちらかと言えば女性的なので一見すると美(少)女だが、身体や戸籍は男性である。
ただ、Twitterの紹介文では「心は男性でもあり、女性でもある。どちらでもあるし、どちらでもない」としている。
また、「男性ではあるが、子供のころから興味がある、あるいは好むものは女性的なものであった」と発言していることから、彼自身の性自認は(おそらく)男性であると思われ、
「性自認は女性だが生まれついた肉体が男性であった」性同一性障害とは、一見すると似ているが本質的には異なる。

  • あぁ~しらき
元々は普通の女性芸人だったが、ネタの追求のために性別感を崩していった。
持ちネタとして、「女」と書かれたホタテブラジャーと「男」と書かれたフンドシを身にまとい、「男かな?女かな?男か女か分からない者でございます~」というキャラを形成した。


特殊な事情アリ

エンポリオが食べた「ホルホルの実」はホルモンを操作し対象の肉体を自由に操る能力を持つ。
これを生かして、性別すら自由自在にコントロール可能。一応本編内ではエンポリオは「オカマ」と扱われているため、男性寄りの体でいることが多いが、気分次第で女性になることもある。
またイナズマなど一部のメンバーも恐らくこの能力で性別を頻繁に変えているため、本来の性別がどちらなのかは不明。
ただそれぞれの時点で、肉体的には「男」なのか「女」なのかは明確である。

自分の性別が曖昧なままに死亡したため、妖怪化した後は自由に性別を変更できる体質に。
男性体でいることが比較的多いが、主に変態的な目的で女性になることも頻繁にある。

登場当初は「女性」であることが明確だったのに後に「性別不詳」になった珍しい経歴のキャラ。
というか、巨乳ナイスバディなのでどこからどう見ても女性。
しかし、海外展開の際*11「敵とは言え女性を蹴ったり殴ったり投げたりするのはどうか」という面倒くさいフェミニズム的ないちゃもんがつけられ、
「このキャラは実はニューハーフなんです!」と強引に誤魔化した経緯がある。
その後もあえて曖昧にされている節があり、設定も二転三転して変遷しているので、明確な性別について考察するのは難しいところ。

Fateシリーズのサーヴァント
元祖からして性別を偽っていた女性がヒロインだが、デオンはスキル「自己暗示」で性別すら変化させてしまうと言う。
性別不詳というより性別不定という方が正しいか。このスキルのおかげで性別特効を食らわないと言うメリットもあったりする。
一応振舞いや言動は男性的。
史実では、肉体的には男性であり、性別を偽っていたと言われるが…
公式でも「性別:デオン」と扱われており、おそらく今後性別がどちらかに固定されることはないであろう。

ちなみに、1.5部第2章で相方となったアストルフォも中性的で、マテリアルでも性別の欄が「秘密」となっているが、
実際には性自認・肉体共に男性であり、マテリアルの性別欄も彼が悪戯で隠しているだけ。ただし、システム上はこのマテリアルが参照されてか「性別不詳」扱いになっている。
なお、アストルフォは恋愛対象について「好きになった相手の性別がどちらであろうと構わない」という、両性愛者的な考え方であるが、
「男性向けは地味なモノが多いから」という理由で服装などは女性向けのモノを好んで着る、可愛いモノを好むなど女性的な嗜好を持つことと、
本人の美少女としか言いようのない見た目、無邪気な言動から女性的に見られているだけで、意識して女性として振る舞っているわけではない。
ちなみに、マテリアルの悪戯によって、アストルフォがヒロイン(?)の一人として登場する『Fate/Apocrypha』では、
判断材料が見た目と言動しかなかったために女性と思い込んでいたとある聖女が彼の裸を直視してしまって悲鳴を挙げている。

