ダンクマール・シュナイダー(テニスの王子様)

登録日:2024/11/09 Sat 19:50:47
更新日:2025/02/09 Sun 14:25:40
所要時間:約 4 分で読めます





ダンクマール・シュナイダーとは漫画『新テニスの王子様』の登場人物である。
CV:落合福嗣

…え?誰?って思う方も多いかもしれないが、一部で有名な


「デカ過ぎんだろ…」


のシーンでデカくなっている人である。

【プロフィール】


年齢:17歳
誕生日:9月22日(乙女座)
血液型:O型
身長:223cm
体重:130kg
利き腕:右
プレイスタイル:オールラウンダー


【概要】

主人公越前リョーマら日本代表がU-17W杯で戦うことになったドイツ代表の一人。
ということで17歳以下なのだが既にプロ選手となっており、その実力はピカイチ。
見た目は身長223cmと人間離れした身長を持ち恰幅がいいが、その顔立ちは童顔でどこか優しさも感じられる。
かの有名なコマでは渋い表情をしているが、本来はつぶらな瞳が特徴的な笑顔の似合うナイスガイである。
また性格の方も、基本的に一癖も二癖もあるドイツ代表にしては大人しい。
若干自信家ではあるが非常にクール&クレバーであり、相手がどんなテニヌ事をしてきても慌てたり驚いたりしない、むしろ余裕を持って楽しんでいる様子すら見られる。

そしてその実力であるが、さすが国を代表してやってきたプロ選手。
この見た目ながら動きは俊敏であり、技術も兼ね揃えている。
更に彼はダブルスが得意であり、チームメイトのベルティ・B・ボルクを「ベルティ坊や」と2歳しか離れてないのに呼びながらも阿吽の呼吸で相手を攻め立てるというかなりの実力者。
この事もあって日本代表は「ダンクマール&ベルティ」ペアの攻略に最強戦力をぶつけるしかない…と半ば諦めていた。


だが彼の真の恐ろしさ、それは固有能力である「巨像(ギガント)」にある。



巨像(ギガント)


巨像(ギガント)」の効果、それは単なる巨大化
元々デカい彼が更に大きくなるという恐怖の技である。
「単なる」と言いつつ人間が何の脈絡もなく巨大化するのはおかしいと言われたらそれはそう。
しかも作中の描写的に持っているテニスラケットやボールすらも巨大化している。

この巨大化、試合開始直後から発動しており、そんな彼を見たときの日本チームの反応が「デカ過ぎんだろ…」である。*1
勿論パワーも増大化しており、あの人間を吹き飛ばすデュークホームランすら単なるサーブで打ち破った。あまりにデカ過ぎてフットフォルトしているように見えるのは内緒

どこからどう見ても物理的にデカくなっているようにしか見えないが作者曰く
「あっ…勿論本当にキャラがデカく巨大化している訳ではないですよ(※イメージです)♪」
との事。
彼の元を離れたボールは普通のサイズになっている…のだが、ふっとばされたベルティをその巨体で受け止めクッションとなるなど結局原理はすら説明を放棄しているので謎。そういや乾もTCGでなんか巨大化してましたね。
ちなみに戦っている2人以外も観戦していたテニスプレイヤーは彼が大きくなった事は理解していた。
こうなると、そのデカさ故に相手のロブは実質無効、パワーショットによる吹き飛ばしも効かなくなる。
しかしこの巨大化、よく見るとサーブの時はともかく通常時のプレイでは余り意味をなさない。
むしろデカすぎる故にまともに打ち合いに参加できず戦力外とも言え、打ち合いはベルティ1人がこなしていた。イメージの筈なのに弱体化するとはこれ如何に…
原理としてはダイマックスに近い。作者がポケモンやって思いついた説もある。

しかしそこをカバーするのが相方のベルティ。
彼は「テニスAI」と呼ばれ、相手のデータをプロファイリングし試合を有利に進める能力があった。
これは初めて戦う相手でも数度打ち合うだけで完全に理解するというこちらもチート能力である。
更に「巨像(ギガント)」の本質は巨大化することによるパワーの増強…ではなく、遥か上の視点からコートを見渡せることにある
彼はコートの上から敵の攻撃を見て、その軌道、到達時間を瞬時に判断し、更に彼の導き出した計算はベルティへ共鳴により即座に伝えられる。
なお共鳴自体は他のダブルスでも度々発生しているが、これは互いの感情の高まりにより偶発的に発生することが多い。
だがダンクマールとベルティはその共鳴を意図的に使いこなしているのである。
衛星視点(サテリートゥパスペクティーヴ)」と呼ばれるそれはまさしく司令塔。
確かにダンクマールが巨大化した後、ベルティは敵のダブルスを1人で捌かなければならない*2、だがそれを成し得るだけの能力とコンビネーションがこの2人には存在するのだ。
またベルティは若さもあり熱くなりやすい一面も持っているが、そんな彼に積極的に声を掛けて落ち着かせてる大人の余裕も持ち合わせている
更に自分達の方がスタミナ的に有利だと察すると持久戦に持ち込むことを提案するなど、この能力の限界は遙か先。
ベルティ&ダンクマールのコンビは身体能力、メンタル共に隙が無く、ベルティの兄であり最強選手と呼ばれる「ユルゲン・バリーザヴィチ・ボルク」と中学生ナンバー1の手塚国光のペアすらも打ち負かすほどである。
そんな彼らに日本代表がぶつけたのは、デューク渡邊仁王雅治…がイリュージョンで化けた平等院鳳凰であった。
この勝負がどうなったか…は、ネタバレなので割愛するが、これぞプロと呼ばれる戦いだったのは間違いないと言えよう。


