乾貞治

登録日:2024/02/05 Mon 10:35:00
更新日:2025/02/09 Sun 15:01:50
所要時間:約 8 分で読めます




理屈じゃない‼

(いぬい) 貞治(さだはる)

漫画『テニスの王子様』及び『新テニスの王子様』の登場人物。
CV:津田健次郎
実写映画:荒木宏文     


【プロフィール】

在学校:青春学園中等部
クラス&出席番号:3年11組2番
誕生日:6月3日(双子座)
身長:185cm
体重:64kg
血液型:AB型
利き手:右利き
足のサイズ:28cm
視力:左右1.5(眼鏡着用時)
座右の銘:『知恵は万代の宝』
出身小学校:緑川第一小学校
プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー
家族構成:父(公務員)・母・猫
得意科目:物理
苦手科目:家庭科(特に料理)
委員会:学園祭実行委員
よく訪れる学校のスポット:第3資料室


【嗜好・特技】

趣味:特性野菜汁を作って部員に飲ませる・逆光・TRPG
好きな食べ物:乳酸菌飲料・パクチー
好きな色:黒
好きな映画:韓国映画
好きな本:ミステリー小説、ホラー小説
好きな音楽:何でも
好みのタイプ:可愛げのある人
行きたいデートスポット:工場見学
日課:データの整理・眼鏡のお手入れ
今一番欲しい物:ロータリーエバボレーター(回転式蒸発装置)
おこづかい使用例:ノートや参考文献
苦手な物(事):占い・音ゲー・お土産選び
テニス以外の特技:オセロ・将棋・チェス・囲碁・応急手当て
所有ノート:218冊+α
好きな記念日:5月30日(統計院設立)
行きたい旅行先:ホーチミンで珍しい香草を買いたい
大切な人へのプレゼント:特製乾汁……と言いたい所だが、腕時計かな
大会中の日課:海外代表選手の情報収集、仲良くなった老人と歓談


彼の嗜好でまず挙げるべき点は、特性野菜汁製作すなわち乾汁であろう。これに関しては詳細は項目を見て欲しいが、苦手科目が家庭科で料理が出来ないにもかかわらず、部員に半強制的に飲ませているのだから現実にいたらかなりハタ迷惑な奴である。
その他はデータマンらしい趣味だが、データを取るために女子更衣室を覗いて通報された過去がある模様。


【新テニでのパラメータ・スポーツテスト結果】

  • 新テニスの王子様のパラメータ(5段階評価)
パワー:3/5 スピード:2/5 テクニック:4/5
スタミナ:3/5 メンタル:2/5 (合計14)

  • スポーツテスト結果
50m走 7秒05(8/9位)
握力 55㎏(4/9位)
シャトルラン 100回(9/9位)
反復横跳び 53回(9/9位)
背筋 118㎏(7/9位)
上体そらし 64.5cm(4/9位)
長座体前屈 51.8cm(2/9位)
立ち幅跳び 225cm(7/9位)
ハンドボール投げ 36.2m(4/9位)
持久走 4分55秒(8/9位) 

(青学レギュラー9人中)

数字を見る限り、青学レギュラーの中では身体能力に恵まれている方ではないが、体の柔軟性は高い模様。
また青学レギュラーの中では一番高身長で、それを生かしたサーブも得意。

【人物】


青学テニス部の3年生。部ではマネージャー&参謀的存在で、部員の練習メニューや乾汁を作り上げるのも彼の仕事。

いつも眼が透けない大きな眼鏡をかけており、彼の眼鏡を完全に外した状態の素顔が描かれている描写は未だに存在していないが、ただ関東大会の柳戦で目元は描かれており、眼鏡を外すとそれなりに整った顔立ちの模様。

立海大附属中柳蓮二とは幼馴染で幼少期にダブルスを組んだ仲で、関東、全国大会共に対戦し1勝1敗とライバル関係でもある。

また部員の練習メニューを作り上げるだけなく、自身もかなりの努力家で、海堂薫の2倍以上のトレーニングをこなす等、自身のレベルアップにも余念がない。

そんなテニスに関しては真面目で見せ場もある彼だが、テニス以外だと、半ケツ披露したり、焼肉屋でチ●コを焼いたりするネタ要員になる事も。


【本編での活躍・プレイスタイル】


試合ではシングルス・ダブルスどちらもこなすが、海堂薫曰く、『紛れもないシングルスプレイヤー』らしい。

テニヌプレイヤーの多い青学レギュラーの中では比較的テニス寄りのプレイスタイルで、相手のテニスの情報を集め、それを元に、そこから動きを予測して対応するデータテニスが基本的なスタイル。
だがデータが通用しないいざという時(作中で描かれたのは関東大会決勝の柳戦のみだが)はデータと眼鏡を捨てる野生的なスタイルへと変貌する。