他にもこのゲームにはシステム的に「性別不詳」として扱われているキャラは多い。
  • れっきとした男性であるが色々と自己改造した結果性別が陰陽を超越して「朕」となった始皇帝
  • 男女の双子が一つのユニットとして扱われているディオスクロイ
  • 元々は女性だが色々あって性転換したカイニス
  • 古今東西様々な織田信長の可能性の集まりの為性別が安定しない織田信長(アヴェンジャー)
  • 本質は泥人形だが、野獣同然だった自身に様々なことを教えた巫女・シャムハトの姿を模しているエルキドゥ
  • ローマだから最早生物としての特徴や地上の役職などには当てはまらないロムルス=クィリヌス
  • 少女の体に宿った男性神だが権能によって肉体を変化させられるらしいカーマ
  • 体調によって変わっているような節のある謎の蘭丸X(ちなみに本来の森蘭丸は男らしい)
  • 女として扱うとキレ、男として扱ってもキレるけどシステム上は間違いなく女性のモーさん
  • 生前は男性だったがサーヴァントとして呼ばれるにあたって「わたしのかんがえた理想の女」の姿に自身を改造したレオナルド・ダ・ヴィンチ(ステータス上では女性)
等、多種多様の性別不詳が存在している。
そして割と男性声優が務めている事が多いのも特徴である。
彼らも基本的には「性別特効」を受けないが例外もある。
それは女性のみ追加効果のある黒髭の「紳士的な愛」というスキル。
これは見た目が女性っぽいなら性別不詳でもOKというガバ特別仕様(逆に男性っぽいならダメ)というものであり、
性別不詳キャラが登場したらとりあえずティーチと一緒に編成し、このバフスキルが受けられるかどうかを確認するのが常である。
ちなみに前述のアストルフォは効果を受ける男の娘は黒髭的にアリらしい
また、エルキドゥも対象内なのだが、実装開始から二週間だけ対象外だった(バグで性別不詳キャラが男性扱いになっていた)事があり、
これに関して「黒髭は二週間ほど吟味した結果、エルキドゥも『イケる』と判断した」等とプレイヤーからイジられた。

女性的な容姿の少年、いわゆる男の娘
つまり明確に男性なのだが、女装ネタと同性愛ネタが多い作風もあって基本的にほぼ全ての登場人物から男性として見られておらず、
「第三の性別:秀吉」としてその外見と実際の性別のギャップがストーリーを通してネタにされ続けている。
アニメ版に至っては銭湯に男湯・女湯の他に秀吉専用の風呂場が用意されているなど「性別:秀吉」ネタがより顕著になっている。
繰り返しとなるが、木下秀吉は、あくまでれっきとした男性である
なおいささか難しいのは、主人公たちからは同性の気の置けないバカ仲間としても扱われている事である。一貫して性別:秀吉としてなのはブレないものの、容赦なく暗黒料理などには巻き込む。
因みに彼には容姿が瓜二つな双子の姉が居るが、こちらは特に男装の麗人とかではなく普通の女性として扱われている。なお胸が全く無いからこっちが弟だろ?みたいな扱われ方はままある。

  • きりみちゃん(サンリオキャラクターズ「KIRIMIちゃん.」)
鮭の切り身をモチーフにしたキャラクター。
人の姿になることもあるが、その時の見た目はピンクをベースにした服を着て茶色い髪を頭の左で束ねた少女風の格好。
声を担当するのは中性的な声質を持つ男性声優の代永翼。性別不詳なのも頷ける。

『コスモス』の世界におけるもう1人のウルトラマンで、その名の通りに絶対正義を貫く戦士。
基本的に男女が明確に分かれる*12ウルトラマンにしては珍しく、どちらなのかが曖昧な存在。
光の巨人としての体格や戦闘時の掛け声は明らかに男性のものだが、2度目の登場時に披露された人間体は「ジュリ」という名の女性だった。
ジュリという人物がジャスティスの擬態した姿なのか、あるいは一心同体となっている者なのかも不明であり、
ウルトラマンの姿であっても会話の際には客演時も含めて一貫して女性の声で話している。
そもそも、「レジェンドがコスモスとジャスティスの真の姿というわけではない」*13等の一部情報を除き、ジャスティスの素性については性別の他にも謎が多いのだが。
なお、とある熱烈なジャスティスファンによれば「性別を超越した存在」とのこと。
ちなみに「性別を超越した存在」という認識で制作が進められたウルトラマンとしてはウルトラマンエースが、
人間体が登場の度に変化し男女一定していないウルトラマンにはセブン21がいるが、この2者は物語の進行や客演時の会話の様子により男性という認識で固まっている。