【アニメ版での概要】

2024年10月から放映されている「U-17 WORLD CUP SEMIFINAL」に登場。
前述の通り、CVに落合福嗣が起用された。
勿論「デカ過ぎんだろ…」もアニメで再現される…かと思いきや。


遠山金太郎「なんやぁ!…デッカ過ぎんやろ~!!」

第4話で放映された件の台詞は少し改変されてしまった。
ついでにサーブ時の足の位置もコート外になるよう調整されたが、サイドラインを越えているままなのでフットフォルト疑惑は払拭できていない
原作では唖然としたツッコミでありシリアスなギャグだったのが、金ちゃんが言ったせいでコミカルになったはずなのになぜか笑いが減ったという奇妙な結果となった。

それはともかくこのギガントは急にデカくなったわけではなく徐々に大きくなった事、重量も増えるらしくボールをドリブルするたびに地鳴りがするということも判明した。
そしてやっぱり通常のラリー中は構えているだけで何もしていない風に描かれていた
余談だがこの4話は最後の方でもう一つの名シーン「誰だアイツ…!?」*3もあり色々と腹筋を破壊する1話となっている。

またEDのドイツチーム群馬修学旅行映像にも登場している。
…が、何故かそこでも巨大化しており足しか写ってなかったり見切れてたり第5話では城の後ろに佇んでいる姿が追加されてたりなんか扱いに困った感がある。


【パートナー】

ダンクマールを脅威せしめているのはパートナーのベルティ・B・ボルクにもある為、ついでにここで紹介する。

  • プロフィール
年齢:15歳
誕生日:12月30日(山羊座)
血液型:A型
身長:182cm
体重:75kg
誕生日:12月30日(山羊座)
血液型:A型
利き手:右
プレイスタイル:オールラウンダー
CV:井藤智哉

17世界大会ドイツ代表の主将「ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク」の実の弟。
13歳でドイツの名門大学を卒業した秀才で、既にダブル専門ではあるがプロ選手となっている。
兄からも「世界一戦いたくない相手」とまで言われるほどの実力者であった。
前述の通り「テニスAI」と呼ばれる程の分析力を持つ頭脳派で、対戦相手の過去の試合データやパーソナルデータ、テニスのプレイングまでも全てインプットし、プロファイリングに基づく攻略法を編み出して撃破していく。
データが足りない敵が相手であろうと数回打ち合うだけでその全てを理解し対策するという圧倒的な強さを誇った。
逆に言えば初めて対峙する相手には対策が疎かになるということだが、それでも単純な実力自体はある上にすぐに対策されてしまう為「最初に決めたほうが勝ち」もしくは「対戦中にプレイヤーを入れ替える」というルールでもなければ意味のない仮定とも言える。
プロとしての自負もあり、心の中で「君たちはプロと戦っているんだよ」と挑発するが、若さのせいかどこか熱くなりやすい一面もある。




【余談】

コミックス36巻に収録された「新・焼肉の王子様」では見た目通り食いしん坊な姿も見せ、そして跡部と手塚が乗ったヘリコプターから落とされる焼肉を捕らえるために再び巨大化
足元ではそんな彼から逃げ惑うキャラの姿も描かれている。

「…だからデカ過ぎんだろ」

更にその後は下手なビルよりも大きくなり暴れている?姿を見せた。各国の監督が会食しながら見たその光景はまるっきり怪獣映画である。
ちなみにその際パラシュートを開いた人間が2人確認出来ており、恐らくヘリコプターは落ちてしまったらしい。やっぱり物理的に巨大化してるだろコイツ
この直後いきなりシリアスになるので温度差で風邪をひく読者もいた。


なお作者は意訳すると「このコマで漫画に興味を持って欲しい」「絶対話題になるので見た人もツッコめるように作った」と半ば確信犯のような事を言いながら「今月はちょっと地味かな…」と思ってたらしい。
その理由は次回や次々回が熱くて面白い為らしい。
まぁ確かに「誰だアイツ…!?」とか手塚VS幸村とか熱くて面白いのは事実だが。









追記しすぎだろ…。

修正しすぎやろ~!!


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  • 9月生まれ
  • 9月22日生まれ
  • おとめ座
最終更新:2025年02月09日 14:25

*1 誰が喋ったかは不透明だが、口調的にはフキダシに一番近い平等院にイリュージョンした仁王か、のちの描写的に跡部辺りと言われている

*2 ラリーの応酬でダンクマールも息があがっている描写はあるので描かれていないだけで彼も動いている可能性は高い

*3 この台詞も原作では誰が言ってるかわからなかったが、アニメではベルティが発している。