初期(リョーマ入学前)は手塚不二に次ぐ青学のNo3の実力者だったのだが、新入生の越前リョーマと2年生の海堂薫に敗れ、レギュラーの座から陥落してしまう事に。それでも『ここ(青学)もまだまだ強くなるなと』と潔く負けを受け入れ、後輩の成長を喜ぶ器の大きさを見せた。

その為、地区予選と都大会では彼の出番はなく、本格的な出番は関東大会以降になる。それでもリョーマと海堂の二人に敗れてレギュラー落ちした事は本人の中でもかなり堪えたようで、猛特訓し、基礎体力や基礎技術の強化を徹底的に図るのであった。その甲斐もあり、関東大会前の校内ランキング戦では桃城武に完勝し見事レギュラーに復帰する。桃城に勝利後、部内最強である部長の手塚とも試合を行い、敗れこそしたものの途中まで互角に戦っていて他のレギュラーからも感心されていた。

関東大会以降は、青学は手塚、不二、リョーマとタレント揃いでシングルスの層が厚い為、海堂をダブルスに誘い、最初は急造コンビであったが徐々に息が合うようになり、海堂とのダブルスは青学に欠かせないダブルスになっていく。
手塚が関東大会1回戦の氷帝戦で負傷して離脱した為、関東大会はシングルスで出場する事もあり、中でも印象深いのはダブルスで連敗を喫し後がない状態のシングルス3で起死回生の1勝を捥ぎ取った立海大附属中の柳戦であろう(詳しくは後述。)。

全国大会での活躍は団体戦のメンバーとして4試合全てに出場しているが、出場した4試合は全てダブルスで、手塚が復帰して層が厚くなった為か、全国大会でのシングルス出場は叶わなかった。

新テニスの王子様では、U-17日本代表候補選抜合宿に参加し、脱落をかけたタイブレークでは聖ルドルフ学院観月はじめと対戦する予定だったが、自分で作った乾汁を飲んで腹痛を起こしてトイレに籠る羽目になってしまった為、棄権し脱落。その後、崖の上での特訓を経て『革命軍』として2番コートに所属。

その後は1軍のNo.17の三津谷あくとと柳蓮ニの対戦を見学していたが、体力の限界で柳が試合続行不能になり、柳から試合を託され三津谷と対戦する。対戦の描写こそないが乾がNo.17のバッジを取得していた為、三津谷に勝利した模様。その後は柳を担いで中央コートに帰ってきたとき柳にNo.17のバッジを託していた。

最終的に自身はU-17中学生日本代表に選ばれる事は叶わなかったが、サポーターとして柳と共に同行してる。


【必殺技】


  • データテニス

対戦相手の行動を分析し、無駄のない試合を構成する戦術。乾曰く、『どんなにいいショットでも帰ってくる場所さえ分かれば打ち返せない球はない』らしい。初対決の場合、相手のマッチゲームまで分析することもある。

  • 高速サーブ
青学一の長身を生かす事で繰り出される速いサーブ。その後、重りをつけたリストバンドを外すことで速度が格段に上がった『超高速サーブ』を披露。

  • ウォーターフォール
最速212km/mの超高速サーブ。速度は当時の大会新記録だったが、アニメ版のOVAでは氷帝学園の鳳長太郎のネオスカッドサーブにあっさり記録更新されてしまい、『短かったっスね、乾先輩の天下』とリョーマに突っ込まれていた。


【戦績】


  • シングルス

関東大会決勝立海大附属中戦              
シングルス3:            7-6で勝ち〇*1           

  • ダブルス  

関東大会1回戦氷帝学園戦        相方は海堂     
ダブルス1:鳳&宍戸           3-6で負け●   
関東大会準々決勝緑山中戦        相方は海堂  
ダブルス2:高瀬&北村          6-1で勝ち〇     