本作の黒幕である機界31原種/Zマスターの一体。
素体として取り込んだ少女の姿で活動しているが、初期設定では素体になったのは「少女」ではなく「親に女装させられている少年」だったとされる。
また、取り込んだ原種の方も元となったZマスターの性別が明言されていない*14ため、やはり性別は不明と言える。

ひょんなことから主人公百鬼丸と旅する様になった盗賊の子供で、本作もう一人の主人公。
本人は自分を「男」だと思っていたが、中盤で親を裏切った盗賊に(体に刻まれた宝の地図を見るため)素裸にされた際「父親はお前を男として育てたのか」と言われ、
最終回では(前に一緒に水浴びさせられた)百鬼丸に「お前は女だ」とはっきり宣告されてしまった。
経緯としては後述の楠幸村のルーツとも言えなくもなく、また性区別がつかない子供だからこそ出来たキャラとも言える。
余談だが公認キャラ本『手塚治虫キャラクター図鑑』では、どろろのモデルは作者の過去作『光』の「ペン公」(父を刑務所送りにした主人公に少年のフリをして付きまとう少女)説が提唱されている。

  • キャプテンケン、水上ケン(キャプテンKEN)
物語の舞台たる火星に突如現れた謎の少年ガンマンと、時を同じくして火星に移住した男っぽい名前の少女。
作者の手塚治虫は最初「二人は同一人物」という隠し構想で話を進めていたのだが、雑誌読者からあまりにも同一人物説を推す投稿が来たため設定を変更(サンコミックス版『鉄腕アトム』作者解説より)。
結果「少女水上ケンとの間に、彼女自身は知る事のない『ある縁』を持つ少年キャプテンケン」という設定になった。
なので最終的に二人はそっくりな別人で落ち着いたのだが、「初期構想時点のケンの性別」を男女どちらとしていたのかは謎に包まれている。

エメラルド』で登場した、タワータイクーンの称号を持つ少女
男とも女ともとれるおとなしい口調と端正な顔だち(一応よく見るとまつ毛が長い)、またポケモンシリーズに出てくる10代以上の女性キャラには珍しく胸がなかったがために当時プレイヤー間で議論を巻き起こした。
更に一人称は「ボク」で、これを根拠に男性とする声も少なからずあった。だが『わたし』だと男女ともに一般的な一人称なので、それはそれで混乱されたかもしれない。
まあ一応リラらしき人物を「おねえちゃん」と呼ぶモブキャラクターがいるが。
公式からの明言は発売から1年半後、アニメ版にてサトシ共々濡れた服を脱いで乾かす羽目になるというシーンが描かれ、その時ハルカの前だと着替えづらいと勘違いされたためようやく女性だと説明が入ることになる。
なおアニメ版放送前に発売された北米版の肩書きは『Salon Maiden(大広間の乙女)』なので最初から性別が明確になっている。
サン・ムーン』にて『エメラルド』から約10年後という設定で再登場した。
成長のためか上記の顛末からか、ともかく明確に女性的なデザインとなり一人称も「わたし」に変わっている。

伝統的に全て「性別不明」となっているが、コイルのように「無機物モチーフなので無性」というパターンではなく、
もっと単純に「珍しすぎて性別を確定できるほど同種の個体が確認されていないだけ」と思われる。
そのため、世界観的には性別不詳であるが、「本当に世界に1匹しかいない」というのを除けば生物学的な性別は恐らく存在する(レジアイスレジロックレジスチル辺りはそもそも生物かどうかも怪しいので無性の可能性が高いが)。
またポケモン世界から見て異次元の生物であるウルトラビーストも、本来のポケモンと同じような性別の概念が存在するかは怪しいところがある。
ちなみにファイヤーは初期のポケモン図鑑で「メスと確認された」という設定が存在していたほか、
ルナアーラザシアンも図鑑テキストではメスで有ることを示唆するような記述になっている。
また、ラティオスラティアスには明確に性別が存在している。
そしてなぜか意味なくヒードランやダクマ、ウーラオスにも性別がある。

