U-17W杯ドイツ代表(新テニスの王子様)

登録日:2021/07/17 Sat 14:58:27
更新日:2024/03/24 Sun 16:19:31
所要時間:約 7 分で読めます




U-17W杯ドイツ代表とは『新テニスの王子様』に登場する団体チームである。
ドイツは世界で別格とされる4か国「ビッグ4」の一角であり、W杯9連覇中、世界ランキング1位の絶対王者。
特に今大会ではボルクを筆頭に3人の現役プロテニス選手を擁する盤石の構えで10連覇を狙う。
本戦開幕前のプレW杯*1でも負け知らずだが、運がいいのか悪いのか大石が抽選くじでいきなりvsドイツを引き当ててしまい、今の日本代表の力が「最強」にどこまで通じるか早々に試されることとなった。
決勝リーグの準決勝で再度日本とぶつかる。



◆メンバー

  • ユルゲン・バリーザヴィチ・ボルク
CV:利根健太郎
ドイツ代表の主将。「勝利への哲学者」の異名を持ち、プロに転向して1年で未だ無敗。
そのキャリアには世界ランク1位との対戦も含まれる世界最強の男
全ステータスが突き抜けている上に油断や慢心とは無縁という一番厄介なタイプ。プレW杯日本戦第3試合で彼と対戦した幸村は自らがイップスに陥る程に追い詰められてしまった。
固有技としてボールが手首が構造上耐えられない縦回転を起こす「渦巻の洗礼(ヴィルベル タオフェ)」、自分に負けた(技が通じなかった)記憶を相手の脳から消し去り擬似的なタイムループを引き起こす「螺旋の洗礼(シュピラーレ タオフェ)」を持つ。
ただし記憶消去はあくまで相手が脳を守るために行う無意識の自衛であり、ボルクの能力ではない(幸村のイップスと同系統)。

三船監督曰く「ボルクと戦えるのは平等院しかいない」。



  • Q・P
CV:斎賀みつき
高校2年生。
ドイツ代表の参謀にしてボルクに次ぐNo.2の実力者。本名、出身地共に不明で、Q・Pという登録名はドイツテニスアカデミーの最高傑作、「完璧な品質(Quality of Perfect)」と呼ばれていたことから付けられた。


プレW杯日本戦第2試合で手塚とダブルスを組み、入江・跡部ペアと対戦。圧勝を決める。
本戦準決勝の日本戦ではS3に出場し鬼十次郎と対戦。当初は互角に打ち合うも、鬼が「天衣無縫の極み」を纏うことで防戦一方に追い込まれる。
だが鬼の「心強さの輝き」を体験し、吸収することで3つの輝き全てを手に入れテニスの神へと覚醒。
「天衣無縫の極み」でさえ抗しえない遥か高みに至ったQ・Pに対し、鬼は気迫だけで挑んでいく。



  • ベルティ・B・ボルク
CV:井藤智哉
ユルゲンの弟。15歳にしてダブルス専門の現役プロ選手。
対戦相手の過去の試合データや得意技・戦略・癖・性格までも全てインプットし、プロファイリングに基づく攻略法を携え、試合を優位に展開させる。
ダンクマールが巨大化している間地上は彼1人になるが、2vs1であっても打ち崩すのは困難。
生半可な技は通じず、通じても時間経過で対応されてしまう。ベルティの打倒には強力かつ初見の手札を複数用意しておくことがほぼ必須条件となる。
13歳でドイツの名門大学を卒業した秀才で、兄をして「世界一対戦したくない選手」とまで評する。



  • ダンクマール・シュナイダー
CV:落合福嗣
現役プロ。大柄な体格だが、デカいだけなはずもなく技術も俊敏さも兼ね備える。
ベルティとのペアは今大会No.1ダブルスと言われ、日本のコーチ陣によるミーティングでは「ダブルスは1つ諦めるしかない。平等院とデュークのペアでワンチャン」と絶望的な分析が行われていた。
事実、練習試合とはいえボルク・手塚ペアでさえストレートで敗北している。

固有の能力は「巨像(ギガント)」。巨大化する。
戦っていた相手が突然会場ドームの観客席より頭が高い巨人と化す絶望感は中々味わえるものではない。身長が高ければより高打点から高威力の球が打てるのは当然である。