全国大会2回戦比嘉中戦         相方は海堂
ダブルス1:不知火&新垣         6-3で勝ち〇
全国大会準々決勝氷帝学園戦       相方は海堂
ダブルス2:向日&日吉          7-5で勝ち〇
全国大会準決勝四天宝寺中戦       相方は手塚   
ダブルス1:千歳&財前          6-1で勝ち〇*2     
全国大会決勝戦立海大附属中戦      相方は海堂  
ダブルス2:&切原           棄権負け●*3


モブキャラは割愛する)


非モブキャラ成績
シングルス:1試合:1勝0敗    勝率100%
ダブルス:6試合:4勝2敗     勝率66.6%
合計:7試合:5勝2敗       勝率71.4%


前述の通り、都大会以前はリョーマと海堂に敗れてレギュラー落ちしていた為、公式戦での出番はない。

本格的な出番は関東大会以降となるが、乾が作中一番輝いた場面として印象的なのは、やはり関東大会決勝戦のシングルス3でのかつてのダブルスパートナー兼幼馴染である柳蓮二戦であろう。

ダブルス2敗で迎えて、後がないシングルス3でデータが通用しない格上の柳相手にガムシャラにプレーし、『そして、俺は過去を凌駕する‼』と泥臭いテニスで柳に食らいつく姿は結構かっこよく印象に残ったファンも少なくなかったのではなかろうか?

死に物狂いでボールに食らいつき、試合はタイブレークまで突入していた際、普段はクールで無愛想なリョーマも乾の奮闘はしっかり感じとっていたのか、大声で『頑張れ‼乾先輩っ‼』と叫んだ姿はリョーマが熱い一面もしっかり持っている事を証明したシーンでもある。

タイブレークの死闘の末、シングルス3で乾は柳に勝利して青学は立海に一矢報いる事に成功する。
山吹中を下し関東ベスト4に進出した不動峰ですら、当たり前のようにストレート勝ちして赤子扱いする程の無双ぶりを見せた立海大附属中から、作中最初に白星を捥ぎ取ったのは実はこの乾なのである。

その後は、シングルス2の切原戦で不二、シングルス1の真田戦でリョーマが勝利した事で、青学は立海大にダブルスで連敗を喫するものの、シングルスでの怒涛の3タテの逆転で関東大会優勝を飾るのであった。

全国大会は前述の通り、4試合ともダブルスで出場し3試合は海堂と組む。
決勝戦では再び柳と今度はダブルスで戦うが、試合は切原にボコボコにされて棄権負けを余儀なくされてしまう結果になってしまうが、それ以外の全国大会で海堂と組んだ試合である比嘉中戦と氷帝戦は堅実に勝利している。
準決勝の四天宝寺戦は作中手塚が唯一ダブルスで出場した試合で、手塚のパートナーを任せられるが、試合内容は実質手塚VS千歳のシングルスだったので特にこれという活躍はなかった。



【ミュージカル俳優】


1stSeasonでは
青山草太(初代)、荒木宏文(2代目)、中山麻聖(3代目)、高橋優太(4代目)、新井裕介(5代目)
2ndSeasonでは
輝馬(6代目)、稲垣成弥(7代目)
3rdSeason以降は
田中涼星(8代目)、加藤将(9代目)、竹ノ内大輔(10代目)、塩田一期(11代目)
が演じている。


【余談】

  • 乾を演じた津田氏は2020年に放送された朝の連続テレビ小説『エール』において、字は違うが同じ読みである「犬井」という人物を演じている。
  • TCG「テニスの王子様ThePrinceofTennis」では「乾巨大化」という謎のカードがある。謎のジュースを飲み干した乾が大きくなるという意味不明過ぎるシチュエーションのカードである。巨大化後の乾が笑顔なのもシュール。


追記・修正は過去を凌駕する‼

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  • 6月生まれ
  • 6月3日生まれ
  • ふたご座
  • 眼鏡
最終更新:2025年02月09日 15:01

*1 タイブレークの結果は31-29。

*2 乾と財前は蚊帳の外で、実態は手塚VS千歳のシングルスに限りなく近い。

*3 スコアは1-5時で乾がプレイ続行不能となった為、棄権負け。