主人公長瀬川小鷹を「あにき」と慕う、立派な日本男児を目指す少女
そう、身体は明確に女性なのだが幼少期の出来事が原因で自分を男だと思い込んでおり、実際途中まで(少なくともモノローグなどでは)男性キャラクター扱いだった。
なぜこうなったかというと、超激務の母を持つ母子家庭な上、理解ある教師陣から性同一障害として扱われていたこと、思春期になっても体格にあまり変化がなかったこと、
進級進学に伴い体育の着替えなどを男子生徒が直視しようとしなかったなどの不運が重なり、高校生になっても自分が女性であるという自覚がなかった。
結果本編途中までその誤解が解かれず、自覚した際は少なからずショックを受けた様子。
そんなわけで当初「女じゃないか」と疑われつつも一応男子生徒として扱われ、誤解が解かれてからは元々好き嫌いがはっきりした性格なのもありメインキャラ随一の、主人公より男らしい女性キャラに変化する珍しい変遷を辿った。
制作側から見たとき最初から女性設定だったのか途中で変更されたのかは不明。

長く続く『ルパン三世』シリーズの主役(一部作品では違うが)である、世界的な大泥棒。
ルパン三世と言えば、赤いジャケットがトレードマークのサル顔の男性…というのが基本的なイメージだが、
原作では普段の顔は変装で素顔ではないという設定が存在し、それどころか彼自身に関する情報のほとんどは伏せられているため、実のところ性別も不詳である。
一方、原作では性行為のシーンが度々挿入されたり、スピンオフ作品では峰不二子との間に生まれたルパン小僧という息子がいたりと、
明確になっていないだけで性別は男性であると思われるが、『正体不明』という設定は原作者のモンキー・パンチの意向なので、これからも明かされることはないかもしれない。

金髪碧眼の中性的なイケメンキャラだが、長く性別については明らかにされていなかった
一方で、性別に関して厳格な諸外国にリリースされた海外バージョンでは明確に女性とされており、後のイベントにて「エレオノールという名のドイツ国籍の女性」という初期設定が明かされたが、公式はあくまでも性別不詳であるとの見解を示している

経緯の詳細は個別項目を参照。

元は男性だったが、吸血鬼化したことにより血液を通じて命を取り込み残機を増やす能力を得ており、性別を超越している。
過去編で若き日のウォルターと共にナチスを襲った際には幼女の姿でトミーガンを乱射していた。

「新世紀中学生」の一人で、その正体はグリッドマンをサポートする戦車型メカ「バスターボラー」。
容姿だけ見れば生意気そうな金髪ツインテールの幼女であり、放送前の雑誌に掲載されていた情報でも「少女」と扱われていたが
本作において女性キャラに必ず描かれている睫毛がないことから男性疑惑が囁かれ始め(もっともこの頃は性差がそこまで出てないだけとも言われていたが)、
やがてCVを担当する悠木碧のツイッターにおける投稿や、本編放送後に公開されるボイスドラマなど
徐々に明確に男性であることを決定づける情報が明かされていった。
余談だが、上記の悠木の投稿内容がきっかけとなり「ボラーちゃんくん」という愛称が定着しつつある。
なお彼?もアンジュと同じくスパロボ30に参戦しているが、NPCの為に性別限定の強化パーツの効果は確認できない

過去女扱いされ酷い目に遭っていたため、第1巻冒頭で「女でもない!」と断言した中性的美貌の華奢な主人公。一人称は「僕」。
男女双方から恋愛感情を向けられていたが、なぜか本人はおろか彼(?)の治療時性別を確認している医術師達も性別に関しては沈黙を守っていた。
だが最終巻ラストで「肉体的には無性」と判明。
精神的ジェンダーがどうだったのかは明言されていないが、ラストで心に思ったのが男のアジアンだったことや名前が女性的なことを考えると…。