シュナイダーの「巨像」とベルティの「AI」は能力共鳴(ハウリング)を起こし、地上のベルティの視点と俯瞰でコート全体を見下ろすシュナイダーの視点を合わせることで、全ての死角をも感知・共有できる「衛星視点(サテリートゥパスペクティーヴ)」を発動できる。
なお現状唯一の任意発動で能力共鳴を起こしたダブルスペアである。


  • ミハエル・ビスマルク
CV:阿座上洋平
高校3年生。
W杯終了後にプロへの転向が内定しているドイツNo.2の実力者。Q・Pは?
「切り札は一番効果的な場面で使わなきゃ意味が無ぇ、最後まで出す機会を作れなかったら相手が一枚上手だっただけ」が持論のとにかく終盤に強い選手。特にタイブレークでの勝率が100%であることから、Mr.タイブレークの異名を持つ。

ドイツ代表選抜合宿中、自身の実力に限界を感じていたジークを励ましたり、本戦準決勝の前日にドイツの選手村に迷い込んで警備員に捕まった切原を助けたりと、とても感じのいい男。
ただし、ミハエルには既に幼なじみで相思相愛のかわいい彼女がいる。

プレW杯日本戦第1試合でデューク不二ペアと対戦。ペアのジークがデュークホームランでダウンしてしまったので1人でダブルスを相手取り、デュークホームランを封じることには成功するが、彼が本来得意とする優しい小技と不二の風の攻撃技の前に敗北した。



  • エルマー・ジークフリート
CV:沢城千春
中学3年生。
勝ち気で生意気な少年であり、日本からドイツ代表になった手塚を一方的に敵視しているが、それは嫉妬と恐怖の裏返し。
かつてのジークは将来を期待される天才少年だったが、結果は常に2位であり、それなりにできる選手という評価に留まっていた。

そんな時にドイツ代表合宿に召集され、ラストチャンスと思って死ぬ気で戦うが、フランケンシュタイナーに敗北しそこでも2位に終わる。
偶然出会ったビスマルクに励まされ、フランケンの次席ながら内定している3つの中学生出場枠を守るべく努力を続けるも、手塚国光の登場により残酷にもその目が消えてしまう。
当初はそんな手塚を毛嫌いしていたが、彼に試合を挑み続けるうちにその実力を認め、同時に手塚も自分の守備力に手を焼いていたと聞いたことでジークの中で何かが変わった。

プレW杯日本戦第1試合では開幕ホームランでダウンし、以降は控えとしてチームに帯同していたが、本戦準決勝前にフランケンと野試合を行い「矜持の光(シュトルツシュトラール)」を纏うに至った。



  • A・フランケンシュタイナー
CV:綿貫龍之介
中学3年生。フランケンシュタインの様なごつい外見をしている。
プレW杯でボルクのダブルパートナーを務める。
ドイツ代表合宿での中学生のランキング1位であり、「テニスサイボーグ」の異名を持つ。
プレW杯日本戦第3試合では徳川のブラックホールの隙間を突く精密なコントロールと幸村の五感剥奪から復活する精神力の強さを見せたようするに外道の上位交換。

感情がなさそうな印象だが、本戦の準決勝前日にメリットが無いのを承知でジークの挑戦を受け入れ、試合後には監督にジークが矜持の光を纏ったと報告することで彼を準決勝の団体戦メンバーに推薦していたイケメン。それによりフランケンはメンバーから外れてしまったが、彼は自分が試合に出ることよりも「ドイツの勝利」を望んだのだった。



CV:置鮎龍太郎
ボルクに目をかけられ、彼のトレーニングパートナーとして鍛え上げられたことで飛躍的に成長。ドイツ代表として日本の敵に回った。スペイン代表のロミフェルと並ぶ今大会No.1中学生
プレW杯日本戦第2試合では跡部・入江ペアに圧勝。
かつて真田が行ったファントムを使わせ続け、手首にダメージを蓄積させる戦法はもはや通用しないばかりか、「天衣無縫の極み」の任意発動をも可能としている。



  • ケン・レンドール
CV:小林親弘
U-17ドイツ代表の監督。元々はドイツテニスアカデミーのコーチだったがQ・Pの素質を信じるレンドールと価値を見ていなかった当時のアカデミーオーナーで意見が衝突したことで解雇されてしまう。
その後、Q・Pが目覚ましい成長を遂げたことでコーチングをしていたレンドールの能力も評価され、今の地位まで駆け上がった。









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最終更新:2024年03月24日 16:19

*1 各国が高校生と中学生の混合ダブルスを3組選出して行うエキシビションマッチ