森で眠っていた記憶喪失のダークエルフ。一人称は「私」だが、口調は荒々しく、服装も剣士風。担当声優はこの手の例でおなじみ緒方恵美。
手が付けられないほどの乱暴者で力自慢、なおかつ剣の腕は達人級であるため、周囲の人間には男性と認識されていたが、中性的な容姿から読者からは性別不詳とされていた。
しかし『刻の大地』42話でドレスに着替えたことで女性だと判明した。
「男じゃなかったのか」と驚かれて本人は激昂しており、性別を隠しているつもりも、中性的である自覚すらも全くなかった。
ただ性格があまりにも粗暴であったというだけで、長期間旅を共にしてきた仲間にずっと性別を勘違いされていたのである。
パラレルにあたる『幻想大陸』では最後まで性別不詳のままだったが、女性に変装するエピソードがあったり、密かに胸の膨らみが描かれたりしている。

元・木ノ葉隠れの抜け忍で、第一部の実質的なラスボス
三代目火影こと猿飛ヒルゼンの弟子で、自来也綱手と共に「伝説の三忍」と呼ばれている。
名前からして少なくとも名付けた側としては男性としたようで、わずかに映った幼少期の言動は少年的だったが、忍者として独り立ちしてからは女性的な言動を取るようになっている。
後に他人の肉体を乗っ取る『不屍転生の術』を開発し使用する。
転生先の性別に縛りはないようで、劇中では男性の身体を乗っ取る描写があった以外にも元弟子のみたらしアンコも次の転生先候補として見ていた(らしい)。
男女問わず体を乗っ取り転生を繰り返す以上は事実上性別不定と言える。
普段は変化の術を用いて転生以前のオリジナルの姿に変化させており、その見た目や声(担当声優は女性のくじらだがしわがれ気味の低めの声で話す)から男性と思われるが、
また本人曰く、
「男であったときもあれば女であったときも。そしてこの世のものでないときも。外側なんてどうだっていいことよ。すべての真理を解き明かしたいとする意志こそが私の芯。それだけじゃ不満かしら?」
とのこと。探究を続けることを望む上では性別なんてどうでもいいということか。

舞台となる島の「護人」の一人で、霊界「サプレス」の住人が暮らす領域を治めている大柄の甲冑に霊体が宿ったキャラクター。
喋るときはくぐもったエフェクトがかかるため声で性別は判別できないが、大柄で大剣を扱い、口調もやや男性的なため、おおよそのキャラクターからは男性扱いされている。
しかし、実は甲冑に宿った霊体はファリエルという少女で本来の口調も少女的であり、主人公(とプレイヤー)には割と早い段階でそのことが明かされるが、
生前の彼女の立場から、島にいる生前からの知り合いや住人にはその真実を明かしづらいという事情があり、他の仲間がそのことを知るのはシナリオがかなり進んだ後になる*15
なお、バトルにおいては主人公が割と早い段階から正体を知るためか、コーラル同様に装備や協力召喚における性別条件を無視できる「男性でも女性でもある」扱いとなっている。
担当声優はファルゼン役が田中一成、ファリエル役が夏樹リオと分けられており、どちらの姿かで口調及び声が変わるが、
本来はファリエルであるために甲冑姿の時でもファリエルの声・口調で話すことは可能な他、別媒体ではファリエルの姿で大剣を扱うシーンもある。

  • クリステラ・レビ(鉄腕バーディー、鉄腕バーディー EVOLUTION)
主人公の一人バーディーが追う凶悪犯罪者(実質的には反体制テロリスト)であり、潜伏する地球でも策謀を巡らす黒幕でもある元科学者。
公的には「男性」とされているが、なぜか地球では新興宗教の「女性」指導者という表の顔を持ち、しかも息子まで作っていた。ちなみに顔は中性的な美貌。
『EVOLUTION』後半で「少年時代仲の良かった少女と共に瀕死の重傷を負い、その少女を道具として使っていた組織の手で『少女の肉体』と融合させられた結果、後に不定期性転換体質に覚醒した」という斜め上の事実が判明。
一応生まれは男性で最終巻では男性の体にまた戻ったものの、地球での生活で女性として子供を育めた事も喜べるくらいには女性の身体に馴染んでいたらしい。

ガンダムマイスターの一人にして、登場当初から長らく「美少年」として扱われていた人物。
後に彼の正体が「戦闘用イノベイド」と判明した事で、性別は「中性」ですらない「無性」というべきものである事が確定した*16
そのため、劇中では敵軍上層部のパーティーに潜入するに当たり上品なレディに変装した*17事もあったが、これが「女装」なら普段の姿も「男装」と言える。
……が、ネタ色の強いドラマCDなどでは「基本的に男性」という前提の下、度々「女装」させられており、公式でも半ばネタにされていた。
また最初期設定では「男装している女性」だったらしい。

  • 堕獄番号GO3876256110(ジゴサタ~地獄の沙汰もお前しだい)
地獄へ堕ちた死人の様子をブラックユーモアを交えて描く作品「ジゴサタ~地獄の沙汰もお前しだい」の主要登場人物の一人で、若くして刺殺されてしまい煉獄へと堕ち*18*19、罪人を裁く刑吏へと就職した。
作中では多くのシーンでマスクを被っており、地獄の囚人に対するセリフも全て語尾が「~だよ」「~しろ」でぱっと見は男性にしか見えなかった。
だがまれにマスクを外すシーンがあり、真正面からの表情は長らく描かれなかったのだが確認できる顔の造形が非常に女性的であり、女性である可能性もあった。
その後ニノス王が「あの娘」と言ったことで女性であることが確定した。

ギルド【ヴァイスフリューゲル ランドソル支部】に所属するヒロインの一人。
見た目はゴスロリっぽい服を纏い、暇さえあれば手鏡で自らの美貌に酔いしれるナルシストの美少女なのだが、性別は男性。
性自認も男性らしく、個別ストーリーで自らの美しさに求婚してきた男性貴族に含むところなく「ボクは男」と告げて断ろうとし、
それでも信じられないと、男性貴族の侍女に自分の身体を触らせ、彼女経由で「間違いなく身体的には男性」と確認させている。
一方、彼の人物像を知るとあるキャラクターは「女の子よりも女の子らしい」と評している他、
男性である主人公に恋愛感情のようなものを抱いている節があるため、性的嗜好等は女性寄りの様子。
ちなみに、色々と例外な彼の存在により、「主人公の特殊な他者強化能力の対象となるのは女性だけではない」ことが判明している*20

  • 覇瞳皇帝(カイザーインサイト)(同上)
物語の舞台となる『ランドソル』を治める女帝。
ゲーム中では『覇瞳皇帝』と表記されるが、第一部時点では「ユースティアナ(陛下)」と呼称されることも。
肉体的には間違いなく女性なのだが、何故か担当声優は男性声優の蒼井翔太氏が務めており、やや違和感がある。
その真相は…
+ ネタバレ注意
実は『プリンセスコネクト!Re:Dive』はMMORPG「レジェンド・オブ・アストルム」内…つまりは仮想空間が舞台となっており、
登場人物たちは、ある事件がきっかけでゲームからログアウトできなくなっており、自分たちがいるのが仮想空間であることも忘れてしまっている状態にある。
当然、彼らには(NPC以外は)「仮想空間」と「現実世界」の二つの姿があり、ヒロインの絆ストーリーなどで「現実世界」の姿を見られる。

そして、「現実世界」の彼女は「千里真那」という名前の、紛うことなき男性。
「レジェンド・オブ・アストルム」では女性アバターを使用していた、言ってみればネカマである。肉体が女性なのに声が男性なのもそのため。
ただ、無印版で語られた設定によると、現実世界で彼に会った人物ですら男性であることは知らなかったようで、現実世界でも女性で通していたようである。
実際、エクストラキャラとして『Re:Dive』に「覇瞳皇帝」が追加され、その絆ストーリーで「千里真那」の姿を見ることができるが、
ほぼ「覇瞳皇帝」のアバターの外見と同じで、口調も女性的なため、声がハスキーなだけの(美人な)成人女性にしか見えない。
なぜ女性として振舞っているのか、については実は詳細なルーツが語られていないが、「神として育てられていた」などの背景設定などを合わせると、朧気ながら掴み取れるようになっている。



追記・修正、お願いしますね(CV:朴璐美)

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最終更新:2023年12月24日 15:51

*1 男女ともブレザーの学校のため分かりにくいが首につけるものが「男子→ネクタイ、女子→リボン」でなじみはネクタイ着用である。

*2 場面によっては独特の色香を見せることもある。

*3 第2期にて、仰向けに寝転がっている際に胸部に膨らみが確認できる。アニメ版の作画をモデルにしているフィギュアでも同様。

*4 オーゼンに会いに行ったジルオがマルルクの格好を見て「だが確か君は」と発言していたり

*5 ミライの毛髪から誕生した「ヒトのフレンズ」。フレンズは必ず人の女性の姿となり、また基本的にオスが持つ特徴(ライオンのたてがみ、ヘラジカの角など)を持つ者も女性になる。

*6 前作でもファルゼン、スカーレルが同様の扱いだが、前者は少女剣士の幽霊が大柄な鎧に憑依しているため、後者は口調を始めとして女性的な面が強いが本人の性別及び性自認は男性と、その仕様の理由とそれぞれの性別は明確にされている。

*7 ゲーム中で確認できるプロフィールには他のキャラも含めてそもそも性別欄が存在しない。

*8 ただし立ち絵に関しては後にタケという花騎士を狙う兵士という形で登場した。

*9 昨今のLGBT等への配慮で「性別が不明な者や、男と女のどちらか一方に分けられたくない者」はheやsheでなくtheyで呼ぶ、というようになってきている。(以前はitや「he or she」などで表現していた)つまり2018年に発売された本作海外版の英訳担当者が、隊長の性別を不詳のままにしておきたいならitやtheyにしておけばいいところを複数箇所でheやhisで記述しているため男性とみなしていることがわかる。

*10 例えばライスシャワーからの呼び方は「お兄さま」「お姉さま」と変化する

*11 実際に発売された海外版ではキャラ自体が差し替えられた。

*12 M78ワールドではウルトラの母やユリアンなどウルトラウーマンがしばしば登場するほか、『ティガTFO』には闇の女巨人カミーラが登場する。

*13 簡単に言えば、一体化したコスモスとジャスティスの力に呼応して劇中世界の伝説のウルトラマン・レジェンドが目覚め、合体した彼らと一体化する形で登場したとのこと

*14 生殖器原種が存在するため無性というわけではないようだが、男女どちらなのかははっきりしていない。

*15 唯一、ファルゼンを補佐するフレイズは事情を知っているが、彼女の意思を汲んで島の住人には明かしていない。

*16 第二期の敵勢力である『アロウズ』に参加していたイノベイドたちも「戦闘用」なので同様。ヒリング・ケアは外見や言動が女性的だが、あくまで本人の趣味で女性隊員として振る舞っているだけで、身体的には「無性」である。一方で、人間社会に溶け込んで情報収集を担うタイプのイノベイドは「身体が無性だと任務に支障をきたす」ために明確に男性・女性として造られる。例えば劇中に登場するアニュー・リターナーは情報収集用として造られたイノベイドだが、彼女と肉体関係にあったライル・ディランディも身体的には違和感を持っていないほどに「女性」として造られている。ただ、人間との生殖機能も有するのかは不明。

*17 声は変えられないらしく、変声器を装着して女性の声を出していた。

*18 ニノス王曰く「すっごい死に方」。

*19 友達にキモい人形を送りつけたのがきっかけらしいが、本人はそれ以上語ろうとしない。

*20 ゲームの都合上、主人公が『強化』するのは女性キャラクターが大半のため、女性しか『強化』できないと誤解されることがままある。実際には対象の性別はおろか、人間でなくとも『強化』することが可能。